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犬・猫・ペットの治療と予防│リリー動物病院

院長コラム

最近よく、このコラムをお読み下さっている方々から「その後ムサシはどぉ~お~!?」ってお声を掛けて頂きます。
お気に掛けて下さいまして本当にありがとうございますm(_ _)m。

ムサシですが、夜になって玄関でぐったりしている姿を見ると「いよいよかな~・・・。」と思ったり・・・そうかと思えば夜中のお散歩に行きたがる姿を見ると「まだまだいけるかな~。」と、ホッ!としたりの繰り返しです。
ただ、一週間前は茶褐色のおしっこが出るわ、いつも以上に足腰がひょろひょろになるわで・・・・先週は本気で神奈川の次男に「直ぐ帰れコール!」をしました。
しかしその後鍼灸を施すと、直後はぐったりしその後また元気になり、おしっこの色も正常に戻りました。鍼灸だけの効果ではないとは思いますけどね・・・。 
そうそう!因みに茶褐色のおしっこは、末期癌のせいで赤血球が破壊されるので、壊れた赤血球がおしっこから出てそういう色になったのだと思います。
ですので、ずっと正常だった血液検査も貧血を示し、腎臓・肝臓・心臓の値もやや正常値を上回っていました。
これも予想外の結果ではなく覚悟はしてましたので、ただただ受け止めるしかないと思っています。

今日は久々にセミナーのない完全休日でしたので、結構ムサシに手を掛けてあげることが出来ました。
今までは本当に仕事中心の生活でしたから、彼が病気になってなければこんなに手を掛けなかったと思います。
ムサシも少し調子に乗っているところもありますが(苦笑)、他の患者さん同様「みんなに気に掛けてもらってウレシイ~!!」と思っているのをとても感じます。

先日の鍼灸の後で元気を取り戻したある朝、ムサシと家の周りを散歩しました。
いつもの様に草むらの匂いを嗅いでいたと思いきや・・・瞬時に「ビビ~ッ、ガツッ!!、モシャモシャ・・・。」という音がしてよくよく見ると、さなぎからやっと成虫になったばかりのセミをモシャモシャと美味しそうに食べているではありませんか~!?
すかさず条件反射で「コラ~ッ!!」って大きな声を出してしまいましたが、「よく考えたら私達人間だってお肉やお魚の命を頂いて大きくなってんだよね~・・・。だとしたらムサシのことなんか言えないや~・・・!」と思い直して、セミさんに心から謝りました。

開業して5年ほど経った頃でしょうか。「犬猫は非常に人間に近い感性を持ってるけど、牛や豚だってお座りを教えたらやるかも知んないし、かたやこんなに可愛がられてかたや屠場(殺して肉にする所)に連れてかれて人間に食べられて・・・本当に何に生れ落ちるかでこんなに違うんだよな~・・・。」と思うと、一年くらいお肉を頂けない時期がありました。今は頂いています。
なので焼き肉屋に行く度に息子達には「命を頂いてこうして私達は生かされているんだから感謝して頂きなさい!」と言ってから頂くようにしています。(ハハハ・・・。本当は毎日頂いているわけなので、毎日息子達に言わなきゃならないかも知れませんが、それじゃあ息子達も嫌気がさすと思うので、外食時だけにしています。)
もう一つ言わせて頂ければ、当たり前の様にハムスターの治療はし、そして当たり前の様に外から入ってきたネズミは「ネズミホイホイに掛ける・・・。」これも本当に矛盾を感じて辛かったですね~・・・・。

おっと、話がそれましたね!そんな感じでムサシはぐったりもしてますが、セミを瞬時に食べるくらい元気な時もあります。
でも二日前に夜中にぐったりしているムサシの姿を見て「あなたは、多くの子達に血をあげて救ってあげたよね・・・。でもあなたには輸血、どうしたら良いかね~・・・。」と思いました。
それでムサシがどう思っているかは置いといて、次男に聞きました。
「できる事は何でもして欲しい!」との事・・・。
「末期の血管肉腫のムサシに輸血したところで、もらった犬の赤血球の寿命が終わったらどうせまた貧血になる。それともし弱ってるムサシに輸血をしたことによって、他のワンちゃんの血を異物だと感じてアナフィラキシーショックを起こしてしまったら、そのまま死んでしまう可能性が大きいんじゃないのか・・・?!」と言う事で一旦輸血は見合わせる事にしました。
全てを知り尽くしているムサシの瞳を見ると、本当に何とも言えなくなります。
また何か変化があったらコラムでご報告しますね! 読んで下さいましてありがとうございました。

※余談です。
今日夕方、ムサシを車に乗せて南吉記念館の向いの矢勝川の土手に連れて行きました。独りごとを言いながら・・・。(ちょっと変かも・・・??)私が思うところの「幸せになる条件」を考えていたんですね・・・。
それは「幸せになる条件」なのか「生き易くなる条件」なのか、はたまた「オーリングが上手く行く条件なのか・・・??」って感じですが、いくつか思いつきました。
①目の前の事を一生懸命すること。
②当たり前だと思ってた事にも感謝すること。
③ご縁を大事にすること。ここまでは色んな人が言っている事と結構一致するんじゃないでしょうか!?④がポイントになると思います。
④自分の事を情けないって思ったり嫌気がさしたりした時、その自分を許すこと。そう・・・ワンちゃんや猫ちゃんがちょっとした粗相をしても許して愛する様に、自分の事も許して愛しましょう~!!

という事で、今日も私の独りごとにお付き合い下さいまして、ありがとうございました。皆様も同居している動物さん達も、熱中症にはくれぐれもお気をつけ下さいね~! ほなね~(^^)/

2013年 7月 16日 掲載

「やっと梅雨らしくなりましたね~・・・。もう少し雨が降ってくれても良いのでは~?!」と、数日前にここまで書いて中断してましたが、その間に集中豪雨による被害がありましたね。
ご遺族のご心痛を思うと言葉がでません。
東北大震災もしかりですが、科学がどれだけ進んでも自然の力には太刀打ちできないことがあるのだという事を今回も思い知らされました。

ところで我が家のムサシですが、お陰さまで復活してくれました!と言うか“悪性腫瘍”の性質上、良くなったり悪くなったりを繰り返すのですが、末期になると階段を転げ落ちる様に急激に悪化してしまう事が多いので、先日はとうとうその日が来てしまったと思いました。
ですが鍼灸治療が効を奏したのか元々の彼の生命力の強さなのか・・・?!再び元気を取り戻すことができました。
基本的には昼間も寝ている事が多くなりましたが、食欲は以前ほどではないにしろ結構ガッツリ食べてくれるようになりました。

食事中

今、食事中なんだよ!話しかけないでくれよな~!

やはり他の飼い主さま同様、ムサシのご飯に漢方薬やサプリメントを混ぜる度に、「あ~あ・・。まずそうだなぁ・・・!ご飯はムサシの一番の楽しみなんだけどな~・・・。」と思うこともありますが、ムサシがこの不思議な味のご飯をがっついてくれてる間は、もう少し我慢してもらおうと思っています。
勿論食欲がうんと落ちた時は、食べてくれないと話にならないので、薬は減らしていくつもりです。

さて、前回からずっと同じタイトルですが、ムサシが病気になって大きく変わったことがありました。
やはり家族でしょうか・・・。
夫婦ゲンカを暴露するようで、少し気がとがめますが、実は毎年冬になると、夫と私とでムサシに関して「平行線の会話(口論?!)」が営まれていました。
懲りもせず毎年必ずです(苦笑・・・)。
夜遅くに私が仕事から帰ると、寒い運動場でムサシがご飯をずっと待っているんですよね・・・。するといても経ってもいられなくなって「ムサシが寒くて可哀想だからもっと早くお家に入れてあげて~!!(懇願半分怒り半分)」と、夫に言うのですが、「何言ってんだぁ!犬が寒いわけないだろう!!」と、一向に受け付けてくれませんでした。(あなたは昭和一桁生まれですか!?と言いたくなりました(泣)。くれぐれも誤解のない様にしたいのですが、昭和一桁生まれの方が皆さんこういう感覚というわけではありません。悪しからず・・・。) 
ですが、去年9月にムサシが血管肉腫になって以来、ムサシはちゃんと6時頃には家に入れられていて、ご飯とお薬も済ませてあるのでした(スゴ~イ!!)。
それと、去年4月にムサシの本当の飼い主である次男が神奈川に行って以来、夜中の散歩はいつも私の仕事だったのですが、晩酌を済ませてからお散歩をするのでうたた寝をしてしまうことがままありました。(ムサシ、ゴメンm(__)m!)そんな時は黙って長男か三男がムサシを散歩に連れて行ってくれるようになりました。(ムサシは腎臓も侵されているので、おしっこが大量に出るのです。なので夜遅くにもう一回散歩をしてあげないと朝まで我慢しなくてはならないのですね。)

そうです・・・。ムサシは家族を変えたのです!! だからと言って「ムサシは家族を変える為に・・・」とか「大事な事を私たちに教える為に・・・。」とか、もしくは「私が獣医の仕事をする上で、重症の患者さんを抱えた飼い主さまの気持ちにもっと寄り添える事ができる様に・・・。」という目的があるが為に「ムサシは体を張ってまで病気になったのだ」と思いたくない私がいます。「世の中偶然はない。起こることは必要必然!」と随分前から思っていたところも実際あったのですけどね・・・。 このこと(動物が病気になる意味)に、答えはないのかも知れませんね・・・・。今の私には分かりません・・・。

何はともあれお陰さまで一旦ムサシは元気になりました。
8年間ずっと一緒だったムサシが居なくなるなんてこと、考えたくないのですが、残ったムサシとの時間を家族と共に大切にしたいと思っています。

病院での治療

病院での治療。いつも看護師さんが付き合ってくれます(感謝!)。針を片手にパチリ!!

運動場でのお灸

運動場でのお灸。「母さんと一緒に居られるのはウレシイんだけど、お灸してる間じっとしてんのも結構退屈なんだよな~…。」

長男のゴム草履

ムサシはしんどそうなので、夜は玄関の狭いゲージの中に入れずにそのまま繋いでいる。
今までとは違って自由に横たわることが出来て楽そうだが、少し元気になるといたずらをしたくなる様で、長男のゴム草履が被害にあった。(何と2個目!)長男、ごめんね!いつもありがとうね~(^^)!

2013年 6月 27日 掲載

昨年9月の手術の後、ムサシは3週間に一回の割合で、病院で鍼灸の治療と血液検査をしていた。つい2ヶ月前までは・・・・。である。
だが、2ヶ月前のある晩、いつもの様にお散歩をしていたら、前から気になっていた後ろ足がよろよろしてきて、ちゃんと歩けなくなってしまったのである。
行きは良いが帰りは本当によろよろになってしまったのだ。「本当に血管肉腫なの!?」と他人から言われるくらい超元気だったのに・・・である。

同じ鍼灸仲間の獣医師に、「へぇ~!?9月に手術して、それだけ元気なんだぁ~!スゴイじゃん!どのツボ使ってるのか教えてよ~!!」と言われたくらいだったのに・・・である。
なので、この2か月間は週一で鍼灸の治療、そしてその合間に可能な時は自宅でお灸もしていた。治療をしたところで、よたよたの足取りがなくなったわけではなかったが、治療後数日間は、比較的足取りもしっかりしていたので、結構安心しきっていた。

勿論、二回目の抗癌剤こそ使わなかったが、オーリングテストでムサシの身体に合う漢方薬やサプリメントはずっと飲ませ続けていた。
なので、舌の色は薄く貧血じみていても血液検査はいつ測ってもどれも正常値内に収まっていた。(勿論体中の臓器が癌に侵されていることはCT検査なくしても認識はしていたが・・・。)
確かにしんどそうではあったし、食欲の勢いも前ほどではなかったが、与えたご飯はしっかり食べてくれていた。だが・・・とうとう今夜から食餌を残すようになってしまったのである。
「食欲は生きる源。活性源である。」とは、臨床を通して私が感じたことである。 

「一体全体ムサシはどうなっちゃうの・・・?? もう死んじゃうの~??」 「ムサシは私が獣医の仕事をする上で、重症の動物を抱えた飼い主さまの気持ちにもっと寄り添える事ができる様にって、こんな病気になっちゃったの・・・?!」と言う思いが頭を過ぎった・・・。                                                    そしてこんなにしんどそうなムサシに対して、黙って見守ることしかできない自分をとても歯がゆく感じた。
ムサシとはアニマルコミュニケーションで飼い主さまからご依頼を受けた時の方法での会話は全くしない。だが、いつもムサシとは眼で会話をしている。(おそらくどの飼い主さまもそうやってご自分の動物と会話をしてらっしゃると思う。)
ここ数日、出勤する前に見送ってくれる彼の眼は「母さんは仕事に行っちゃうんだよね~・・・!僕はもうそんなに長くは生きれないんだよ・・・。だから僕との時間をもっと作って~・・・!」と言っている。

明日は早朝に家を出て、吉祥寺での鍼灸の勉強会に行くことになっている。「ムサシ・・・どうかその間に死なないでね!母さんの居ない時に黙って死んじゃうなんてこと、しないでよ!!」と私・・・。

「もし、うちの子が私の居ない間に死んでたら、どうしましょう~!?」と重症の患者さんを抱える飼い主さまに聞かれる度に、いつもお応えしていた言葉が頭を過ぎった・・・・。
「〇〇さん、病院で私達なんかに看取られて亡くなるよりも、たとえお留守の間だろうと長い間住み慣れたお家で亡くなる事はとっても幸せな事だと思いますよ。
『あ~・・・。△△ちゃんはいつ学校から帰って来るのかな~!?お母さんやみんなの匂いがするな~・・・。あの時は本当に楽しかったな~・・・!』って、ご家族の事を思いながら自分の家で亡くなるのは、本当にそれだけで幸せだと思います。確かに飼い主さま達が帰ってこられるのをちゃんと待ってから亡くなる子もいます。でも、その気持ちがあっても間に合わない子だっています。そして、飼い主さまに看取ってもらうことにより、却って飼い主さまの悲しみが深くなるのではないかって判断した子は、飼い主さまを愛するが故にわざと皆さまがいらっしゃらない時間帯を選んで亡くなって行く子もいるように思います。(実際にいました。) ですので、淋しいかも知れませんが、〇〇さんがいらっしゃらない時にこの子が亡くなったとしても、この子の選択だと思って下さいね。」と。

これから少し仮眠したら、シャワーを浴びて出発する・・・。私も飼い主の一人として、腹を括らなければならない時が近づいて来ている・・・。

ロッキー山脈の滝の水

ロッキー山脈の滝の水。

プレリードッグ

ロッキー山脈の帰り道、草原の間を車で走っていたら、プレリードッグの群れを見た。
色んな穴から交合に顔を出して実に可愛かった。
開業当初のプレリードッグを診察した時の記憶からすると、結構獰猛という印象があったが、こうして大自然の中で自由に暮らしてるのに、人間の欲で狭い日本のゲージに閉じ込められたら獰猛になっても仕方ないよな~・・。と改めて思った。

プレリードッグ

同じくプレリードッグ。私達がしつこく写真を撮っていたので、そのうちの一頭が「チチチチ・・・・。しつこい人間達がいるから気をつけろ~ッ!!」って仲間たちに合図を出していた。
「ごめんごめん!!直ぐ帰るから許してね!!」って感じ・・・。

2013年 6月 16日 掲載

5日程前、鍼灸の治療中にある重症患者さん(ワンちゃん)の飼い主さまとお話していた時のことです。(その飼い主さまには一応ご了承して頂いて掲載させて頂いてます。)

「この子がこの病気になってから、私達夫婦はたくさんの事をこの子から学びました。この子は大事な事を私達に教える為にこんな大変な病気になったんじゃないかな~・・・って思うんですよね・・・。」とおっしゃった。
私は瞬時に 「それは違うと思いますよ~!(結構きっぱり!!) 長年この仕事をしてて、この子達は自分が大変な病気になる運命だっていうことを幼い時から知ってるんじゃないかって思うことがあるんですよね~。それで「この飼い主さまならきっと何とかしてくれる!」って確信して、その飼い主さまを選んだんじゃないかな~・・・。って思うんですよ。もしかしてもともと兼ね備えた動物の直感なんでしょうかね~・・・。
だから〇〇ちゃんもあなた達に大事な事を教える為にわざわざ身体を張って病気になったわけじゃないと思いますよ!」とお応えした。

私がそうお応えした理由(「動物達は私達に大事な事を教える為に病気になったのではない!」と思った理由)は二つある。一つめの理由は、上に書いた通り、当院にいらっしゃるどの飼い主さまを見ても、その子の為に真剣に病気と向き合ってらっしゃるからである。だからそういう飼い主さまをこの子達が選んだような気がするのである。・・・但し、この件に関しては、片手落ちである事を十分理解した上で言っている。
と言うのは、誰もが忙しい中、時間とお金を割いて動物病院に足を運んで下さるのだが、それは何より同居している動物をこよなく愛しているからである。だが、もしかしたら(いや、おそらく)、重症でもほったらかしにしている飼い主さまだっているわけであり、幸か不幸か私は仕事柄そういう飼い主さまと出逢わないだけなんだろうと思うのだ。なので、この懸案に関しては片手落ちではある。

そうお応えした二つめの理由は、『私がこういう人間になる為には、苦しい経験をしなくてはならない!』と言う方程式みたいなものが無意識のうちに自分の潜在意識に組み込まれていることがあり、そうするとそのような苦しい現象を自ら引き寄せてしまう事があるのではないか!?と思うことがあるからである。(それはシータヒーリングをしたことによって学んだことである。)なので私自身その潜在意識に組み込まれた方程式に沿ってそういう現象を引き起こしたくないので、そうお応えしたのだと思う。

・・・だがしかし・・・重い病気に罹ったムサシを見ていると、正直その飼い主さまと同じことを考えている自分がいる・・・。
何が真実で何が真実でないのやら・・・。。。。答えはないのかも知れない・・・・。続きはまた次回お書きしますね。

ロッキー山脈ビーバーダムにて

ロッキー山脈ビーバーダムにて。
夜中に熱が出て咳が相当酷い時だったが、今見るととても清々しい顔をしている・・・。
やっぱ自然の力ってスゴイなぁ!!って思う。

マーモット

ロッキー山脈、山の上に上がった時に側に来たマーモット。

ロッキー山脈の山の上

同じくロッキー山脈の山の上。お買いものしたお店の近くで。
なんと私が泊まったホテルから1時間半くらいで行けるのである。

エルクと共にパチリ!

みのりさんが走ってる最中に車を停めてくれて撮ってくれた写真。
エルクと共にパチリ!

2013年 6月 16日 掲載

あと3時間でボールダーを発ちます。お陰さまでこの1週間は、私にとって何ものにも変え難いほどの有意義な時間を過ごすことができました。

大自然の中で今までの自分の生き方を振り返り、そして「これから自分はどのように生きて行きたいのか…?!」という”自分の魂の声”を聴く為に、はるばるボールダーまで来たのだと思います。今回みのりさんのご縁でお逢いしたチャネラー・ヒーラーの方々もその為に来たのだとおっしゃってました。

開業して19年、忙しい日々の中で、何もかもが中途半端な気がして焦燥感にかられたり…忙しい時に心のバランスを取る為に過食に走ったり…自分だけの力ではどうしようもできない事が起こって悩んだり…誰もがそうであるように、私自身もいろいろなことを体験し学んできました。

でも、ここに来て多くの事が吹っ切れました。そして、今後の私の「仕事の目的」がより明確になりました。それとともに、「私が抱えている課題」も再認識しました。(頭で分かっているつもりでも、なかなか実行できず、そしてその方法も実は分からなかったのですね。)

今後は、毎日の仕事を通して、動物達と飼い主様との心の橋渡しができて、少しでも皆様のお役に立つことができたら幸いに思います。もちろん、鍼灸も今以上に頑張りたいと思います。

ご自身とご友人が主催するツアー前の準備でお忙しい中、今回ボールダーに呼んで下さったみのりさんに感謝します。

そして、私の背中を押して下さったリーさん、シンディさん、ジョンさんの3人のチャネラー・ヒーラーの方々と、みのりさんのルームメートのけいこちゃん、ダル君にも感謝します。

そして…病院のスタッフ達と、家族、友人、私の我がままを許して下さった動物達と飼い主様にも感謝いたします。本当にありがとうございました。

2013年6月4日
ボールダーにて
工藤ゆり子

みのりさんのルームメイトのけいこちゃんとダル君と。
レッドロックの途中にて…この澄み渡る青い空が何とも言えませんでした!

レッドロックスコンサート会場
美人のけいこちゃんとパチリ!

ドライブの後の夕食で連れてって頂いた居酒屋。右端が居酒屋のご主人。
オヤジギャクばっか言う変な日本人だった…。

みのりさんの20年来の友達、エリック氏。
この日は彼とアポ取って三人で食事したのだが、みのりさんは長い間日本語教師をしていたので結構有名人である。
お店に入ると色んな方に声を掛けられる。
なのですっぴんではとても歩けない…。(デヘッ…。初日は歩いてたけど…。)

2013年 6月 05日 掲載

こんにちは!
私は今、コロラド州のボルダーにいます。
5月28日にセントレア空港を発ち、成田で乗り換えその後ロサンゼルスで更に乗り換え、デンバー空港まで一人で来ました。
英会話もまま成らない、ツアーでしか海外には行ったことがない、「もろ田舎もん」の私がよくここまで来れたものだと思います。

ただ、、、タイトな生活を送っている割りに超のんびり屋の私だけに、この旅もやはりいろいろやらかしてしまいました。
出発直前、大体の準備は出来たから後は飛行機のチケットをハンドバッグにしのばせるだけだと、旅行会社から送って来た手つかずの封筒の中身を見てビックリ仰天!!
なんと、あるべき筈の飛行機のチケットがないではないですか!! マジに顔が青くなりました!
旅行会社がやっている時間帯ではなかったので、海外に行った事のある友人に電話を掛けまくり、、、結局封筒の中にあった「eチケット」と書いてあるA4版の紙っ切れをセントレア空港のカウンターに持って行けばその場でチケットと交換してくれることをその時知りました。(後でよく見たらその「eチケット」にその事の説明が書いてある小さな付箋が貼ってあったんですけどね、、、。慌てていた私はそれに気づかなかったんですね、、、。)
その後成田空港で飛行機を乗り換えた際、ある手違いから携帯電話を海外仕様にすることが出来ませんでした。
よって、デンバー空港で私を待っていてくれた友人の村田みのりさん(http://boulderangel.wordpress.com)とも連絡が取れず、事前に彼女にメールしてもらった飛行機の乗り継ぎ方のコピー片手に片言の英語で人に聞き聞き、、、、心配さながらのみのりさんとやっとの思いでデンバー空港で落ち合う事が出来ました。(ほっ!)
 
とは言え仕事等で連絡を取らない訳にも行かず、急遽安い携帯をこちらで買ったのですが、それが着信しか出来ない電話であり、おまけにホテルの電話も故障中とのこと。なのでこちらから病院に掛ける時はいちいちみのりさんにお借りして掛けてます。(ホントみのりさん、ごめんね!って感じです。)

さて、こちらに来て早や4日が過ぎました。
「こっちに来てまでなんでぇ?!」と泣きたくなりましたが、着いたその日の夜から熱が出て、、、夜中に針とお灸を施して朝には解熱し、また夜熱が出てまた針うって、、、を毎日返したところで、ようやく今日治まりました。
後は声だけがお相撲さん状態です。 まさかこんな事になろうとは思いもよりませんでしたが、鍼灸のセットを持って来て本当に良かったです。
漢方薬も持って来てたらもっと早くに治ったんでしょうけどね、、、。

友達には「ちょいと命の洗濯に行って来るね〜!」と言って日本を発ったわけですが、正にボールダーは私にとって命の洗濯そのものでした。(写真参照)
一日目の「ブレナードレイク」の山に着いた時、美しい山々を見渡していたら、山に「よく来たね〜!」と言われているようで思わず涙が出てきました。
二日目は「ウォーカーランチループ」に行き、そこではマウンテンライオンが出没するこもある事とを知って、本当に驚きました。

その後、みのりさんの友人のヒーラーお二人にリーディングとヒーリングをして頂き、、、、みのりさんのリーディング力の凄い事は知ってましたが、彼女らの凄さにも驚きました。「凄い人(本物)って、捜せば結構いるもんなんだな〜!!」と思いました。
(明日はパワーストーンを使ってヒーリングをしているもう一人のみのりさんの友人にお逢いするので、次回まとめてご報告しますね!)

そして昨日は、みのりさんのルームメイトのお二人がおつき合い下さり、4人でレッドロック等をドライブして過ごし、今日(6月1日)に至っています。(コロラド州は、日本より15時間遅いので、こちらは、今、1日の午後6時ですが、そちらは2日の朝9時頃だと思います。)
今日はみのりさんも仕事が入っていたので、私はホテルで本を読みつつ午後からはみのりさんのPCをお借りしてこうしてコラムを書いています。

非日常的なゆっくりとした時間を過ごして、自然の中に身を置きながら、、、自分の内側に意識を向けることで、少しずつですがこれからの自分の生き方を考える事が出来ています。
それは自然の力と共に、一昨日お逢いしたお二人のヒーラーの助言も背中を押してくれていると思います。
こんな有意義な旅ができている事に、みのりさん始め病院のスタッフや家族に心から感謝しています。

続きは明後日ご報告しますね。
どうぞ皆さん、お元気で〜!

※実はある患者さんのことも気になりますが、ムサシの事も気になります、、、。ここ2ヶ月間は週一のペースで病院で鍼灸を施していたので、その後お灸だけでも家族がやっててくれてるかどうか、、、、。明日確認の電話を入れてみるつもりです。

それでは皆さん、し〜ゆ〜あげいん!!

フラットアイアン

フラットアイアン

レッドレイクー鹿の糞

レッドレイクー鹿の糞

ウォーカーランチループ

ウォーカーランチループ

Flagstaff 崖

Flagstaff 崖1

Flafstaff 崖

Flafstaff 崖2

ゴールデンー恐竜の足跡 1

ゴールデンー恐竜の足跡1

ゴールデンー恐竜の足跡 2

ゴールデンー恐竜の足跡2

2013年 6月 02日 掲載

今、月に2回、鍼灸の専門学校に通っているのだが、この間のトイレでの出来事で 「は~ぁ・・・。」と思った事があった。

吉祥寺の駅だったか東京の駅だったか忘れたが、女子トイレでの一場面である。用を済ませた後で手を洗おうとしていた60代の女性がいた。
その時若い女性が化粧を直す為に一つの洗面台を占領していた。他の洗面台はみんな塞がっていたので、その若い女性が「す~・・・。」っと黙って洗面台を譲った。
60代の女性は“さも当たり前の様に”斜め後ろから割り込んで来て、とっとと手を洗った後、黙って去って行った。

その数日後・・・ムサシの散歩でも似たような場面があって・・・その時に遭遇した50代の女性に同じ事を感じてしまった。
「なんで、イイ年こいて、人に“ありがとう”って言えないんだろう・・・(怒)?!」って・・・。
世間じゃあよく 「今の若いもんは・・・!」って言うけど、「大人が当たり前の事をちゃんとしてなかったら、子供はそれ見て育つわけだからそうなっちゃうに決まってるじゃん!!」って思う。

よく犬の散歩でも、ポーズで小さいスコップとスーパーのビニール袋を持ってるだけのオジサンとかいるでしょ!?それもはっきり言って嫌だな~・・・。
いっつもポーズだけで自分の犬のウンコを拾った姿なんて見たことないもんね!そういう人に限って自分の車の直ぐ近くで猫や犬にウンコされたらスゴイ怒ったりするんだよね~・・・。

ってなことを思いながら…「そん時すごく腹立たしく感じた私ってのは、もしかして少し心が固くなってるのかな~!?」とか、「じゃあ、私は100%確実にきちんとしてるか!?」って考えたら、「やっぱそうじゃないな~・・。」って思ったりするわけですね~。

そうそう・・・。勉強会の帰りは「渋谷」で乗り換えるんだけど、大きな駅には人の流れが多すぎて収拾がつかないので、階段に直接太い「⇒(矢印)」で上がりと下りが分けてあるのってご存知ですか!?
実は私、「渋谷駅」での乗り換えは最初の2~3回はきちんとそれを守ってました。
半分くらいの人達は、面倒くさがって、その「⇒(矢印)」を無視して階段の昇り降りをするので、私も「まぁ、いいか!」って矢印を無視して階段を昇って行ったのですね・・・。
ついひと月くらい前の話です。
その階段を登った時にすれ違った大学生くらいの男の子二人の声が耳に入ったのです。「何でみんなきちんと矢印守らないんだろうな~・・・(呆れ)!!」って。
その時、本当に自分が恥ずかしくなりましたねぇ・・・。「私、イイ年こいたおばはんはこれだから困る!!って事してたわ~・・・。」って・・・。

ハハハ・・・。ってなことで、「まぁ、お互い気をつけましょうや~!!」って事でしょうか~・・・。

懇親会にて

4月28日の授業の後、講師陣と2学年合同の懇親会にて。
山内先生(右から2番目)との出逢いはかれこれ10年近くなるのだが、学校を開校されてから、更に迫力が出て来た。
「やっぱ超人だわ~・・・。」

犬のツボTシャツ

学院作成の「犬のツボTシャツ」。
クラスの先生に「先生もお買いになりましたよね!?」って聞いたら、「いいえ~。工藤先生はこのTシャツを一体どこで着るんですかぁ?!犬の散歩でですか!?」と、逆に聞かれてしまった・・・。
私的には結構気に入ってるんだけどな~・・・。

背中面のアップ

Tシャツの背中面のアップ。
2つの経絡(太陽膀胱経と督脈)のツボの名前がちゃんと書かれている。

袖面のアップ

同じく袖面のアップ。
左右の袖にワンコちゃんの足のツボがプリントされている。なかなかニクイな~って思いません?!

Tシャツの前面

Tシャツの前面。
これは学校の理事のお一人、岩西先生がデザインした動物の陰陽のマークである。
とてもよく考えられていて、犬猫は人より若干陽気が強いので耳の部分だけ白くして陽気が多いって事を表している。
ただ黒のTシャツだと色柄的にバランスが悪い為、敢えてこのTシャツの耳は黒くなっているのだと思う。

2013年 5月 05日 掲載

この春の季節(風邪;ふうじゃ)の影響を受けて、いつもなら頑強なわたくしも微熱が長い間続いたり、昨日は昨日で右眼の血管がブチ切れてドラキュラも驚くような真っ赤な眼になってしまいました。
「あらま~・・・せっかくの美人が台無しじゃん!!」
・・・と、誰も言ってはくれないので、自分で勝手に言ってます(ホホホ・・・)。

ところで・・・最近、面白い事がよく起こります。
私にとって必要な情報がベストなタイミングで入って来るのです。
「そういう風になりますように・・・!」 と常々お祈りしているのも事実なのですが、俗に言う引き寄せ術かも知れませんね。

先週の木曜日に久々に友人(鑑定士の万里ちゃん)と食事をしました。
その翌日彼女からメールが来ました。
「アニマルコミュニケーションの面白そうな講座のメールが私の所に来たんだけど、これは絶対にゆりちゃんだよね!って思ったのね!だけど16日なの。平日だし仕事の都合つかないよね~?!」との事。
スケジュール帳を見てみると、面白い事にこの日に限って朝一番以外は鍼灸の予約が入っていませんでした。
それで2つ返事で行く事に決めました。

実際にその講座を受講した訳ではないので、今の段階では何とも言えませんが、最近「自分の直感通りに行動する」ってことはなんて心地いいことかと思います。
逆に言うと「なんか違う。」・・・もっと言うと「ここに居ると(もしくはこの人といると)非常に心地悪さを感じる。」という時、私は絶対に無理をしない様にしています。
以前読んだ名越康文さんの「毎日トクしている人の秘密」と言う本にも書いてありましたが、「自分の直感・・・心地いい・心地悪い。」という気持ちはとっても大事にしなくてはならないと思います。
少し前までは他人に嫌われたくないが故に無理してしまう事ってありましたけど今はしていません。
そうやって考えると動物達は実に自分に正直ですよね~・・・!!
見習わなくてはなりません。(ただ、飼い主さまに気を遣って我慢し過ぎて肝臓を病む子もたまにいますが・・・。)

あっ・・・今日の話題から逸れてしまいました!
そうそう!!
アニマルコミュニケーション(動物との会話)の事をお話ししようと思っていたのでした。
3年間の私の拙いアニマルコミュニケーションの経験で、ある共通点があることに気づきました。
それは動物と会話をする前に飼い主さまに「あなたの飼ってらした子にどういう事を聞きたいですか?」とお聞きするのですが、「なぜ、我が家に来たの!?」と言う質問に対して、どの動物達も版で押した様に同じ答えをする事です。

「最初から決まっていたことさ~!」って・・・。

ある子は階段からお兄ちゃん猫が落ちた時、「やっぱりな~!」って思ったそうです。
本当はお兄ちゃん猫が里子に出されるはずだったのに、「お兄ちゃん猫に後で何か悪いところが見つかっては大変!」と言う事で急遽その子が里子に出される事になり、長い間そこのご家庭で大事に飼われることになりました。
それで一昨年に病気の末期になり、当院でアニマルコミュニケーションのご依頼を受けました。
飼い主さまからのご依頼通り、「なぜ我が家に来たのか?」という事と「これからも入院して治療したいか!?」とその子に尋ねたところ、やはり「最初から決まっていたことだ。」と答えたのでした。
そして治療に関しては 「ノー!!」と答えたので、ご家族はその子の意思を尊重されて治療は中断しました。
年末と言う事もあり、ゆっくりご家族に看取られながら年明けに亡くなりました。

普段私はスピリチュアル系の本を殆んど読みません。
なのでそういう事に詳しくはないのですが、前世とか来世ってあるように思います。
証拠はないのですけどね・・・。

そうそう! そういう意味ではアニマルコミュニケーションに関しても証拠はありません。
本当にその子がそう言ってるかなんてこと、誰にも分かりっこありません。
ですから、「自分のアンテナは正しいかどうか? 日頃偏った考え方をしていないか?どうしたらいつもニュートラルでいられるか?」と言うことに気をつけるようにしたり、ローレン先生の教え子さん達との練習の場を今後は大いに使わせて頂こうと思っています。
そしてニュートラルになるという意味では瞑想やシータヒーリングは私にとってとても役立っています。

“人と人”もしくは “人と動物”って、おそらく逢うべきして逢ったのでしょうね・・・。
それはアニマルコミュニケーションをする度に動物達から教えてもらったり、シータヒーリングをするようになってそう言った映像が観える時もあるので、最近余計そう思うようになりました。
よく、「あっ! この場面ってどこかで見たことがある!」って思う事ありませんか!?
夢で見たのかも知れないし、そうでないかも知れない・・・。
それって私が思うに、前世で同じ人(動物)と一緒に過ごしていてその記憶が残っているのでそう感じるのではないかと思うのですね。
そうでなければ、実際に夢で観たかも知れない・・・。

なので、今、同居している動物、ご主人(奥様)、子供達も親も、そして同居してない友達も恋人も・・・・みんな前世からのお付き合いじゃないかって思います。
「初めまして~!」ではなくって「お久しぶり~!」って感じでしょうか・・・。
みんなみ~んな意味があってこうして出逢ったのでしょうね・・・。
良いと感じる事もそうでないと感じる事も含めて・・・。

動物達はいつも大事な事を私達に教えてくれます。
命の大事さ、愛する対象があるというだけで優しい気持ちになれる事、無条件の愛をもらっていると言う事etc・・・。
そしてそれらを学んだ後、生き別れ、死に別れ・・・そう、別れがやって来ます。
ただ・・・・「死後も魂はずっと生きていて、私たちの事を見守ってくれている。」と、アニマルコミュニケーションで彼らは言ってくれてはいるのですが、「実際にその子をなでることも出来ない。語ることも出来ない。」と言う事は、本当に淋しい限りですよね・・・。(アニマルコミュニケーションをしている立場の私がそんな事を言ってはいけませんが・・・。)

ムサシもこの10日くらいの間にとうとう症状が出始めました。
夜の散歩で直ぐに息が上がる。下半身がふらつく。猫を見ても時として吠える声に勢いがない等・・・。
9月に手術したのですから、病気の割には長生きしている方だと思います。
今は、サプリメントやお薬の服用と共に週一でお灸と針をうっています。
これからも治療に専念しつつ、残ったムサシとの時間を大切にしていきたいと思います。
きっとムサシと私達家族は前世でも繋がっていたのでしょうからね・・・。

南吉記念館向いの彼岸花の道にて

南吉記念館向いの彼岸花の道にて 「ちっ!また写真かぁ~・・。面倒くせぇなぁ~!!」

タンポポ

「タンポポ踏んじゃあダメだってぇ~!?母さんはいちいちうるせえんだよなぁ~・・・。」

卒業生の親を祝う会

3月下旬、三男が通う高校の「卒業生の親を祝う会」にて 。
実はそこに出席して下さった先生方です。
「笑う門には福来る!」お3人とも超素敵でした。むふふ・・・。

カレンダー

我が家のトイレに飾ってあるカレンダーです。
毎年この方の作品を購入します。
「ひとになんて勝たなくてもいい。じぶんに負けない事 それが大切」
・・・そう!その通りですね。でも、仮に自分に負けた時があったとしても、そんな自分の事を許して愛して下さいね!

2013年 4月 08日 掲載

こんにちは!

東洋医学で言うと、“春は肝木の季節”であり、気が(木の様に)上に上がり易く、それゆえ頭や顔の症状・・・頭痛や鼻炎・眼の痒み等の花粉症、耳鳴りなどになり易い時期でアリマス。
PM2.5の影響もあるのか、昨日友達がいきなり花粉症になったり、息子もかわいそうなくらい花粉症の症状が酷いです・・・。(針打たせて~!!と息子をおっかけてますが・・・(笑)。)
花粉症に関しては、後日「よもやま話」に書かせて頂く予定です。

ところで、2月24から、昨日(3月9・10日)まで、3週連続で日曜日毎に鍼灸のセミナーがあり、結構タイトな日々を送っておりました。
2月24日と3月3日は学院(日本獣医中医薬学院)の勉強会でしたが、3月9日と10日は2日連続で「師温会」と言う鍼灸師・医師・獣医師合同の勉強会でした。

「師温会」では主に当学院の会長でいらっしゃる鍼灸師の国分龍彦先生(大阪府堺市開業)と校長の山内健志先生、そして西依三樹先生の3人の方が教鞭をふっておられます。
そこでは講義の後、症例検討会があります。患者さんを前にして講師陣が診断した後、治療させて頂きます。 もし、患者さんがおられない時は、受講生の中の希望者が患者モデルになります。
今回も私はご多分に漏れず、患者モデルに立候補しました。

自分でも仕事の後で針を打つこともあるのですが、「身体がだるい。手足が冷たい。お腹が空かない云々・・・。」と言った症状がずっと続いていましたので、この機会にと思いまして・・・。
ただ、このコラムでも何度か書きましたが、患者モデルは教室の前方に設置してある台上に寝かせられて、「腹出せ。」だの「背中出せ。」だの「舌を見せろ。」だのと言われながら、講師や受講生の皆さんに脈をとられて恥ずかしいのなんのってありません。

でも、「足が太いから」とか、「お腹の脂肪が・・・。」なんて言ってられないのです。
いつも元気で仕事をする為には、“背に腹は代えられない!”のですから(笑)。
治療するのは私達受講生ですが、一流の先生方が検証して下さるので、帰る頃には身体が変わるのを実感します。

脈を診て頂きながら、「あ~・・・。かなり腎と肝が虚してるね~!(弱ってるねぇ~)!」と、言われて、どんどん治療して頂くのですが、腎の脈がなかなか上がらず(元気になってくれず)・・・しまいには両方の足の内くるぶし近くの「太谿」と言うツボに火針をズブッ!と打たれてようやく腎の脈が上がりました。
火針とは、火針膏と言う軟膏を注射針に付けて3回火であぶってからツボに刺す方法です。私の治療でもワンちゃんや猫ちゃんに火針を刺しますし、自分にも脈を診ながら片方の足に火針をしますが、両足のツボに1本ずつ刺すという発想は全くありませんでした。それと、百会と言う頭のツボに、お灸をして頂きました。(初体験ですが、正直熱かったです・・・。でもお陰さまで頭痛がうその様に消えました!!)

っで、効果の程は~・・・???
もちろんバリバリで~~っす(^^)V。
治療直後はまだ昼食が食べられませんでしたが、昨夜は美味しい天ぷらをたんと頂き・・・そして今朝も久々にお腹が空き・・・「普通にお腹が空くってなんて心地いい事なんだろう!!」と、思いましたね・・・。
本当はこの治療、数日間隔で継続したいのですが、自分では背中のツボに治療は出来ませんので、うちの二人の先生にお願いしようと思います。

ご存知の方もいらっしゃるかも知れませんが、2年前の春・・・山内先生と西依先生に憧れて、「動物と飼い主さま両方の治療が出来たら、何て素敵だろう~!」 との熱い思いで人の鍼灸専門学校に入学しました。ですが、結局仕事との両立が難しくて途中で挫折してしまいました。

そんな折り、立て続けに困っておられる飼い主さまお二人からお身体の事でご相談を受けました。
「それなら3人のすご腕鍼灸師を知ってますよ! 大阪と東京とどちらなら行けますか!?」とお伺いして大阪府の国分龍彦先生をご紹介したところ、お二人からとても喜んで頂けました。

そんな訳で私自身は動物の鍼灸治療は出来ても飼い主さまの治療は出来ませんが、その方々がお元気になられる橋渡しが出来たので、「師温会」で学んでいて本当に良かったと思いました。

周りの方々が心も身体も健康で笑顔になってくれたら、ホント素敵ですよね・・・・☆

ところで、今日は東北大震災があった日です。
お亡くなりになった方々のご冥福をお祈りすると共に、ご遺族の方々が1日でも早く笑顔になられることを心からお祈りします。
そして、大震災から2年経った今、「自分に出来る事はないか?!」ということをもう一度考え直しながら、今こうして生かされている事に感謝して1日1日を過ごしていきたいと思います。

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2月24日、学院のセミナーの後の懇親会にて。
左のオチャメなおっさんは、何を隠そう学院の山内校長です。
9年前から東洋医学を教えて頂いていますが、その知識とご経験 は本当に半端ないです!!

Photo

名誉会長や会長の国分龍彦先生(一番左)のご指示の元、受講生が患者モデルに治療します。
この写真は脈を診ながら針や圧診機で身体全体を整えた後、耳針の石田先生(右から2番目)が顔と耳に針を刺してお灸を施して終了するところです。

Photo

上の花粉症の方の治療を近くで撮影したものです。
Y先生!写真の掲載をご承諾下さいまして、本当にありがとうございました。

2013年 3月 11日 掲載

こんにちは~!
「鬼の霍乱(かくらん)かっ!?」って周囲に思われるくらい、久々に胃腸風邪でダウンした工藤です。
3日間ご飯が食べられませんでしたが、その後しっかり復活しています(^^)V。

かつて・・・「巨人・大鵬・玉子焼き」という言葉が流行った時代があったそうです。
正直言ってこの言葉、中学時代までは全く知りませんでした。
私の年齢詐称の話は抜きにして・・・実際この言葉を初めて聞いたのは、「ジャマ」と言うあだ名の社会の先生が授業中の雑談でおっしゃった時でした。
かつて、一世風靡した「大鵬」という力士が先日亡くなり、それでその言葉を思い出したという訳です。

デヘッ・・・。 今回のタイトルは、その言葉をもじって付けました。
11日の朝、たまたまテレビをつけたら、あの“我らがヒーロー「イチロー」”のドキュメンタリー番組がやっていました。 
それを見て、二つの感動を覚えましたね~・・・・!

①やっぱり彼はスゴイ!!
「普通の人では考えられないくらいの精神力とチャレンジ精神の持ち主である!」と言うことにまずは感動しました。
「マリナーズ」から「ヤンキース」に移籍した理由は、あえて厳しい条件の元へ身を置き、ゼロに戻ってチャレンジしたかったということでした。
そしてそれ以上に私は、番組最後の彼の言葉に共感しましたね・・・。(二つ目の言葉は常に私が思っている事です。イチローさんに共感しただなんて、実にオコガマシイ話かも知れませんが・・・。)

「終わりが分からないから、 “ありったけ”の力を注ぐことができる!」
「笑って死にたいですね~・・・。 楽しく生きて、最後は笑って死にたい・・・。」

②犬(一弓)の力
番組の取材中に 「一弓」と言う柴犬っぽい犬が登場します。
ブラウン管の中では、どんな状況だろうとポーカーフェイスのイチローですが、「一弓」を呼ぶ時の顔つきと声は、「別人」のようでした。
孤独の中で自分と向き合い、そして自分と闘い・・・そんな生活を長い間してきたイチローにとって、「一弓」はかけがえのない存在であり、癒しになってるのでしょうね・・・。

「動物の存在」ってスゴイですね~・・・・!!
会話がなくてしらけかけている夫婦をまとめたり・・・。
学校で嫌な事があっても、家に帰ればその子が居るからって元気になったり・・・。
家族を一つにまとめたり・・・。
「この子の為に健康でいなきゃ!」って飼い主さんに思わせたり・・・。
その子が重い病気に罹ったら、飼い主さんまで具合悪くなったり・・・。(勿論逆のパターンも結構ありますが・・。)

口も利けない。一見、ただ寄り添ってくれてるだけに見えるあんな小さな存在が、実はその家族(その人)にとって、とても大きな存在だったりするんですね~・・・。
イチローの番組を見て、改めてそのことを認識しました。

今世でご縁のある目の前の動物達を皆さんも大事にしてくださいね~☆
彼らの多くは、皆さんが幸せでいてくれることを心から望んでいるのですから・・・。

<追記>

昨日の診察中にある飼い主さまと友人から、上のコラムに2点間違いがあるとのご指摘を受けました。
「一弓」は、「一朗」の「一」とイチロー夫人の弓子さんの「弓」をくっつけて命名されたってこと。
それと、彼はピッチャーじゃないから、マウンドには立たないってこと(焦)・・・。

「もう~! 先生はホント社会オンチなんだから~・・・ははは~!」と、その飼い主さまに一笑されてしまいました。

う~・・・。 
そう! 実はその通り! 自慢じゃないですが、私は仕事と子育てしかしてない完全なる社会オンチです。
社会情勢もそうですが、特に芸能界とブランド、車・・・そういうものは一切チンプンカンプンなのです。

でも、今年はもっと視野を広くして・・・・色んなことを観たりチャレンジしたりしたいって思ってます!

むふふ~・・・。
オモロイおばはんを目指します!

待合室でパチリ!待合室でパチリ!

待合室でパチリ!
「ちょっとぉ~…。ベッピンさんに撮ってよぉ~!」

お寺にて

イチローのテレビを見た後、墓参りに行ったお寺にて

喫茶店にて

墓参りの後、母といつも寄る喫茶店
玄米のオムライスを出す店なんて珍しいのではないかと思う。
でも心と身体に優しくて超オイシイのだ!

2013年 2月 18日 掲載