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犬・猫・ペットの治療と予防│リリー動物病院

院長コラム

おはようございます。

これでもか!?っていうくらい湿気が多いですね・・。
湿気(湿邪;しつじゃ)は、消化器病やてんかん患者さん、そして関節の病気の子を悪化させることがあります。お家でのお灸は本当に大事です。

写真のももちゃんは、17歳。
お家でお灸をする前は、湿気の影響を受けて下痢になったり食欲も落ちたり・・歯をカクカク!!という音をさせるお顔の発作が起きていました。
今はたま~・・・にありますが、以前と比べるとかなり減りました😉👍🏻

ももちゃん

ももちゃんのお母さんは、ももちゃんをとっても愛してらして、おしっこをトイレでしただけで、「ももちゃん、偉いね~・・。おりこうさんだね~!」と褒められます。良いうんこをした時も「ももちゃん、偉いね~・・。今日は良いうんこをしたね~!」とまた褒められます。ご飯を完食した後も「ももちゃん、偉いね~・・。今日も全部食べられたね~。」と褒められます。

その話を聞いて私は、「世の中のすべてのお父さんとお母さんが、もちゃんのお母さんみたいに我が子を褒めていれば、みんな自己肯定感の強い、自分の足で立って歩ける素敵な大人になれるのにね~・・。」というと「ホントにね~・・。」と共感して下さいます。

いろんなニュースを見る度に、「動物にも人にも優しい世界になってくれれば・・。」と思いますね~。

2023年 9月 15日 掲載

おはようございます。
先日の終戦記念日に、いつもの8人のシェア会の仲間と、リモートでオンラインの瞑想会をしました。

おそらく私達の代が第二次世界大戦の最後の戦争経験者の娘(や息子)だろうと思います。
今は亡き私の父も、小学6年生で「少年兵」として満州(今の中国)に送られて命からがら二年後に帰国しました(「満蒙開拓義勇軍」と言います)。
父は心に傷を負ったまま大人になり、「満州で地獄の体験をしたから、転んでもただでは起きないぞ!」と強い意志の元、仕事は頑張りましたが、いつもピリピリしていたので、私にとってとても居心地の悪い家でした。
そして長男が生まれた時、実家に帰りましたが、とにかくお腹が空くと大声で泣く元気な赤ちゃんだった為、「赤ん坊を泣かすな😡❕❕」と怒鳴られました。
それで私は益々父の事が嫌いになりました😡👊🏻❕

後で知りました・・・。
終戦を迎えて満州から帰国する時、中国人やロシア兵に見つからないように、とにかく息をひそめて集団になって歩き続けたそうなのですが、赤ちゃんが泣くと彼らに見つかってしまい皆殺しにされるため、我が子を殺さなくてはならない場面が多々あったそうでした。
若い夫婦が中二の父に「どうしても自分たちではこの子を殺せない。どうかこの子を川に沈めて殺して欲しい。」と頼んだそうでした。
父はその場面がどうしても忘れられなくて、何十年経っても夜中にうなされていたそうでした。
なので、長男の鳴き声に反応してしまって、私の事を怒鳴ったんですね・・。
父にとって赤ちゃんの泣き声は「トラウマ」だったのでした。

そしてこの事も、先日の8人のシェア会の瞑想会で知りました。
「アンパンマンのマーチ」は、実は作者のやなせたかし氏が、特攻隊として亡くなったお兄さんに捧げる歌だったんですね・・。
いつだったか終戦記念日に薬師丸ひろ子さんが特攻隊の兵隊さんを送る為の「食堂のおかみさん」役のドラマを見ました。その影響もあってか、12年前に「知覧特攻平和会館」に行きました。
十代、二十代の若き兵隊さん達が「自分がアメリカ兵の飛行機に突撃すれば、家族も国民も幸せになれる!」と信じて行きの燃料だけ入れた飛行機で突撃して、実に多くの命を落としたんですね・・。
その記念館で、彼らが残した家族に宛てた手紙を見て、このラインでは伝えられない何とも言えない気持ちになりました。
やはり私達は、子供や孫達を戦場に送ってはいけないのです!

コロナウイルスというとんでもない病気が流行り、次には「生物兵器」ともいわれる?!コロナのワクチンが出来上がり、ロシアとウクライナの戦争も終わらず(諸外国ではずっと戦争は起きてましたが)、若い人達や弱い動物達を守る為に、こんな私に何が出来るのか・・?!といつも問いかけながら生活をしています。

朝からディープな話題ですみませんでした。
これを読んで頂いてちょっと気になられたら、YouTubeで「アンパンマンのマーチ カバー 黒木祐樹」で検索して、この歌をお聴きになってみてくださいね。

これからも「平和で愛に満ちた世界でありますよう」・・祈るのみです🙏🏻✨

2023年 8月 22日 掲載

おはようございます。

今日はちょっと早く出て、仕事の前に喫茶店でコーヒーを飲みながら書きました。

家を出る前に、駐車場で会った立派な車の若い男性に笑顔で挨拶をしたら、無視されて・・いや~な思い😥をしましたが、その後この喫茶店の入り口のツバメ
の巣を発見して・・なんだかほっこり😌しました。

自分の気持ちって、外側から来るものに影響されてしまいますが、「とにかく笑えれば・・最後に笑えれば・・。」ということで、ウスフルズの「笑えれば♪」とい
う歌を聴いて、いつも元気をもらっています。(「ええねん♪」もお勧めです)

今日も良い一日を~😉👍🏻

2023年 7月 20日 掲載

皆様おはようございます!
ほぼ毎日曇天か雨で、梅雨らしくなってきましたね。
私は、「この世に一つだけの花ですが何か?!」という女性10人ほどの会に属しています。
それは、起こった事に対してどう思うか?!ということをお互いシェアすることによって、自分を見直す会です。
誰もが被害者意識や幼少期からの親との関係で怒りや悲しみを抱えたりして、実はそれらは思い込みに過ぎなかったんだということを知って、みんなで少しずつ前進したりしています。人生いつまでも勉強ですね😊。
最近は忙しくてなかなか出席できてませんが、前回そこで「私は忙しさを捨てる!」と宣言しました。
が、なかなか現実はそうもいかず・・。ですね。

18日に、私の今の鍼灸治療に対する考え方や技術の元になった勉強会を主催し、それは何とか終わりましたが、今度は、私が講師を務めさせて頂く7月6日の東京でのセミナーの準備に追われています。

今まで自分の病院で開いたセミナーは大体1時間半くらいのものでした。
「45分の枠で一体何をお伝えできるのか・・・。」「いろんな方々がお聞きになっていてちゃんとお伝えすることができるのか?!」とそんな思いを抱えこみつつ、阿久比の副院長に手伝ってもらって、やっとパワポが完成しました。やっと・・。です。

でも、そのパワポが重すぎるのか、昨夜担当者さんに何度メールしても送信できなくて・・・今、名古屋の病院のスタッフに原因を調べて貰っています。
本当にそう・・。誰もが一人で生きているわけではなく・・・いろいろな場面で沢山の方々に助けられて今があるんですよね・・。感謝感謝です☺️👏🏻💓
それでは皆様、良い1日を~🥺

東京でのセミナーの準備

東京でのセミナーの準備

2023年 6月 29日 掲載

皆さまこんばんは! 夜分遅くに申し訳ありません。

しばしご無沙汰しておりました。 

梅雨に入りましたが、皆さまも動物さん達も梅雨の湿邪(しつじゃ;湿気のこと)に負けずにお元気でいらっしゃいましたか?!

去る18日(日)に、名古屋栄のガスビルで、私が17年前からやっております鍼灸治療の基になった「温雪楓先生の教えを伝承する勉強会」がありました。
 

温雪楓先生の教えを伝承する勉強会

この「温雪楓先生の学びを伝承する勉強会」は、実は20年前からありました。

ですが、ある理由から6年前になくなってしまい、不思議な事に「工藤先生、この後この勉強会を立ち上げてくれないかな~・・。僕たちも協力するから・・。」と、学院の二人の先生からお声掛け頂いて、その勉強会を立ち上げて今に至っています。

今日までその勉強会の準備と進行役として一生懸命務めさせて参りましたが、よく考えると元々天然でぼ~っとすることが好きな私には、不向きだと思ってました。が、何とか4回目の「温雪楓(おんせっぷう)中医学研究会」を無事終えることが出来ました。

今回からオンラインで受講でき、またこの日に都合の合わない方の為にアーカイブ配信もされることになりました。
 

実は7月6日に私が担当する中医学のセミナーを控えてましたので、このセミナーの準備等少し大変だったのですが、何よりも遠方から御足を運んで下さる国分龍彦先生と学院校長の山内健志先生に感謝すると共に、受講生の先生方の熱心なお姿を見ると、やはり「やって良かったな~!!」と思いました。

受講された先生方は、今回学ばれた事を持ち帰られて、病気の動物さん達に還元されることだと思います。

そういう私もぼ~っとしてないで、動物さん達がより良い状態になるよう、今回の学びを活かしていきたいと思っています。

雨が降らない日は曇天が続きますが、明日も心晴れやかに笑顔で行きたいと思います。

「いい事が起こるから笑うんじゃなくて、笑うからいい事が起こる😉👍🏻🎶」っていつも思います。

遅い時間に申し訳ありませんでした。

明日も動物さんと皆様にとって、素敵な一日になりますように~☺️💖

おやすみなさい✨
 

温雪楓先生の教えを伝承する勉強会

2023年 6月 24日 掲載

当院、院長が学んできた『温雪楓先生のセミナー』が、6/18(日)にあります。

臨床家の為の中医学セミナーです。ご興味のある方は直接Peatixからお申し込み下さい。

https://itcvm20230618.peatix.com/view

温雪楓先生のセミナー

2023年 6月 15日 掲載

当院院長工藤が東京で、「お灸と推掌(すいな)のセミナー」をさせて頂きます。
場所は東京ですが、オンラインでの受講(アーカイブ配信あり)も可能ですので、よろしかったら是非どうぞ😊❗️

《目指せキラキラ20歳!獣医中医師による東洋医学セミナー》

★お灸と推拿(すいな)で、この夏を乗り切ろう~!
いつも元気でいてくれる為に私達が出来る事
★中医学の学び方~健康は薬箱の中にはない~

日時:2023年7月6日14時30分~16時45分予定
場所:ふれあい貸し会議室秋葉原No.51(東京都千代田区神田松永町7ヤマリビル801)

講師:
山内健志(日本獣医中医薬学院学院長 酪農学園大学特任教授)
工藤ゆり子(リリー動物病院 東洋医学クリニック)
兼子祥紀(東大和獣医科病院)

定員:会場22名 オンライン50名
チケット:会場、オンラインとも6600円 後日アーカイブ視聴可能
 
薬膳百香さんより、ノベルティのお渡しがあります。

お申込みは、以下
https://itcvm20230706.peatix.com/event/3611035/view?utm_campaign=pod-11765767&utm_medium=email&utm_source=follow-organizer&utm_content=15972512&dlvid=4e8f919c-d42c-408a-b8c3-d1d968a68310&sltid=0
または、画像QRコード、
チケットサイトPeatixから日本獣医中医薬学院、をご検索下さい。

2023年 6月 12日 掲載

皆さまこんにちは!
来たる6月18日(日)、午後1時から4時までの間、名古屋栄ガスビル5階キングルームにて、『温雪楓中医学研究会』を開催いたします。

私が今こうして中医学(鍼灸・漢方薬・推拿;すいな)をさせて頂いているのも、本を正せば師匠の山内健志先生(日本獣医中医薬学院学院長)が、28年前に温雪楓(おんせっぷう)先生に出逢って、温雪楓先生から直接中医学を習われたところから始まっています。
温雪楓先生は、20数年前にお亡くなりになりましたが、この勉強会は温雪楓先生の教えを伝承する会です。
今回は愛弟子である山内健志先生と国分龍彦先生(日本獣医中医薬学院最高顧問)のお二人の座学の後、二人の患者さまをお二人の先生のご指示の元で治療していきながら、受講生の皆様で脉の変化を診ることができます。

座学の内容は
●温中医学の精華(眼診、虹膜診断を中心に、脉診、舌診)について・・国分龍彦先生
●温先生の刺針法の原点を求めて(古代針法からテクニック針法まで)
です。

今回から会場参加のみならず、オンライン参加、そしてアーカイブ配信も行います。
セミナーまでひと月を切りましたが、まだ若干の空席がございます。
皆様、どうぞ良い機会ですので、ご参加くださいませ。
尚、受講生対象は、医師、鍼灸師、獣医師、看護師、他医療従事者です。

●お申込みを含めた詳細については、日本獣医中医薬学院のホームページ『セミナー開催情報』をご覧ください。

URLはこちらです⇒【日本獣医中医薬学院】『温雪楓中医学研究会 温中医学セミナー(2023/6/18)』(会場/オンライン※アーカイブ視聴のみも可) | Peatix
 
温雪楓中医学研究会開催のご案内

2023年 5月 28日 掲載

こんにちは!
先日配信させて頂いた通り、「棒灸の火消しツボが短かった為」にご不便をお掛けした皆さま、大変申し訳ありませんでした。
改めてここで謝罪させて頂きますm(_ _)m。

その後仕入れ先に電話をして、火消しツボの短いタイプの棒灸(写真1の左)を全部返品して、最近新しく出来上がった棒灸(写真1の真ん中)をお渡しできるようにしました。
今現在写真左の「短い火消しツボ」をお使いになっている飼い主さまは、誠に申し訳ありませんが、先日私がお伝えしたようにお手間が掛かりますが、宜しければお仏壇の線香を消す灰をご使用して頂いて、安心安全に使って頂けたらと思います。

ただ、棒灸に関してですが、一つだけ良い事があります!
左端と真ん中の新しいタイプの棒灸には、右端の10年以上お出ししていた棒灸には付いてなかった、体に当てる部分に「お灸の灰落ち防止用の網」がついていることです。

どの方もお忙しい中で、大事な子の為にお灸の時間を作って下さっているわけですが、お一人でお灸をしている時、動物さんが「熱いよ〜。」のサインで、ごそごそしてたりすると「何言ってんの!? 飽きたの?! ほらっ、ごそごそしないでちゃんと大人しくして!!」と、そのまま続けてお灸されたりして、火傷を負った動物さんを何頭か見ているんですね・・。
網が貼ってあるからと言って、絶対火傷をしないわけではないかも知れませんが、火傷をしても網がないよりは少し軽くなると思います。
特に煙が出ないタイプの炭灸(すみきゅう)は、落ちた灰にまだ火がついていることが多く、その灰に触れるだけで火傷をしてしまう事が考えられます。(炭灸に関しては、お灸の途中で灰を何度も落として頂くよう、飼い主さまにお願いしてますので、今のところ火傷のご報告はありませんが・・。)
ですので、網がある分ある程度は火傷の予防になると思います。

お灸はぬる過ぎたら効果が落ちますし、熱すぎたら火傷を負います。
動物さんは、熱くても熱いと言えません。
お灸の下に敷く赤い布は、火傷予防と共に遠赤外線効果を狙ってお出ししています。
お灸の最中は、棒灸の下の赤い布の下に手を差し入れて、直接動物さんの皮膚に触れて温度が適切かどうか必ずご確認してください。

以上、大事な動物さんの為に、よろしくお願い致します。

棒灸について

棒灸について

棒灸について

2023年 5月 13日 掲載

苺ちゃん

写真の猫ちゃん(苺ちゃん🍓)は、幼猫の時にある手術をしてから、その後遺症でてんかん発作と認知機能の低下と全盲になってしまいました。

お母さんの絶え間ない努力で、無表情だった苺ちゃんが、今はお母さんに甘えてすり寄ってきたり感情を出せるようになって、かなり改善してきました。

ほぼ毎回お母さんがおっしゃる言葉があります。
「もう~、何やっても可愛い🥰💓✨って・・。

こうやって誰もが子供を育てていけば、自己肯定感のある素敵な大人になるんですけどね・・。

子育てだとどうしても変な欲が出てしまって、子供に条件ばっかりつけてしまう親が多いんですね。(私の親もそうでした。途中からですが。)
私の尊敬する京都の医師堀田忠弘先生は、ご自身の臨床経験からいつもこうおっしゃってます。

「あらゆる病気はいろいろな原因があるからそれを取り除かなくてはならない。精神的な要因は結構大きい。特に親との関係!」「人生の8割は親のお陰。親から学びきれないと自立できない。親からの学びを終えた時に自立した人になる」と・・。

親の言動を受け入れそこから親に合わせて生きていくか反発して生きていくのか・・いずれにせよ育ててくれた親の影響はとても大きいということですね。
いろんな事件をみる度にそんな事を考えます。

自己肯定感がないのは、全て親のせいというのではなく、そういう親に育てられたのなら、自分で何とかするしかないのですね。
ですが、苺ちゃんを治療する度に、「こういう風に子育てされれば、きっと自己肯定感のある素敵な大人になれるのにな~・・。」と思います。

苺ちゃんの娘さんですか?! もちろん苺ちゃんみたいに育てられたので、素敵な娘さんですよ~☺️👍🏻🎶

今日も中医学の話でなくて、ごめんなさいです。

2023年 5月 12日 掲載