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犬・猫・ペットの治療と予防│リリー動物病院

東洋医学よもやま話

「湿気の時期に起こる病気と対策」についてのセミナーを開催致しました

7月10日に当院(リリー動物病院・東洋医学クリニック・名古屋市)にて、「湿気の時期に起こる病気と対策」についてのセミナーを開催致しました。

6月下旬に「梅雨明け宣言」されたものの・・・まだまだ湿気(湿邪)は続いていますね~。

ついでに暑邪もくっついてより症状を増悪させています。
自然の影響を受けて私達が病気になる場合、中医学では、風・暑・湿・燥・寒・火に「邪」をつけて呼びます。

長年臨床をして来て、湿邪が一番具合が悪くなるように思います。

今後、少しずつ内容をお伝えしていきますね! 皆さま、今日も良い日をお過ごしくださいませ~(*^^*)!

2022年 7月 16日 掲載

皆様、こんにちは

この春は、桜の時期から雨が多く、そうこうしているうちに梅雨に入りそうですね。

同居しているワンちゃん、猫ちゃん、ウサギさんe t c・・達は元気ですか⁉️

中医学では『天神合一(てんじんごういつ)』と言いますが、
「私たちは宇宙(自然)と繋がっているので、どうしても自然の影響を受けてしまうのですね。

主に、風、暑さ、燃える様な暑さ、湿気、乾燥、寒さなどですが、今の様に雨が多いと(晴れの日でも)湿度が高くなり、そのせいで食欲不振、下痢、皮膚病、てんかん発作が起きやすくなります。
雨が降り出す前に、是非是非お灸で予防して下さいね~!

◇◇◇

ももちゃん写真の子は、ももちゃんです。

やはり雨の時は、食欲不振、下痢、嘔吐、そして顎がガクガクする(神経症状)などを起こします。

ですので、湿度の高い時(湿邪の時)は、鍼灸治療の治療の間隔を短くしていただき、調子が良くなったら、また間隔を空けて頂いています。

お母さんは、ももちゃんがいつも元気でいられるよう、毎日お灸を顔晴って下さってます。
お母さん曰く・・「私、ももちゃんの為に、ももちゃん連れて常夏の国に移り住みたいわ~!」とのこと。

ももちゃん、
お灸と針と食事で、、、なんとかこれからの梅雨を乗り越えようね〜(^^)!

2022年 6月 09日 掲載

お灸の話の前に、今の季節が動物や人に及ぼす影響について、お伝えしたいと思います。
一年の気候の条件を「六気;ろっき」と言います。
それらは、「風・寒・湿・暑・火・燥」ですが、これらが原因となって、病気になることを「六淫;ろくいん」と言います。 「六淫」は、「六気」のそれぞれに「邪」の字をつけて、「風邪;ふうじゃ」「寒邪;かんじゃ」「湿邪;しつじゃ」「暑邪;しょじゃ」「火邪;かじゃ」「燥邪;そうじゃ」って言います。
※「六淫」のうち、最も病気を起こし易いのは、「風邪」「湿邪」「寒邪」です。

先日のよもやま話(4月3日)に書きましたが、春は「風邪」の時期なので、その影響を受けて、肝臓や胆嚢が弱ったり、涙目になったり、てんかん発作が起きたりします。

もともと風の性質は上に上がり易いので、上半身の病気が多いのと、風なので、よく動く・・例えば高齢の子の「関節痛」であれば、こないだまで後ろ足を痛がっていたのに、今日は前足を痛がっていたりして、痛みの場所が動くことがよくあります。

ところで、雨による湿気のことを「湿邪;しつじゃ」と言います。
今の時期、晴れの合間に梅雨の様に雨が結構降りますよね・・。
そしてついこの間、桜が満開になる辺りは「花冷え」という言葉があるように、結構寒かったですよね・・。
晴れの合間の雨は、「風邪」が「湿邪」という「邪気」とっくついた状態になります。・・リウマチやその他の関節痛、痺れ、てんかん発作、皮膚病などを起こします。
そして「花冷え」の時期は、「風邪」と「寒邪;かんじゃ」がくっつきます。・・・これもリウマチその他の関節痛、痺れなどを起こします。

4月ももう終わりますが、3月中旬から今の時期に掛けて、「風邪」「寒邪」「湿邪」の影響を受けて、調子よかった椎間板ヘルニアが再発したり、後ろ足に問題を抱えていた子の前足が急に痛くなったり(後ろ足が弱い子は前足で庇って歩くので、当然前足も痛みますが・・。)、落ち着いていたけいれん発作が起こったりしています。

ですが、お家でお灸をしている子は軽くすんでいるな~・・といつも思います。
誰もが忙しくて、動物の為にお灸の時間を取るのはなかなか難しいと思います。
ですがお家でお灸をすると、慢性疾患の進行を遅くしたり、病気の再発を防ぐ、もしくは再発しても軽くなると思います。
是非是非、大事な子にお家でお灸をしてくださいね!

次こそは、お灸をしている子達の例などをお伝えしますね。

2022年 4月 24日 掲載

桜・・・本当にきれいですね~(*^^*)!!
週一の名古屋→阿久比の往復で、桜がとってもきれいな所があって、いつも見とれてしまいます。
でも・・「花の命は短くて・・。」なので、そろそろ風や雨で散りつつありますね。

春は「風邪(ふうじゃ)」の季節です。
写真の「五行色体表」の「木」の欄を下に辿って行くと、「季(季節)」は春。「気」は風。「臓」は肝、同様に下に辿ると、胆、目、筋となります。縦の欄はみんな関連性があるんですね。

五行色体表

・・・なので、春は春風がよく吹き、その風の影響を、肝臓、胆嚢、目、筋などが受けます。
毎春、フィラリアの血液検査をする時に、多くの病院で一緒に臓器の血液検査もしますが、いつもよりも春が故に肝臓、胆嚢の検査の値が高くなることがあります。
そして、この季節、もちろん花粉症もあるでしょうが、目にも影響を及ぼす時期なので、涙目になり易いんですね・・。
また、肝臓という臓器は風の影響を受けることによって熱を持ち易くなります。
熱いものは上に上がる性質があるので、その熱が目に行けば目の充血、耳に行けば外耳道炎の悪化、そして脳に行けばてんかん発作が起きます。(個体の体質が関係しているのは言うまでもありません。)
因みに肝臓の熱が上に行かずに横に行った場合、肝臓の横には胃があるので胃を熱します(胃熱)。「胃熱」の状態になると、黄色い液を嘔吐します。(鼻水も吐物もおしっこも、身体から出る液で、色の濃い液は熱を持っている状態だと言えるんですね。中医学の考え方って結構面白いでしょう~~(*^▽^*)!!)

その肝の熱を何とか鎮めるには、やはりお灸がお勧めです。
「悪い熱は熱で制す」とも言いますが、「肝熱」の場合、肝臓の辺りをお灸するのはお勧めではありません。
ここで、写真「五行の相性関係」を見て頂けますか。

五行論

全てのものを木・火・土・金・水に分けて考えて、診察や治療に生かすのが「五行論」です。
水は木の母であり、木は水の子。木は火の母であり、火は木の子になります。母が子を助ける関係性(相性)が成り立ちます。

五行論

春は「木」に属します。臓腑は肝と胆であり、その臓腑に負担が掛かる時期だと言えます。
また、図の通り目にも影響を及ぼしますので、涙目や痒みなど目の症状が出易いのもこの時期だと言えます。

「木」は「水」があるから育ち、「火」は「木」が燃えることによって存在できます。
つまり「水」は「木」のお母さんであり「木」はその子供。「木」は「火」のお母さんであり「火」は「木」の子供なんです。これを「相性関係」と言います。
ですので、風の影響を受けたり熱を持ったりすることによって、「木(肝・胆嚢)」が弱ってきたら、その時はそのお母さんである「水(腎)」をお灸することによって、その子である肝の治療になるんです。(中医学では「肝が実する」と表現します。「肝が実して熱を持つ」と言うと、強いイメージを持ちますが、実際は肝が弱っている状態であると解釈します。)

さてっと・・・長くなりましたので、お灸の話(例)は次回させて頂きますね~。
今の「風邪(ふうじゃ)」の時期を、お灸したり手作りご飯の食材を工夫したりして、上手に乗り切って頂けたらと思います。

それではまた~(*^^*)/

2022年 4月 03日 掲載

こんにちは!
毎日、寒いですね~・・・。
この一週間で急に寒くなったので、心臓病や癌などの慢性疾患を抱えつつ調子良かった子達も、食欲が落ちたり元気がなくなってしまうことがあります。(※印1)
若くて健康な子達にとってどうってことない季節の変化でも、病気を持った子達には打撃が大きいんですね・・。
鍼灸治療をしていると、「寒邪;かんじゃ」と「湿邪;しつじゃ(湿気)」の影響を受ける子が多いのを感じます。
やはり重度の病気を持っていても良い状態を保つのに一役も二役も買うのは、「お灸」や「マコモ」「マコーラ」かと思います。
(マコモやマコーラに関しては、別の機会に書きますね!)

前々回の「よもやま話」(12月7日掲載)でお伝えした15歳のキャバリアももちゃんですが、鍼灸治療と毎日の自宅でのお灸の効果で、周りの人から「前より元気になったね!!」と言われるそうです。
初診時にあった心臓弁膜症から来る心臓の雑音は、今もありますが、この一年半の間、エコーで見る限り心臓が大きくならず良い状態で保っているとの事で、現段階では投薬はしていません。(これも治療のみならず自宅でのお灸とマコモ・マコーラの効果大だと思います。)

さて、前置きが長くなりました!
今日はももちゃんではなくて、ももちゃんのお父さん(飼い主さん)の腰痛までお灸で治してしまったお母さんのお話です。

お父さんは元々腰痛持ちであり、数年前も酷い腰痛で治療に通っていた事があったそうです。
先日、またもや酷い腰痛になり・・・お母さんが「オーケー! 私に任せなさい!!」との事で、1週間ほど毎日1時間、ももちゃんにお灸をした後でお父さんにもお灸をされたそうです。
それで・・・なんと、腰痛はしっかり改善したそうです。
その話を聞いて・・・いやいやいや・・もう本当に頭が下がりましたね!
毎日、1時間お灸をされてたなんて・・・。

やっぱりお母さんは治療者ですね!
その話の後、こっそり私はそのお母さんに「治療院に掛かっていたと思って、一回5千円頂くってのは、どうですか~!?」とご主人からしたら要らないお世話をやいたほどです(笑)。
ホント、お母さんのお灸の力、スゴイですよね~!!
お灸は腰痛のみならず、いろんな病気に効きます。是非お試し下さいね(*^^*)。

※1、中医学では、寒さの事を「寒邪;かんじゃ」と言い、寒邪など季節の影響やストレス等で食欲や元気が落ちる事を「気虚;ききょ」と言います。
※2、その子の状態でお灸をし過ぎるといけない場合もあるので、迷った時は近くの鍼灸をする獣医師にご相談下さいね。
※3、お父さんはお灸で治りましたが、もちろんお灸だけで治らない症例もありますので、その時は治療院に行って下さいね。ですが、どんな病気も長い間、放置するのではなく早めの対応が早く良くなるコツであることは確かですね。

◇◇◇

ももちゃんとお母さんももちゃんとお母さん

ある夏の日に撮らせて頂いたものです。

いつも陽気なももちゃんも診察台に乗ると、このように治療モードになってくれます。

お灸をしながら、脉(みゃく)を取っているところです。

2021年 12月 20日 掲載

私達の治療は、飼い主さんから動物の症状をお聞きした後、先ずは「脉診(みゃくしん)」と言って、動物の大腿動脈(後ろ足の内側の付け根)を指で触りながら、彼らの脉の状態を診ます。
一見実年齢より若く見えてきゃぴきゃぴした子でも、病気を抱えている子の脉は、力が弱くてなかなか蝕知できなかったり、痛みでガンガンに張っていたりします。
そう・・身体の状態が、そのまま脉に出るんですね!

それで、何回も何回も動物の股の内側に手をあてて、脉診しながら治療していきます。
そして、診察台に上がった直後の問題のあった脉が、力強くなって整った段階で「はい!! おしまいで~す(*^^*)!!」と言って治療を終えるんですね。
この段階になると、動物達も分かっているようで、「そうだよね~!! 早くマコモクッキーちょうだいよ~!」とでも言わんばかりに、くるっと身体の向きを変えて私とクッキーの入れ物を見つめます(笑)。

長年この治療を続けて来て、毎回感じる事があります。
実は治療で脉を力強くして整えても、次の治療の時には、脉の力は落ちているんですね。
でも、お母さんにご自宅で毎日もしくは週に2回以上お灸をしてもらっている動物達は、治療の始めに針を一本刺しただけで、脉がパッと元気になるんです!!
誰もが忙しくて、お灸の時間を取るのはとても大変です。そしてお灸ってとっても地味な治療法です。
でも、それをやるかやらないかで、本当に差が出るんですね~・・・。
皆さん、是非試して下さいねヽ(^o^)丿

※お灸の最中にあまりにも「ハアハア」言いだしている時は、少し短めにお灸して下さいね。
いつもは、首の下から尾まで、背骨に沿って背骨の両脇にあるツボをグルグルと2回ほどお灸した後、ポイントとなるツボ(腎兪など)に5分から6分ほどお灸して頂いてます。
ですがあまりにも嫌がるようであれば、ポイントとなるツボは3分くらいの短めにして頂いています。

2021年 12月 12日 掲載

私は、鍼灸の治療日と治療日の合間に、飼い主さんにご自宅でお灸して頂くようお願いしています。
長年やって頂いて思うのは、やはり『自宅でのお灸の効果はスゴイ!!』という事です。それも続けて頂くと絶対に差が出ると思います。
その症例をいくつかお伝えしますね。

ももちゃん写真のももちゃんは、15歳のキャバリアです。

初診は、去年7月。椎間板ヘルニアの腰痛のせいで元気がなくなって来院されました。

一昨年にも同様の症状があり、その時は掛かりつけの先生から痛み止めの注射を数回打ってもらって、一旦回復したとの事でした。

また初診時には、小型犬やこの犬種でよくある「心臓疾患の雑音」も認められました。

当時は、腰痛のせいか少し控えめな子に見えましたが、鍼灸治療とお母さんの毎日のお灸で、どんどん元気になっていきました。
途中、脳の異常から来る眼球振動(眼球が時計の振り子のように、右→左、左→右と動く症状)や頭の上下の振動、眼の腫瘍などいろいろな事が起きましたが、何とか治療に反応してくれて、大方それらの症状は改善しています。
ただ、安定していた眼の腫瘍が最近少し大きくなってきたので、前足のツボに小さな針を入れたままにする「皮内針」という治療をし始めています。

お母さん(飼い主さん)は、とっても愛に満ちた方で、長い間ご両親を始めご家族やワンコちゃんのお世話を献身的にされた方でした。
毎日の自宅でのお灸も功を奏して、腰の痛みのせいで大人しかったももちゃんも、本来の陽気さを取り戻してすごく元気になりました。
ここまで元気さを保っているのは、当院での鍼灸治療だけではなく、お母さんの毎日のお灸の効果が絶対あると思います。
正にお母さんは治療者です(^_-)-☆。

※追記
本来お灸は、弱っている身体をお灸で補う治療です。
ですが、心臓疾患や腎臓疾患などでかなり身体が弱っている子にお灸し過ぎることによよって却って負担になる場合もあるので、ご心配な時はお近くで鍼灸をする獣医師にご相談下さいね。

2021年 12月 07日 掲載

「椎間板ヘルニアなどで後ろ足がうまく動かせない」という子の飼い主様から、鍼灸治療のご依頼を受けることがよくあります。
初診でお電話を頂いた時、飼い主さんのご都合と私の予約状況とが合わなくて、初めての治療が3週間ほど先になることがあります。

そういう時はいつも「症状が出てからなるべく早く治療した方が効果が高いので、治療日までの間、是非お家でお灸をしてあげて下さい。それだけでも全然違ってくることがありますから。」とお伝えして、ご自宅でできる「お灸セット」を取りに来て頂くんですね。

「後ろ足がうまく動かせない」と言っても、歩けてはいるけどふらふらする程度の子からおしっこもうんこもうまく出来なくて、完全に後ろ足が麻痺して動けない子まで、症状は様々です。
本当にざっくりですが、その原因を分けると、以下のようになります。

  1. 「椎間板ヘルニア」の場合。(ただ、そのグレード(重症度)がどれくらいかで、症状や治癒率、治癒までの時間も変わってきます。) 
  2. 「椎間板ヘルニア」以外で背骨に問題がある場合
  3. 股関節脱臼や膝蓋骨脱臼などの場合
  4. 脳に問題がある場合
  5. 上記以外

「今直ぐお家でお灸したら、絶対に回復します!」とは言い切れません。
その子が抱えている原因が深刻であり、鍼灸に何十回通って頂いても、または思い切って外科手術に踏み切られても、歩けない子も実際にいます。
ですが、初診で診せて頂くまでの間にご自宅でお灸をして頂いくだけで「先生、あんなにふらふらしてたのに、結構歩けるようになったわ~・・・。」と喜んでおみえになったケースが結構ありますので、試して頂く価値はあると思います。

⦿ 基本的には、上(頭の直ぐ下、頭と首の間)から下(尾の付け根)まで背骨に沿って、まるく円を描きながら棒灸をあてていきます。それを2~3通り繰り返した後、「腎兪」と「大腸兪」というツボを各々5分から7分くらいお灸します。 原因と症状によって来院後、他のツボもお灸して頂いたりします。

⦿「腎兪」と「大腸兪」のツボは、椎間板ヘルニアなどに効果がある他、下半身の血流を良くして、高齢の子の後ろ足の歩行をしっかりさせます。

⦿ 図の「五行色体表」の通り、縦の列はみんな関連性があるので、「腎兪」は、「水」のグループになります。「水」のグループを下に辿っていくと、「五臓」は「腎」であり「五主」は「骨」ですよね。
つまり、骨に問題のある子は、「腎兪」にお灸することで、改善を期待できるのですね。

= 五行色体表 =

五行色体表

今日は、「下半身に問題がある子」を例にあげてご説明させて頂きました。
お灸は、その病気に有効なツボを刺激することにより、病気の子を治癒に導きます。
そして身体の血のめぐりを良くすることにより、内臓の働きを活発にしたり、身体の痛みを軽減させます。そして「気」を上げて元気にしますので、内臓の病気の子にもかなり有効
だと思います。

まずはお試しあれ!!です(*^^*)V

◇◇◇

こりきちゃんこりきちゃんは、毎日お母さんにお灸をしてもらっています。

お灸をするようになって、歩き方も力強くなって、お散歩中いろんな方から「若いねぇ!!」と言われるそうです。

「だんだんこりきも歳を取ってきてるけど、やっぱりお灸の力はスゴイですね〜!!」と、いつもUさんはおっしゃいます。

◇◇◇

秋ちゃん秋ちゃんは、前足がたまに内側に曲がる(ナックリング)ので、他院でMRIを撮った時、「頚椎に問題がある」と言われました。

手術後、うまく歩けるかどうかは手術をしてみないと分からない。」と言われたので、鍼灸治療とお家でのお灸を頑張ってみえます。

お灸は調子が良い時は途中で逃げたがるそうですが、少し息苦しかったり、痛いところがある時は、お灸中はじーっとしてくれるそうです。

2021年 9月 10日 掲載

前回の「よもやま話」で、「家でお灸をしている子は差が出る!」とお伝えしました。
それで今回は「自宅で簡単にできるお灸法」をお伝えすることにしました。
ですが、大急ぎで作ったので動画中の説明に間違いがあることに気付きました。
ここで動画を作り直していると配信が遅れてしまうので、動画の後で説明文と共に訂正することにしました。(ちょっと?!荒くてごめんなさい・・。)

病気に効くツボ(特攻穴;とっこうけつ)は、いろいろありますが、まずはこれを参考にして頂いて、多くの動物さん達により元気で健康になって頂けたらと思います。

◇◇◇

ツボ

ツボ

  1. 定喘;ていぜん・・首の付け根のツボ。咳に効果あり。
  2. 肺兪;はいゆ・・・第3胸椎と第4胸椎の間にあるツボ。咳に効果あり。
  3. 腎兪;じんゆ・・・横腹の最後の肋骨を背中で結んだ所。第2腰椎と第3腰椎の間。
    腎は他の臓器に気(エネルギー)を送るので、腎のみならず他の臓器も強めることになる。そして腎は骨と繋がっているので、骨の病気にも効果がある。
    ここにお灸すると、下半身もしっかりしてくる。椎間板ヘルニアには絶対外せないツボ。
  4. 大腸兪;だいちょうゆ・・腎兪と骨盤の間。腎兪と共に下半身をしっかりさせる。下痢の時に下腹部のツボ(関元;かんげん)と併せて使うと、より効果あり。
  5. 皮膚の直下に内臓と繋がっているツボが背骨に沿って並んでいる(写真の通り)。それらのツボを首の付け根から尾に沿って、お灸することによって、内臓を刺激することになる。

以上です。

◇◇◇

※ ここで、訂正です。

  1. 前回、咳き止めのツボを「至陽;しよう」と表現したと思います。
    これは「肺兪」の直ぐ隣りのツボなので、同じようなものだと思って頂いて構いません。
  2. 動画中の解説で、「皮膚の表面に内臓と繋がっているツボがある」とお伝えしましたが、正しくは、皮膚の直ぐ真下、ということになります。

以上です。大変失礼致しました。

それでは、ツボの写真を参考にして、是非大事な動物さんにお灸してみて下さいね(*^_^*)!

2021年 6月 25日 掲載

前回お伝えした「老化」についてですが、お灸は、「老化した状態を元に戻すことができなくても、老化の進行をゆっくりにする効果がある」と思います。

中医学では、「五行論」の他に、「陰陽論」と言って、あらゆる物を「陰」と「陽」に分けて、診断と治療をします。
ざっくり言うと、「陽」は温かい。それに対して「陰」は冷たい。「陽」は明るい。「陰」は暗い。「陽」は興奮、「陰」は抑制・・など、あらゆるものを真逆の二つに分けるんですね。

陰陽プリント

身体に熱を持っていたら陽が強いので、「熱証(ねっしょう)」と言い、逆に冷えていたら「寒証(かんしょう)」と言います。
動物や人は、元々の体質や加齢に加え、季節など外からの要因やストレス等で、「陰」と「陽」のバランスが崩れて病気になります。
中医学は、針とお灸、漢方薬で、この崩れた「陰」と「陽」のバランスを整えることによって、患者さんを治癒に導くんですね。

お灸は、身体を温めて血の巡りを良くします。
「陰・陽」のうちの「陽」を上げるんですね。
高齢になって、腎が弱ってくると、「腎陽虚;じんようきょ」と言って、「陽」である身体を温める力が弱くなり、多くの子は寒がりさんになります。なので、お灸をすると身体が温まり、血の巡りが良くなり、気も上がります。
特に「腎兪」というツボにお灸すると、今言った事だけでなく、下半身もしっかりしてきて、歩き方も変わります。

さて、お家でやって頂くお灸は、写真のように、茶色いストッパーにもぐさを棒状にした「棒灸」を差し込んで火をつけ、首後ろのつけ根から尾までを背骨に沿って、ぐるぐる小さな円を描きながらお灸をしていきます。それを1~2回繰り返します。
その後、「腎兪」(第二・第三肋骨の間周辺)を5分ほどお灸します。
老化のみならず椎間板ヘルニア等で下半身の弱さが気になるのであれば、「腎兪」の後「大腸兪」(腎兪と骨盤の真ん中)にも施灸します。

棒灸のセット

ご自宅でやって頂く棒灸のセットです。

右の茶色の棒灸ストッパ―に真ん中の棒状のお灸をさしてお灸します。
左の赤い布は、火傷防止と共に赤色には「遠赤外線効果」があるので、この布を身体とお灸の間に挟んで使って頂いてます。

以前よもやま話でお伝えしたように、背骨には背骨の直ぐきわに、一対の内臓と繋がっているツボが縦に並んでいます。(面白いですよね~・・。皮膚の直ぐ下に内臓と繋がっているツボがあるなんて・・。)
そして、背骨から更にワンちゃんの指三本分両側一対に、内臓と繋がっているツボが縦に並んであるんですね!
ですので、首のつけ根から下に下がって背中の表面をお灸することによって、内臓に良い刺激が行くんです。お灸する時間がない時はここをさすってあげるだけでも、内臓のマッサージになるのでお勧めです!(推拿;すいなと言います)

また心臓や肺に病気を持っている子は、首のつけ根の定喘(ていぜん)と言うツボや、そこから少し下がった所にある至陽(しよう)と言うツボを追加されると良いと思います。
この二つのツボは、咳止めにとても有効です。ただ、「陽」が強くて、動物達が「ハァ、ハァ」言い出したら、それは熱い証拠ですので、無理せず短めにして下さいね。

2021年 6月 12日 掲載