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院長コラム

仕事柄、私は朝病院に入ると、帰宅は夜になるので、季節感を感じる場面が非常に少ないです。
ですので、阿久比で開業して以来22年間、殆ど陽の当たらない所におりました。
それでも自宅からの通勤時には、春の朝はキジの声、夏はセミの声、そして秋の夜は虫の声を聞き・・・、それなりに季節感はありました。

名古屋の病院で開業してふた月弱ですが、病院に泊まる日は、全く外に出ないので、尚更陽を浴びる機会が減りました。
それで最近は、朝日を浴びながら、‟練功”(れんこう)をすることにしました。

‟練功”は、日本獣医中医薬学院を卒業した後、二年前に研究科で推拿(すいな;体表面を推したり摩ったりして病気の治療をする方法)と同時に学んだ気功の一種です。

身体を揺すったり、決められたポーズや体操をすることにより、①体力を増強し、②胃腸運動を調節し、③呼吸も調節し、そして④意念(精神意識)の調節を可能にします。

朝、仕事前に30分間、‟練功”をすることで、上の4つの効果を得られ、私自身の気が上がるのを感じます。(最近は足腰の冷えも感じにくくなりました!)
そして‟練功”をした日は、鍼灸の治療をしていても、疲れ難くなり、よりスムーズに治療することが出来ています。

練功

朝、病院の駐車場で通勤の方を見送りつつ、一人で‟練功”をしています。
「おはようございま~す。今日も元気で過ごしてさいね!」と言いたい気持ちを抑ています(笑)。

‟練功”と共に最近やっている事があります!
それは手の‟労宮”のツボに太陽の光を充てることです。
中医学的な考え方で自然界の万物の本質は‟気”と捉えるのですが、陽(陽気)と陰(陰気)はお互いに統一したり対立したりしながら、バランスを取っていると言われています。(陰陽五行論)

労宮

阿久比の病院で‟練功”の前に、‟労宮”に太陽の光を充てているところです。
太陽の陽気をふんだんに労宮から取り入れ、地球の気・宇宙の気も取り入れると、心と身体のエネルギーが上がるのを実感します。

ですので、私の様に‟陽気”の少ない生活を長い間していると、陽が不足し寒がりになります(陽虚)。それで、最近は毎朝‟練功”の前に、‟労宮”にたくさんの陽を浴びさせて、身体の中に陽気を入れるようにしています。
お陰さまで最近は体調がすこぶる良いです。
これらは本当にお勧めです!

名古屋の病院に来院してくれた三輪ブン太ちゃん

先日、名古屋の病院に来院してくれた三輪ブン太ちゃん。
ハロウィンのお洋服姿がとても可愛かったので一枚お願いしたところ、ちゃんとカメラ目線になってくれました!

2016年 11月 16日 掲載

学院(日本獣医中医薬学院)に入学して以来・・・って考えると、実に私はこの3年間で月に2回以上は、セミナーの為に新幹線に乗って移動していることになります。
そうすると、いつの間にか『人間ウオッチング』が癖になるんですね!
電車に乗りながらその方のお顔つきから姿勢まで、ついつい見てしまいます。
「この人幸せかしら?!健康状態はどうなんだろう?!」なんてね(笑)。

とは言え一番気になるのは、やはり親子の会話ですね。
この間の日曜日も東京でのセミナーの帰り、いよいよ名古屋に着くと言う時に、ドアの前にいらした母娘さんの会話がとても気になりました。
小学3年生くらいの女の子と1年生くらいの男の子を連れたお母さん。その女の子が「お母さん、東京都の都は何で〝都″なのか知ってる〜?! ‟都″の意味はこうで、京都府の‟府″の意味はこうなんだよ!」と一生懸命お話するんですが、お母さんは疲れているのか、もろ面倒くさそうに頷いたり頷かなかったり・・・。
それがまぁ、その女の子、本当に詳しくて大人の私もビックリするくらいでした。
思わず私の方が「凄いね~!おばちゃん知らんかったわ~!あなた偉いわねぇ~!」って言ってあげたかったですよ。(その子にドン引きされるのが怖くて、言えませんでしたが。)

女の子は母親の反応に慣れてるのか、素知らぬ顔をして「あっ、居た居た〜〜!おばあちゃんだぁ!」と、名古屋に着いた途端ホームで待つおばあちゃんらしきご婦人を見て、歓喜を上げました。
そして新幹線を降りて、おばあちゃんに近づいて行ったところ、おばあちゃんは携帯電話でお話し中であり、先に抱きついたその子の弟とハグしてて、またまた女の子の事は無視されてましたっけ・・・。

たまたまなのかも知れないけど、「あの子は、みんなの気持ちを惹く為に、これからも勉強に励むのかしら・・。」ってな事を勝手に考えて、何だか居たたまれない気持ちになりました。

はぁ~、ああ~・・・。
「そもそもお母さん、疲れてるかも知れないけど、もう少し娘の話を聞いてあげなよ!!」 「後で大変な事が起きてからじゃないと分かんないのかねぇ・・・。」と思ってしまいましたね。(大きなお世話でしょうが・・。)

とは言え・・・私とて、長年仕事中心で生きてきて、息子達には随分淋しい思いをさせたでしょうから、偉そうな事は言えないんですけどね。

ただ・・・毎日耳を塞ぎたくなるような事件が起きていて、その背景にはもちろん「親の育て方が悪い。」だけでは片付けられないフクザツな事が考えられるのでしょうが、「自分や他人を否定せずに思いやりのある人間に育つには、幼少期の時から『私はいつも親に愛されてる。(親がいなければ親以外の人でも)』という実感を持てる様に育ったかどうかって、結構大きいんじゃないか!?」って思いますね~。 

ホント、若いお父さんお母さんに言いたいです。
「過保護にしなくて良いから、きちんと子供を見てあげて!そしてきちんと受け入れていっぱいハグしてあげて!!」って。

子育てが終わりかけてて、もうハグもさせてもらえない、うるさいおばはんの独り言でした。

二人の小さな男の子を連れてらっしゃる若いお母さん

本文と写真は無関係です。
私もそうだったので、お母さんが独りでお子さんを連れてる姿を見ると、つい応援したくなります。
先日の移動時も、二人の小さな男の子を連れてらっしゃる若いお母さんがいらしたので、つい、「大変でしょうけど、終わったってしまうとホント淋しいもんですよ!今を楽しんで下さいね!」と言ってしまいました。

お昼のミーティング

お昼のミーティングの時に、いきなりパチリ!
「やだ、先生、ほら~!! また私達の事撮ってるよ~・・・。」

闘いの後

『闘いの後』で・・・。
飼い主さまから頂き物をして、それが何種類かあるとじゃんけんかくじ引きで勝った者から選びます。 みんな笑っていても眼は真剣です!(半分冗談です(笑)。)
この場をお借りして、言わせて頂きますね!いつもお心遣い頂きまして、誠にありがとうございますm(_ _)m。

2016年 7月 28日 掲載

前回のコラムで書きました様に、たまたま一昨年から私は獣医師会の有志で結成される活動(『学校動物ふれあい学級』)のお手伝いをすることになりました。
そして、会長(前田先生)からの要請もありましたので、あと数年間はこの活動をしていこうと思います。

この活動は少し日給が出るにせよ、殆どボランティアみたいなものです。 ですが、「決してこの活動が嫌いじゃないんだな~!」と思うところがあります。 と言うより「むしろ好きなんじゃないか?!」って思います。

確かに忙しい時は少々面倒に感じる時もありますが、「一体私はこの活動の何が好きなんだろう・・・?」って考えた時、「やっぱり兎を初めて抱く子供たちの嬉しそうな顔を見るのが楽しいからじゃないかな~!」って思うんですね。(兎さんには「ちょっとの間、我慢してね!ごめんね!」って感じですが・・。)
子供たちは口々に「わぁ~・・。あったか~い!」「可愛い~!」って感激したり、自分たちより小さくて弱い存在の兎をとても大切に扱ってくれます。おそらく『命』って温かいんだな~・・・。と肌で感じてくれてるんでしょうね。

一旦兎を抱っこしてもらった後、二股の聴診器で兎の心臓の音を聴いてもらいます。

一旦兎を抱っこしてもらった後、二股の聴診器で兎の心臓の音を聴いてもらいます。
聴いている生徒も順番待ちの生徒も真剣です!

たかが5回の経験ですが、行く度にいろんな事を感じます。
「早くこっちによこせ!」と目の前で喧嘩されて困ったり(苦笑)、ある子からは突然「ね~!先生~、お母さんに犬飼って!って言ったら、ダメ!って言うんだよね。私本当に犬飼いたいのに・・・。」と訴えられたり・・・。
そして「多くの子供たちは動物のこと、好きなんだな~・・。」と毎回感じます。

兎を抱いてるところ

こうやってバスタオルを生徒の膝の上に置いて兎に乗ってもらいます。
そして生徒が兎を優しく撫でた後、心臓の音を聴いて、次の番の生徒の膝に私達が移動させます。
この兎はこの学校から要請があり、前田先生が稲沢から連れて来た子です。
終始じっとしてくれて協力してくれました。本当にありがとうね!って感じでした。

もし、子育て中のお父さんやお母さんがこのコラムを読んで下さっているのでしたら、お子様の為にも動物を飼うこと(可能なら室内で)をお勧めします。

『動物は確実に子供の心を育てます!
我が子に優しい人間になって欲しいと思うのでしたら、動物を飼って下さい!』

動物を育てる事によって、動物や人に対して優しさやいたわりの心が育ちます。
動物の死と向き合うのはとても辛いことですが、失った時にその子たちがどれだけの愛を私達にくれていたかという事を認識します。そして命には限りがあるのだということを知ります。
それだけ私達にとって動物たちは大きな存在なんですね・・・。

新入りうさぎさんたち

『学校動物ふれあい教室』の後で、この日稲沢から来た兎をもともといる兎と同じ飼育小屋に入れました。
‶初めてのご対面!!”で、お互い意識して牽制しあってましたが、今は仲良くしているようです。
「男の子と女の子だから、もし赤ちゃんが出来たらみんなで育てよう!」と校長先生がおっしゃったら、全員とっても喜んでました!

誰もが気ぜわしく余裕のない日々を送っている昨今、この活動を通して少しでも人と動物の橋渡しをすることが出来たら嬉しいです。そしてこれを機に、子供達が学校の兎をよく見てくれるようになったり、学校にいる兎たちも、今以上に大切にしてもらえたら、兎も「あ~・・。この学校に来て良かったなぁ~!」って思ってくれるんじゃないかって思います。

『兎さん!本当にありがとう~!!』ですね。

2016年 6月 27日 掲載

私は開業して22年になりますが、当初から『愛知県獣医師会知多半島分会』(知多半島で開業している愛知県獣医師会に所属する獣医師の集まり)という組織に所属していました。
ですが、鍼灸セミナーの殆どが日曜日だった事もあり、年に一度の総会すら出席できなかったので、長い間ただの幽霊会員でした。
それが3年ほど前から、「役員を持ち回り制にしょう!」と言う事になり、今まで何の役にも就いてなかった私でしたが、たまたま一昨年『学校動物ふれあい教室』の補佐役になったのが、この活動と関わるきっかけでした。(『学校動物ふれあい教室』は、前回のコラムでお伝えした通り、「我々獣医師会員が行う地元の小学校での授業を通して、学校飼育動物と子供達がもっと身近でいい関係が保てるようにしよう!」と言う主旨の元、愛知県の獣医師数名で発足した会です。)

それで、一昨年・去年と『学校動物ふれあい教室』を開く為に遠路はるばる稲沢から来て下さる前田先生のお手伝いをしました。
補佐としての私達の仕事は、前田先生が生徒たちに兎についての授業をした後、一人の獣医が生徒10人を担当して、一人一人に兎を抱かせてなでさせたり、二股の聴診器で自分の心臓と兎の心臓の鼓動の違いを体感してもらうことです。

ふれあい教室の準備会

3月のある日曜日を使って、『学校動物ふれあい教室』の主要メンバーと各獣医師会の補佐担当者とで準備会。
「要請のあった愛知県中の小学校に誰が行くのか、兎が足りない時は誰が運ぶのか・・・。」という話し合いだけで、実に3時間以上掛かります。

そもそも私は、‟意味が分からないけど役割だから割り切ってやる!!と言うことができない性格”なので、初めて『学校動物ふれあい教室』の事前打ち合わせの為にある小学校に行った時、初対面の前田先生に少し時間を取って頂き、その活動の主旨をお伺いしました。

その主旨は前回のコラムでお伝えした通りです。その時前田先生と交わした会話は以下の通りでした。
「今までずっと小学校のうさぎさんを診て来て、「何で兎なの?!」っていつも疑問だったんです。もともと兎は外敵だらけの所で生活してますから、自分の身を守る為に神経質にならざるを得なかったわけですよね!? だから普通に家で飼われてる兎も、とても賢くて神経質ですよね。
そんな神経質な兎を家ではなくて学校で飼うだなんて、兎にとってとっても迷惑な話じゃないですか?! もっと人馴れしていてフレンドリーな保護犬なんかを学校で飼っちゃあダメなんですか?!」と私・・。(保護犬とは、人間の身勝手で飼えなくなってしまって捨てられて保護された犬のことです。)
すると「でもね~、子供たちの中には動物に触った事が一回もない子だっているんだよね! そういう子達が怖がらずに触る事が出来て、学校で飼いやすい動物って言ったら、見かけと大きさからしても兎が一番妥当だってことになるんだよ。人に対してもあんまり攻撃的じゃないしね~・・。だから随分昔から子供達の為にちょっと我慢して学校に居てもらってるんだよね。だからこそ我々が兎の飼い方等をに生方にお教えして、兎にとってももっといい環境にしていかなくてはならないんだよね!」と前田先生。

と言う事で、前田先生のお陰で私も納得することができ、二年間前田先生の補佐として、とても有意義な活動をさせて頂く機会に恵まれました。
二年間補佐を勤めましたので、本来なら今春からは他の獣医師会員とバトンタッチして、私は別の役に就くことになっていました。

事前打ち合わせ

『学校動物ふれあい教室』の事前に必ず校長先生や担任の先生方と打ち合わせをします。
ここでは当日の段取りのみならず、兎アレルギーの生徒はいないか?いるとしたらその生徒の親御さんの了承は得られてるか?等についても情報交換をします。

と、ところが3月のとある日、前田先生から一本の電話があり、「単なる授業のお手伝いとか腰掛け程度の一~ニ年の持ち回りじゃなくて、これからは知多半島の小学校の先生方と密に連絡を取りあって、兎の飼い方の相談に応えたりこの活動自体をじっくりやる役を工藤先生にして欲しいんだよね!工藤先生は、この二年間この活動にかなり賛同してくれてたでしょ?!」と半分脅し的な感じで言われました。(でへへ・・。前田先生、正直でゴメンナサイ!)
その時、「げ・・・。どうしよう・・・。私これから名古屋の病院開業の準備もあるしこんな大変そうな役の依頼を受けるんだったら、前田先生にいろんな質問をぶつけないで、黙って大人しくお手伝いだけしとけば良かった・・・。」と思ったのは言うまでもありません。

と言うわけで、結局お引き受けすることになり、その後愛知県の獣医師会館での準備会に出たり、前回同様今年も『学校動物ふれあい教室』を開講する為の打ち合わせ等をさせて頂き、なんと、今年からはその授業もお引き受けするという大役まですることになってしまいました。

学校動物ふれあい教室の練習風景

当日の初授業に備えて、水出先生に聞いてもらいながら、練習しているところです。(水出先生~!いつもありがとう~)

授業風景

私の初授業です。
過去に前田先生達がお作りになったDVDを元にまとめたものを教えたので、結構楽勝でした!・・・と言うより、こうして無事に終わる事ができたのは、打ち合わせの後の前田先生のご指導の賜物と水出先生のお陰なんですね!

ふれあい教室、榊原先生

授業の後の兎とのふれあいの場です。
補佐の榊原先生(こうえいペットクリニック院長)が二股聴診器を使って、兎と生徒の心臓の打つ早さの違いを聴いてもらおうとしているところです。
実際にその違いを知ると、みんな驚きの顔をします。
私達獣医からすると当たり前の様な事でも生徒からすると一つ一つが感動みたいで、毎回私も楽しんでやらせて頂いてます。

2016年 6月 25日 掲載

先日(6月9日)、私は愛知県知多郡南知多町の「大井小学校」を訪ねて、『学校飼育動物ふれあい教室』の授業をして来ました。

そもそも愛知県下の『学校飼育動物ふれあい教室』は、愛知県獣医師会の有志の先生方(豊田市の土屋孝介先生、春日井市の杉本寿彦先生、稲沢市の前田直樹先生等)が10年前に発足したものです。

その活動は『情操教育や命を考える教育の目的で飼育されているはずの学校飼育動物が、有効に利用されないばかりか、場合によっては逆効果になったり、学校の負担になったりしています。そこで、子供達に命の不思議さや動物のかわいらしさに接し、動物の飼育法や扱い方を覚えてもらうことにより、より興味を持って接っしてもらったり、先生方にも楽しく飼育をし教育にも役立ててもらいたい。』と言うのが主旨です。(公益社団法人愛知県獣医師会のHPから抜粋)

地元の開業医としての私の経験では、学校の飼育係の子供達が学校動物の世話を一生懸命しているにも拘わらず、学校側があまり熱心でなかったり、学校動物が病気になった時、先生方がご多忙なので直ぐに病院に連れて来て頂けなかったり・・・といった残念な場面がありました。
もちろんそんな対応をされる先生ばかりではなく、飼育担当の先生方の多くは、ご自身の時間を割かれて病気の兎たちを病院に連れて来て下さっています。
待合室でお待ちになってる間に居眠りされるお姿を見る度に、本当に頭が下がったものです。

とは言え、仮に‶子供達と先生方の間に温度差” があるようでしたら、獣医師が介入させて頂き、『学校飼育動物ふれあい教室』での授業を通して動物の性質や扱い方、そして命の大事さをお伝えしてその温度差を縮めていくのがこの活動の目的の一つになります。

この活動は、10年前に愛知県内で活動され出しましたが、私が所属している知多半島獣医師会が始めたのは、県内で一番遅く、3~4年前だったそうです。
そして申し訳ないことに、私はそういう活動があることすら知りませんでした。(全然意識していなかったのですね。)
たまたま一昨年の5月に、知多半島のある小学校で『学校飼育動物ふれあい教室』を開く為に、稲沢から前田先生が来て下さった際、そのお手伝い役として活動に参加したのが始まりでした。
正直なところ、一昨年と去年は自ら志願したのではなく、知多半島獣医師会の‟単なる役の持ち回り”として「仕方なく」参加したと言うのが本音です。

ですが、我ながら面倒くさい性格だと思いますが(笑)、たかが手伝いとは言え、‶納得できない事はしたくない性格” ですので、一昨年も去年も『学校飼育動物ふれあい教室』が終わった後、稲沢にお帰りになる前田先生をお引き留めしては、この活動の意義等をじっくりお聞きしたり、私なりの質問を前田先生に投げ掛けたりしました。(写真)
後にこの事が、自分で自分の首を絞める事になったとは、その時は想像もつきませんでしたので・・・。(うう・・苦笑・・。)

いつもお読み頂きましてありがとうございます。
続きは次回書かせて頂きますね。
朝晩の清々しさと打って変わって、昼間はう~んとお暑くなりましたね~。
皆さま、そして同居している動物たちもくれぐれもお身体の方、ご自愛下さいね!(^^)!

ふれあい教室

去年の『ふれあい教室』の光景。
前田先生の授業はとてもお上手で、いつも素晴らしいな~!!と思ってつい私も聞き入ってました。

質問コーナー

講義の後での質問コーナー。
みんな目を輝かせていろんな質問をしています。
子供の視点や発想は大人とは全く違うので、びっくりするような質問も出たりします。
(これも去年のものです。)

ふれあい教室

去年の『ふれあい教室』の後で、お茶をご馳走になった時の写真。
その時に今の子供達の現状や飼育動物の様子などをお伺いします。
大井小学校には一昨年、去年、今年と3回続けてお邪魔しています。
ここの校長先生はとっても温かくて笑顔の素敵な先生です。ついファンになってしまいました。

前田先生

去年、『ふれあい教室』の後、この活動の意義と私が長い間学校飼育動物のやり方に対して抱いていた疑問を 前田先生に投げかけて応えて頂いているところです。

2016年 6月 11日 掲載

最近、私は仕事に集中した後、夜は完全に頭を切り替えたいので、ツタヤに行ってDVDを借りたり本を購入したりしています。
DVDも本も自分の知らない知識を教えてくれたり感動させてくれたりします。
でもやっぱり ‟人と逢う!!”という事に勝るものはないように思いますね~。
『どんな時にどんな人と逢うか・・・。』 人との出逢いは生きていく中でとても大きな事なんじゃないかって、最近よく思うんですよね。

先週の日曜日は朝から大阪でセミナーがありました。
ちょうどその日に、小学校5年生の時の担任の先生が北海道からいらっしゃるとの事で、当時受け持って頂いた二つの学年の生徒達や同僚の先生方が集まって、おのおの『ミニ同窓会』を開くことになりました。
セミナーが終わり、大急ぎで帰って来て半田駅についた時には既に一次会が終わってました。
その先生は人気者でしたので、飲み会も三連チャン続くとの事で、「先生はお疲れになって、もうホテルにお帰りになっただろうな~・・・。」と、諦めモードで二次会に行きましたら、そこに先生も来て下さり、40年振りに再会出来ました。

そこで同じテーブルになり、先生から校長をお勤めになっていた時のお話を沢山お伺いできて、とても有意義な時間を過ごす事が出来ました。
「広大な北海道ではモンスターペアレンツなんて、ありえないのでは?!」と思ってましたが、実態はそうではなかったようでした。
でもその先生は、「お宅のお子さんをどう育てたいですか?!勉強が出来るか否かよりも挨拶がちゃんと出来るか。そして一人の人間としてどうか・・・。と言うところを一緒に考えながら育てていきたいと思いませんか?!」と一人一人の親を説得されたとの事。
ややもするとモンスターペアレンツの勢いに押されて保身になりがちな教育現場で、教師としてのご自身の目的(ミッション)を最後まで遂行された先生に感激し、「よっしゃ!私も頑張ろう!!」と思った一日でした。
佐藤良一先生、本当にありがとうございました(^^)!。(教育に関しては一生懸命やってるからこそ、心の病んでしまう先生もいらっしゃるでしょうから、これ以上は語りませんが・・。)

さて、次は・・・先週の土曜日の事です。
今まで、ずっと私が受けるセミナーは獣医学か鍼灸一辺倒でしたが、去年の11月からは、仕事以外のセミナーにも出るようになり、その後2月にあった同じ系列のセミナーで一緒だった方が、土曜日に東京から逢いに来て下さいました。 
彼は仕事をしながら先月から『夢とかロマンとかをお話する会』というのを始めたそうなんですね。それは「100人の人と逢ってお互いの ‟夢、目標、やりたい事”を話しながらお互いの知恵を出し合ったり応援しあったりする」旅なんだそうです。私は6人目との事でした。
病院の診察を3時間ほど見て頂いた後、我らが誇る半田市の童話作家・新美南吉の「南吉記念館」にご案内した後、一緒に飲みに行きました。

普段、家と病院の往復だけで、針を打ちながら飼い主さまからお話をお伺いすることで、少しだけ社会との窓は開いてますが、やはり異業種の方とガッツリお話することはあまりなく・・・とてもいい機会になりました。
私と違う考え方から学ばせて頂いたり、背中を押してもらったり・・・。
私の生きる主軸はこれからも仕事ですが、もっともっと色んな方とお逢いして、見聞を広げていきたいと思います。
佐藤良一先生、岳ちゃん(吉田岳人さん)、この度はありがとうございました(*^^*)!

先生を囲んで

佐藤良一先生を囲んで・・・。
気がついたらみんなオッサンとおばはんになってたけど、誰もが昔の面影のままなんで、やっぱり懐かしかったです。

岳ちゃんと「イェ~イ!!」

岳ちゃんと「イェ~イ!!」 「お互い顔晴ろうね~!!」と再会を約束して別れました。 年の離れた弟が出来た感じです。(なんて言いつつ・・私は頼りない姉ですが。)

2016年 4月 27日 掲載

前回のコラムで「なんて自然は私達人間に寛大なんだろう~!」と書いたばかりでしたが、その後でこんな大きな地震が起きてしまい・・・これだけ科学が進歩していても、大地震に太刀打ちできない人間の無力さを実感しています。
亡くなった方々のご冥福をお祈りすると共に、お怪我された方、避難所にいらっしゃる方々のご快復と一日も早い復興を願って止みません。
早急にできる手段を見つけて、支援させて頂きたいと思います。
病院の方にも『支援金募金箱』を設置しますので、ご協力の程お願い申し上げますm(_ _)m。

さて、病院名を変えてからもう直ぐ2週間になります。
皆様にはご迷惑をお掛けしておりますが、お陰さまで少しずつ落ち着きを取り戻しつつあります。

実は私は小学校一年生の時からどうしてもある仕事に就きたくて、その夢をずっと温めていました。
ところが、高2の時に父の反対に合ってその夢を断念せざるを得なくなり、獣医の大学に進みました。
ですので、大学時代の私は見かけは毎日剣道で汗を流すバリバリ元気な学生でしたが、心の底では暗~い学生生活を送っていました。「果たしてこの道は私の進むべき道だったんだろうか・・。」と思って何度退学しようと思ったか分かりません。

ですが、開業してから思った以上に大変な仕事だと実感しつつもここまで来れたのは、ご来院下さる方々や助けて下さった方々のお陰と共に「私達がやっている事が動物達や飼い主さまのお役に立ってるかも知れない。」という充足感があったからだと思います。
基本的に飽き症で剣道以外何一つとして続けられなかった私が、今日まで獣医を続けて来れたのは、やはりこの仕事が好きだったからなんでしょうね・・。

ところで、前回のコラムでもお書きした通り、看板と病院名を変える構想は、数年前からあったのですが、忙しかった事とタイミングが掴めなかったということもあり、時間ばかりが過ぎていました。

そんな折、名古屋に住んでいる大学時代の友達とお茶をした時「ゆりちゃんさぁ、犬猫に鍼刺すなんてこと、普通の人は知らんよ!そんなん知名度低すぎるわ・・・。そいでもって阿久比でしょ?!名古屋に出てこりゃ~!名古屋に!!」と言われました。(そういうあんただって、結婚するまでは知多市の片田舎に住んでたくせに~・・。と思いましたが・・(笑)。)
それまでの間、名古屋に病院を出すなんて発想はこれっぽっちもなかったのですが、彼女の一言で「よし!名古屋に出よう!!」と決心しました。それは去年の9月のことです。
そしてその流れの中で、「今年分院を名古屋に出すから、そのついでに今の病院のロゴと病院名も一緒に変えよう!」ということになりました。

動物たちに針を打ちながら、飼い主さまのお話をお伺いしていると「‟順風満帆”に見える様で、誰もがいろんなものを抱えながら、生きてるんだな~・・。」と思います。
かく言う私もいろんな事がありました。
でも後で考えると、その時は振り回されているようで、実は無意識のうちに自分でそれを選んでいた事に気づいたんですね・・・。
そうやって考えると、今ある状態は誰のせいでもない、どれも自分が選んだ結果なんだと思ったんです。
そしてそのことに気づいた今だからこそ、「親や伴侶の期待に応える為に生きるのではなく、自分のミッションの為に生きよう!」と思って前に進むことを決断しました。
少し話は飛躍しているかも知れませんが、そういう発想から病院名を変えたり分院を出すことに至りました。

私自身まだまだ未熟者ですし、名古屋に分院を出すことも一抹の不安はありますが、これからも皆様のお役に立てる様、スタッフ共々一層努力していきたいと思いますので、こらからも『リリー動物病院』をよろしくお願い致します。

鍼灸(中医学)を教えて下さった山内先生・西依先生、その他の先生方、そしてこの事(何もかもが自分の選択であること。そして自分のミッションを遂行しつつ自分の人生を生きるべきだということ。)に気づかせて下さった林佐保子さんとジェームス・スキナー氏に心から感謝しています。

お花

3月のある日、突然岡野リーちゃんの飼い主さまが、お花を持って来て下さいました。
ケンが亡くなった事を書いたコラムをお読みになって、来て下さったとの事。
「先生、お久し振り~~!!」と笑顔で入って来られた後で、ケンの事を偲んで下さいつつ、去年11月に亡くなったリーちゃんの事も思い出された様で、お互いにうるうるしながらお話しました。
動物を介してこうして素敵な飼い主さま達とお逢いできるのも、獣医としての醍醐味の一つです。
岡野さん、ありがとうございました。(他にもお花を贈って下さいました飼い主様、本当にありがとうございましたm(_ _)m。)

師温会

3月5日・6日にあった師温会(医師・鍼灸師・獣医師合同の鍼灸勉強会)にて。
いつも熱い山内先生、台の上で治療して頂いているのは岐阜の校條先生です。

師温会

同じく師温会にて。
患者さんの足にお灸してらっしゃるのは、石田とく子先生。とく子先生の耳針は、一瞬?愛情たっぷりの痛みを伴いますが、超々効きます!!

洞雲院にて

毎月一回、母と墓参りに行く洞雲院にてパチリ!
そこに書いてあるお言葉は、いつも納得させられることが多く、その度に「よし!コラムに載せよう!」と思います。
ですが忙しさに取り紛れてそのままになることが多いです・・。
本当に当たり前だと思っていることに感謝ですね。

2016年 4月 21日 掲載

今年も桜が満開になり、心を和ませてくれましたね・・・。
満開の桜を見ると、いつも思います。
「私達はこんなに自然を痛めつけているのに、こうして桜は毎年綺麗に咲いてくれて、
なんて自然は私達人間に寛大なんだろう~。」と。

・・・と思いつつ、自然を破壊させて作った高速道路も新幹線も飛行機も・・しっかり利用させてもらっています。
だからこそ、もっと自然(地球)を大切にしていかなくてはならないんでしょうね・・・。

皆さま、お元気でお過ごしですか?! 1月末から、セミナー等で忙しくしておりまして、しばらくコラムは書けませんでした。
タイトル通り、この4月7日を持ちまして22年間お世話になりました「清水動物病院」の院名を「リリー動物病院」に改名致します。

思い起こせば、飼い主さま(動物達)、先輩獣医の方々、仲間の獣医さん達、鍼灸の先生方、スタッフ、その他多くの方々のお力をお借りして、「清水動物病院」は今日まで来れました。
私一人の力では到底無理でした。この場をお借りして厚くお礼申し上げますm(_ _)m。

実は院名を変えようと思ったのは、二年前でした。
元々「清水」は私の実家の苗字であり、初めて行くセミナーでは、「工藤」ではなく「清水先生!」と呼ばれたりすることもありましたが、「清水動物病院の工藤です。」と言い直すのも面倒だったので、そのままお返事したりしてました。
ですが、「清水動物病院よりも別の名前に変えた方がゆくゆく便利なのでは?!」と、ある日思い立ったのですね。
長年鍼灸治療をしていることもあり、新しい院名に「陰」と「陽」を使いたくて、いろいろな外国語を引っ張り出してきて、候補を4つ出しました。そして最後に「リリー動物病院」も加えて候補を5つに絞りました。
それらを紙に書いて地元の鑑定士の先生にお伺いしたところ、「どれもみんな運のいい名前ですよ!」と言われたのですが、スタッフ達に聞いてみたところ、「外国語の名前はどれも舌を噛みそうで使いづらい。」との事でしたので、「リリー動物病院」になりました。

工藤ゆり子の「ゆり」を取って、「リリー」にしたので、飼い主さまから「やっぱりそうだったんだね!!」と言われると、「何だか私の名前を使うなんて、厚かましいよな~・・。」と気恥ずかしい様な申し訳ない様な気持ちになりますが、この名前でやっていこうと思います。

より一層皆さまのお役に立てる様、一同気持ちを新たに頑張って行きたいと思っております。
これからもどうぞご指導ご鞭撻の程、よろしくお願い申し上げます。

※尚、新しい病院のロゴは「清水動物病院」時代の看板のロゴの作者である長野県の「やぎさん工房」の新井様ご夫妻にお願いして作って頂きました。
開業時にたまたまある方のご厚意もあり今までのロゴを使わせて頂いてましたが、3年前にロゴを変えようと思い立ちまして、ご無理言って作って頂きました。この場をお借りしてお二人に感謝申し上げます。
また、今年の9月(予定)には、名古屋市昭和区に「リリー動物病院分院」として、「鍼灸専門病院」を立ち上げる予定でおります。
今の病院に、鍼灸で通って下さっている動物たちと飼い主さまにご迷惑をお掛けすることになりますが、月曜から土曜日のうちの2日間は今の病院に来るつもりです。
どうぞよろしくお願い申し上げます。

桜

今年も桜をじっくり見れないかも知れないと思い、仕事が終わった後一人で病院近くのアピタの駐車場の桜を見に行きました。
花見客の多い公園とは違って、夜、誰もいない所でしっとりとした桜と対面すると、それだけで仕事の疲れも吹っ飛びます。

桜

先日の日曜日に母と行った洞雲院にて
ものの見事に咲き誇っていました!

リリー動物病院のロゴ

「リリー動物病院のロゴ」です。
ご依頼した時「やぎさん工房」の新井春生さんが「仕事中の横顔の写真を数枚送って!」とおっしゃったので、 私が鍼を打っている写真をお送りしてこのロゴが出来上がりました。
このロゴに恥じない様、心新たに頑張りたいと思います。 (スミマセン!因みに私の方を向いて座っている犬はムサシです。(^^)!)

2016年 4月 06日 掲載

梅が本格的に咲き出しましたね~・・・。

ケンがいなくなって、もうすぐ2週間になります。
大切な動物を亡くした方々の悲しみと同様・・・やはり私もケンを思い出しては時折涙が出ます。
ムサシの時もそうでしたが、「時間が薬」とは良く言ったもので、まだまだ時間は掛かるんだろうな~と思います。 ただ、少し救われるのは、集中すべき仕事があることと、リリーという犬が来てくれた事でしょうか・・・。それらがあるのでかなり気が紛れます。

ところで、ケンの思い出はいろいろありますが、7年ほど前にアニマルコミュニケーション(動物と会話)をされているローレン・マッコール先生が南知多にお見えになると聞いて、ケンの本音を知りたくて、先生が滞在なさっていたホテルを訪ねた事がありました。

ムサシは結構単純な性格で喜怒哀楽もはっきりしていて、当時の生活にそこそこ満足してるだろうと思ってました。
でも、「ケンはどうなんだろう・・・??何とな~く毎日楽しそうじゃないよな~・・・。」って思ってたんですね!
息子達が学校から帰るのは夕方。私は夜遅くまで仕事でしたので、とにかく夕方までずっと留守番だったんです。 
それで「ケンは本当に我が家に来て幸せなんだろうか?!今の生活は楽しいんだろうか?!」とずっと思ってました。

っで、実際にローレン先生と会話をして頂いたところ・・・。
「ムサシはいいよね!だってムサシの役割(我が家の見張り番と病院で貧血のワンちゃんに血を提供する事)がちゃんとあるから・・。僕は毎日ツマンナイよ・・・。だってやることがないんだもん。僕にも僕の役割が欲しいよ!」とのこと。
そこでローレン先生のご提案で、「母さん(私)のいる病院で動物や飼い主さまを癒すってのはどう~!?」って事になりました。
それには、ケンも大賛成でした。

ところが・・・
翌日病院に連れてったところ、張り切ったケンは飼い主様には積極的に愛想を振りまくのですが、動物たちを見ると吠えてしまうので、「1日で退去!!」という結果になってしまいました。
だって、彼らはただでさえ怖い気持ちを抑えて待合室で待っているのに、病院でケンに吠えられたらたまったもんじゃないですからね~・・・。
ただ、今回のケンの発言で、もしかしたらケンだけではなくて、犬という動物は「自分の役割を持って、人に喜んでもらえる事を喜びとしている」ところがあるんじゃないかな~?!と思いましたね。

そんなことがあって6年経って、あるご縁から去年の10月と昨日、臨床とはかけ離れた二つのセミナーを受けることになりました。
そこで初めて自分のミッションを意識するようになったのですね。

っで、あることに気づきました。
私のミッションとケンのミッションは通じるものがあったんだな~って事!
私には2つのミッションがあります。
そのうちの一つは「動物も人も愛を必要としている事をみんなに伝えて行くこと。」

自分が育った環境、親との関係から学んだ事。その時は苦しかったしマイナスだと思っていた事も、今となってはその経験があるからこそ、このミッションを持つようになれたのですね!

ケンは本当は病院の癒し犬よりも、老人ホームや子供たちのいる所に行って、思いっきり愛を配ってくる事の方があってたんだと最近になってやっと分かりました。
その時は、そんな選択肢も思いつかなくて・・・ただ、開業当初からいつかは、‟人間大好きな動物たち”の力を借りて老人ホームや親に虐待された子供たちの施設を回ることが出来たらと、思ってはいました。

ケンのこの大きなミッションは、彼が死んだ今となっては私の勝手な思い込みもあるかも知れません。
ですが、彼は私達家族に大きな癒しをくれました。
ですので、今後彼のミッションを引き継いでくれる動物たちを探して、いつか必ず彼らの力を借りながら、「人も動物も愛が必要であること」を伝えて行き、親から愛を受け取ることの出来なかった子供たちが動物たちと接する中で 「あ~・・動物っていいもんだな~・・・。自分も家庭を持ったらいつか動物を飼って、動物たちと家族とで仲良く暮らしていきたいな~・・・。」と思って貰えたら、それが私の最大の喜びであります。

治療中に飼い主さまにもお声を掛けていますが、このコラムをお読みになって何かお力を貸して頂ける方がお見えになったらそんな有難いことはありません。(超人間大好きな子を飼ってらっしゃる方、子供たちのいる施設にお勤めの方など。)
よろしくお願いしますね(^^)!

今日も長いコラムにお付き合い下さいまして、ありがとうございました。
インフルエンザが流行っているようです。 「罹ったかな~・・?!と思ったら、コンタック600」ならぬ「大椎にお灸」です。(ヤバッ!!年がばれたかも~・・・。。。)

2016年 2月 08日 掲載

昨日は私の誕生日でした。
そして奇しくも我が家の愛犬ケン(16歳半)の命日でもありました。

「ケンとの時間はあと僅かだろうなぁ・・。」と頭で分かってはいても、どこかでそれを否定したい気持ちがあったのと診察に没頭していたこともあり、昨夜7時半の夫からの電話に気づきましたが、そのまま診察をしていました。
少しして、二回めの電話があった時、「もしや・・?!」と思い直して出てみたところ、「もう本当に危ない。」との事・・・。
後片付けをしている看護師さんに事情を伝えて、ダッシュで帰りました。
道中、「ケン!ケン! 待っててよ!母さん今帰るからね! 絶対に死んじゃあダメだよ!!」と叫びながら、アクセルを吹かしていました。

家に着くと、ケンは真っ赤に目を腫らした長男に抱かれて、ぐったりしていました。
「遅かったか・・・。」と思いつつ脈を取ったらまだ脈はありましたが、本当に細くて弱い脈でした。そして長男は黙って私にケンを抱かせてくれました。
数分後・・・ケンは私達に看取られて、私の手の中で静かに息を引き取りました。

ケンは、今にも消えてしまいそうな命の灯を灯しながら、私の帰りを待っていてくれたのでした。

ところで私は、長い間、コラムに書こうとずっと温めていた話がありました。でも、書けない内容でもありました。
それは『多くの動物は、自分の死期が近づいて来ると、大好きな飼い主さまが逢いに来てくれるまで死なずにずっと待ってる!そして死ぬ時期を選んでいる!』という話でした。

なぜそう感じたかと言いますと、長い臨床経験の中で、そういう動物を沢山見て来たからでした。
「死期の近い末期癌のワンちゃんが、一番可愛がっていた遠方に嫁がれた娘さんが逢いに来られるまでずっと待っていて、顔を見た途端亡くなってしまったり・・。」「末期の腎不全の猫ちゃんが、点滴で入院して夜退院した後、ご夫婦2人が揃うのを待ってから、亡くなったり・・。」数え上げたら切りがないくらいそういう事って起きてたのですね・・・。ですので私は「動物たちの何とも表現できないこの力は凄い!!」とずっと思ってました。(他人は偶然だと笑うかも知れませんが・・・。)

ただ、それをコラムに載せるには一つの躊躇がありました。「どの飼い主さまだって大事な動物の死に目に逢いたい!って思ってるのに、逢いたくても逢えなかった人はどうなるの?!こんな事を載せたらその人傷つくよね!!」と思ったのですね。なのでそれを思えばこそず~っとコラムに書けませんでした。

そんな事を思いながら数年が経ち、ちょうど二年前、私がいない間にムサシ(シェパード、次男と私が主に面倒を見ていた病院の供血犬です。)は息を引き取ってしまいました。仕事を急いで終えて車を飛ばしましたが、間に合いませんでした。・・・動物の死に目に逢えなかった飼い主さまの事を考えているうちに、今度は自分が同じ経験をすることになったのですね・・・。

だからこそ、よけいに「何があってもケンの死に目には逢いたい。」と言う、変なこだわりがありました。
「ケンが待っててくれて嬉しかったけど、ムサシは何で待っててくれなかったんだろう・・。」「でも、死に目にあう、あわないなんて事よりどれだけこの子達が私達と一緒にいて幸せだったって感じるかってことの方か大事なのかも知れない・・・。」「あ~あ・・・家に帰ってもケンが迎えてくれないのは寂しいな~・・・。ケンが居るのが当たり前だったのに今日から居ないって思うと、ツマンナイな~・・・。」と悲しさと共にいろんな思いが頭の中を駆け巡って来ます・・・。

ある友人が、「感謝するって事は、当たり前の事に感謝するってことなんだよね!」と教えてくれたことがありました。
「そう・・・。当たり前の様に我が家に来て、当たり前の様に三人の子供達の隣にいて、当たり前の様に私達の帰りを待っててくれたケン。」
「私達家族は本当にあなたに癒されました。ケン、本当にありがとうね! 私達はケンの事が大好きだよ!ありがとう☆彡」

今日はいつも以上に取り留めのない話ですみませんでした。
ケンの事を心配して下さって、メールやメッセージを下さった皆様、本当にありがとうございましたm(_ _)m。

16年前

左側;16年前、我が家に来たばかりの頃 長男とパチリ!
右側;亡くなる3日前、長男に抱かれて。

三男と野球観戦中

三男と野球観戦中

三男と

あらあら~・・・、そこまでして三男にくっついていたいですか~?!
なんか、微笑ましいと言うか可笑しかったので、撮りました。

2016年 1月 27日 掲載