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犬・猫・ペットの治療と予防│リリー動物病院

東洋医学よもやま話

『いろんな病気の予防と治療によいお灸法』  

私達は常に自然の影響を受けています。そして今は「風邪;ふうじゃ」の時期です。(風邪の性質は前回の『よもやま話』でお伝えした通りです。)
風邪(ふうじゃ)が寒さや湿気と同時に起こると、関節炎や麻痺を起こします。また湿気や乾燥と同時に起こると、皮膚炎を起こしたりします。(風邪が湿気と同時に起これば、ジメジメした皮膚炎に、乾燥と同時に起きたら、カサカサした皮膚炎になります。)

また最近のように、雨が降ったり止んだりすると、私達は湿気の影響を受けて食欲が落ちたり、お腹を壊しやすくなります。(図の五行色体表の土(ど)の列を下へたどって行くと、土は湿気の性質を持っていて、土の臓と腑は「脾」と「胃」なので、そういう症状を起こすのですね。)

五行色体表;ごぎょうしきたいひょう

さて、そんな自然の影響をうまく乗り切るには・・やっぱりお灸がお勧めなんですね!!
なぜ、私達は病気になるのかというと、風邪(ふうじゃ)のように自然の邪気の影響を受けたり、精神的なストレスを抱えたり、食べ過ぎたり、身体を酷使したり・・それらが単独または重なることによって病気の誘因になるんですね。
それによって、身体のバランスを壊し、血の巡りも気の巡りも悪くなります。(いわゆる血行障害です)
そして気がついた時には、あらゆる病気になってるんですね・・・。

お灸は、身体を温めることによって、血の巡りと気の巡りを良くし(血行障害を改善)、また身体の表面にあるツボをお灸で刺激することによって、そのツボと繋がっている内臓を活性化して治癒に導きます。更に先ほど言った血行障害を改善することによって、痛みを緩和します。
(中医学で痛みが起こることについて、次のように言っています。・・『痛則不通;つうそくふつう』・『通則不痛』・・・つまり痛みは血流が通ってないからこそ起こる。そして血流がちゃんと通っていれば、痛みはない。)

今回は、先ほどお伝えしたように自然の影響を受けて具合が悪くなったり、いろんな内臓疾患の疑いがある子の予防や治療になる方法をお伝えしますね。
ある臓器の疾患が疑われるのだけど、どこにお灸を充てればいいか分からない時は、

  1. 背骨に沿って、写真にある棒灸を身体から3~4cm離して、ぐるぐる小さな円を描きながら、首からしっぽの根本までお灸をあてていきます。ただ、動物が急に動き出すことにより、火傷をさせてしまう恐れがあるので、写真のように木製の棒灸ストッパーをお使いになることをお勧めします。
  2. 高齢だったり、椎間板ヘルニアなどで下半身に力が入らない子には、第二腰椎と第三腰椎の間の「腎兪」というツボに5分ほど赤い布をあててその上から約5分ほど棒灸でお灸をします。赤は熱をよく通し、遠赤外線効果もあります。そして動物の火傷の予防にもなります。
  3. ①と②の合法・・①をしている途中で、「腎兪」の場所で5分ほどとめてしっかりお灸してから、しっぽのところまでぐるぐる小さな円を描いてお灸します。

※人も動物も背骨の両側に内臓と繋がっているツボが沢山並んでいるんですね。
それらのツボにお灸することによって、内臓を活性化します。
ですので、自然の影響を受けて病気になってしまう子や、いろいろな内臓疾患の子の治療にお勧めなんですね!

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ツボ図の様に、背骨に沿って、一対のツボが沢山あります(ツボの名称は片側だけに書いてありますが)。

それぞれ内臓と繋がっているので、そのツボを刺激することは内臓疾患の予防や治療になります。

棒灸と棒灸ストッパ―と赤い布棒灸と棒灸ストッパ―と赤い布。

棒灸は、下からもぐさが練り込んである炭灸(すみきゅう)、もぐさ100%のもの、もぐさに鎮静効果のある漢方薬がブレンドしてあるもの。

それぞれ特徴があります。

お灸と身体の間になぜ赤い布をあてるかと言うと、赤は熱が通り易い性質であることと遠赤外線効果を狙うのと、火傷予防になるからです。

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さて、次回はお灸をしてはならない症例やよく見られる病気で具体的にお勧めのお灸法を数か所お伝えしますね。GWが終わってしまったので、アップするのに時間が掛かるかも知れませんが、出来る範囲で顔晴りたいと思います。
調子を崩した子が良い状態になるように、毎日でなければ、週に2~3回はお灸してあげて下さいね~!!
ではでは~(^_-)-☆

2020年 5月 10日 掲載
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