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院長コラム

1月12日に、東京で「鍼灸基礎・完全習得コース」のセミナーがあった。

講師は、我らが小動物中医学研究会(小中研)の応用編の講師を担当して下さっている西依先生である。
月一の計6回シリーズなので、5月に終了するまでは、講師も受講生もずっと同じである。

先月の一回めのセミナーの時に感じたのは、受講生の殆んどが鍼灸を通常の治療に取り入れている獣医師ばかりだったので、それだけ需要が多いと言うか、西洋医学だけでは限界を感じて治療の幅を広げる為に鍼灸をする獣医が増えたんだな~。という事と、椎間板ヘルニアを主とした椎間板疾患がいかに多いかと言う事であった。

一回めの時の西依先生は、いつも小中研で講師をして下さってる時とはうって変わって表情が堅かった。
だが、二回目ともなると「結構堂に入っているな~!」と言う感じだった。(西依先生、ごめんなさいね!小中研のセミナーがあまりにも和気あいあいとしてるので、雰囲気が違いすぎてましたもんね。)

ただ、2回目のセミナーは、限られた6回のセミナーの中で色んな事を受講生に伝えたいと言う西依先生の思いがいっぱいあったせいか、五時間弱のセミナーは、超スピードであり、且つ内容ぎっしりであった
セミナー中は誰もが真剣であり、終わって帰る頃はみんな結構ぐったりしていた様に思う。

だがしかし…中医学(東洋医学)は実に面白い!
勿論、今までの歴史の中で西洋医学(抗生物質等の化学薬品や精密な検査等)が発達したことによって、治らなかった病気の多くがかなり克服できているのも事実である。
ただ富士山に登るのにいろいろなコースがある様に、簡単に言ってしまうと、西洋医学と東洋医学では治療のアプローチの仕方が違うのである。
例えば同じ病気でもその患者さんの脉(脈・みゃく)や舌の色等を診る事により、一見同じように見える患者さんの病気でも鍼の打ち方が違うところが面白いと思う
去年まで小中研の講師でおられた山内先生が、「脉をよく診なさい。」と、何度もおっしゃっていた意味が、今となってはよく解る様な気がする。
さぁ、来月も気合入れて顔晴ろう~~!!
と、ここで終わるべきなのだが、実は今回とんだハプニングが起きた。
ハプニングと言うより、また私がやらかしてしまったと言った方が正しいだろう。

年末にあるホームページを開いて、感激した私がいた。
「すご~い!!西依先生のセミナーの前日に、ローレン先生のアニマルコミュニケーションの上級セミナーが東京であるんじゃん!」と。
「なんてツイテルんでしょう!!」
と、思ってすぐさまそこの事務局にセミナーの申し込みをして年末のうちに入金も済ませた。
10日の夜、仕事から帰って来て11日のホテルの予約を取り、夜中まで掛かって宿泊の準備をしていたところ・・・とんでもないことに気づいた。
「げっ!!11日のセミナーって、上級じゃなくて、もしかしたら去年私が受けた中級じゃない!?」と・・・。
それで、真夜中に事務局に急いでメールしたのだが、やはり後の祭りだった。
11日の朝、事務局の方から 「工藤さん、開始時間になってますがでどうされましたか?」と言う電話があったのだ。
私は勘違いを詫び、上級コースの日程を聞いたところ、12日だったので結局断ることになった。
全く、年明け早々トホホ・・・。と言う感じである。

まあ、「人生万事塞翁が馬」ではないが、ローレン先生のセミナーが受講できなかったのは残念だったが、12日の西依先生のセミナーはとても興味深いものだったし、その後別の形(θフィーリング)でアニマルコミュニケーションをすることになりそうなので、これもまた面白いものだと思った。

2012年 1月 18日 掲載

11月下旬に、瞑想の師であるU氏のお見舞いに行った。

前日の夜、仕事を終えてから新幹線に飛び乗って、東京に一泊して翌日病院に直行したのだが、田舎もんの私は、東京タワーのイルミネーションを見て感動して、写真を撮った。

翌日、短い間ではあったが、U氏と目で会話をして、別れた・・・。

ちょうど同じ時間にお見舞いにいらしていた獣医の鵜飼先生が、U氏が入院されている病院の近くにこの8月に開業されたとお聞きしたので、寄らせて頂くことになった。
2時間くらいの間だったが、とても有意義な話をお伺いできた。(2月のインド旅行の時も感じたのだが、U氏の周りには、普通の生活をしていたら、なかなかお逢いできない様な個性的且つ魅力的な方がたくさん集まる・・・。実に面白い現象である。)

いろいろな話の中で、鵜飼先生が 「いろんな情報が飛び交う中で、本当の事を知る為には、自分の軸をしっかりしなくてはならない。その為には冷水をかぶるとか、玄関周りの掃除をするとか、何か一つ決めた事を毎日実行すると良いですよ。」 とおっしゃった。

私は、比較的素直な性格だと思うので(自分で言うか・・・!?)、即実行した。
朝だろうが、夜だろうが、入浴の後で毎回洗面器二杯と四角いバケツ二杯の冷水をかぶるのである。

三日目に「ぎっくり腰」 になったので、三日間は休んだがそれ以外はずっと続けている。

「それによって、何が観えるのか・・・自分がどう変わるのか・・・・?!
良い治療ができて、他人の言動に惑わされない自分になれるのだろうか・・?!」

私は、もともと超越瞑想(TM)と言うものを大学時代からやっていたのだが、10年前に「意識波動医学研究会」のセミナーでたまたま講演されたU氏と出逢ったことにより、正しいオーリングテストと良い治療が出来る様にとU氏の元に通い始めたのであった。
だが、ここのところ忙しさに取り紛れて、じっくり瞑想をすることを忘れていた。

この水の行はずっとやっていけそうな気がする。
水をかぶった後の清々しさは何とも言えない。
心が、“しゃん”とする。

自分の心の軸をしっかりする(ぶれない自分を作る)為と、U氏が一番望まれる状態になられる事をお祈りしながら、毎日水をかぶっている。

2011年 12月 19日 掲載

少し前の話になるのだが、鍼灸の専門学校の中間テストが11月の予定だったので、10月初めに「漢方薬のセミナー」を博多まで受けに行った。

私に限ったことではないが、専門学校から帰ると毎晩遅くまで仕事をしていたので、「日曜日は勉強j時間の稼ぎ時!!」と言う感があった。
それで、実は10月中旬以降に大阪と東京で、まったく同じ内容のセミナーがある予定だったのだが、中間テストに備えてこの日に博多に行くことにしたのだった。

講師は、なんと、10年ほど前に堀田忠弘先生や私のオーリングテストの師である故宮崎雅敬先生らが立ち上げられた 「意識波動医学研究会」 でよくお逢いした獣医の橋本昌大先生だった。


セミナー中の橋本昌大先生

小動物中医学研究会のお仲間のS先生。

そして、偶然にも6~7年前から一緒に小中研(小動物中医学研究会;動物の鍼灸の勉強会)で鍼灸を学んできたS先生も出席なさっていた。
彼女のご主人が少し前に九州に転勤になり、大阪から引っ越されたばかりだったそうなのである。


講師の橋本先生とS先生

小中研で山内先生方に漢方薬も含めた中医学を教えて頂いていたので、今回のセミナーの内容は結構解り易かった。
ただ、中医学を学ぶまでの間、西洋医学・対症療法にどっぷり浸かっていたので、高齢で多臓器が悪くなった子には、どうしても薬が多くなってしまって、ずっと気になっていたのである。
勿論西洋医学を否定する気は毛頭ない。

だが、これを機にもっと漢方薬も増やしながら患者さんにとってなるべく負担の少ない治療をしていけたらと思う。
「ただでさえ病気で食欲がないのに、毎日薬漬けだったら、動物達は辛いだろうな~・・・。」と、朝食欲の出ない私は、自分のサプリメントを眺めながら思うことがよくある。
獣医も医者も、全くの健康体の人では良い仕事ができないのではないかと、ずっと以前から思っていたので、私にとって食欲がないという事は患者さんの立場を考えるのにいい機会だと思っている。

ここ数年立て続けに友人が亡くなったり、今も大切な人が闘病中だったりするので、私は「残った(限られた)自分の人生で、一体何ができるか・・・?!」と考えて焦ることがよくある。 
一先ず、眼の前のことを一生懸命するしかないと思ってはいるが・・・。
「思い通りの人生って少ないかも知れないが、考えようによっては、人は思う通りにしか生きられないのだから・・・。」

※いつも読んで下さいまして、ありがとうございます!
ここ二ヶ月で私自身いろいろ変動がありました。
折を見て、またコラムに書かせて頂きますね。
皆さま、お風邪などひかれません様ご自愛くださいませ。


博多空港3Fのラーメン屋さん

こってり黒豚骨ラーメン 超美味しかった~!!

☆写真の補足
冒頭の写真は、博多空港に着いた時、搭乗口にいらした美人スタッフさんである。
私はお上りさんが如く(東京じゃないけど)、写真を撮ろうとしたが、「よく考えたら、私明らかに日本人なのに空港で写真を撮るなんて、変!って思われないかな~?!」 と思ったので、名刺をお渡しして、 「決して怪しい者ではありません!HPのコラムに載せたいので、お写真一枚撮らせて頂けないでしょうか?!」とお願いして撮らせて頂いたものである。
写真の通り、笑顔の素敵な美人さんだった。(なんと、ホテルで夜お世話になったアーユルベーダのマッサージの方も美人だった!)
博多美人って、ホントその通りだな~って感じ・・・。(あれぇ?! 愛知は日本の三大ブスだっけ~?!一体誰が決めたんだか・・・。まぁ、いいか。)
あれから随分時間が経っちゃったけど、このスタッフさん、このコラム、見て下さってるかな・・・~?!


荷物を取る場所に、常滑焼の招き猫達が、「お帰んなさ~い!」って感じで並んでいた。
2011年 12月 02日 掲載

9月10日・11日と、名駅近くのホテルで、半年に一回の 『師温会』 と言う人と動物(主に人)の鍼灸のセミナーがあった。


温雪楓先生(毎回セミナーの時、前の講師陣の机の上にご遺影が置かれている)

『師温会』 と言うのは、「今は亡き、温雪楓先生(15年前にご逝去。)という中医学(中国の鍼灸学)の権威の先生を偲んでその教えを若い鍼灸をする治療師に伝えて行きましょう。」 と言うことで14年前に教え子達によって立ち上げられたものである。
受講生は、多い順に 鍼灸師、獣医師、医師、看護士である。
講師陣は、温先生の教え子であり、現在鍼灸治療で活躍なさっている先生方(職種は様々)である。
今の学校に入った時、学校で使っている本を執筆なさった先生方が 『師温会』の講師のお一人だと知って、驚いてしまった。
その先生方の他に、中獣医学研究会の講師のお二人(山内先生と西依先生)も講師を務めている。


西依先生がモデルの受講生の脈を取っているところ

写真の通り、受講生が抱えている患者さんの中で、「講師の方々に診て頂きたい。」という時はその方にモデルになって頂くのだが、いらっしゃらない時は、生徒がモデルになる。
台の上に寝かせられ、講師陣や受講生全員に脈診、眼診、舌診などをされた後、講師に今の状態を説明して頂き、講師の指示の元、受講生(受講生の殆んどは鍼灸の免許を持っているので)が治療する。
治療しながら、脈、眼、舌がどのように変化して行くかをみんなで検証しながら進めて行くのである。


モデルの脈をみんなで取って検証しているところ

私は突発性難聴などで、過去に2~3回モデルになった。
モデルになると緊張するし、最近2~3キロ太ってしまったので、絶対モデルにならないつもりだったのだが、ある先生から「耳針だけだから、お腹も背中も出さなくても良いよ! 工藤さん、おいで!」と言われ、その言葉を信じてモデルになった。
だが・・・・やはり背中を出すように言われ・・・会長に「工藤さん、太ったね!?少し痩せなさい!」 と言われてしまった(ぐすん・・・・。)。

その後の体調ですか?!
勿論、絶好調です!!
お陰さまで、耳鳴りもなくなり、ずっと続いていた涙目(先生は、花粉症ではなく、内分泌など中から来るものだろうとおっしゃっていたのだが)も治り、身体も軽く、とてもすっきりした。

「やはり、鍼灸の治療は深いな~・・・。」
と、またまた実感した。

二日目のセミナーの後・・・「皆さんご苦労さまでした!また半年後にお逢いしましょう~!」 と、握手をしながら皆さまとお別れをした。
いつもの如く、今回も元氣を頂いて帰ってきた。


一日目セミナー後の懇親会
向かって右から山内先生、私のお姉さん的存在、先輩鍼灸師の吉川先生、関口先生、会長の国分先生
2011年 9月 14日 掲載

つい先日の事である。

午後の診察を終えてミーティングが終わった時、「じゃ~ん!!」 と言う感じでいきなり花束をスタッフ達から渡された。

その紙には 「いつもお仕事、勉強と頑張っているゆり子先生・・・中略・・・前期の授業お疲れ様でした。リリー動物病院スタッフ一同より」 と書かれていた。

年甲斐もなく・・・うるうるしてしまった。

「私、交通事故の後ずっと腰痛に悩まされてきたし、動物の鍼灸師だけじゃなくて、痛みのある飼い主さまにも針をうって、楽になって頂きたいの! だから鍼灸の専門学校に行きたいの。 みんな協力してね!!」 
と我がままを言いだしたのが二年前。
6年前に出産で退職するまでうちで働いてくれていた水出先生に午前中だけ来てもらう様お願いして、ちょうど去年の今頃 AO入試を受けて今の鍼灸の専門学校に合格した。
そして4月から午前は鍼灸の専門学校の学生。午後は獣医、の二重生活が始まった。

授業はどれもとても楽しく、授業中寝るなんてモッタイナイ!って、心から思った。
東洋医学の授業なんかは、「そうか・・・。山内先生が言ってらした事はこういう事だったんだ~!」と、一コマ一コマがとても興味深かった。

仕事と掛け持ちの学生は多いのだろうが、私がいる午前中のクラスは圧倒的に仕事を持っている生徒は少なかった。
ルンルンの4月5月が終わり、6月の中間テスト週間に入った時、授業の後みんなで集まって勉強しているクラスメイト達の姿を見ると、焦りが出てきた。
朝早く起きて勉強しようと思うのだが、仕事が終わるのが遅い日の翌日は、やはり寝過ごしてしまう日が続いた。

そしてテストが近づくにつれ、仕事中まで落ち着かなくなっって来た・・・。
「みんな勉強しているのに、私はまだ何にもやってない。こんな事で良いんだろうか・・・?!」と。
その頃スタッフ達のミスが続いた。
それで午後の診察中、飼い主さまに頭を下げる場面が多くなった。
午前中私は学校に行っている訳だから、彼女らと共有する時間は短くなっている。なのにミスが連発する・・・。

「なぜなんだろう~・・・?!」 と自問自答した。
そして 私の思いがスタッフ達に伝染していたことに気づいた。

スタッフのミスで、「私の本分はここであり、私はここでの仕事をきちんとこなさない限り、鍼灸の専門学校もへったくれもないんだ~・・・!」と言うことに気づいた。
そう思ったら、腹が据わった感じがして、とてもすっきりした。

だが、すっきりしたのも束の間・・・。
何故か、7月下旬の期末試験になったら、試験勉強がとんと手につかなくなってしまった。 
それは忙しいだけの問題ではない。上手く表現できないのだが、何か奥底に原因があって勉強できなくなってしまったのだと思う。(大体は想像つくのだが・・・。)
その事をどうしても解決したくて、先日θフィーリングのセッションを受けに行った。

そんな事情があり、8月に再試を二つ受けることになってしまった。

こんなワガママな私に黙って協力してくれたスタッフ達、応援して下さった飼い主さま達、ふるわない成績の私をいつも励まして下さった専門学校の先生、勉強を教えてくれたクラスのS君、そして弱音を吐いた私を叱咤激励してくれた友達、整体の先生、家族・・・・本当に感謝の気持ちでいっぱいである。
心が弱っている時こそ、有難さが身に染みた。

本当はこの花束は、私がもらうのではなく、その方々に贈りたい。

θフィーリングで自分がどう変わるのか分からないが(本来の自分が取り戻せるのか分からないが)、学校で習っている事を今の鍼灸の治療にも活かしながら、後二年半がんばって、鍼灸の免許を取りたいと思う。
「たかが専門学校のテストじゃない?!」と、他人は言うかも知れないが、今回の事で自分を見つめ直す良い機会となった。
そして、多くの方々に助けて頂いて今の自分があることを再認識した。

取りあえず、前期は終わりました。

※応援して下さった皆さま、スタッフのみんな・・・心からありがとうございましたm(_ _)m。

後期は更に顔晴りますね~(^^)!!

2011年 9月 10日 掲載

こんなことを書くと、コラムを読んで下さっている方をがっくりさせるかも知れないが、実は私は 「ずっと昔から獣医になりたかった!」 と言う訳ではない。
本当は、学校の先生になりたかったのである。
小学校一年生の時の担任の清水貞子先生に憧れ、「よ~っし!世間で出来の悪いって言われてる子もみ~んなひっくるめて可愛がる先生になるぞ~!!」 と高校2年まではずっと思っていた。(父はよくお酒の席で私のこの夢を馬鹿にしてきたが・・・。)

だが、いろいろな事情があり、獣医の大学に行き・・・そして今がある。

とは言え・・・やはり動物(特に犬)との切れないご縁はよく感じる。
そう、先日もこんなことがあった。

今春、鍼灸の専門学校に行ったのだが、8月のある日に行き詰ってしまったので、「θフィーリング」というものの個人セッション」を受けてみた。
以前から良いものらしいとは聞いていたが、よく分からなかったので、鍼灸治療で通院して下さっているあるワンちゃんの飼い主さまにお聞きしたところ、「知ってるよ!それならプロがいるから紹介してあげる!」 と言うことになり、即、受けたのである。

自分で言うのも何だが、「これ!!」と、思ったら、「東京でも福島でもインドでも行っちゃう!」 そういうフットワークの軽いところが私の良いところだと思っている。

θフィーリングの場所に着いて、先生と少しお話をした後、彼の誘導に沿って目を閉じて軽く瞑想?していくと、催眠術とはまた違うのかも知れないが、不思議なことに私の過去のいろいろな場面が浮かんできた。
物心つかないくらい幼い頃の両親との関係、娘時代・・・などなど。

ところが、摩訶不思議なことに、先生が今の私の仕事の事をおっしゃったわけでもないのに、途中で突然中一の時に私が可愛がっていた犬のお墓を掘るシーンが浮かんできたのである。
小学校3年生の時、家に紛れ込んでからずっと私が飼ってきて、中一の冬にフィラリアで死んでしまった「二代目チロ」である。
飼い始めた頃は、まだ小3ということもあり、チロに少し馬鹿にされてたところもあったが、高学年になった時には、いっぱしのご主人様?になっていたと思う。

その頃は、今の様にフィラリアの予防をするという習慣が殆んどなかった。
父が牛の獣医をしていた事もあり、当時牛の獣医を目指す獣医の学生さんが沢山泊まりに来ていた。
私が6年生になった時、チロの具合が悪い事をある学生さんに相談したら、「ゆりちゃん、手術で簡単に虫が取れるからそのうちやってあげるよ!」と言ってくれた。
その後何回かチロの手術をお願いしたのだが、とうとうしてもらえなかった。(大人って口では都合の良い事ばっかり言うんだな~・・・・。と子供心に思ったものである。)

亡くなるふた月くらい前からトマトケチャップ状のおしっこ(血色素尿)をし出し、ガリガリに痩せてきた。
フィラリア症の末期だった。
それでもいつもチロは部活が終わる私を待っていてくれて、一緒に散歩に行った。
子供心に、もうそう長くはないのではないかと思っていた。
そして、とうとうその日が来てしまった・・・。

部活から帰ると、母が「チロが死んだよ・・。」と言って、心配げに私の顔を覗きこんできた。
「そう・・・。」と一言だけ言って、チロの亡骸に逢いに行き、母と兄には 「どうって事ないわ! どうせ分かってたことだし。」みたいな顔をして、自分の部屋に入った途端、布団にうつ伏せになって、号泣した。
どれだけ泣き叫んだって、チロが帰って来ない事は分かっていたが、涙がどんどん溢れて止まらなかった・・・。

次の日の朝、部活前に早く起きて、チロのお墓を作った。
私の部屋から見える所にある松の木の下である。
一人でどんどん深く掘っていった。
「もうさよならなんだね~・・・。」と気持ちに区切りをつける為にも穴を掘ったのではないかと今になって思う。

θフィーリングで、なぜその場面が出て来たのか、よく分からない。

もしかしたら、最近大事な子を亡くした飼い主様たちの事が気になっていたからかも知れないし、何がしかチロからのメッセージだったのかも知れない。
この1月に受けた アニマルコミュニケーションの授業で、講師のローレン先生は、「動物は亡くなって数年したら、次の動物に生まれ変わるのよ。大体2年が多いのだけど、長くても10年くらいしたら、殆んどの動物が次世代の動物になっているわ。」とおっしゃていた。
チロが亡くなってから、もう軽く30年以上経っている。
一体これは何をか言わんや・・・???である。

面白いことに、その体験をしてからと言うもの、私がずっと飼ってきた犬達が連鎖反応の如く、頭をもたげる様になった。

「出逢いがあれば別れもある。必ずある。」
人と動物も、そして人と人とも・・・。


我が家のケン(11歳)
実にフレンドリーな性格である。MDがこんなに流行る前にうちの病院に連れてこられるMDを見て、これなら小さい我が子達と一緒に暮らしていけるだろうと思い、この犬を飼うことにした。
この1月にローレン先生のアニマルコミュニケーションを受けた時、「退屈で仕方がない。何か人の役に立つ事をしたい!」とケンが言っていたらしい。

私たちは動物達からいろいろな物をもらってこうして暮らしている。
似たような犬(猫、鳥、ウサギ、ハムスター・・・etc)は居ても同じ子は一匹もいない。
ご縁で巡り逢った今の動物を大切にしていきたいと思っている。

たった、一人では何もできないし、自分がどれだけ未熟であるかは自分が一番よく知っているつもりである。
今まで失敗をして、迷惑を掛けた場面も結構あると思う。
ただ、今の良き仲間達に助けられながら、私が元気で働ける間、これからもこの仕事を通じて、少しでも動物達と飼い主さま達のお役に立てるのであれば、本当に本望だな~と思う。


供血犬、ムサシ(6歳)
貧血の患者さんが出た時に、血を提供する為に我が家に6年前にやってきた。
飼い主さんは一応次男である。
シェパードがテレビで放映される警察犬のイメージとはうって変わって、とても落ち着きのない犬が多いという事を飼ってみて初めて知った。
好奇心旺盛でヤンチャな性格だからこそ、警察犬に向いているんだろう・・・。(ご近所の方々うるさくして申し訳ありません・・・!)
でも本当にカワイイ奴である。
2011年 9月 05日 掲載

遡ること、ひと月ほど前になるが、7月初めに東京で 『日本テレセラピー研究会』 が行われた。

『日本テレセラピー研究会』は、10年前にいわき市の氏家先生が、インドからテレセラピーの機械を日本の治療従事者用に輸入されて、同時に京都の堀田先生が研究会の会長に任命されて発足したものである。(テレセラピーとは、宝石光線療法のことであり、宝石のパワーを遠く離れた患者さんに送る遠隔治療のことである。

当初は、人数もまばらで、いわきの氏家先生の 「山」 と言う 瞑想道場で20人前後で行われた。それが今や100人を軽く超える様になり、代替医療がそれだけ必要とされる場面が多いと言うことを認識した。 (勿論、西洋医学や化学薬品を否定するつもりは毛頭ないが・・・。)

講演者の殆んどが、インドへ行った仲間であり、氏家さんの知り合いの方ばかりであった。
そして、講演は堀田先生始め、どの方のものも素晴らしいものであった。


堀田先生

陰山先生

全部列挙すると、このコラムの仕上がりが更に遅くなるので、簡単にまとめると以下の通りであった。

  • 堀田先生:
    「東北での大震災の意味を考えてそこから学ぶものは何かという事を考えよう。」「人間は誰もがある目的を持って生まれて来た。それを達成する為に、宝石(パワーストーン)の力を借りない手はない。」との事。
  • 松村先生:
    鬱の治療をずっとしてこられたが、テレセラピーが鬱にもかなり、効果を発揮するという事が最近解ったとのこと。
  • 植松先生:
    アスリートなど、体の軸をまっすぐにしないで勝負に挑むので、無理が掛かってくる。まずは身体の軸をまっすぐにすることが肝要である。
  • 鵜飼先生(獣医師):
    多くのペットは、飼い主さまと太いパイプで繋がっているので飼い主さまの気持ちやストレスを全身で受け取ってしまうので病気が治り難いことがある。ペットの病気を治す為には飼い主さまに元氣になって頂くことが大事である。よって鵜飼先生は、テレセラピーを患者さんであるペットのみならず飼い主さまにも掛けるとのこと。(同じ理由で私もたまに飼い主さまに掛けさせて頂いくことがあります。)
  • 秋田先生:
    護摩とは、簡単に説明すると、護摩の火を見つめることにより本来眠っている潜在意識を覚醒させる力を持つものである。また護摩の炎とマントラが遠く離れた人の間脳(悟りを開いたりする反面、煩悩とも関わる脳の場所)に届き、いろいろな病気を治すとのこと。(護摩は、テレセラピー(宝石光線療法)同様遠隔治療ができるのである。)
    また護摩焚きは、西暦806年に空海が中国(唐)から医学、芸術、仏像と共に日本に持って帰ったと、聞いて少し?驚いた。

などなど・・・とても興味深い内容の講演ばかりであった。

その後、講演者の方々を囲んで懇親会があった。
先にも書いた通り、二月に氏家さんが企画されたインド旅行へ行ったメンバーの殆んどが懇親会にも出席したのだが、インドで同じ班として6日間行動を共にしたお仲間とも逢うことができて、とても嬉しかった。


写真3

この写真は、向かって左から加藤氏、私、右はこの日護摩焚きについて講演された秋田氏である。この日は残念ながらお見えにならなかったのだが、班長の三井氏の4人で5班として行動した。
3人の方からは学ぶ事が多く、ある意味私の考え方も大きく変わった。
今でも私のこころはコロコロと右に行ったり左に行ったりする時もあるが、この方々にお逢いできた事は私にとってとても有意義なものだったと思う。

そして次の再会を楽しみにしてお別れをした。

(写真4 “氏家組”ならぬ氏家さんのお仲間の方々。今思うと、本当に濃い方ばかりである。マジに最強のメンバーであった。 この写真からものすごく強いパワー、感じませんか(笑)!?)


写真4
2011年 8月 18日 掲載

昨夜遅くに食べたアイス二個がきいたのか・・・朝から軽い胃痛があった。
心や身体が疲れた時、その代償作用として食べ物に走ってしまう(逃げてしまう)この悪い癖・・・。
体中の消化に関わる臓器達が“ひぃひぃ”言っているのが解るので、いい加減にやめないといけないと思いつつ、また昨夜も空腹でもないのにアイス等を食べてしまった。
「臓器さん達、ごめんなさい・・・!」 という感じである。

先週の日曜日の朝、やはり胃痛をこらえつつ、ヒンズースクワットをしながら、たまたま付いてたテレビを見ていた。
話がそれるが、私は半年前に煙草を止めてからと言うもの、3キロも太ってしまったのだ。
煙草を吸っていた頃は、午前の診察の後昼食抜きでそのまま手術をして、休憩なしで午後の診察に入っていたので、前夜にどれだけ過食しても、直ぐ体重は元に戻った。
だが、禁煙してからというもの、ご飯を抜いても元に戻らなくなってしまったのである。

今の専門学校のクラスの生徒の中には、スポーツトレーナーや整体の先生が結構いるので、そのうちの一人に 「スポーツジムに通う時間もないし、気功のビデオは持ってるけどそれを見ながらやる時間もないの。でも痩せたい!T君、どうしたらい~い?!」 と相談したところ、良いアドバイスをもらったので、2週間それを実行している。
お陰さまで少し引き締まって筋肉も付いた様な気がする。(T君、ありがとう~!!。)

だが良いことばかりではない。
こないだのツボの授業で、K先生が 「工藤さん、肩出して!」 っておっしゃったので、言われるがまま、Tシャツの袖をまくったら、「・・・。・・・。工藤さん、実に逞しい身体してますね~!」とみんなの前で言われ、言葉を失ってしまったのだ。
そう! 長年剣道で鍛えてきた私は、もともと筋肉質と言うこともあり、この二週間で実に逞しい腕になっていたのである。(ぐすん・・・。K先生!40代のおばさん生徒でも、乙女心はあるってこと、覚えといてね!)

話は戻るが、ヒンズースクワットをしながら観ていたテレビに、シャンソン歌手のクミコさんが出ていた。
私はシャンソンは聴かないが、彼女のことは、「確か広島の原爆をモチーフにした「祈り」って言う歌を歌ってたな~・・・。」くらいの事は知っていた。

彼女は、3月11日の大震災の時、岩手県石巻市のファンの方達に招かれて、コンサートをする為に石巻市まで行ってそこで震災に遭い、その状況を目の当たりにしつつ、なんと三日間も掛けて東京まで帰ってこられたのであった。
その後は、被災者の方々の事を考えては毎日涙し・・・、「私の歌なんか何の役にも立たない! おにぎり一個の価値もない・・・。」とずっと思ってこられたとのことであった。

その後震災から三か月が経ち、テレビではその時の主催者に再び呼ばれて、6月11日にコンサートをする為に石巻市に行った彼女の映像とそれまでの状況が描かれていた。
3月にコンサートをするはずだった会場は津波にのまれて使えなかった為、今回はデパートの中のそれはそれは狭い一角でチャリティコンサートをしていた。

歌い終わった後、 「おにぎりにはおにぎりの役割があり、今ここには、私の役割があった。」 と彼女は結んでいた。

私は、共感して涙しつつ、「この方 本当に素敵だな~!!」 と思った。

そう、無駄な経験って、何もないように思う。
嫌な事も後で考えたら、実はとても意味があったって事いくらであるし・・・。
そういうマイナスだと思われるような経験があるからこそ、晴れの日の心地よさや当たり前だといつも感じていた事に感謝する気持ちが芽生えてくるんじゃないかと思う。

(ただ、今回の大震災で大切なご家族や動物たちを失って、その悲しみや苦しみと向き合っておられる方々が沢山おられるので、私のつたない経験だけで簡単に物を言ってはいけないと思うところも実際はあるのだが・・・。)

クミコさんの話に戻るが、東京在住のクミコさんが今回こうして大震災に遭い、その後の彼女の人生観を変えたのではないかと思うし、確かに震災直後は歌よりおにぎりが必要だっただろうが、先日の彼女のコンサートで多くの方が励まされたのではないかと思う。
彼女は彼女の役割を震災後にしっかり果たしていたのである。

ところで、アニマルコミュニケーションの練習をさせて頂けば頂く程、動物達もそこの家に来るには来る理由や役割があるんだな~としみじみ思う。

さて・・・
「じゃあ私の役割は一体何なのだろう・・・?!」と考えることがある。
と言うより、実はそれを最近毎日考えている。
飽きもせず毎日・・・・。

「私の役割は何だろう・・・。
ちゃんと私は皆様のお役に立ってるだろうか・・・。
後、何年の間、私はこのペースで働くことができるだろうか・・・。」

私はこのひと月の間、診察に入る前に 「お役に立てる事ができたら本望です。ありがとうございます。」と心の中で唱えてから、一頭一頭の患者さん達と向き合うようにしている。
実はそう思わせるような事がいくつか起きた・・・。
その話になるとまた長くなるので、いつかコラムに書きたいと思う。

いつもの如く長くなってしまった。

一先ず、日曜の朝、たまたま付けたテレビでクミコさんのピュアで真摯な一面に触れることが出来て、とても良い一日だった。

今日も拙い私のコラムをお読み頂きまして、ありがとうございました。

それでは今日も元氣で行きま笑(^^)!!

2011年 6月 24日 掲載

昨日、小テストとは別に、中間テストの2教科目が終わった。
そのうちの一教科の結果は実に悲惨なものだった・・・。

終わったら、一目散で 「コーヒーショップ」 に行き、マスターに泣きごとを言った。

「ううう・・・・。マジに悲惨でしたわ~・・・。テストがあるって事はわかってたことなのに勉強の時間が取れなくて・・・。やっぱ一夜漬けして大失敗しましたわ~・・・。」
「大丈夫だよ! 世の中ちゃんと後でまた取り返しできるようになってるんだから~!」と言われ、妙に元氣になった。(マスターありがとう~(嬉泣)!)
30分程いつものコーヒーを頂きながら、マスターと歓談した後病院へ直行!
昨日も3時から患者さん・飼い主さまと向き合う。
午前中私の我がままを通して鍼灸の学校に行くようになってからは、午後の診察時間を一時間早めて頂いたり、午後オフだった日も診察に充てて、治療に来て頂いている。

二週間ほど前、テストの事を考えて仕事中に焦る自分がいた。
「テストが近づいているのにクラスの人達のように全然勉強できてないわ・・・!」って・・・。
そして夜は暗記する事の多さにため息をつきつつ・・・「あ~・・・。こんなことだったら、無理しないで獣医だけしてた方が良かったかも知れない。」と情けないことを考えてしまう日もあった。
(・・・こういうのを世間ではよく 「女の腐ったの」 って言うみたいである。
ホント、その通りかも知れない。・・・だけど、女の腐ったのって、差別用語で私は好きじゃない。 だって、男だってこんなこと考えたりすること、あるんじゃない?!って思うし・・・。
それに意外と女の方が腹が座ってるんじゃない?!と思う場面って結構ある。あっ・・・話が少しずれちゃった!)

患者さんと飼い主さまがこうしてせっかく来て下さるのに、絶対治療の手は抜けない・・・。
診察開始時間を一時間早めても、やはり終わる時間が遅くなる日が結構ある・・・。
そして時間は刻々と過ぎて行く・・・。


「夢をあきらめない」 島袋強さんの講述録

昨日の明け方、半泣きで勉強してたら、以前このコラムにも書いた島袋強さんの「夢をあきらめない」と言う講述録の冊子が目に入った。
「夢をあきらめない・・・。・・・・。本当にそうだよね・・・。あきらめたらおしまいだよね・・・。
う~ん、でも・・。後数時間後にはテストなんだよね・・・。テストに絶対に間に合わない・・・!」 

それから二時間ほどして、三男を学校に送りだす時 「〇〇~・・・。 母さん、今日のテストダメかも知れん・・・。」 と言ったら間髪を入れずに彼に言われてしまった。
「何言ってんだ!? こないだトイレに 『絶対最後まであきらめない!』 って張り紙したの、母さんだろ?! だから今日悪くても絶対あきらめるなよ!」と・・・。

正に 「負うた子に教えられ・・。」である。


うちの病院の神棚
あまり色々な神様を同じ空間に置いたらいけないと聞いた事があるけど、伊勢神宮の神様とインドの神様、それから治療に関して私が神様だと思う方々のお写真を祭らせて頂いている。仕事の合間にその方々を見て、ほっとしたりする。
(忙しくてお榊を買いに行けてない。そうだ!明日スタッフに買ってきてもらおう!)

そうそう・・・。
数日前にも、ある飼い主さまから 「先生、頑張って鍼灸の免許取ってよ~! 私ヒドイ肩こりで、先生の治療期待してんだからね~!」と言われた。(またもや嬉し泣き!)


鍼灸とおしっこの検査に来てくれる青木いちごちゃん。
お茶目で超ハイテンションのいちごちゃんなのだけど、いざ診察台に乗ってお灸が始まると、治療モードになっておとなしくしてくれる。

さあ、後 4教科、ガンバルぞ~!!
「良い治療をする為にも、これらは絶対必要な事ばっかりなんだから・・・!!」

昨日もうんこ乗せて寝てしまったので(訳のワカラン方は前回のコラムをお読み下さい。)、今日はすっぴんで図書館に行こう~!っと。 
どうか知ってる方にお逢いしませんように~☆ (ハハハ・・・。どうせバレんか~!!)


全然コラムには関係ないが、先日子供部屋で見つけたキーホルダー。
じゃりん子ちえのお父さんのテツである。
なんか、妙に気に入ってしまって、子供にねだってもらったものである。 
この顔を見てると笑える・・・変かも知れないが今一番のお気に入りである。
2011年 6月 12日 掲載

専門学校が始まって早やひと月半が過ぎた。

只今、午前4時半・・・。
実はこれは、専門学校が始まるず~~っと前からの悪い習慣なのだが、今日も化粧を落とさずに寝てしまった・・・。
学校の後仕事が終わって帰宅する頃には、いつも私以外の家族はみんな食事が済んでいる。
なので、私は一人で晩酌をしながら、食事を摂る。
実にオ〇ジみたいな生活である。
食事が済むと、テーブルからテレビの前に 「よいしょ」と座る。一旦は・・・。
すると、テレビを見る為に二階から降りてきた息子の一人に 「母さん、また寝とるじゃん!化粧落として部屋でちゃんと寝ろよ!!」 と、叱られる・・・。
「うん・・・。」 と私。
一体どっちが親なのか?!・・・(苦笑)。
ついこないだまで、この子達、小っちゃかった様な気がするんだけどな~・・・。

昨夜も息子の忠告を聞かずに、化粧をしたまま居間で寝てしまった。
同じクラスで仲良くなった、エステシャンのオバ友(同じ40代の気の合うオバサン友達ね。)に言わせると、それは思いの外肌に悪いとの事!
この間も 「私もたまにやっちゃうけどさぁ~、それって本当にまずいよ! ゆり子さん、うんこを顔に乗せて寝てると思って、眠くても頑張って化粧落とさなあかんよ。」と言われてしまった。
その後のオバ友同士の会話は、朝開口一番、「私、またうんこ顔に乗せて寝ちゃった~!」 「うっそぉ~!マジに気をつけなあかんよ~!!」・・・・同じクラスの周りの若い子達はその会話を聞いて、怪訝そうな顔で私達を見てたのは言うまでもない・・・。


学校に行って二日目に入った喫茶店
いつの間にかお得意さんになってしまった。
ここのマスターは無類の映画好きであり、ユーモア抜群のめっちゃ楽しい方である。
最近は勉強が忙しくて少しご無沙汰してるけど・・。

ところで、鍼灸の専門学校がこんなに厳しいとは正直言って思ってなかった・・・。
大学時代は、朝から晩まで剣道三昧で勉強と言ったらテスト週間しかしたことのなかった私だったが(もしかしたら、今の獣医の学生さん達は違うかも知れないけど。)、この専門学校の生徒さん達は違う!!
授業後のラウンジ(自販機が置いてあって、軽食等を摂ることが出来る空間)では、様々な年齢の様々な学科(はり・きゅう学科の他、柔道整復学科やスポーツ系学科)の人達が固まって勉強してたり、別の場所でみんなで勉強する為に待ち合わせをしてたりするのである。

私は授業後、少し焦りながらみんなを横目で見つつ、仕事に行く為に毎日帰っていたが、最近は一時間でも良いからと、仕事前に学校の図書室に残って勉強する事にした。(たまに睡眠学習もするけど・・・。)


学校のラウンジでみんなが快食、快勉?をして去った後、一人やってきて、ベランダで勉強するオジサン学生。(勝手に撮ってごめんなさいね!)

先週、実技と筆記のテストが一つずつ終わり・・・今週は更に筆記のテストが二つある。
そして、6月は中間テスト、7月後半からは期末テストと続く・・・。
その上、もぐさのお灸の宿題がある。
一枚のプリントに140個のもぐさ灸を作り、計40枚期末テストまでに提出するのだ!
今のところ、一枚仕上げるのにどんくっさい私は50分も掛かってしまう。
40枚目には何分で仕上げる事ができるのか、今から楽しみである。(換言するなら、楽しみながらする方が良いと、自分に言い聞かせてるところである・・・うぐっ・・・。)


うちの病院の供血犬ムサシ
年に一~二度は貧血の患者さん(犬)に血を分けてくれる。
家ではこの通り、大切な家族である。
コラムにつまって、ムサシを見たら、ボールを持ってきて遊んで~!と言いだした。

さあ、夢に向かって、一つ一つ頑張って行こう~!!
6年前に中獣医学研究会で山内先生から、動物の鍼灸を学んで行くうちに東洋医学の奥深さを知り・・・どうしても動物と人の鍼灸師になりたくて、この4月にやっと専門学校に行ける様になったんだもんね!
その道を開いて下さった校條先生、山内先生、岩西先生、協力してくれる獣医達とスタッフ達、そして家族に心から感謝している。
感謝してるんなら、まずは一つ一つのテストをガンバんないとね~!!

今日みたいにたまに家に居ると、普段手を抜いてるだけに、風呂場のカビや階段の埃などがやたら気になって来る。
だから、図書館に行って、学生さん達に混ざって勉強してこようかな~!と思う。
(そうそう! 私も一応学生ですしね。)

2011年 5月 22日 掲載