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犬・猫・ペットの治療と予防│リリー動物病院

東洋医学よもやま話

『お灸はいろんな病気に絶大な効果あり!!・・とにかくご自宅でやってみてください。』  

「椎間板ヘルニアなどで後ろ足がうまく動かせない」という子の飼い主様から、鍼灸治療のご依頼を受けることがよくあります。
初診でお電話を頂いた時、飼い主さんのご都合と私の予約状況とが合わなくて、初めての治療が3週間ほど先になることがあります。

そういう時はいつも「症状が出てからなるべく早く治療した方が効果が高いので、治療日までの間、是非お家でお灸をしてあげて下さい。それだけでも全然違ってくることがありますから。」とお伝えして、ご自宅でできる「お灸セット」を取りに来て頂くんですね。

「後ろ足がうまく動かせない」と言っても、歩けてはいるけどふらふらする程度の子からおしっこもうんこもうまく出来なくて、完全に後ろ足が麻痺して動けない子まで、症状は様々です。
本当にざっくりですが、その原因を分けると、以下のようになります。

  1. 「椎間板ヘルニア」の場合。(ただ、そのグレード(重症度)がどれくらいかで、症状や治癒率、治癒までの時間も変わってきます。) 
  2. 「椎間板ヘルニア」以外で背骨に問題がある場合
  3. 股関節脱臼や膝蓋骨脱臼などの場合
  4. 脳に問題がある場合
  5. 上記以外

「今直ぐお家でお灸したら、絶対に回復します!」とは言い切れません。
その子が抱えている原因が深刻であり、鍼灸に何十回通って頂いても、または思い切って外科手術に踏み切られても、歩けない子も実際にいます。
ですが、初診で診せて頂くまでの間にご自宅でお灸をして頂いくだけで「先生、あんなにふらふらしてたのに、結構歩けるようになったわ~・・・。」と喜んでおみえになったケースが結構ありますので、試して頂く価値はあると思います。

⦿ 基本的には、上(頭の直ぐ下、頭と首の間)から下(尾の付け根)まで背骨に沿って、まるく円を描きながら棒灸をあてていきます。それを2~3通り繰り返した後、「腎兪」と「大腸兪」というツボを各々5分から7分くらいお灸します。 原因と症状によって来院後、他のツボもお灸して頂いたりします。

⦿「腎兪」と「大腸兪」のツボは、椎間板ヘルニアなどに効果がある他、下半身の血流を良くして、高齢の子の後ろ足の歩行をしっかりさせます。

⦿ 図の「五行色体表」の通り、縦の列はみんな関連性があるので、「腎兪」は、「水」のグループになります。「水」のグループを下に辿っていくと、「五臓」は「腎」であり「五主」は「骨」ですよね。
つまり、骨に問題のある子は、「腎兪」にお灸することで、改善を期待できるのですね。

= 五行色体表 =

五行色体表

今日は、「下半身に問題がある子」を例にあげてご説明させて頂きました。
お灸は、その病気に有効なツボを刺激することにより、病気の子を治癒に導きます。
そして身体の血のめぐりを良くすることにより、内臓の働きを活発にしたり、身体の痛みを軽減させます。そして「気」を上げて元気にしますので、内臓の病気の子にもかなり有効
だと思います。

まずはお試しあれ!!です(*^^*)V

◇◇◇

こりきちゃんこりきちゃんは、毎日お母さんにお灸をしてもらっています。

お灸をするようになって、歩き方も力強くなって、お散歩中いろんな方から「若いねぇ!!」と言われるそうです。

「だんだんこりきも歳を取ってきてるけど、やっぱりお灸の力はスゴイですね〜!!」と、いつもUさんはおっしゃいます。

◇◇◇

秋ちゃん秋ちゃんは、前足がたまに内側に曲がる(ナックリング)ので、他院でMRIを撮った時、「頚椎に問題がある」と言われました。

手術後、うまく歩けるかどうかは手術をしてみないと分からない。」と言われたので、鍼灸治療とお家でのお灸を頑張ってみえます。

お灸は調子が良い時は途中で逃げたがるそうですが、少し息苦しかったり、痛いところがある時は、お灸中はじーっとしてくれるそうです。

2021年 9月 10日 掲載
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