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犬・猫・ペットの治療と予防│リリー動物病院

院長コラム

これは私の大学時代の話です。
私の父は大変な苦労をした人なので、努力家ではありましたが自分にも他人にも厳しい人でした。
それで、私の家はいつも居心地が悪く、青森の大学にいた私が夏休みに帰省するのは、家族よりも私の愛犬クロや中高時代の友人に逢うのが目的でした。

さて、当時私は中二の時に中学校で拾った「クロ」というメスの犬を飼っていました。(飼うという言葉は、上から目線のようであまり好きではありませんが・・。)
当時は今の様に室内ではなく外で飼っていたので、朝晩の散歩とご飯をあげる時にクロと接触するような飼い方でした。そんな飼い方でも、クロは私の事、好きでいてくれたみたいです。
私の家は「植大駅」から徒歩3分の所にあったので、駅からトコトコ歩いて家に向かうのですが、どんな時でもクロは私が声を発する前に犬小屋の30メートルくらいの所から、私の足音を聞きつけて(?!)犬小屋からだだ~っと出てくるんですね!!
「お帰り~~、待ってたよ~U(^ 工^)U!!」って・・・。

それで当時面白くなって、夏休み中友達と外食して家に帰る度に、駅からわざとスキップしたり、遅いリズムで家まで歩いても・・・やっぱり小屋から出てくるんです。 「クロの感覚ってスゴイな~!!」って思ったことを今でも覚えてます。

そして、その後結婚し、次男と一緒にお世話をしていたシェパードのムサシは、夜だけ玄関の中の犬小屋に入れていたのですが、毎晩私が仕事から帰ると、車から降りて玄関まで歩いて家に入る前の段階で犬小屋の中でグルグル回って「お帰り~~♡♡」って騒いでたんですね。

「それってさ~・・。犬が車のエンジンの音を覚えてるからじゃないの?!」という方がいますが、私はきっと違うんじゃないかってクロの体験から思ってました。

ある時、ある飼い主さんが「先生、犬や猫ってさ~・・。飼い主が近づいて行くと、その波動(エネルギー)を感じる能力があるって、こないだテレビで言ってたよ~。」って教えて下さいました。
正にそれは実感してましたが、残念な事に実際私がその番組を見たわけではなく、その研究をした人に確認できたわけでもなく・・・今日に至っています。

さて・・・「真実は如何に・・・。」ですが、犬の嗅覚は、人間の数百~一万倍もあると言われているので、もしかしたらこの子達は私の臭いを嗅ぎ分けたかも知れません。でもそれだとしてもスゴイ能力だと思いますよね。
もっと言うと、犬が人(飼い主さん)の思考を読み取ったり、誰もいない所に向かって私達が見えないものに対して吠えたり・・・。
やっぱり、犬には「超・能力」があると思います。
なので「犬が人の波動を感じるのもありではないか!」って思いますよね~。 
あらまっ・・また長くなってしまいましたね。
今日も動物達と楽しい一日をお過ごしくださいね~(^_-)-☆

2021年 11月 27日 掲載

10年前にアニマルコミュニケーションの大家ローレン先生と出逢って、彼女に師事してきたが、それから3年して友人の紹介で、怪しげな?!「アニマルコミュニケーションの講師」のセミナーを受けたことがある。
その講師は外人男性であり、隣に恋人を座らせて私達受講生の前でイチャイチャしながら講義をしていた。通訳の男性は半ば呆れ顔をしていたし、私達受講生も目のやり場に困ったのだが、結構その話が面白かったので、ここでお伝えしようと思う。

インドの3~5千年前のサンスクリット語の古典に、書いてあった話です。
ある日創造主が、天使たちを呼びつけて言いました。「これから地球という国を作るにあたって、お前たちはその手伝いをする為に地球に行きなさい。」と。
それで、創造主はその天使たちを犬と猫の形にして、地球に派遣したとのこと。

何百年か経ち・・山ができ、川もでき、人間たちが暮らしていく為に畑も耕し、畜産動物も飼いだして、地球が大分落ち着いた頃、創造主が天使たちにこう言いました。
「ご苦労さま。そろそろお前たちの役目も終わったよ。他の星を創らなくてはならないから、そろそろこっちに帰っておいで!」と。
すると「嫌です!! 私達は人間が大好きになりました。ずっと人間の側にいたいです。どうか神様、このままの形で地球で暮らさせて下さい。」と初めて創造主に逆らったとのこと。

話は以上です。
な~んか素敵な話だと思いませんか!?

ただ、20年前に、私が初めてインドへ行った時、通訳の方(日本人)に「犬が放し飼いでうろうろしてるけど、狂犬病を持ってる可能性があるから、絶対に触らないでくださいね!」と言われ、その後で「でも日本の犬みたいに人を噛むような犬は、インド人達に撲殺されちゃうから、噛む犬はあんまりいないんだけどね!」と言われ、言葉を失った事をコラムを書きながら思い出しました。

それはさておき・・・その怪しげな講師の言った事が本当かどうかは分かりません。でも、
「もしかしたら私達の周りにいる犬や猫は元々は天使だったかも~?!」って思ったら、なんだか更に愛おしくなりませんか?!

2021年 11月 12日 掲載

先日、スーパーで偶然中学校の同級生Aちゃんに会った。

「ゆりちゃん、久しぶり~!! ずっと前にワクチンでお世話になったワンコが、こないだ急死しちゃったのね・・。もう寂しくて、寂しくて・・・。」との事。
「それじゃあ、お互い(彼女も私も)歳だし、これから若い子を迎えるのも大変だから、保護犬を飼ったら~!?」と伝えたところ、間髪を容れずに「ダメダメ~!! そんなことしたら、息子に叱られる~!」と言われてしまった。

「お母さん、犬は絶対ブリーダーからかペットショップで買うもんだよ。保護された犬は素性が分かんないし、どんな病気を持ってるかも分かんないから絶対に貰ってきちゃあダメだよ!!って言うのよね~・・。」との事。

その息子さんが小学生の頃、障害のある子のお世話をよくやってくれるからって事で、担任の先生からすごく褒められたって話、昔Aちゃんから聞いた事がある。

「本当は優しい子なんだろうけど、知らないだけなんだろうなぁ・・・。」

それを聞いて、「もしかしたら、こないだ亡くなっちゃったその血統書付きのワンコちゃんには、同腹の兄弟(姉妹)がいて、ブリーダーさんの元で繁殖犬として長い間、精子を提供したり、毎年妊娠・出産しながら、ずっとそこで働いてたかも知れないよ。」
「そいでもって、だんだん働けない歳になったからって事で、保護団体に保護されて、今もどこかで新しい飼い主さんを待ってるかも知れないんだよ。」って、思ったりした。
(もちろん、長年働いて産めない歳になったワンコちゃんをちゃんと最期まで面倒みるブリーダーさんもいれば、ちゃんと可愛がってくれそうな飼い主さんを見つけて、その方に譲るブリーダーさんもいるけど・・。)

「一体全体、ちゃんとした犬って、どういう犬のことを言うんですか?!」って聞きたくなる。
なにも「ペットショップで買ってはいけない。」って言ってるわけじゃない。
だけど「どの子も幸せな犬性を送る為に、この世に産まれて来て、ご縁があって人間たちと暮らし、私たち人間もその子からいっぱい愛をもらっている。(愛のエネルギーの交換)
どのワンコちゃんも(猫ちゃんも)、幸せな一生を過ごしてほしい!!と願って止まない。

◇◇◇

すずちゃんKさん一家は、保護犬を譲り受けて、大事に育ててみえます。
すずちゃんは、K家の3代目のワンちゃん。

心臓病と下半身のふらつきで当院に来てくれていました。

派手に喜んだり怒ったりする子ではなかったのですが、その静かな顔の表情の中に、いつもKさん一家からいっぱい愛を貰っているのを感じました。

残念ながら先月亡くなってしまいましたが、最期までご家族に愛されて幸せな犬生だったのでは?!と思います。

◇◇◇

マルコちゃんマルコちゃんは、数年前に下半身麻痺になり、手術をしましたが歩行回復せず、その後鍼灸治療でも麻痺は治りませんでした。

一旦治療を中止して、自宅でのお灸だけにして頂いたのですが、長年後ろ足をかばっていたので、前足が疲労して、痛みが出てきたので、また通院して頂いています。

Hさんは、マルコちゃん以外に3頭ワンちゃんを飼って見えますが、そのうち2頭は、保護犬です。
みんなとっても仲良しなんだそうです(o^^o)V。

◇◇◇

ミックちゃんミックちゃんは、フィラリアの予防をしないで、お外で何年間か飼われていたらしく、保護団体さんに引き取られた時には、心臓の中はフィラリアの虫だらけだったそうです。

Kさんが引き取って、手術をした後は、とても元気になりました。

当院には椎間板ヘルニアで通院してくださっています。

保護団体さんから来た同居犬の妹犬(血縁関係なし)ともとっても仲良しで、夜は一緒に寝ているそうです。

2021年 9月 15日 掲載

アニマルコミュニケーションのローレン先生の講義では、興味深いお話がいくつかあった。
そのうちの一つに『魂の契り(ちぎり)』という話がある。

人も動物も自分の魂が肉体に入る前に、「魂」がぷっかぷっかと浮いている空間があるという。
そこで、人と動物は、「今度お互いに肉体を持ったら、絶対に逢おうね~!!」と約束を交わすのだそうだ。
そして数年から数十年のタイムラグを経て、出逢う・・。
それを『魂の契り』というそうである。

ってことは、初めて逢ったとばかり思っていたが実は、「初めまして!」じゃなくて「お久しぶり~!この日を待ってたんだよ~!!」って事かも知れない。

飼い主さんのお話を聞いていると、結構合点がいく場面がある。
よく飼い主さんが仰るのが、「ペットショップに行ったら、お店の人が私達何家族かの客を集めて、数頭の子犬を放したんです。そしたら当たり前のように、この子が僕の方に一目散に走って来て膝にちょこんと乗ったんです。もう迷いもなしに即、この子に決まったんですよね。」とか、「ペットショップを覗く度に、この子可愛いいのに、何で売れないんだろう・・・。と思いながら、長い間ずっと気になってたのね~。 ある日そのお店に見に行ったら、もう別の店舗に移されてて・・・でもどうしても気になったから、ダメ元でまたお店に見に行ったら、偶然(必然?!)また戻ってたの。 だからそのままうちの子になったの!」なんていう話、割りとある。

あと数時間、もしくはあと1日でもずれてたら、逢ってなかっただろうに、その時にちゃんと逢えるようになってるんですね・・・。

『魂の契り』って、あるように思いませんか?!
もちろん、証拠はないんですけどね・・・。
ただ、そう思ったら今まで出逢った動物たちや、今目の前にいる動物達がなおさら愛おしく感じますよね~(*^^*)♡

◇◇◇

マサオ君保護犬の譲渡会で巡り合ったマサオ君とAさん。

ずっと元気で走り回ってましたが、ある時から下半身が動かなくなり車椅子で生活しています。
車椅子だと立った時と同じ目線なので、降ろすと不機嫌になるんですね。

なので車椅子に乗ったまま治療して、途中で寝てしまうのでその後車椅子から降ろして治療します。

お灸、割りと気に入ってくれているようです。写真は少し興奮していたので、百会にお灸しているところです。

◇◇◇

くるみちゃ数年前に骨に腫瘍ができて、前足の切断を余儀なくされたくるみちゃん。

その後も脾臓の腫瘍の為、脾臓を摘出したり、今は新たにできた腫瘍の痛みと闘う毎日です。

お母さんはどうしたらくるみちゃんが元気で楽しく過ごせるか、いつも工夫してみえます。

マサオ君もくるみちゃんも魂の段階で、「この人だったら、きっと病気になっても一生懸命見てくれるんじゃないかなぁ。」って知ってたのかも知れませんね。

◇◇◇

マーブルちゃん慢性の下痢で通院してくださっているマーブルちゃんとMさん。

面白いことにMさんの所には、道で拾った子ばかりか、窓から勝手に入ってきたり、母猫が子猫を加えて置いてったりと・・常に10頭以上の猫ちゃんがいます。

「もう本当に嫌になっちゃうよね〜。通院も大変だからこれ以上増えたら困るわ」とMさん。

以前「歴史秘話・ヒストリア」で放映されていた「夏目漱石の黒猫の恩返し」の話をして、「絶対猫の恩返し、ありますからね!」と私。

Mさんご一家が仲良くて健康なのも見送って来られた猫ちゃん達のお陰だったりしてね(=^x^=)。

2021年 9月 05日 掲載

ちょうど10年前、「アニマルコミュニケーション(動物との会話)」の大家、ローレン・マッコール先生に出逢い、彼女の哲学や仕事への姿勢に感銘を受けて師事した。

ある時の授業で私がローレン先生に質問をした。
「動物達が、これを言ったら飼い主さんが傷つくだろうな~・・という事を言った時、私達はどうしたら良いですか?!」すると彼女は、「私達は動物の通訳者に過ぎないのよ。だから、主観を入れずにそのまま伝えて。それが飼い主さんにも学びになる場合があるのだから。」と仰った。

とは言え「アニマルコミュニケーション」は、何かの問題集のように末尾に解答欄があるわけではない。 なので動物が本当にそう思ってるかどうかは、実際のところ証明しようがない。
ただ、アニマルコミュニケーションをしていた8年間の中で、「死を目前にした動物達が、何を思っているのか教えて欲しい。」というご要望を結構頂いたので、「証明しようがない」ことを踏まえた上でお伝えしたいと思う。

彼ら(彼女ら)は、自分がもう直ぐ死んでしまうことを既に知っていることが多かった。
だが、その事に対する恐怖感は殆どなく、自らの死を受け入れているように感じた。(後の文は私の主観です。)
そして、会話の中で一番多かったのは、「自分が死んだ後の飼い主さんの事がとても心配」ということと、「飼い主さんに感謝している。ありがとう!と伝えて欲しい。」ということだった。
それと「楽しかった」とも・・・。

彼らがこう思っていたのは、きっと飼い主さんがその子に対して、『無条件の愛』を注いで来たからだと思う。
人間の親子のように、「○○高校に入学したら、あなたを息子として認めてあげる。」などという打算も何もない。ただただ、「そこにいてくれるだけでいい。」と、その子をまるごと受け入れて、無条件に愛していたからだと思う。

動物達は、賢いので欲しいものがあると、冷蔵庫を見ながら「お父さん!中のヨーグルトをちょうだい!!」というかの如く吠えたりして、一見打算的な行動をとる場面もあるけど(苦笑)・・・
最期は自分の事より、自分を愛してくれた飼い主さんの事を慮って感謝しながら亡くなることが多い。と感じた。

人と動物のみならず、人と人もこういう関係性を持てたら、もっといい世の中になるんでしょうね。

◇◇◇

ソラちゃんソラちゃんは、お母さんの事が大好きでした。
お母さんの具合が悪くなる度に、ソラちゃんの尾の腫瘍も大きくなりました。

途中、心配な時が何度もありましたが、最期までお母さんと一緒にいる為に頑張ってくれました。

今もずっとお母さんの事を見守ってくれていると思います☆彡

◇◇◇

安寿ちゃん安寿ちゃんは、女王様気質で気が強いところがありましたが、お母さんの前ではとっても甘えん坊でした。

治療の途中で気持ち良いのか、寝てしまうんですね。それを見たお母さんと私は、眼を見合わせて小さく微笑むんです。

すると・・・「私、全然寝てませんけど、なにか???」とパチっ!!と起きるんです。

その後二人で大笑いヽ(^o^)丿。 ホントその時の表情も可愛かったですね~♡

◇◇◇

ルーシーちゃんルーシーちゃんは、お口の腫瘍で遠方から通ってくれてました。

途中どこかに立ち寄れば、たちまち人気者になって人がいつも集まってきたそうです。
この通り、ベッピンさんですが、超お茶目な子でした。

今もまだ、当たり前の顔をして玄関から入って来てくれそうな気がします。

ルーシーちゃん、いつもみんなを和ませてくれてありがとうね~(*^^*)!

2021年 8月 25日 掲載

コロナウイルスで、長期休みに学校に行けない子供を持て余した親が、ペットショップで犬や猫を購入して、「飼ったはいいけど、思いの外手間とお金がかかるのよね~。」と言う理由で、簡単に手放す人が増えているそうです。
それどころか、ペットショップでは「需要に合わせて犬猫の価格が高騰している!」との事・・。

動物達は、せっかく新しい家族に迎え入れてもらったと思いきや、そんな理由で手放され、保護センターに連れていかれ・・・彼らの運命は2つに分かれます。
運よく新しい飼い主さんに引き取られる子と新しい飼い主さんが見つからなかった子。
後者の子たちは殺されてしまうんですね・・。

ですので「何が何でも最期まで、その子の面倒をみる!」という覚悟を決めてから、動物たちを迎え入れて頂きたいと思います。

ところで、近年鍼灸治療にお見えになる飼い主さんで、保護犬や保護猫(事情があって飼えなくなったり、飼育放棄されて保護センターに引き取られた犬や猫)を飼う人が増えているのを感じます。

写真1の子は、飼育放棄(ネグレクト)されていた犬を保護団体が保護し、新しい飼い主さんが見つかったにも拘らず、そこでもまた飼育放棄され、ガリガリの状態で今の飼い主さんの所に来ました。

写真1写真1–

保護団体の担当獣医師に、「余命3ヶ月位かな〜。」と言われたとの事。「もっと元気で長生きしてね〜!」とKさんと私。

こういう子を譲り受けてくる度に、Kさんのお母さんは、「あんたは病気だね〜。」と苦笑されるそうです。

写真2の子は、ごめんなさい。飼い主さんにお聞きし忘れました! が、この子も同居犬の子も譲渡会で譲り受けたんだそうです。

写真2写真2–

先月から治療に来てくれているマサオ君。2年前から徐々に後ろ足が麻痺して今は車椅子生活です。

脾臓の腫瘍、緑内障などを乗り越えて今があります。Aさんの心のこもったケアにはいつも頭が下がります。

何回か飼い主が変わったり、虐待を受けた動物達は人に対してとても警戒心の強い子になります。ですが、新しい飼い主さんの元でたくさんの愛を受けると、顔つきも優しくなり、甘えん坊さんになるんですね・・。
正に、捨てる〇〇あれば、拾う神ありですね。みんな幸せそうで私もホント嬉しいです(*^_^*)。

コロナウイルスの検査やワクチンについてのテレビ以外の情報を知れば知るほど、胸の内がスッキリしない日々を送っていますが、今日はほっこりする情報をお伝えしてみました。
皆さん、元気で行きま笑~ヽ(^o^)丿♡

2021年 8月 13日 掲載

最近、家事の合間に、「本要約家」という方達のYouTubeを聞いて、一冊本を読んだ気になっています。その方の思考も入ってしまうので、ある意味少しずれることもあるかも知れませんが、今までの様に、気になる本をアマゾンで買っては読まずに埃を被ることがなくなっているので、私は案外気に入っています。
その中で、『涙活』という言葉がありました。

『涙活』とは、「忙しい仕事をしている人など、心のバランスを取るために、週一で泣ける映画を観るのが良い。それを『涙活』という」との事。 
以前あるテレビでも、涙の中には、ストレスの時に身体から出てくる「ステロイドホルモン」が入っているので、涙を流すだけで、ストレスが発散するということを聞いた事がありました。
ってことで、今日「TSUTAYA」に行こう!!と思いきや・・そんなことをしなくても、今日1日でしっかり『涙活』が出来ました。

朝起きて、写真の本『きみにかわれるまえに(カレー沢薫著)』を読んだ時・・・マジに泣けましたね~・・・。
ひねくれ者と思われるかも知れないけど、「犬や猫を飼う」という言葉は、人間が上から目線で言ってるようで、私自身好きではなかったんです。でもこの本を一旦手にして読んだら、涙、涙、涙・・・でした。 感じ方は人それぞれですが、動物と暮らした事のある方はきっと感動するのでは・・。と思います。

その後、4年前に亡くなった「ケン」に使おうと思って病院から持ってきた「流動食用のチューブ」を偶然台所で見つけ・・・当時の事を思い出しては、また涙・・・。
因みに、ケンは、17歳、ほぼ認知症になりかけていたので、「よし!!ケンには忙しくて、大したことしてあげられなかったから、母さんがケンの事をずっと介護してあげるからね!」と、言った途端、安心したのか遠慮したのか・・、翌日の私の誕生日に亡くなってしまいました(今また涙・・・)。

そして、先ほど三男に読ませたところ・・・やはり彼も感動してましたっけ。

やっぱり動物たちは私達に『沢山の愛』を与えてくれる生き物なのですね。
「だから、沢山の愛をこの子からもらった分、感謝してこの子に最期まで治療していきたい。」と、先日お見えになったある飼い主さんが言っておられました。
おススメの一冊です。よろしければ、ご一読を~(*^^*)。

◇◇◇

きみにかわれるまえに(カレー沢薫著)ホント泣けました。休み明けに、病院の待合室の本棚に入れよ~っと。

流動食用のチューブ偶然?!見つけた一度も使うことのなかった流動食用のチューブ。

ケン子供達が幼い頃に我が家に来てくれて、一緒に育ったケン。

「可愛いでしょう~(私もやっぱり親バカ)」「もっとお母さんが暇な家に来てたら、ケンに淋しい思いをさせずに済んだのに・・。ごめんね。」と、生前いつも思ってました。

1月2日の日の出1月2日の日の出。

今日、学院の山内校長に教えて頂いた「動物のオーラを観る為に、日の出を観る気功」をしました。

笑う人がいるかも知れないけど、「治療する上で、動物の気を感じることが必要だ」と・・、私も校長のおっしゃる通りだと思います。

2021年 1月 02日 掲載

この一年の間に、新型コロナウイルスというものが世界中で流行り、そのせいもあってか日本では東北大震災後の支援が途絶えた所もあり・・そして小学生児童の13人に1人が十分ご飯を食べれなくて空腹を抱えていて・・毎日罪のない犬や猫が殺されていて・・・豊かだと言われていたニッポンは問題が山積みです。

ですが、今年も東北大震災時の原発の被災者を支える団体『一般社団法人リボーン』を応援する方たちで作った『応援カレンダー』が出来上がりました。
写真の通り、とっても素敵なカレンダーです。これはこの活動に共感した12人の絵本作家さんが書いて下さったものです。
私は、こんな形でしか応援できませんが、数冊購入して、お世話になった方々にお配りしています。

口には出さないけど、誰もが大変な問題を抱えていると思います。
福島の原発の被災者の方々、新型コロナウイルスの後遺症に苦しむ患者さん、医療従事者やそのご家族、介護の方々、そしてコロナによって職を失った方々・・・いつか「あんなこともあったよね~・・。」と、みんなが笑って話せる時代が来ることを願って止みません。

来年はコロナも落ち着いて、多くの皆様と動物たちにとって、良い年になりますように~・・・☆☆☆

◇◇◇

一枚一枚、心がほっこりして素敵な絵ばかりです。

一枚一枚、心がほっこりして素敵な絵ばかりです

応援カレンダー

この度協力して下さった12人の絵本作家さんです。子育て中の方はご存知の方も多いと思います。

12人の絵本作家さん

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応援カレンダー応援カレンダー応援カレンダー応援カレンダー応援カレンダー

どの月もお心のこもった素敵な絵ばかりです。

毎年私の職場の机から見える所に飾って、ほっこりした気分にさせてもらっています(*^^*)。

2020年 12月 21日 掲載

30年ほど臨床をしてきて、いろんな動物や飼い主さんを観てきました。
当院に来られる「飼い主さんと動物の関係」・・希薄な関係性もあれば、動物種の違いを乗り越えた深い絆で結ばれている関係性もたくさんありました。

仕事を通していろんな事を感じましたが、その中でも特に一つ、言えることがあります。
それは「家庭に一頭でも二頭でも、家族としての動物がいると、そこのお子さんの心が育まれる。優しい人に育つ。」ということです。

自分よりも弱くて守ってあげたい存在の家族がいることで、優しい心が育ちます。

以前伝染病で重症の子犬が入院していた時、小学生の娘さんが、「学校があるからお見舞いにいけないから。」と、手作りのお守りをお父さんにことづけたり、またある時は、慢性病の猫ちゃんが急変したので当院に運ばれて来たのですが、既にその猫ちゃんはお母さんの手の中で亡くなっていました。
一緒にいたお子さんとお母さんがその場で号泣された姿は、今でも忘れることが出来ません。
その猫ちゃんは、お子さんが赤ちゃんの時からずっと一緒だったんですよね・・。

大事な家族である動物を亡くすことは、誰だって悲しいです。
その動物が生きている間、私達はその子のお世話をしてるようで、実はたくさんの愛をその動物たちからもらっているのですよね・・。

また、本のタイトルは忘れましたが、以前読んだ本にすごく感動した事が載ってました。
極悪な犯罪を犯した少年達が入るアメリカのある少年院では、彼らが社会復帰する為に犬達の力を借りるそうです。
一人に一頭、犬を与えられ(恐らく元捨て犬)少年達は自分の担当した犬を育てるんです。
自分が居ないとその犬は生きられない事を感じ、そして犬に愛を注ぎ、犬からも愛をもらって(愛のエネルギーの交換)どんどん少年達は変わっていくんだそうです。
そうしていくうちに、少年達は立ち直り、そこの少年院を出所した少年達の再犯率は、かなり低いそうなんですね!
本当に動物達の力は本当に凄いですね〜。

動物がいる事で、子供の心が育つ。
本当にそう思います。
後は、当たり前の事ですが、動物達には感情もありますので、その感情を大事にしながら、一頭一頭天寿を全うするまで、大事に育てて貰えたらと思います。

◇◇◇

もえちゃんクッシング症候群と子宮蓄膿症で治療中のもえちゃん。

もえちゃんは、ご家族からとても大事にされています。

クッシング症候群は調子が良かったので、治療間隔を空けていたのですが、最近子宮蓄膿症になり、お母さんはお忙しい中、もえちゃんの為に週一で治療しに来てくれています。

◇◇◇

マロちゃん数年前にお口に腫瘍ができて、手術や辛い治療を乗り越えたマロちゃん。
さらに喉に腫瘍ができたので当院に通院してくれました。

マロちゃんは一生懸命なお母さんの気持ちに応えるように、最後まで元気でご飯も食べて、頑張ってくれました。

マロちゃんの肉体はなくなってしまいましたが、いつも大好きなお母さんを見守ってくれている事だと思います。

2020年 10月 16日 掲載

長い間臨床をしてきて、今年ほど『湿気(湿邪)』が、弱った動物にこんなに悪影響を及ぼすとは、思いもよりませんでした。
例年にない長期に渡る湿気や低気圧のせいで、関節疾患や消化器疾患の子の具合が悪くなるばかりか、他の病気の子たちも体調不良になってしまい・・今年の梅雨は例年と比べて鍼灸治療にお見えになる子が増えたように感じました。

そして重い病気であっても、ついこの前まで調子が良かったのに、急に亡くなってしまう子たちもいました。

飼い主さんと動物達は、親子のように太いパイプで繋がっています。
彼らは口は利けませんが、家族であり、子供や弟・妹のような存在です。
彼らは人間ではありませんが、私達人間が彼らに注ぐ愛が、愛を遥かに超えてしまって、『過剰な情』になった時・・・それで苦しくなる動物たちも見てはいます。

でも・・それはさておき、とても大切にしてきた動物を亡くした時、多くの飼い主さんは立ち直るのに時間が掛かります。 かくいう私も仕事の途中で何度トイレに走って泣いたことか・・・。
今、大切な子を亡くして、悲しみに暮れている飼い主さん達の事を思うと、本当に自分の無力さを痛感します。

ただ、肉体は滅びても、動物達の魂は皆さんのことをずっと見守り続けてくれていると、私は信じています。
その子のことをいっぱい思い出して、いっぱい泣いて・・・そしてその思い出を大切にしながら、時間は掛かると思いますが、少しずつお元気になって頂けたらと思います。

***

※補足;結構マニアックな話ですから、お気が向かれたら読んで下さいね。

アニマルコミュニケーションの大家、ローレン・マッコール先生の授業で、ある方が以下の質問をされました。「先生は、犬は3年から10年で他の犬に生まれ変わるとおっしゃいましたよね。ですがある時、30年以上前に死んだ愛犬がいきなり私に話しかけてきた事がありました。そんなことってあるんでしょうか?!」
するとローレン先生はすかさずこうお答えになりました。
「それはたまにあることよ!その犬の魂が100%生まれ変わったわけではなくて、何%か元の犬の魂が残ってるのね。だから前犬の魂と新しい犬との魂を行ったり来たりしているの。 その時あなたに必要なメッセージがあって、その犬がメッセージを発信したところ、あなたがキャッチしたんだと思うわよ。」

・・・と聞いて、納得できました。が・・鍼灸治療やツボなどを否定される先生もいらっしゃるので、こんな話をしたらよけい変な獣医だと言われちゃいますね・・。
ですからこの話はこの辺にしときますね。

※今もたまにアニマルコミュニケーションのご依頼を頂くことがあります。
ですが、その子が本当に伝えたいことを伝えるには、日々アニマルコミュニケーションの練習をしなくてはなりません。今はとにかく鍼灸治療の方に専念したいと思っていますので、お断りしております。ご了承して頂けたらと思います。

***

ハッピーちゃん数か月前に、ハッピーちゃん(写真)が大好きだった同居犬ポメラニアンのナナちゃんが亡くなってしまいました。

ハッピーちゃんは、今でもお散歩でポメラニアンを見ると、大急ぎで近づいて行くそうです。

でも、ナナちゃんでないと気付くと、がっかりして?!戻ってくるそうです。

重度の心臓病とてんかん発作を持つハッピーちゃんは、ナナちゃん亡き後で何回か三途の川を渡りかけました。

でもその度に生還するのは、「ナナちゃんが見守ってくれてるからじゃないかな~」と思う今日この頃です。

ナナちゃん、これからもハッピーちゃんと飼い主さん達を見守ってね~!!

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M.ダックスのケンとシェパードのムサシ我が家の大事な家族、M.ダックスのケンとシェパードのムサシです。

どこの家でも一頭一頭にドラマがあるように、我が家にもいろんな想い出があります。

今でも彼らに逢っていっぱい触れたいです。亡くなった悲しみは大きかったですが、私達は彼らのお世話をしているようで、実はたくさんの愛を彼らからもらっていました。本当に感謝しています。

2020年 8月 02日 掲載