東洋医学よもやま話
中医学的に言うと、春は「風邪;ふうじゃ」の季節になります。
- 風は、上に上がる性質があります。身体で言うと上半身である頭や眼、耳に症状が出易いです。
ですので、頭痛や涙目、鼻炎、犬は外耳道炎にもなったりします。
そして、頭と言えば、てんかん発作や四肢の麻痺もこの時期に多いですんね~。
ただ、てんかん発作に関しては、もともと「風邪」の季節に起きやすい為、「風病;ふうびょう」と言われてきましたが、雨の低気圧時にも起き易く、また夏のエアコンの真下にいる子も発症しやすくなるので、春限定の症状とは言い難いのが現状です。
(この季節の臓は、肝なので、てんかん発作は肝の熱で誘発されます。この事に関しては、長くなるので今回は省略しますね。) - 風邪は、風の性質らしく、症状が身体中を回ります。
皮膚病で痒いところがころころ変わったり、関節痛でも痛みの場所が変わったりします。(わたくし事ですが、この度膝を傷めまして、痛みが膝の前だったり横だったり裏だったりと・・身をもって、風邪の性質を体験しております。トホホ・・。)
◇◇◇
☆さて、それではこの風邪の時期をどう乗り越えて行けば良いかと申しますと・・・
ズバリ!! お灸がお勧めです。
お灸というと、オーバーに捉えがちかも知れませんが、お家で簡単にお灸出来ますよ!
◇◇◇
☆中医学では「五行論」と言って、あらゆるものを「木・火・土・金・水」の5つに分けて診断や治療に使います。
図―2の通り、「水があるから木は育つ」「木が燃えて火になる」「火が燃えた後は土になる」・・つまり隣同士の関係は、「水」は「木」のお母さんであり、「木」は「水」の子になります。同様に「木」は「火」のお母さんでなり、「火」が「木」の子になるんですね。
その母子の関係を使って、例えば「てんかん発作」で、肝の熱が上に上がり脳を刺激して発症したと考えるのであれば、肝の親である腎を強めるために、「腎兪」というツボを棒灸でお灸する。
また、てんかん発作時に上に上がった熱を下に降ろす為にも、やはり「腎兪」のお灸はお勧めです。そして、腎は骨髄にも多く関連していると言われているので、骨の病気のみならず、脳髄など脳の病気にも腎のツボをお灸するのは、効果があると言えます。
図ー1
図ー2
図ー3
☆「腎兪」は、動物を背中から見て、最後の肋骨のラインの左右を繋げて背骨で合わせると、第二腰椎と第三腰椎の間になります。その辺りに「腎兪」というツボがあります。
ここに棒灸を5分ほどあてます。

棒灸は、左からモグサが練り込んである煙の出ないスミ灸、モグサ100%のもの、モグサに鎮痛作用などのある漢方薬をブレンドしたものになります。
赤い布は、火傷防止と同時に、赤は遠赤外線作用もあるので、ツボとお灸の間に置きます。
☆そして、そのお灸の前か後に、首の下から尾の付け根まで、背骨にそって棒灸をくるくる回しながら、ゆっくり当てていきます。
背骨の両側には、内臓と繋がっている大事なツボが並んでるんですね!
そこをお灸するのは、内臓を温めることであり、健康維持や病気の改善にとても役に立つと思います。
皆様、是非是非お試し下さいね(^_-)-☆
これって意外と知らない方が多いのですが、「身体から出る物の色や臭いを見て、その子が冷え症なのか、熱がりさんなのかが分かる。」んです。
身体から出るものとは、おしっこ、便、鼻水、吐物(吐いた物)などです。
- 色の濃いのは熱を持ってる証拠(熱証;ねっしょう)であり、薄いのは、冷えてる証拠(寒証;かんしょう)です。
◙ 例えば、私達が風邪をひいて熱が出た時、色の濃いおしっこが少量出ますよね! また、長時間寒い所に身を置いた時、色の薄いおしっこがたくさん出ませんか?! それは人も動物も同じです。
◙ 便も熱証の場合、黒っぽくて固い便をしますし(燥熱)、寒証では薄茶色の便をします。
◙ 鼻水も同じです。濃い鼻水は、熱証であり、透明な鼻水は寒証(冷えている証拠)だと言えます。ただ、色のついた鼻水は感染症の場合もあるので、治療を考える時、熱証と寒証に分けつつ抗生物質など感染の治療薬を必要とする場合もあります。
◙ また下痢で、色の薄い下痢便の場合、抗生物質や下痢止めを飲ませてもなかなか治らないことがあります。そういう時は冷えから来る下痢だと判断して、身体を温める漢方薬やお灸で改善するんですね。
- 臭いのきついのは、熱証。臭いの薄いのは、寒証。
◙ 吐物で色も薄くさらっとしたものは、冷えが多いですが、黄色いものの多くは、肝臓や胆嚢が熱を持っていて、その熱がお隣りの胃や脾臓に行く場合(肝の横逆;おうぎゃく)と、胃自体の働きが悪くなる場合があります。どちらも熱証で認められます。
◙ またよく見られるのが、色の濃い臭いのきついおしっこ。これは熱証の証拠ですが、感染による膀胱炎や膀胱結石の為に熱証になっている場合もあるので、いつまでもその状態が続くようであれば、尿検査と共に感受性検査も受けた方が良い場合があります。
- どろっとしていて且つ色の濃いのは、熱を持っている証拠。さらっとしていて色の薄いのは、冷えてる証拠。
◙ 重複しますが、鼻水が一番分り易い例ですよね。
◙ 吐物も顕著にそうなります。
以上、ざっくり書かせて頂きました。
大事な動物達の健康状態を観る参考にして頂けたらと思います。
ただ、真寒仮熱(しんかんかねつ;本当は寒証なのに、一見熱証に見えること)や、真熱仮寒(本当は熱証なのに、一見寒証に見えること)の場合もありますので、迷った時は獣医さんにご相談して下さいね!
私達がやっている中医学の診断は、舌の状態、眼力、体形、毛ヅヤ、背中の表面の痛み・・・等々、身体のいろいろなところを観て、その子の状態を知ります。
それと共に大事な診断法として、『脉診(みやくしん)』があります。
人は手首内側で脉(=脈;みゃく)を取りますが、動物は股の付け根付近の動脈で脉を取ります。 皮膚の直ぐ下にある脉は、臓器や精神と繋がっているので、脉を指で触れてみて、直ぐ触ることができる脉なのか、ぐっと奥にあるのか、速いのか遅いのか、はたまた力強い脉なのか・・などで、その子の状態を把握します。
例えば初診の動物が、抱えている病気の為に、脉を指で押してもなかなか感じることができないくらい、細くて弱い場合、鍼灸治療をしていくうちに、だんだんとしっかりした力強い脉になっていきます。
そこで「はい、今日はおしまいで~す。」となったとします。
ですが、二回めに来院された時、治療前の脉は、ほぼ初回の脉に近い感じ(細くて弱い脉)に戻っていることがあります。
そこで、2回目の鍼灸治療をさせて頂くわけですが、飼い主さんがご自宅でお灸をして下さっている子の脉は、最初に針一本刺したり、一か所ツボを刺激しただけで、みるみるうちに脉が力強くなっていく事が結構あります。
これは本当の話です。
ご自宅でのお灸は、地味で面倒です。
誰もが忙しい中で、その時間を作るのは、結構大変です。
ですが、その地味なお灸こそ、身体の血と気のめぐりを良くして、動物の身体を整えるのに、とっても大事なんですね~・・・。
お灸の回数ですが、週に一回はやらないよりもマシですが、週に2回から3回、可能なら毎日短い時間で良いのでお灸をされると、良いと思います。
もともと暑がりさんや、身体に熱を持つような子(例えば真っ黒でコロコロのうんこをする子など)は、お灸をしない方が良い場合もあるので、気になる時は鍼灸治療をしている獣医師にご相談下さいね。
☆余談;どなたも日々の仕事でお疲れモードです。
病気の動物が、いつまでも元気でいてくれるようにと、当院に来て下さる飼い主さんは動物へのお灸を頑張って下さってます。
そしてその後ご自身にお灸をしたり、ご家族の方にお灸してもらったりで、動物のみならず飼い主さん達も調子がよくなられています。
動物も飼い主さんもみんなが元気でいると、それもまた動物の精神状態を良くするんですよね~!! いや~・・お灸ってやっぱりスゴイですよね〜(^_-)-☆
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お仕事が終わった後、娘さんがルーシーちゃんにお灸をしてあげて、その後、腰痛持ちのお母さんのお灸をしてあげるそうです。
ルーシーちゃんは、気持ち良いのでいつもおりこうさんにしてくれるそうです。
◇◇◇
椎間板ヘルニアで、下半身に力が入らずふらついていたハナちゃんでしたが、鍼灸治療で、しっかり歩けるようになりました。
ところが、半年ほどして再発してしまいました。
次の診察まで、少し日数があったので、飼い主さんが久々に背中の「腎兪」というツボにお灸したところ、しっかり歩くようになったと、喜んでみえました。
「せんせー、やっぱお灸ってすごいね~!!」と、Yさん。
「だから、再発予防にやって下さいね!って言ったでしょ~!!」と私。
何はともあれ、ハナちゃんが元気になってくれて、本当に良かったです。
Yさん、これからもお灸お願いしますね(*^^*)
今回は前回のお灸の話の続きを書く予定でしたが、梅雨に入ったので梅雨にまつわる話(食べると良い食材)の話をさせて頂いた後、次回お灸の話をしたいと思います。
人では、梅雨に入ると体調を壊す方が結構います。それは主に低気圧や湿気のせいだと言われていますが、女性では女性中75%、男性では男性中25%いると言われています。(・・因みに犬や猫で、男の子と女の子の比率は私は分かりませんが・・。)
それでは梅雨についての話に入りますね。
先ず、梅雨は五行で言うところの、土の行になります。
そのところの「気」は、「湿」です。
中医学では、「湿」によって身体に弊害が出ることを『湿邪』が原因である。と言います。
この時期は、湿気による『湿邪』と共に、暑さも加わって、非常に蒸し暑くなります。
体調は、というと土の列の「胃」に「脾」と書いてある通り、主に胃と脾に負担が掛かります。(消化器の問題以外では、関節痛や人では頭痛など痛みに問題が出ることが結構あります。それは自律神経のバランスが崩れることに因ると言われています。)
さて、それでは胃や脾に優しく、以下のような目的の食材を使って身体を整えてあげると、なるべく良い体調で過ごして頂けると思います。
- 胃や脾に良いもの・・絶対にお勧めなのが、棗(ナツメ)です!
- 棗;ナツメ(これは、本当に脾臓に良い!また、胃や脾を補うだけでなく、気も上げる。消化器が弱っている時、疲れている時にお勧め。また精神安定作用もある。不眠にも有効。基本的にナツメ自体は身体を温める作用あり。)
その他、米、トウモロコシ、長芋、カボチャ- 身体のむくみを取る食材
- ハト麦(むくみを取る作用と脾にも良い。そしてほてった身体を冷やす。)
トウモロコシの髭(むくみを取る他、利胆作用といって、胆汁の分泌を促進したり、流れを助ける働きがある。その他血液中の脂質を抑える働きあり。)、トウモロコシ、小豆、黒豆、緑豆、スイカ- 暑さ対策・・身体を冷やす食材
- ハト麦、キュウリ、セロリ、アスパラ、オクラ、青梗菜(チンゲンサイ)、冬瓜(トウガン)、ナス、海苔、昆布、馬肉など・・
※逆にこれらを食べさせ過ぎて身体が冷えすぎないよう注意!!
梅雨時は、『湿邪』のせいで、気が滞ったり、暑さ以外でも逆に冷えたり、めまいやお腹が張ったり、食欲が落ちたりもします。
そして「湿」である水分の性質として、水は下に流れるので、人なら下半身が重だるくなり、頭も身体も重く感じます。そして身体もむくんだりしますよね。そういう場合には上の食材を使って頂くと良いですね~・・。
また先ほどもお伝えした通り、身体の痛みは、自律神経(交感神経と副交感神経)のアンバランスから起こると言われています。
それはどうしたら良いかというと・・人なら大股で早歩きをするとか、熱いお風呂に浸かった後、足先や手先に冷たい水をかけると良いと言われていますが、動物はそんなことなかなか出来ません。
そこでお勧めなのが、お灸です! お灸は湿邪など、季節の影響を受けた時の不調を最小限にとどめます。是非、お試しくださいね~!!
◇◇◇
数年前に後ろ足の指に腫瘍ができて、その時に他院で治療をして、その後元気で走り回っていました。ですがひと月前に膝に腫瘍があることが分かって、今通院してくれています。
ムンちゃんは、「café de桜」という喫茶店の看板娘です。
今も結構なおてんば娘です。いつまでも元気なムンちゃんでいてくれるお手伝いをしたいと思っています。
私達は常に自然の影響を受けています。そして今は「風邪;ふうじゃ」の時期です。(風邪の性質は前回の『よもやま話』でお伝えした通りです。)
風邪(ふうじゃ)が寒さや湿気と同時に起こると、関節炎や麻痺を起こします。また湿気や乾燥と同時に起こると、皮膚炎を起こしたりします。(風邪が湿気と同時に起これば、ジメジメした皮膚炎に、乾燥と同時に起きたら、カサカサした皮膚炎になります。)
また最近のように、雨が降ったり止んだりすると、私達は湿気の影響を受けて食欲が落ちたり、お腹を壊しやすくなります。(図の五行色体表の土(ど)の列を下へたどって行くと、土は湿気の性質を持っていて、土の臓と腑は「脾」と「胃」なので、そういう症状を起こすのですね。)
さて、そんな自然の影響をうまく乗り切るには・・やっぱりお灸がお勧めなんですね!!
なぜ、私達は病気になるのかというと、風邪(ふうじゃ)のように自然の邪気の影響を受けたり、精神的なストレスを抱えたり、食べ過ぎたり、身体を酷使したり・・それらが単独または重なることによって病気の誘因になるんですね。
それによって、身体のバランスを壊し、血の巡りも気の巡りも悪くなります。(いわゆる血行障害です)
そして気がついた時には、あらゆる病気になってるんですね・・・。
お灸は、身体を温めることによって、血の巡りと気の巡りを良くし(血行障害を改善)、また身体の表面にあるツボをお灸で刺激することによって、そのツボと繋がっている内臓を活性化して治癒に導きます。更に先ほど言った血行障害を改善することによって、痛みを緩和します。
(中医学で痛みが起こることについて、次のように言っています。・・『痛則不通;つうそくふつう』・『通則不痛』・・・つまり痛みは血流が通ってないからこそ起こる。そして血流がちゃんと通っていれば、痛みはない。)
今回は、先ほどお伝えしたように自然の影響を受けて具合が悪くなったり、いろんな内臓疾患の疑いがある子の予防や治療になる方法をお伝えしますね。
ある臓器の疾患が疑われるのだけど、どこにお灸を充てればいいか分からない時は、
- 背骨に沿って、写真にある棒灸を身体から3~4cm離して、ぐるぐる小さな円を描きながら、首からしっぽの根本までお灸をあてていきます。ただ、動物が急に動き出すことにより、火傷をさせてしまう恐れがあるので、写真のように木製の棒灸ストッパーをお使いになることをお勧めします。
- 高齢だったり、椎間板ヘルニアなどで下半身に力が入らない子には、第二腰椎と第三腰椎の間の「腎兪」というツボに5分ほど赤い布をあててその上から約5分ほど棒灸でお灸をします。赤は熱をよく通し、遠赤外線効果もあります。そして動物の火傷の予防にもなります。
- ①と②の合法・・①をしている途中で、「腎兪」の場所で5分ほどとめてしっかりお灸してから、しっぽのところまでぐるぐる小さな円を描いてお灸します。
※人も動物も背骨の両側に内臓と繋がっているツボが沢山並んでいるんですね。
それらのツボにお灸することによって、内臓を活性化します。ですので、自然の影響を受けて病気になってしまう子や、いろいろな内臓疾患の子の治療にお勧めなんですね!
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図の様に、背骨に沿って、一対のツボが沢山あります(ツボの名称は片側だけに書いてありますが)。
それぞれ内臓と繋がっているので、そのツボを刺激することは内臓疾患の予防や治療になります。
棒灸は、下からもぐさが練り込んである炭灸(すみきゅう)、もぐさ100%のもの、もぐさに鎮静効果のある漢方薬がブレンドしてあるもの。
それぞれ特徴があります。
お灸と身体の間になぜ赤い布をあてるかと言うと、赤は熱が通り易い性質であることと遠赤外線効果を狙うのと、火傷予防になるからです。
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さて、次回はお灸をしてはならない症例やよく見られる病気で具体的にお勧めのお灸法を数か所お伝えしますね。GWが終わってしまったので、アップするのに時間が掛かるかも知れませんが、出来る範囲で顔晴りたいと思います。
調子を崩した子が良い状態になるように、毎日でなければ、週に2~3回はお灸してあげて下さいね~!!
ではでは~(^_-)-☆
1)風邪(ふうじゃ)の性質
3月から5月までは、寒暖の差のみならず、春の風や低気圧の影響などを受けて、慢性疾患の子や年寄りの子が体調を崩しやすい傾向にあります。
中医学では、自然界や身体などあらゆるものを、「木・火・土・金・水」の5つに分けて診断や治療の指標にする方法があります。
それを『五行論(ごぎょうろん)』と言うんですね。
下の図のように『五行論』を表にしたものを、『五行色体表;ごぎょうしきたいひょう』と言うのですが、その表の縦の列は全て関係性があります。
ちょっと表を見て頂けますか?!
今の季節は春。春はこの表の一番上の「木」の列に区分されます。
左端の「気」の所をたどっていくと、「風」と書いてありますよね。ですから、春の「気」は「風」と言うことになります。確かに春は暖かくなりつつ春の風を感じますよね!
その春の「風」が普通であれば問題ないのですが、思った以上に「風」が強かったり、長びいたりすると、私達の身体に悪影響を及ぼします。それはただの「風」ではなくて、「邪」をつけて「風邪;ふうじゃ」と呼びます。
また、春なのにいつまで経っても寒かったり、逆に暑すぎたりしても、身体に悪影響を及ぼします。
今お伝えした、「風邪;ふうじゃ」は、いわゆる風なので、軽くて上に行きやすい性質を持ちます。ですから、発熱、鼻水、鼻づまり、涙目、眼の充血、耳の皮膚炎、頭痛、癲癇(てんかん)など・・、主に上半身に症状が出やすいんですね・・。
また癲癇(てんかん)発作の殆どは脳に原因があることが多いのですが、それを助長するのは、肝の熱です。肝に熱を持つとその熱が上に上がって脳を刺激して発作が起きやすくなります。(因みに五行色体表を見て頂くと、「木」の臓は「肝」なので、春に肝はダメージを受けやすく、春の血液検査で肝臓の値が高いのはそのせいなんですね!)
また、風は軽い為、一つの箇所にとどまらず、身体中のあちこちに症状が移り変わりつつ、症状が次々と変化していきます。
ですので例えば両脇に皮膚病が出たと思えば、数日すると腹部に出たり、手の関節が痛いと思ったら、今度は足の関節が痛くなったりすることがあります。
ね!!
そうやって考えると、なかなか中医学の考え方って面白いというか理にかなっていると思いませんか(*^^*)!?
今日も長くなりましたので、この辺でおしまいにしますね。
皆さん、免疫力を上げるような食事をして、ゆったり睡眠を取って、コロナウイルスに負けない丈夫な身体でいましょうね~!!
ではでは~。
***
2年前に椎間板ヘルニアで下半身付随になったN・ショコラちゃん。
かなり重症だったので、当初は週に2回の通院と、ご自宅での点滴とお灸をして頂いて、歩けるようになりました。
その後もNさんが毎日頑張ってお灸されています(Nさんエライ!!)
今は毎月1回、再発予防のために鍼灸治療に来て下さってます。
***
去年椎間板ヘルニアで下半身がふらふら状態になったY,はなちゃん。
鍼灸治療で元の様に歩けるようになりました。
再発予防のためにご自宅でのお灸をして頂いてましたが、ご多忙になり・・結局再発してしまいました。
鍼灸治療までの間、4日ほど空いてしまったので、Yさんは、一日2回お灸されたとのことでした。
治療日には、ほぼ再発前の状態に戻ってました。
いやぁ、お灸、凄くないですか〜(*^▽^*)!!
わたくしごとですが、我が家の三人の息子たちは、幼少時は結構ひどいアトピー性皮膚炎と喘息持ちでした。 特に次男と三男は常に足首から掻きむしった後の汁(膿)が出ていました。
当時の情報から「柔軟剤はアトピー性皮膚炎に良くない」と知っていたので、去年までの間、息子たちの為に柔軟剤を一切使っていませんでした。
ですが、数年間家を空けていた長男が、我が家に戻ってきた途端、柔軟剤を使い始めました。
使わない理由を言うと長男は「自分はアトピー性皮膚炎は治ったし、今の時代使わないなんて非常識だ!タオルだって生乾きの匂いがして(本当はしないんですけどね・・。)臭いじゃないか(怒)!!」と強硬的に使おうとするんですね・・。
結局「私のものだけ別にして洗う!」ということで収まりました。
でも、私の靴下やスパッツが長男の洗濯物の中に紛れ込んだ時は、マジに「くさっ!!」と思いながらはいています。その匂いは夜まで消えないんですよね・・。
「一体全体繊維の中にどれくらいの化学的な香料が入り込んでるんだか…。これだけ残るのはやっぱ身体に良いとは思えないな~。」といつも思います。
ところで、犬の嗅覚は、人の100万倍~1億倍、猫は数万倍~数十万倍だと言われています。
ワンちゃんのお洋服や敷物が臭うからって事で、柔軟剤を入れて洗濯したら、ワンちゃん達はどれだけ不快に思いながら暮らしていることでしょう・・。
猫ちゃんのトイレが臭いからと言う理由で、ファブ〇ーズをトイレに吹きかけてたら、猫ちゃん達はどれだけ嫌な思いをしながら排泄していることでしょう・・。
インターネットに書かれている事が絶対に真実とは限りません。(もちろん私が書くものも含めてですよ。)。ですが先日読んだ添加物や合成物質に詳しいジャーナリストの郡司和夫氏の話によると「こうした人工香料は、呼吸によって体内に入るだけでなく、衣類についた香料が皮脂で溶け、皮膚から体内に吸収される。そして体の中で分解されにくく、体内に蓄積される危険性が危惧されている。子供の喘息、アトピー性皮膚炎、アレルギーに関与しているのではないかと、海外では使用規制が始まっている。」とのことでした。
大事なご家族のみならず、大事な動物達の健康を守る為に、柔軟剤やファブ〇ーズなどのマスキング剤(臭いを誤魔化す為に使うもの)を使わないようにして欲しいものです。
(よっしゃ!このよもやま話、長男にも読ませよう!!読むかな~・・。きっと読まないだろうな~・・。)
***
お母さんが安寿ちゃんのお世話をしてらっしゃるのですが、娘さんが仕事からお帰りになると、大好きな娘さんの後ばかり追って、娘さんしか見えないそうです。
今日は血液検査の直後なので、お疲れムードです。
「治療で、少しでも元気になって帰ってくれたらな~。」というところで撮らせて頂きました。
***
実はリキちゃんは、別の町で娘さんと暮らしてるんですが、毎回阿久比のお父さんが仕事の合間にリキちゃんを迎えに行かれて、阿久比のリリー動物病院に連れて来て下さいます。
お父さん、いつもご苦労さまですm(_ _)m。
***
こんなに可愛いブランちゃんですが、実はブランちゃんはお母さんと一緒だと怒りんぼさんになってしまうので、お預かりして看護師さんと私とで治療しています。
初診時から、「まこも」をブランちゃんにお勧めして飲んで頂いてましたが、お母さんは直感で、「まこもは私の身体に良いに違いない!」と思われたらしく、お飲みになったところ、血液検査のある値が下がったということでした。(Sさんのご許可を得てないので、何の値かは差し控えますね。)
「まこも」は亜鉛やカルシウムが多いので椎間板ヘルニアの再発予防になるのですが、それのみならず、コラーゲン繊維を太くしたり、サイトカインの免疫増強作用や腫瘍抑制作用も増強する作用があります。
身体を正常化する作用があるのだと思います。
スウェーデンのある獣医師が、来院される飼い主さんと犬の毛を採取して、飼い主さんのストレス度合と犬のストレス度合に相関関係があるかどうかを調べた実験データがあります。
それは、腎臓の傍にぽちょっ!とある小さな副腎という臓器から出る「コルチゾール」というホルモンの量の変化を調べたものです。
「コルチゾール」は、脳がストレスを感じると、脳が副腎に指令を出して副腎から出てくるホルモンです。 例えば人の場合、人前でスピーチをすると、10~20分間で「コルチゾール」の量は2~3倍になると言われています。
さて、「結果は~・?!」というと、飼い主さんがストレスによりコルチゾールが上がると、同居している犬もその飼い主さんの影響を受けて、コルチゾールが上がるそうです。
ですが、犬がストレスによってコルチゾールの値が上がっても、飼い主さんは上がらない。
そうです。
なんか・・分かる気がしますね・・・。
犬は飼い主さんの顔色や気配をいつも見ていて、飼い主さんの心を読み取る力があると思います。
ですので、飼い主さんがストレスで元気がなくなってくると、犬も心配して、元気がなくなったり、もともと持ってる病気が悪化したりするんですね・・。
そのことは長い臨床経験の中で、いつも感じてました。 ですがこうしてデータとして、立証されると益々、納得できますよね・・。
ただ、「犬がストレスを感じている時には、多くの飼い主さんはそれに気づくことなく、過ごしているんだな~・・。」というデータは非常に残念でしたね。
かくいう私も、決して良い飼い主ではなかったと大いに反省しています。
結婚して5年ほどで開業してしまったので、その後家族として迎え入れたケン(ミニチュアダックス)には寂しい思いばかりさせてしまいました。
とは言え、中学高校と部活が終わって誰もいない家に帰ってきた三男にとって、ケンは第一の親友といっても過言ではないくらい仲良しでしたけどね・・。
ところで中医学では、あらゆるものを「陰」と「陽」に分けて考えます。
「陰」は暗い、寒い、落ち着いている、などの性質を持ち、「陽」は、「陰」の真逆で、明るい、暑い、活動的、という感じで分けるんですね。
ですので、猫の性格を「陰」と「陽」で言ったら、猫は「陰性」のキャラであり、犬は圧倒的に「陽性」のキャラになります。もちろん例外もありますが・・。
ですので、特に犬は他の動物と比べて「陽」の強い明るく活動的な生き物なんです。
お散歩大好きな子が多く、人間のことも大好きなので、飼い主さんに構ってもらえないと寂しい感情が臓器に反映されて、特に肝を傷めます。そのせいでいろんな症状を発します。
動物を家族として迎え入れたのであれば、その子が快適な生活を送っているかどうか・・例えば「忙し過ぎて構ってあげないが故に、手先を舐める皮膚病がひどくなっていないか?!」など、よくよ~っくその子を観察してくださいね!
先日のコラムに書いた通り、中国の古書には、『天人合一;てんじんごういつ』(私達人や動物は自然と一体なので、自然の影響を受ける)という言葉がある。と言いましたが、それと同時に『心身一如;しんしんいつじょ』という言葉もあります。
つまり「心と身体は繋がっている。」と言う意味ですね。
ですので、「うちの子が大変~!!」ってことで病院に駆け込んだら、それと同時に、「この子の病気の原因は私達にないだろうか・・?!」ということも一緒に考えて頂けたらと思います。よろしくお願いしますね(*^_^*)!
***
毎年、月一の学院の山内校長の研究科をしつこく受講しています(笑)。
座学のみならずその中で習う気功がとても面白いです。
この生れたばかりの朝陽を1~2分間、瞬きをせずに見つめます。
出る涙は身体を浄化するものなので気にする必要はありません。
その後30秒間眼を休めて、もう一回繰り返します。そしてエネルギーが高まったところで、草や木のオーラを見る訓練をします。
気を感じるのは治療をする上でとても大切なことだと校長から教えて頂きました。
注)陽がのぼって30分以上経つと刺激が強すぎるのでやらない方が良いです。
***
はなちゃんは、この時期花粉症で、身体や目の周りの痒みがとても酷くなりました。
それで、Tさんがはなちゃんの事を考えて、大好きなお散歩を数日間止めました。
すると痒みは無くなりましたが、元気がなくなっていました。
それで一先ず痒みは漢方薬で抑えることにして、お散歩を再開して頂いたところ、一気に元気になりました。
大好きな事を取り上げると、人も犬も元気がなくなってしまうんですよね・・。
***
H家はマルコちゃんの他に3頭同居犬がいます。
ある時から「手作りご飯の方が身体に良い!!」とお気づきになったHさんは、週末になるとみんなの為にまとめてご飯をお作りになるそうですね。
すると不思議なことに全員自分たちのご飯を作っている事を察知してそわそわするんですって!人のご飯を作ってる時は全然そんな素振りを見せないそうです。
本当に犬の力はすごいですね~・・!!
私には、中医学で師と仰ぐ方が三人おります。
そのうちのお一人、今の日本獣医中医薬学院をお仲間と創設された山内健志校長に10数年前から中医学を教えて頂いて今があります。
今まで、歩行障害でお連れになったワンちゃんの症例で、おしっこ・うんこも麻痺の為コントロール出来ない。何とかほふく前進だけは出来る重度の子から、足元がふらつきながら歩く子、お膝や股関節の脱臼で痛みを伴い歩くのも不自由な子など、校長とお二人の師匠のお陰で、手術せずとも歩けるようになった子は結構います。
そして、手術しても歩けなかった子が鍼灸で歩けるようになった子も何頭かいます。
・・・ですが、今ちょうど手術しても全く歩けない、おしっこ・うんこもちゃんと出ない椎間板ヘルニア(おそらく合併症もあり)の子を二頭診せて頂いてますが、一頭の子はふらふらしながらもどんどん歩いて小走りさえするかと思えば、もう一頭の子は、飼い主様は「こうして立たせると、後ろ足に力が入ってきてるから、リハビリだけじゃなくて鍼灸も効いてるって思うのよね!」と言って下さいますが、おしっこのコントロールが出来るようになっても、正直な話、自力歩行に至っておりません・・。立つのも力が入り難いのが現状です。
申し訳ない気持ちを抱きつつ・・でも、でも、いらっしゃった時はとにかく全力を尽くさせて頂いております。
一人の師匠(国分龍彦先生・・人の鍼灸の先生)が、「工藤先生、どんな重症の子が来ても、『もうこの子はダメだよね。』なんて治療する側が言ってはダメなんだよ・・。みんな大変な思いをして、治療に来てるんだから、力を落すようなことを絶対に言ってはダメだよ。」といつも教えて下さいます。
とは言え、しばらく通院して頂いて「検査や手術をお勧めした方がこの子の為になるかも知れない。」と判断した時は、飼い主様にその旨をお伝えする場面もあります。
今日ご紹介するK.リョウ君は、一昨年の夏に熱射病になって主治医の先生から「やれる事はやったけど、残念だけど恐らくダメだと思います。」と言われ、連れて帰って家に着いた途端、水をがぶ飲みして、生還したというスゴスギル黒ラブさんです(笑)!!
ですが、その日を境に後ろ足が麻痺して全く歩けなくなったそうでした。
初診でお見えになった時は、Kさんがか細い身体で車から降ろして、お腹に補助器具を付けて支えつつ、辛うじて動く前足でエッチラコッチラ歩かせて病院の待合室まで連れて来られてました。
そのお姿を見る度に頭が下がる思いでいっぱいでした・・。
「先生~・・。もう直ぐこの子16歳半になるんですよ~・・。でもほんとこうして元気で食欲もあるし、治療してから毛艶も良くなったし、後ろ足に力が入るようになったから立たせるから筋肉も着いたんですよ~!」と毎回言って下さってましたが、部屋で少し歩けても、ちゃんと歩くところまで至っておらず・・やはり「力不足でごめんなさい・・。」と思いながら日々治療させて頂いてました。
ところが、正月過ぎのある日・・・Kさんが開口一番『先生~!! ハイジのクララ現象が起きちゃった!!見て見て!この動画!!』と仰るじゃないですか!
このお正月にご家族で日間賀島に行かれた時、車から降ろしてふっと手を離した途端、リョウ君が数歩歩いた!と言うことなんです!! この動画の通り・・・
一昨年から歩行障害になって、御年16歳7か月でリョウ君は歩きました(´▽`)!!
家族旅行で気分も良かったのか・・・「見て見て!みんなぁ〜、リョウ君が歩いてるよ〜!!」との事で、その時に撮った動画がコレです。
「っで、帰ってきてからはどうなんだ~?!」と問われると・・やはりトイレまで補助すれば歩けますが、この動画の様には歩けていません。
「でもこうやって諦めずに治療していると、数秒でも歩けるようになったんだし、同じような子を抱えてる人がいたら、その人達にもこういう方法があるって知ってもらって元気になって欲しいのね!だからHPに載せて下さい。」と、Kさんが言って下さったので、この度掲載させて頂くことにしました。
もちろん、先ほどもお伝えした通り、手術してダメだった全てのワンちゃんが鍼灸で歩けるようになったわけではありません。これだけやってもダメだからと言うことで、手術をお勧めして歩けるようになった子、そして鍼灸の後、手術してもダメだった子・・いろいろです。
ですが、どんな場面でも諦めずに手術も鍼灸もあるということを知って頂いて、その子たちが自分の命の灯が消えるまで、元気でいられるようにして頂けたら、そしてそのお手伝いが出来たら嬉しい限りです。
と言うことで、今回のよもやま話はこれでおしまいです。
リョウ君、いつまでも、そして誰もが考えたくはないけど、最期の日がいつかは来ます。でもその日までどうぞ元気でいてね!! そして本当に心優しいKさん、ご協力ありがとうございました(⋈◍>◡<◍)。✧♡
こうしていつも待合室にマットを敷いて、2人で談笑しながら治療させて頂いてます。
リョウ君は、いつも2人の話の聞き役です(笑)。
※追記
私の『よもやま話』をお読みになって、遠方から治療のご希望のお電話を頂くことがあります。ですが、整形の問題のみならず癌など重度の病気に罹っている子達にとって、遠方からの通院が負担になることもままあります。
ですので、そういう方々には『一針多助;いっしんたすけ』と言うHPをご紹介しています。 このHPは、私達が卒業した「日本獣医中医薬学院」の卒業生マップが載っています。
ですので、どうぞこれをご覧になってお近くの鍼灸をやられる先生の所へ行って下さいね!(因みに、忙しさに取り紛れ・・・うちの病院の名前が清水動物病院からリリー動物病院に変わったという申請を出してないので、旧姓のまま載っています。お恥ずかしいですので、後で直しとこ~~っと・・・。ほんまかいな!?)
中医学を学んでいて、以前からずっと皆様にお伝えしたいな~と思いつつ、なかなか出来ずに時間ばかりが経ってしまい・・・やっと今日お伝えできるので嬉しいです(#^^#)V。
これを知っといて頂くと、結構便利ですよ!
大事な子の鼻水、吐物(吐いたもの)、おしっこ、うんこなど、身体から出るものの性状でその子が冷えているのか熱をもっているのかを知ることができるんです。
下の図をそのまま参考にして頂ければいいのですが、ざっくり言うと、身体から出るものの多くは、色が薄くて臭いもきつくないものが寒証(かんしょう;冷えていること)であり、色がついていて臭いがきついものが熱証(ねつしょう;熱を持っていること)であると言えます。
※ 例えば下痢の子がいて、これは細菌性の下痢だろうという診断で、長い間抗生物質と腸内細菌を整えるお薬を飲ませていても下痢がなかなか治らない時あるんですね!
そういう時は便の性状を見て下さい。その時にいつもの便よりも薄い黄土色をしていた場合・・・もちろん細菌性の下痢もあるでしょうが、身体の冷えが下痢の原因になってるんですね! ですので、普段のお薬と同時にお灸をして温めると下痢が改善することが結構あるんです。
ここで使うツボは、①腎兪(第二腰椎と第三腰椎の椎間の両端)、②大腸兪(第四腰椎と第五腰椎の椎間の両端)、③関元(おへそから指3本分下;指は動物の前足の三本目の指の幅のことです。)のどれか1ヶ所もしくは2ヶ所を棒灸で5分~10分お灸してあげると良いですよ。
※ ですので、同じ下痢でも便の色を見て色が濃いようであれば、それは熱証なので、お灸は逆効果になります。
※ これは多くの症状に当てはまるので、熱証と寒証の鑑別をするのにとても便利なのですが、『真寒仮熱』と言って、一見熱を持っているように見えても、実は身体が冷えている場合もあれば、『真熱仮寒』と言って逆のパターンもあります。
そういう時はどこで鑑別するかと言ったら症状と共に脈で判断します。ですが、脈の話になると『よもやま話』何回分??!ってことになるので、今回は止めますね。
一先ず今日の話、大事な子の具合が悪くなった時の参考にしてくださいね~!
今年も皆さんと動物さん達が元気でいられることをお祈り&応援してますね(*^-^*)♪
◇◇◇
心臓病と椎間板ヘルニアで通院してくれているUさんとあすかちゃんとこりきちゃん。
お灸をするようになってから、毛ヅヤが良くなり歩く姿もしっかりしてきたので、他の飼い主さんから聞かれた時に、この子達の年齢を伝えると皆さんびっくりするそうです(*^^)v。
初めて来院された時は緊張していたようですが、そのうちに名前を呼ばなくても自分から診察室に入ってくれるようになりました。
いつもおりこうさんで治療させてくれます。
治療の後のマコモクッキーが楽しみでもあるようです(笑)。