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犬・猫・ペットの治療と予防│リリー動物病院

東洋医学よもやま話

『大椎(だいつい)というツボ』  

夏の終わりにインフルエンザが流行り、一旦下火になったようですが、11月に入り寒さが増してくると、インフルエンザがまた流行りだすことだと思います。

今は、数年前と違ってインフルエンザも安全性の高い薬が出てきたようですが、お薬に頼る前に「ヤバイ!! インフルエンザか風邪に罹ったかも・・!?」と思った時には、『大椎;だいつい』という第七頸椎(首の骨の一番下の大きな骨。)の真下のツボを棒灸で5~10分ほどお灸すると、汗が出て来て症状がひどくならずに済みます。

今までこのことをいろいろな飼い主様にお話して来ましたが、数年前にある飼い主様から「姪っ子がインフルエンザに罹ったんだけど、先生に言われたところにお灸したら、ホント高い熱も出なくて軽く済んで良かったわ~!!」とのご報告を頂きました。(ニンマリ(*^^)V)

  1. 「ツボ(=経穴;けいけつ)」という言葉を知ってる方は結構いらっしゃると思います。
    「ツボ」とは、”身体の表面にある病気に対する治療点・または反応点“のことを言います。
    ツボは、皮膚の真下にあるのですが、そのツボは、身体の中の臓や腑、器官と繋がっています。例えば、お腹が痛い時におへそとみぞおちの間のツボを温めると、痛みが治まったりします。これは「中脘;ちゅうかん」という「ツボ」です。主に腹痛の動物さんに使うツボです。
    また、腎臓の悪い猫ちゃんの足首の内側の「太谿;たいけい」というツボを強く押すと、痛いので、その猫ちゃんに怒られてしまうことがあります。
    それは、腎臓と皮膚の真下の「太谿」というツボが繋がっているので、腎臓の悪い猫ちゃんの「太谿」を刺激すると、痛く感じるからなんですね。
  2. 「経絡;けいらく」という言葉をご存知の方もいると思いますが、「経絡」は、ツボとツボを繋げたり、身体の中の臓や腑、器官と皮膚の真下のツボを繋いでいるものです。
    これらを繋いでいる道のことを「経絡」と言うんですね。
    の「ツボ」と②の「経絡;けいらく」を鉄道に例えると、①の「ツボ」は駅になり、②の「経絡」は線路になります。
    ですので「経絡」には、治療に関わる大事な「ツボ」がいくつも乗ってるんですね。
  3. 上でお伝えした『大椎;だいつい』という「ツボ」は、私達人間や動物の身体にある14本の線路のうちの7本の線路が交わる、とても治療効果の高い「ツボ」です。
    『大椎』は、7本の線路・・つまり7つの経絡が交わっているだけあって、別名『百労;ひゃくろう』と言って、あらゆる病気に有効なんです。

この『大椎』をお灸で温めることによって

  • 防衛力を高め、寒さや感染から身を守ります。
  • 体の中に入った寒さの邪気などを外に出します。
  • 体を温めて発汗させることにより、熱を下げます。
  • 血流の滞りを改善します。
  • 頭項部や背中のこわばり・痛みを改善させます。
  • 感染やいろいろな病気によって落ちた「気」を上げます。

・・・などなどいろいろな効果があるんですね~。

ですので、飼い主さまご自身が「何となく風邪っぽいな~・・。」と思われた時には、この「大椎」というツボをお灸してくださいね。
もし、ご自身と同居している動物さんの元気がなくなったら、「大椎」か、もしくは「腎兪;じんゆ・二番目と三番目の腰椎の間のツボ」にお灸するのがお勧めです。

※尚、私達の治療では、お灸を使うこともあれば、針をさすことによって今お伝えした効果を引き出すこともあります。
※いつかこのよもやま話でご説明する機会もあると思いますが、14本の線路とは、十二正経という12この経脈とともに、督脈(とくみゃく)・任脈(にんみゃく)という経脈を合わせて14本とここでは書かせて頂きました。)

以上よろしかったらお試しくださいね~(^^)!

2018年 11月 17日 掲載
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