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犬・猫・ペットの治療と予防│リリー動物病院

東洋医学よもやま話

『おしっこや便などの状態からその子が冷え症なのか熱がりさんなのかが分かる!!』  

これって意外と知らない方が多いのですが、「身体から出る物の色や臭いを見て、その子が冷え症なのか、熱がりさんなのかが分かる。」んです。

身体から出るものとは、おしっこ、便、鼻水、吐物(吐いた物)などです。

  1. 色の濃いのは熱を持ってる証拠(熱証;ねっしょう)であり、薄いのは、冷えてる証拠(寒証;かんしょう)です。

    ◙ 例えば、私達が風邪をひいて熱が出た時、色の濃いおしっこが少量出ますよね! また、長時間寒い所に身を置いた時、色の薄いおしっこがたくさん出ませんか?! それは人も動物も同じです。

    ◙ 便も熱証の場合、黒っぽくて固い便をしますし(燥熱)、寒証では薄茶色の便をします。

    ◙ 鼻水も同じです。濃い鼻水は、熱証であり、透明な鼻水は寒証(冷えている証拠)だと言えます。ただ、色のついた鼻水は感染症の場合もあるので、治療を考える時、熱証と寒証に分けつつ抗生物質など感染の治療薬を必要とする場合もあります。

    ◙ また下痢で、色の薄い下痢便の場合、抗生物質や下痢止めを飲ませてもなかなか治らないことがあります。そういう時は冷えから来る下痢だと判断して、身体を温める漢方薬やお灸で改善するんですね。

  2. 臭いのきついのは、熱証。臭いの薄いのは、寒証。

    ◙ 吐物で色も薄くさらっとしたものは、冷えが多いですが、黄色いものの多くは、肝臓や胆嚢が熱を持っていて、その熱がお隣りの胃や脾臓に行く場合(肝の横逆;おうぎゃく)と、胃自体の働きが悪くなる場合があります。どちらも熱証で認められます。

    ◙ またよく見られるのが、色の濃い臭いのきついおしっこ。これは熱証の証拠ですが、感染による膀胱炎や膀胱結石の為に熱証になっている場合もあるので、いつまでもその状態が続くようであれば、尿検査と共に感受性検査も受けた方が良い場合があります。

  3. どろっとしていて且つ色の濃いのは、熱を持っている証拠。さらっとしていて色の薄いのは、冷えてる証拠。 

    ◙ 重複しますが、鼻水が一番分り易い例ですよね。

    ◙ 吐物も顕著にそうなります。

以上、ざっくり書かせて頂きました。

大事な動物達の健康状態を観る参考にして頂けたらと思います。
ただ、真寒仮熱(しんかんかねつ;本当は寒証なのに、一見熱証に見えること)や、真熱仮寒(本当は熱証なのに、一見寒証に見えること)の場合もありますので、迷った時は獣医さんにご相談して下さいね!

2021年 1月 18日 掲載
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