ペットの診察・治療・病気予防
フィラリア予防・去勢避妊・鍼灸

アクセスマップ・愛知県知多郡阿久比町

診療時間

犬・猫・ペットの治療と予防│リリー動物病院

院長コラム

 私の世代は、幼い頃に戦争を体験して、苦労してきた世代の親に育てられた為、「物を大事にしなさい!」と、よく両親に言われて育ちました。
 とは言え、私自身日々の生活の中で、不要な物を買い込んでしまい、結局捨ててしまったりして反省する場面があったりします。

 ところで、うちの病院のスタッフ達は私の子供達とそんなに変わらない世代の人達ばかりです。

 ある日、スタッフの一人に、「飼い主さんに病気の説明をする為のメモ帳作って!」と頼んだところ・・・まっさらのコピー用紙を束ねて切っていたので、とても驚きました。
 それを見た私は、「ひゃ~! もったいない! 失敗したコピー用紙の裏とか、いらないファックス用紙の裏を使って~!」とお願いしました。
 それは、若いスタッフに限った事ではなく、我が家の子供達もコンビニの袋を当たり前の様にゴミ箱に捨てたりしています・・・。(親の顔が見たい!ですか・・?!)

 なんて事を書くと、スタッフの愚痴を書いているようですが、仕事の面では、うちのスタッフ達は本当によくやってくれると、常日頃から感謝してます。
 ですので、これはおそらく世代の差だと考えたら、仕方ない事なのかも知れませんね~・・・。

 ただ、やはり「ケチ」と「物を大切にする」と言う事は違うと思うのですね。
 「作ってくれた人に感謝する。物を大事にする。」と言う事は、私達が親から教わった様に、今度は私達大人がスタッフや子供達に伝えていかなくてはならない事だと思うのです。

 ところで・・・年がばれてしまいそうですが、私が幼い頃、父は戦争反対論者?でしたので、ベトナム戦争の事が書いてある新聞記事や雑誌が家に何気に置いてありました。
 そして日曜の午後などは、朝、酪農家さんの所に往診に行って一仕事終えた父が、昼食を取りながら、ヒットラーがユダヤ人に対して行ってきたドキュメントなどを、よく見ておりました。
 それをたまに私も見て、子供心に、「やはり戦争は良くない事だ!!」と思いながら育ちました。
 無意識のうちに、刷り込まれていたのかも知れませんが、今もこうして、このコラムを書いている間にも、どこかの国で戦争が行われているのだと思うと、本当に心が痛みます。

 私自身、あまりテレビを見ないのですが、オリンピックが終った数日後の夜、仕事から帰ったら、その特番(感動した場面の特集番組)が流れてました。
 何の競技か忘れてしまいましたが、二位と三位になった選手の国どうしで戦争が行われていたらしく、彼女らが表彰台でメダルを受け取った後、抱き合って、「私達の友情は、戦争では壊されない!!」と言っていた言葉がとても心に沁みました。

 「世界中で戦争がない日が来たらいいな~・・・・。その為に一体この私に何が出来るんだろう~・・・。」
 いつもそう思って止みません。

 私は、実際に戦争を経験した訳ではありませんし、日々仕事に明け暮れていて、なかなか子供達やスタッフ達と戦争について語る時間もありませんでした。
 でも、その中で、やはり若い世代の人達に、『もったいない!』 と 『戦争反対!』を言い続けるのは大切なことなのかも知れない。と、その特番を見て思いました。

 「もっと短くて読みやすいコラムを・・・。」と、日々思っているのですが、今日もまた長くて少し固い話になってしまいました。
 最後まで読んで下さいまして、ありがとうございました。

2008年 9月 08日 掲載

 盆休みに入る直前に、私がこの休み中に家の大掃除をしなくてはならないきっかけがありました。

 12日の夜、久々に家族5人揃いました。
常日頃日子供達が自分の使った物の後片付けをしないのが気になっていた私は、母親としてこの機会に「後片付けをちゃんとすること」を念押ししなくてはならないと思い、三人の子供を前に言いました。
 「ね~、あんた達さ~、使った物の後片付けせんけどさ~、それってどう思ってる?!  あんた達がかたづけない物を一体誰がかたづけてると思ってんの?!いっつも父さんと母さんがかたづけてるんだよ!」と私。
 するとすかざず長男が、「いつもかたづけてるのは父さんじゃん! 母さんなんか仕事が遅いのを理由にいっつも大した事しとらんじゃん!!」とのたまうではありませんか・・・。
 この言葉を聞いて、うんもすんも言えない私がおりました・・・(ぐすん)。

 開業して14年、最初の10年間は、帰宅時間の遅い私の代わりに平日のおかずは実家の母が作ってくれてました。
 その後の4年間は、私より早く帰る夫が晩御飯作りや朝のゴミ捨てなどもしてくれてます。
 ですからどれだけ眠くても毎日の朝ご飯と休日の晩御飯は大体?私が作っています。
 ただ・・・日頃家族の晩御飯も作る事が出来ず、一緒に晩御飯も食べられない私は、いつも子供達に対して申し訳ない気持ちで一杯だったのですね・・・。
 なので、この長男の一言はかなり効きました・・・。

 おっと~・・・、随分前置きが長くなってしまいましたが、つまりそういう経緯がありましたので、「ここで“母親の意地”を見せなきゃ!」と思った私は、盆休みは継続の仕事の合間に、日頃できない“開かずの間”などの掃除を必死でしたんですね~・・・。

 そしたら、なんと偶然にも5年前にインドに行った時に購入してからずっと行方知れずだったサリー(写真)が出てきたではありませんか!!
本当に驚きましたね~・・・。

 「加藤先生、この色が似合わなくなる前に、早く私をインドに行かせてね!期待してますよ!!むふふ・・・。」(加藤先生は今、本当に頑張ってくれています。ハイ(^^)V。)

・・・ってな事で今日のコラムはこの辺でおしまいにしますね。
一体私は何が言いたかったのか・・・??
「果報は寝る前に働いてから待て!」と言う事でしょうかね~・・・。
・・・ぽてちんおしまい。

因みに、左下にある黒い物体は、我が家の2頭の犬のうちの一頭 ケン(ミニチュアダックス、10歳 ♂)です。

2008年 8月 17日 掲載

 私は、決して動物達の読心術が出来る訳ではないのですが、診察中に飼い主さまとお話していて、彼ら(彼女ら)の声が聞こえるような気がする場面が結構あります。

…と書くと、“ちょっと危ない獣医”のような感じになりますね…。
 でも、こういう仕事をしている方々は、もしかしたら私とおんなじ気持ちでいる方も結構みえるのでは?と思います。

 言い換えたら、診察台の上で、飼い主さまと私との会話を黙って聞きながら、何も言えないだけで、実は彼らは色んな事を感じでいるのだろうと思うのですね。
 普通の犬は、約3歳くらいの幼児と同じ知能を持つと言う説があります。(これも誰がどのようにして決めたのか・・・・?そして個体差もあるように思いますが・・・。)

・Aさん「うちの子もホントふけちゃって、顔の毛も白いものが沢山混ざってきたのよね! おじさんを通り越してオジイチャンって感じだわよねぇ…。」

・私「そうですね~…。犬は人間の4倍から5倍の速さで年を取りますからね…。 え~?! もうそんな年になりましたか?!ついこないだまで子犬だったような気がするんですけどね…。」

・○○ちゃん「そう言うあんたらだって、結構ふけてきたよ! 初めて会った時は、もっと若かったじゃん!シワの数ももっと少なかったよ。お互いさまでしょ!?」なんてね…。

 ですので、重症の子の説明を飼い主さまにしている時、その場の雰囲気から、「私の病気って、もしかしたら厄介な病気なんじゃないかしら…。」
なんて、患者さん(動物達)に思われているようで怖い気がします。

 ところで、私達は、治療中に彼らの嫌がることばかりするので、診察室に喜んで入ってきてくれる子達は数えるくらいしかいません。
 喜んで入って来てくれていた子達も、手術を一度でも体験すると、次の診察日には、とてもよそよそしくなり、その度に寂しい気持ちになります。
そんな子達を見ていると、術前に気管挿管(吸入麻酔をかける為と、麻酔中呼吸が止まってもコントロールが出来るようにと気管チューブを気道に入れることです。)をする時や、術後気管チューブを外す時、殆ど動物達の意識はもうろうとしてるのですが、案外その時の記憶があったりするのでは?!と思ったりします。

・「私覚えてるよ! だって何かを打たれてうとうとした後、お口を開けられたんだけど、その時この獣医と眼があったんだよね・・・。そいでもってその後眼が覚めたら入院室に入れられてて、その後ちょっとの間お腹が痛かったんだよね・・・。」なんて思われてるような気がします。(そう・・・。口に出さないだけでね!)

 考えすぎだと言われるかも知れませんが、「動物達はそんな事を考えてるかも知れないな~・・。」と思いつつ日々仕事をしています。(証拠も何もないのですけどね・・・!)

 こうしてコラムを書きながら、我が家のケンを見てみると・・・彼は実にマイペースでグーカーと寝ています。
 そんなケンにたまに聞く事があります。
 「ケン、あなた我が家に来てもう10年になるけど、本当に幸せだった?!これでよかったのかしら?!」と。
 毎晩私の帰りが遅くてあまり手を掛けてあげられないし、他の家族も自分の事で精一杯なので殆ど構ってあげられてないのですよね・・・。
なので「たっぷりこの子と時間を過ごせるような飼い主さんの所で飼われていたら、もっとこの子は幸せだったかも知れないな~・・。」と思うのですよ。

・でも、ケン曰く 「は~…?? まずまずだよ! 昼間は退屈だけど、この生活に慣れてるしね…。 母さん(私の事です)、今更気にしなさんなって・・・。。でも毎日おんなじカリカリのご飯(ドライフード)で実際飽きてんだよね~。母さん達はいいよな~・・。毎日美味しそうな匂いのする色んなご飯を食べる事ができてさ~!」なんて言ってたりして…(苦笑)。
 こう書きながら、患者さん(動物達)や、ケンの気持ちを勝手に解釈している、実に勝手な獣医であり、飼い主でもある自分を自覚した次第でアリマス…。ぽてちんおしまい。

2008年 6月 16日 掲載

 たまに当院にお見えになる飼い主さまから、うちの看護士の接客?態度でお褒めの言葉を頂くことがあります。

 この間もお褒めの言葉を頂き・・・「我が子を褒められたようで、自分の事を褒められる以上に嬉しいわ!!」と友人に報告しました。

 ただ・・・・ふと、その時に思ったことがありました。

 10年くらい前は一番ベテランのゆきさんと二人でしたが、それから少しずつ看護士が増えて・・・今は、次にベテランの麻衣さん、一年になる小森さん、半年の永田さんとで、毎日の業務を回しています。(サポートスタッフの浅井さんにもお手伝い頂いてます。)

 最年少の永田さんは、私の長男と三つしか違わず、麻衣さんの御両親は私よりほんの少しだけ年上なのですね。
 いつだったか永田さんの「スタッフ通信」で、「周りの人がお母さんの様にいろいろ教えてくれます・・・云々・・。」と書いてありましたが(お父さんじゃなくて良かった~!!)、そう・・・本当に実に親子くらい違うスタッフもいる訳なのですよね・・・。

 ですが、実のところ、「どっちが親か分からないわ~・・!」と言う場面が結構あります。

 「ねぇねぇ~・・。○○さん、これどこにある~??」とか、「これ(主にメカです。)の使い方、ようワカランのだけど、ちょっと頼むわ~・・。」・・・・なんてことは日常茶飯事です。
 彼女達がいないと、普段使っていないような薬のしまい場所も分かりませんし、任せっきりですので、血液検査などの動作も遅いし・・・本当に何もできないのですよね・・・。

友人にその話をした後で、「本当はどっちが子供なのか分からないわ・・・。」と、しみじみ思い、そしてこんな私について来てくれるスタッフ達に感謝した一日でありました。

2008年 3月 31日 掲載

 飼い主さんのSさんは、御夫婦揃って郵便局(今はこういう言い方をしないのですよね!ホントは…。)にお勤めです。

 こうやって、私達がやっとお休みに入った時も、正しくは、12月後半からは殆どインフルエンザなどの伝染病でない限り、お休みも取れずに、年賀状の配達の為に働いておられます。

 12月中旬にSさんが、愛猫ちゃんをお連れになった時、「それではよいお年を・・。」と去年と同様の挨拶を交わしました。

 病院も今日やっと午後からお休みに入ったのですが、Sさん達はお休みではないのですよね…。

 本当にご苦労様なことです。

 私は、今までアルバイトを二つしかしないまま、この仕事に就いてしまいましたが、「楽な仕事は殆どない。どんな仕事も本当に大変だな~・・・。」と思っていました。
 そして、Sさんからこういうお話をお聞きして改めてそう思いました。

 「Sさんご夫妻、そしてその他の郵便配達の皆さま、いつもありがとうございます。
 お正月が過ぎましたら、どうぞゆっくりお休みくださいね!」

 さ~っ!
 私は、今から年賀状を書きます!
 今年も我が家は大掃除をせずに年が明けていきます。

 先程ある飼い主さんと意気投合してしまいました。
 その方も、やっと昨日が仕事納めだったようで、「大掃除はしなくても、正月は来る来る!!ですよね~!」と・・・(笑)。
 ですが、来年こそは、早く年賀状を書いてお掃除もしたいな~・・と。これも毎年この時期に思います。

 皆さま、どうぞよいお年を・・・。

2007年 12月 31日 掲載

 たまに 「世界仰天ニュース」などの番組で、「犬が飼主さんを助けた!」という話を見ますが、実際に起こった話を最近飼主さんからお聞きしましたので、飼主さんのご了承を得て、コラムに載せることにしました。

☆泥棒が来たのを知らせたラーラちゃん
 黒ラブの堀田ラーラちゃん(五歳 女の子)は、家の前を他人が通る度に飼主さんに吠えて知らせていたのですが、ある日いつもと違う鳴き方をしていて、しかもなかなか鳴き止まないので、「今日は様子が変だな~・・・。」と飼主さんは思ってらしたそうです。

 そしてその後・・・お隣に泥棒が入ったことが解りました。

 残念ながら犬小屋に繋がれていたラーラちゃんが、激しく鳴いていた15分くらいの間に、隣家が掻き乱され、三人組に物品を盗まれたそうなのですが、飼主さん曰く 「ラーラを庭の犬小屋に繋いどいたから、盗まれちゃったのよね…。とっても残念だったわ…。
 もうその後はそういう事があったら、お隣の家の直ぐ側までラーラが自由に行けるように、今は柵付きの庭に放し飼いにしてるのよね!」と言う事でした。

 泥棒が来たのを見て、様子がおかしいと、直ぐ判断して飼主さんに伝えたラーラちゃんは本当にすごいですよね~…。

☆ご主人が危険な状態なのを奥さんに知らせたラッキーちゃん
 紀州犬の近藤ラッキーちゃん(5歳、男の子)は、今年三月のある夜中に、一階で寝ていた奥さんに突然 「起きて!!」と言わんばかりに前足で何度も奥さんの体をトントンしたそうです。
 ラッキーちゃんのあまりのしつこさに、眠い目をこすって起きられた奥さんは、二階の御主人のうめき声にびっくりされて、直ぐ二階に飛んで行かれました。

 するとなんと…・御主人は二階の寝室で心臓発作で苦しんでおられました。
 直ぐに救急車を呼んだので、御主人は一命を取り留められたのですが、その時もいつもは来客がある度に吠えていたラッキーちゃんでしたが、「い~い?!今から救急車の人が来るから、おとなしくしてるんだよ!」との奥さんの言葉を忠実に守って、御主人が搬送される間、ずっとおとなしくしていたそうです。

 動物達は、私達が想像している以上に直感が働いていたり、飼い主さんの事や周りの状況をちゃんと見ていますよね…。
 今回のラーラちゃんとラッキーちゃんのお話は、それを再認識させて頂くお話でした。

堀田さん、近藤さん、素晴らしいお話をありがとうございました。

2007年 12月 14日 掲載

 少し前の話になりますが、11月3日に義父の七回忌がありました。
 それで2日の午後から久しぶりに一家揃って岩手の実家に家族旅行に行きました。(お義父さん、ごめんなさいね! お義父さんの七回忌が家族旅行だなんて書いたらあかんですよね~・・・。)

 でも、久々に家族一緒に過ごす事が出来て、ピンチピッターで来てくれた水出先生とスタッフに心から感謝しています。
 この写真は、七回忌の翌日の4日に「ご苦労さん!」という事で、夫が岩洞湖に連れて行ってくれたものです。

 残念ながら・・・このパラグライダーに乗っているのは私ではありません。

 ただ、とても素敵でしたので、コラムに掲載させて頂きました。(写真の方、勝手に掲載してごめんなさい・・。)

 この女性は、どう見ても50台だと思うのですが、私達とちょっと会話した後、実に楽しそうに・・・なんのてらいもなく、高い山から降りて行かれました。(二枚目)。

 何が素敵だったのかと言いますと…若ければそれはそれなのですが、おそらく私よりちょっと?年上だと思うのですが、パラグライダーを当たり前の様にやってのけるところが、私にはとても斬新で素敵に映ったのですよね~。

 「きゃ~!素敵!!」を連発しながら写真を撮ってましたら、それを見て、私の意図を察してか、長男と次男が口を揃えて言いました。

 「母さん、絶対こういう事しないでよ!」と二人。
 「なんで??」と私。

 「母さんドジだから、死ぬかもしれんもん・・。。」と息子達。

 私の性格を知っている二人の発言に言葉を失いまいたが(苦笑・・・。)、この方の様に幾つになっても自分のやりたい事をやってる人って本当に輝いて見えますよね。

 私もいつまでもこういう風に生きて生きたいと思いました。

 このコラムをご覧になって、この方の住所を知っている方がお見えになりましたら、当院へ御連絡くださいね。
 お礼とともにお写真をお送りたいと思います。

 実にあっぱれでした!(拍手!)

2007年 11月 12日 掲載

 先週の土曜日は、アルバイトとして、当院を支えて下さった方二人の感謝会(送別会)でした。

 去年の2月に、ベテランの看護士が寿退職し、6月には獣医師も二人退職した為、てんてこ舞いの日がず~~っと続いておりました。
 Mさんは近くの大学生の方で、大学に求人募集して当院に去年の6月から来て下さってました。
 実に温和で優しい性格の方であり、授業が終ってから、仕事が次の日に差し掛かる日々が続いていても、愚痴一つこぼさず、当院を支えてくれました。
 Kさんは、今年7月に当院に来て下さり、やはり自分の生活がある中で、どれだけ忙しくても淡々と仕事をこなして下さっていました。
 いつも仕事が終るのが遅くて、本当にきつかっただろうと思います。

 お二人は人手不足の中、6月に出産で退職した看護士のHさんと共に当院を支えて下さった仲間です。

 実はこの9月に新しい動物看護士が就職してくれましたので、私を混ぜた5人で病院はまわしていけそうな状況になり、今回退職して頂くことになってしまいました。
 開業して13年・・・この様な形で退職して頂くのは、私にとって初めての経験であり、新しいスタッフが入ったことは喜ばしい事なのですが、その事をお二人に告げるのは、私にとって、実に断腸の思いでありました。

 土曜日・・・重症のネコちゃんを抱えておりましたが、感謝会には何とか間に合い、この日を迎える事になりました。

 感謝会が終った後で、Mさんから「自分の中では、リリー動物病院のファミリーの一人だと思っているので、また遊びに行きます!」と言うメールを頂き・・・本当に私は、人に恵まれていて有り難いな~・・・。。。としみじみ思いました。

 「Mさん、Kさん、本当にありがとうございました。
 Mさん、あなたの目標である介護の仕事、頑張って下さいね!あなたなら、きっと素晴らしい仕事をされる事だと思います。
 Kさん、これから自分のやりたい事を探すのでしょうが、どうか生き生き楽しく生きてくださいね!」

 送別会ではなく、感謝会として、その日は終りました。

 小さな病院ですが、お二人に限らず色々な方達に支えて頂きながら当院の今日があります。

 私事のブログになってしまいましたが(いつもですね!)今日はお二人に感謝の気持ちを込めて書かせて頂きました。

2007年 10月 17日 掲載

 一週間近く前になりますが、先週の日曜日に大阪市で二ヶ月に一度の小動物中医学研究会(鍼灸のセミナー)がありました。

 このセミナーは、午前中の基礎編は、校條均先生(写真上、多治見市で動物病院開業)が講師を務めて下さっています。
 そして、午後の応用編と実際の症例検討会は、東京の動物病院の院長であり、人の鍼灸の治療もなさっている山内健志先生が講師です。(写真下)

 この研究会は、以前から「師温会」と言う、人の鍼灸師の勉強会に所属してらした講師のお二人と兵庫県の開業獣医師岩西正雄先生の三人の先生方が、ある日「動物病院の間でも、この鍼灸(東洋医学)を広めて行こう!」と言う高い志の元に、立ち上げて下さったものです。

 セミナーは、11時から始まり、たっぷり6時近くまで行われます。
 教えて頂く東洋医学の考え方は、私達が大学時代に習ってきた西洋医学とは、病気の捉え方が全く違い、出席する度にその奥の深さに感動したり、「もっと勉強しなくては…。。。」と毎回刺激を受けながら帰って来ます。

 そしてセミナーが終ると、いつものメンバーで「ご苦労様会」と称して、飲み会があります。(写真下)

 今回は、何やら薄暗い部屋で、ナイスミドルの男性二人のうちのお一人がもう一人の方の耳を触っておられますが(触ってらっしゃるのが、講師の山内先生です。)、これは決してふざけている訳ではなく、日頃激務でお疲れのM先生が「最近腰痛があるからちょっと治療してくれへん?!」と仰ったので、「ちょっと耳かして!」と山内先生が耳のツボを刺激してらっしゃるところです。
 山内先生は、先程も言いました通り人の治療もなさっているので、脈を触られただけで、その人の体調をピタリと当ててしまうのです。
 実際、私も他の先生も脈診をして頂き、その日の体調を実に詳しく当ててしまわれたので、本当に驚きました。
 このセミナーに出る度に、「目標となる先輩の先生方がいらして、私はとても恵まれているな~!」といつも思います。

 そして…そう、気の置けない方々と、二ヶ月に一度、こうしてお酒を交わす事が出来て、それもまた私の楽しみの一つになっています。
(これが一番の楽しみだったりして!!・・・なんて事を書くと、講師の山内先生方に叱られてしまいそうですね!山内先生すみません・・・。)

 こうして、先日もセミナーの後、お互いの近況を報告したり、励まし合ったりしながら、「ほな、また次のセミナーで会いましょな!(関西の先生が多いので、関西弁になっています。)」と、挨拶をして、別れたのでありました。

 …ここでおしまい! のはずでしたが、大阪駅行きのタクシーに乗った途端、大事なセミナーの資料を居酒屋に忘れた事に気付きました。
 運転手さんにお願いして、急いで引き返して頂きましたら、M先生が居酒屋の前で私に連絡をして下さっている最中でした。
 相変わらずのわたくしは、またやらかしてしまいました…。M先生、そしてかなり酔っ払った私を一緒に名古屋駅まで連れて帰って下さいましたMI先生、御迷惑をお掛けして、申し訳ありませんでしたm(_ _)m。

 以上、鍼灸セミナーのご報告コラムでした。

2007年 9月 13日 掲載

 Tさんは、8歳の高齢ウサギさんのオーナーであり、瞳の大きな、美人でとてもチャーミングな方です。
 4年程前から、たまにご来院下さっていたのですが、去年の6月までは出産の為に退職した水出獣医師が主に診せて頂いておりました。
 その後は私が診せて頂いているのですが、慢性肝疾患なので月に一度、血液検査と診察の為にお見えになります。

 娘さん達も含めて、皆さまとてもこのウサギさん(クロちゃん)をこよなく愛しておられます。

 いつだったか、クロちゃんの事がとても心配で、診察中に涙されていた事がありました。
 でも、今はクロちゃんの状態もかなり落ち着いてきましたので、いつも素敵な笑顔でお話してくださいます。

 先週の診察の後で、私が「クロちゃん、前から気になっていたんですけど、前足が年のせいか結構変形してますよね。」とお伝えしましたところ…、意外なご返事が返ってきました。
 「あっ、これ、このままでいいんです! 私も娘達もこれもこの子の個性だと思ってますから!!」と言うことでした。

 「……。。。」

 私は、直ぐには言葉をお返し出来ませんでしたが、思わず「な~るほどね~…。。。」と唸ってしまいました。

 私達(と言うより私は…ですね。)は、どこか一つ悪いところがあると、それに執着してしまい、その部分がいつも気になってしまいます。
 それは、病気だけに限らず、私の子育てにしてもしかり、人間関係にしてもしかりです。

 ですが、「それも個性の一つなんだ。」とある意味大きな心で捉えると、随分自分自身楽に生きる事が出来るんですね。

 勿論、一見大した症状がなくとも奥に重大な病気を抱えている場合もありますので、それをお伝えして行くのが私達の務めでもあるのですが、Tさんのこのお言葉をお聞きして…「こういう風に、おおらかに構えて、バランス良く生きるのって、大事だよな~…!!」と、とても感心してしまいました。

 「先生、いつも元気ですね~!」なんて飼主さんに言われると、つい嬉しくなり、「はい!私達は元気を売る仕事でもありますから・・!」なんて言ったりしてますが、実はこうして、飼主さんから色々な事を教えて頂いたり、元気を頂いたりしているんですよね…。

 Tさん、本当にありがとうございました(*^_^*)!

2007年 9月 11日 掲載