院長コラム
先日(9月27日)は、研究科も含めて三年間通った動物の鍼灸学院(日本獣医中医薬学院)の卒業式でした。
我が子の卒業式で泣いても自分の卒業式では一度も泣いたことのなかった私でしたが、卒業式で山内健志校長に賞状授与して頂いた時から校長が祝辞を終えるまで、お恥ずかしいことにずっと涙が止まりませんでした。
私は今回のことで初めて知りました。
「悲しい・悔しい・嬉しいという感情だけじゃなくて、感謝してるってだけでも人間ってこんなに涙が出るもんなんだな~。」と言うことを・・・。
とにかく「もういい加減に涙止まって~!!」っていう自分の意思に反して、どんどん涙が溢れてきたんですね・・・。(3人の息子達に知られたらまた笑われてしまいそうですが(苦笑)。)
涙のわけ・・・というと変ですが強いて言わせて頂くとしたら、もともとは10年前に学院の基盤となった「小動物中医学研究会」から始まり、お忙しい中を山内校長が学院建立の為にあっちこっち奔走され、奥様や他の先生方のご協力もあって、やっと4年前にこの「鍼灸学院(日本獣医中医薬学院)」が出来上がったわけなんですね。
それまでのご苦労を知ってるだけに、「山内先生たちのお陰で今の私があるんだな~。」と思うと本当に感謝の気持ちでいっぱいになったんです。(もちろん家族やスタッフ達にも感謝してますが。)
この卒業式で一応一区切りつきましたが、「今日で終わり」ではなく「今日が新たな始まり!」だと思って、先生方に教えて頂いた教えを守って生かしながら、ぶれることなくいつも真摯に治療させて頂こうと誓った一日でありました。
日本獣医中医薬学院の同級生はいろんな年齢が入り混じっているのですが、二期生の仲間は本当にいい人達ばかりで、そんな人達と三年間一緒に学べたのも私にとって超ラッキーだったと思います。
とにかく感謝と感動の一日でした。(^^)
私達は、誰もが目的を持って生まれて来ていると思います。 そして誰もが必要とされていると思います。(そのことに気づくのに時間が掛かってしまって、いろいろ悩んだりすることもあると思いますが・・・。)
そしてその目的をなす為に、目には見えない道が敷かれていて、その過程にはいろんな試練があったりします。
その時は辛いのですが、後で考えると「な~んだ、その為にその試練はあったのか!」・・と納得する・・・という経験、皆さんありませんか!?
私の場合、たまたま次男・三男が幼少期に酷いアトピーだった為、開業して4年目に春日井の漢方医の先生(故宮崎雅敬先生)の所に通い、その先生が勧めて下さった勉強会で京都の堀田先生と出逢い、そして福島の故氏家(うじいえ)氏から瞑想を習ううちに偶然?「宝石光線療法」をすることになりました。
そして、当院の副院長水出先生と多治見の校條均先生から頂いたご縁で、鍼灸の山内健志先生に出逢うことが出来て今があります。
「はい!ここでおしまい!」と言いたいところですが、去年私にとってちょっとした試練があり、堀田先生にご相談をしたのを機に「テラヘルツ波の勉強会」に入る事になりました。
前回のテラヘルツ波の勉強会の時 「今度の勉強会は温泉でやりましょうか!」という話になり、先日(9月5日・6日)有馬温泉に行ってきました。
いつもの大阪のセミナー会場から車でたった45分の所に、こんなに素敵な温泉があったなんて~・・・景色と言い温泉の湯と言い本当に感激しました。
一日目は、新納(しんのう)理事長のセミナーの後、会員の症例報告になり、その後懇親会がありました。
懇親会での堀田先生の最初のご挨拶を始め、その後いろいろな先生方のお話をお伺いしているうちに、それぞれの先生の治療に対する熱い想いが伝わってきて、私自身とてもいい刺激になりました。
身体に優しい「鍼灸治療」と共に「宝石光線療法」や「テラヘルツ波」を通じて、動物たちが心身共に良くなってくれて、それを見られた飼い主さまも元気になって下さったら、そんなに嬉しいことはありません。
「これらの治療をもっと極めていこう!」と強く感じた一日でした。
(この会は、医師、鍼灸師、接骨院の先生、獣医師など、臨床に携わっている方々の集まりです。今のところ、獣医は私一人ですが・・・。)
気のいい空間で、気のいい方々と勉強をし、その後美味しいお酒を酌み交わし・・・「11月の勉強会までお互い頑張りましょう!」と言って翌日解散しました。
最近、いろいろな友人たちと話をするのですが、その時のテーマはいつも同じです。
「気のいい、裏のない、自分と感性の合う・・・ほっとするような人達と関わっていきたいよね!」ってこと。
裏のない・・・というとなかなか難しいかも知れませんね。 他人によっていろいろ見方も違うでしょうし、誰もが多面的な要素を持ち合わせてはいます。 でも、それはさて置いてどうせ自分の貴重な時間を使うなら、やっぱり心地いい時間を過ごした方が良いと思いませんか?!
あらあら~・・・一体このコラムで何が言いたかったのか・・・。一先ず感謝!でしょうか(^^)!
朝晩涼しくなり、少しずつ秋の気配を感じるようになりましたね。
ところで、私がヨチヨチ歩きの時から、ずっと親戚付き合いをして下さっていた方が、先日お亡くなりになりました。
ある日急にお加減が悪くなり、末期癌と宣告され、半年ほどで旅立たれてしまいました。
訃報を聞いて駆けつけた時、奥様が「ゆりちゃん、あったかい身体に触れられなくなるって淋しい事だね~・・・。」と、しみじみおっしゃいました。
私は、仕事柄大事な患者さんが重い病気に罹った時、獣医として飼い主さまと一緒にその子の命が尽きるところまで治療させて頂く場面が何度かありました。
そしてその動物の最期の時を迎えた時の飼い主さまの深い深い悲しみを何度も見て来ました。
対象が人だろうと動物だろうと、もう二度とその温かい身体に触れられないということは、本当に寂しい事だと思います。
ムサシ(病院の供血犬として我が家で飼っていた犬)が死んでもうすぐ2年になりますが、「ムサシがいつも私達を見守ってくれている!」という感覚は常にあるのですが、やはり「直接ムサシに触れたいな~・・・」と今でも思うことがあります。
大型犬でしたので、喜びすぎると私の顔に彼の顔が当たって、ものすごく痛かったんですけどね・・・・。
先日テレビでアイボ君というロボット犬の事が放映されていました。
アイボ君は人の動作に反応する様に上手く作ってあるので、本物の犬に近い行動もするそうなんですね。
それで彼らに癒された人は沢山いた様でした。
でも・・・やっぱり違う気がします。
温かい身体に触れる時、手間はかかってもその動物のお世話をし、そして共に生き、一見言葉はないようでもしっかりと会話をし・・・それはロボットが代用出来るものではないように思います。
そして何より温かい・・・。
「愛知県獣医師会の学校動物飼育支援委員会」が企画する「ふれあい学級」に、去年から私は獣医として参加してますが、この6月に 阿久比町の英比小学校に行った時、1年の生徒全員にウサギを抱っこしてもらい、心臓の音を聴診器で聴いてもらいました。
ある女の子がその小さなウサギを抱いた瞬間、「わぁ~~!すごくあったか~い(^-^)!」と嬉しそうに言った時の笑顔がいまでも忘れられません。
ロボットの果たす役割はあるかも知れませんが、私達は生きている限り、命がある限り、その身体は温かいわけであり・・・やはり人と人、人と動物がこうして繋がっているっていうことは本当に素晴らしくて有難いことだと思います。
私は、今の日本獣医中医薬学院に三年前に入学して、去年秋に卒業しましたが、その後研究科で「推拿」を一年間学びました。
この秋こそ、本当の意味で学院を卒業することになります
毎年9月に一年のまとめの試験(筆記と実技)がありますが、今年は、7月中旬に三年間の総まとめの課題を提出した後、7月31日には卒業論文を提出しました。
「これでおしまい!」と、言いたいところなのですが(苦笑)、実はまだ終わってなくて・・・8月30日の午前中には研究科全員がこの一年間座学と共に習った「気功」と「推拿」の試験があり、午後は卒論発表会があります。
午後の発表会は何とかなるにしても、問題は午前の「気功」と「推拿」の試験です。
特に「推拿」は、一年前から岩西先生に教えて頂いているのですが、お米の枕を使って練習した「捏法(こんぽう)」の試験の他、授業で習った「推拿67例」から指定された方法を講師たちの前で実演するのです。
これが結構きついです(半泣き)。
とは言え、本当に私は毎年反省します。
忙しいのは誰でも同じなのに結局のところ、私はギリギリじゃないと動けない性格で・・・そんな自分が実にもどかしくて腹立たしいのですね。
お盆が明けてから、夜病院に一人残って練習しているのですが、昨日はペットボトル相手に練習してましたら、覚える事が多すぎて疲れと共に気分まで暗くなってしまいました。
そこに、救世主現る!!です(歓喜!)。
なんと、今日午前の診察が終わったら、水出先生が私の推拿の練習台になってくれると言うじゃないですか・・・!!
二人で「あ~だ、こうだ!」とやっているうちにどんどん面白くなってきて・・・本当に水出先生には感謝です。(実はここだけの話ですが、卒論発表用のパワポ作成はかなり水出先生に助けて頂きました!でへへ・・。)
本当に私は、スタッフ達に恵まれているばかりか、今日までに出逢った臨床の先生方(獣医師だけでなく)には素晴らしい方が多くて、心から感謝しています。「神様ありがとう~!」っていう感じです。
試験まであと4日しかありませんが、先生方へのご恩返しだと思って、全力投球で頑張りたいと思います。
勿論、多くの患者さんのお役に立てるよう、試験が終わっても頑張ります!
これは、7月中旬に書きかけて掲載しなかったものです。
15日が「終戦記念日」ということもあり、数日前から戦争にまつわる番組がたくさんやっています。
決して「旬のもの」になることなく、ずっと平和な国である為に・・・そして平和な世界へと発展していく為にもこれからもそういう番組がたくさん報道されていくといいなぁと思います。
その時のコラムは以下の通りです。
〜 ◇◇◇ 〜
皆さん、こんばんは!
診察が終わって、スタッフ達も後片付けを終えて帰り、一人診察室でコラムを書いています。
先週の金曜から月曜に掛けて、学院の鍼灸の授業の他に二つ勉強会があったので、ずっと家を空けてました。
その間も、「集団的自衛権」の事がどうしても引っかかったので、ホテルで途中までコラムを書いては完成しないまま今日に至ってしまいました。
前回のコラム(憲法九条を考える会主催の弁護士の伊藤真先生のご講演の時の話)を書く直前に家族から「そう言う事は病院のホームページに書くべきじゃない!」とピシャリ!と言われました。(言いたい事は分からないでもないけど、私がカチンと来たのは言うまでもありません。)
ただ、確かにこの4日間、永田町でタクシーに乗ったら運転手さんと「集団的自衛権」の話になり、別の角度から観ている人の意見も聞けて、新たな発見もありました。当院の獣医師と話をしてもやはり考え方は人それぞれなんだな~と思いますしね!
ですが、やはり私は三人の息子を持つ母親として断固反対せざるを得ません。
「この法律が決まったからって、徴兵制になるって直ぐに思う事自体、母さんは安直なんじゃないか!?」と息子から言われ、「でも、アメリカでは戦争をした人達が、人殺しをしたショックで帰還してから自殺したり麻薬にはまった人がわんさかいるんだってよ!ってことはこの法律が決まって戦争に参加することになったら、日本の自衛隊の人達も辞める人が出てくると思うよ!その親御さんだって辞めろ!って言うと思うしね!!そうなったら徴兵制になるんじゃないの!?絶対にそうならないって確信できる?!」と聞くと息子も答えられなくなります。
ただ、今日までの時代的背景を考えると結構複雑な問題なので、一つの答がきっぱりと見つかり難いのも事実です。
だとしたら、やはり今こんなに急いで施行すべきじゃないですよね!
先日のテレビに70年近く前に沖縄戦争で両親と二人のお姉さんを亡くした老婦人がインタビューでこう言っておられました。
「愛する人を亡くした悲しみはいつまでたっても忘れることが出来ません。」と・・・。
10年後も20年後も・・・未来永劫に、日本が戦争をしない国であってほしいと思います。
そして、‟この素晴らしい頭脳と智慧と慈しみ合える力を備えた人間だからこそ” 日本のみならず全世界で戦争をして欲しくないと思います。
私達の代は、おそらくもう戦争に駆り出されることはないでしょう。
数年先か数十年先か・・・私が死んでからか・・・・いつしか息子達や孫達が戦争に行って、息子の一人が「母さん、母さんの言った通りになっちゃったよ・・・。戦争は辛いよ。人を実際に殺すんだよ。殺らないと殺られちゃうんだよね・・・。ゲームなんかと全然違ってたよ・・。」という日が来ない事を切に願います。
ところで・・・私には二つの書きかけのコラムがありました。
6月28日に多治見で伊藤真先生の憲法9条に関する講演を受けた後、更に戦争について一月前にコラムを書いたのですね。
ところが、家族に反対されてしまいまして、ずとPCの下書きで眠ってました。
「いろんな考えの人がいるんだから、憲法だの集団的自衛権だの戦争反対だのって・・・、そういう事は自分の仕事の事を考えたら書くべきじゃない! どんな人にでも病院に来てもらう為には、偏った事は書いたらダメなんだ!」と言われてしまったのですね・・・。
もちろん、病院の事を考えた上での私への助言だったんでしょうが、少し考えてしまってそのコラムを載せることが出来ませんでした。
ところが、先日その話をある飼い主さまにしたところ・・・「え~?!先生のコラムって先生らしくっていいな~!って思ってたんですよね~。 確かにそれは言えるかも知れませんけど、私はそういう事に拘らずに、先生の気持ちを書いたらいいんじゃないかって思うんですけどね~。」と言われました。
更に数日後、スーパーフライのCDを車で聴いているうちにハマった歌がありまして・・・
こんな歌詞でした。(タイトルはBeautiful 越智志帆作詞)
「遠くに延びる影 夜の波が消した
涙を流したなんて、気づかれないまま
心を捨てるなら 傷つく方がマシさ
冷たい風を切って逃げるように走る・・中略
世界で一つの輝く光になれ
私でいい 私を信じてゆくのさ
遠回りしても守るべき道を行け
私でいい 私の歩幅で生きてくのさ~♪」
そう・・・!
「心を捨てるなら 傷つく方がマシ」ですもんね・・・。
だから、これからも「戦争反対!」って事や「この仕事を通じて動物たちが私達に教えてくれたこと」などなど・・書いていきたいと思います。
この歌の歌詞、本当に私は好きです。
何だか自分への応援歌のような・・・そして私の周りのみんなにもこう言って応援したくなるような・・・・。
「そう・・・。今のあなたでいいんです! たとえ遠回りに見えても愚直だと他人に言われても、自分を信じて生きていきましょう!」
最後に・・・私の背中を押して下さった、ミルクちゃん・プリンちゃんのお母さん(Iさん)、ありがとうございました。(^^)
補足;先月書いた戦争についてのコラムは次回掲載させて頂きますね。
こんにちは!
病院も盆休みに入りました!・・と言いつつ仕事柄やはり完全休日にはならないので、なんやかんやこうして病院に来ています。
ところで、先月九州の気功の内尾先生とお逢いできるご縁を頂き、いろいろな話をお伺いしてましたら、お互い「霊とよく会うね。」という話になり、その時内尾先生がおっしゃったことでとても合点がいく話がありました。
「よく、気のせい気のせいって言うけど、それって霊を気が感じてるって事なんだから、思い違いとかじゃなくて、実際に霊がいるって事なんだよね!」とのこと。
私も夜遅くなって病院に一人で残っている時や、ふっと車で走ってる時など、霊を感じる事って結構あります。皆さんもそんなご経験ありませんか?!(因みに内尾先生は霊に会ったら、いつもありがとうね!とおっしゃるそうです^^。)
大切な動物やご家族を亡くした時、「彼らはお盆には家に帰ってくる。」ということで古くからお盆の風習があるようですが、実際はいつも霊(ご先祖様等)は皆さんの周りにいて、皆さんの事を護ってくれてるんじゃないかって、このお盆だからこそ、余計強くそんなことを感じますね。
もしかしたら、お盆はいつも護ってくれているご先祖様や動物の霊にお礼を言う為にあるのかも知れませんね。
私自身、いつも事故もなくこうして元気でいられるのもご先祖様やご縁のあった動物達のお陰だと、心から思います。本当に感謝です(^^)!
私の鍼灸の師匠である山内健志先生達が創設された「日本獣医中医薬学院」の卒論が31日にやっと終わりました。
提出期限が分かってたんだから、もっと前からやればいいのに、いつもの如く取り掛かるのが遅くなり、それに加えジャストタイミングで連休前に重症の患者さんが入ってきて・・・提出期限ギリギリで出しました。 いい加減この性格、何とかしないと・・・と思っています(ハァ・・)。
ところで、老若男女関係なく生きていれば誰もが理不尽なことにぶち当たり・・・その度に怒ったり、憎んだり、悲しくなったり・・・と、マイナスの感情に心を奪われることってありますよね。
「心と身体は繋がっている」のでストレスを抱えると身体の調子も崩れます。その逆もしかりです。 そう・・・私達が一緒に暮らしている動物達もそうなんですよね! 家庭でのストレスがその子の病気の引き金になることって結構あると思います。
私もそういうマイナスの感情で頭がいっぱいになり、とっても苦しい時期がありました。
でも、有り難いことにその都度出逢う人や友人たちに助けてもらいながら、だいぶ乗り越えつつあります。
どんな人と出逢えるかっていう事、大きいような気がします。
そこでの出逢いが自分の生き方や人生観まで変えてしまうことありますもんね・・・。
いや・・・そんなオーバーな話じゃないとしても、「本当の事を言ってくれる人」、それが仮に私にとって「アイタタ・・・。」と思うようなきつい事であったとしても、真剣に自分の事を思って言ってくれる人が一人でもいれば、人は強くなったり成長するきっかけになったりすると思います。
そして最終的に大切なのは、自分と向き合うことじゃないかって思います。
怒りや悲しみ等を感じる自分を否定しないで、まずはそんな自分を見つめて受け止める。
「怒りを持ち続けながら生きるベキじゃない!」とか、「どんな時もプラス思考で生きネバならない」みたいな「ベキ人」や「ネバネバ星人」的な発想をするのではなく、怒りや悲しみ等を感じる自分を認めて許す・・・そして一体自分はどういう風に生きていきたいのかっていう事を考えていくうちに、その怒りが手からぽろん・・と離れる時が来るように思います。
そうなったらしめたものなんでしょうね~。
その時こそ自分の世界観が変わって来て、生きるのが楽になるような気がするんですね・・・。
「人間の身体は借り物であり、実は魂が成長する為にその身体を借りてこの世に存在する。」ということをたまに耳にしますが、この年になってみると「そうなのかも知れないな~・・・。」とまだまだ発展途上だからこそ感じる私がおります。
一日一日を丁寧にそして楽しく感じながら生きていきたいものですね~・・・。
伊藤真先生のご講演をお聞きして、ちょうど今日で1週間が経ちました。
なんで、「その③」を書くまでにこんなに時間が掛かったかって言うと、仕事を終えて夜になると眠くて書けない。という事もありましたが、家族や友人が心配して意見してくれたりして・・・それで少し考え過ぎてしまったところもありました。
そして何より今日まで書けなかった一番の理由は、私の頭が悪すぎて、先生のご講演の後の自分の意見を上手にまとめられなかったっていう事でしょうか。(ははぁ~・・・これが一番の理由ですわ~!)
前置きはこのくらいにしておいて先に結論を言わせて頂くとしたら・・・・
- これはとっても難しい問題だけど、もしかしたらやはりこのままでは「日本は戦争に向かおうとしてるのは否めないかも知れない!」と感じたって事。
- そして、そのことを危惧するのであれば、私自身もっと学ばなくてはならない!と思ったってこと。
伊藤先生のご講演の中でどういう形で日本や他国が戦争に向かって行ってしまったのかというお話や、憲法に関しても「国民の為の日本国憲法があったからこそ、戦後70年経っても日本は戦争をしない国」と言う事を世界に示して、それを固く守ってこれた。だから他国が戦争になっても日本だけは戦争をすることがなかったのだと言う事実を知りました。
ですが、今の流れではそれが壊されてしまう可能性が高いということでした。
ただ、それらのことに関しても私自身もっと深く学ばないと、憲法の事を中学・高校でざっと学んだだけで何も知らずに生きてきただけに今回一通りこの講演を聞いただけではまだまだだなぁと感じました。 - 私は戦争を体験してませんが、体験した方々の回想録をテレビで見る限り、「いい事は何一つとしてない!!」とずっと思っていました。 海外で起きている戦争の映像を見てもそう思います。
「戦争は悲しみと苦しみを残すだけだ」と・・・。
なので、愛する人達を戦場に送り込むことのないように、「今平和だった日本を守っていたかも知れない憲法9条」の事や今政界で「集団的自衛権行使に持って行こうとしている流れ」をもっと勉強していった時に、私自身 「この流れは本当にまずい!!」と感じたのであれば、声を大にして戦争を起こさないよう、「憲法9条」を守っていかなくてはならないかも知れないと思いました。
以上です。
戦争の事は動物病院のコラムの話題としては、少し違うかも知れません。
どこまで私の想いが皆さまに伝わったか、そして皆さまがどうお感じになったか解りません。
ですが、最後までお読みで下さいまして、本当にありがとうございましたm(_ _)m。
長男とそんなやり取りがあった数日後の25日は、岐阜の多治見市の「とよおか動物病院」の校條(めんじょう)先生の所で月一の有志の「鍼灸の勉強会」がありました。
この日私は、午前の診察が長引いてしまったので30分くらいしか参加出来なかったのですが、帰り際に写真のチラシを校條先生から受け取りました。
校條先生はお若い頃から戦争等について深く考えておられて、私は何度かこういうチラシを校條先生から頂いていたのですが、一切参加したことはありませんでした。
戦争の事は、本当は心の奥底で気にはなっていて、随分前に今は亡き井上ひさし氏が書いた「憲法の本」は忙しくて読めてはいないのですが購入したり、「長崎の原爆記念館」や「知覧の特攻平和会館」にも足を運んだことがあります。
ですが正直な話、目の前の事を毎日こなすだけでいっぱいいっぱいで・・・特に子供が産まれ開業をしてからは尚更、そういう事に無関心になっていました。(無関心というより、正しくは敢えて関わりを持たなかったのかも知れません。)
でも、先日の長男の言葉を聞いて・・・ホント、なにも知らないくせにコラムで語るのはお門違いだと思いまして・・・今日これからこの会場へ「伊藤真」先生のご講演を聞きに行こうと思っています。
そう・・・。この方の話だって、絶対に真実かどうかは解りません・・・。
でも、まずは自分で学ばないと前に進めないと思っています。
「わぁ~!! 時間がヤバイ!!」そろそろ出掛けないと遅れてしまいます!!・・・・実は25日の多治見での勉強会で少し焦ってたので、軽く飛ばしたら生まれて初めて「覆面さん」に捕まってしまったのですね!なのでせっかくの10年間の”ゴールド免許”が一瞬でパァになってしまいました。・・・まぁ、事故になるよりはずっとイイですけどね。
ということで、軽く化けて(笑)行ってきま~っす!!
皆さま、よい休日をお過ごしくださいませ~(^^)/