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東洋医学よもやま話

前々回のよもやま話『冬;生活の中で‥・①』で、「朝の太陽を見ると、夜セロトニンが出て眠りのリズムができる。」という事と「日の出から30分以内の朝陽に当たると、身体に非常に良い。」という話をさせて頂きました。
そのことについて少し補足があります。

〝太陽の『陽気』を身体に入れる為″に、もちろん太陽に当たるだけでも良いのですが、直接朝陽を見るのもお勧めです。
とは言え、いくら寒さ厳しい冬だろうと太陽を直接見るのは、非常に眩しいことは否めません。
前回大事な事をお伝えすることを忘れていました。
朝陽を見る時、「眩しくないように目を細めながら、ゆっく~り深呼吸しながら見る」のがコツです。

上で〝太陽の『陽気』を身体に入れる為″と言いましたが、その『陽気』について簡単にご説明しますね!
もともと中医学は、万物を構成するのは目に見えない最小単位の『気』から始まると言われています。(気は目には見えませんので、“エネルギー体”のようなものだと思って頂いて良いと思います。)
そしてその『気』は『陰』と『陽』の二つの『気』に分けられ、中医学では自然界のあらゆるものを二つに分別して考えてきました。

⦿『陰』は、物質を表し、『陽』は、エネルギーを表します。また別の言い方をすると、『陰』は、形態や身体、『陽』は機能だと言えます。
ですので、身体が『陰』だとすると、精神は『陽』になり、中医学の根本的な考え方の一つである『心身一如』の概念は、「精神は肉体に宿り、陽の礎は陰である。また健全な精神であれば、肉体は正常な機能を持った肉体になるので、『陽』が『陰』を動かしていると言うことが出来ます。

⦿ここでもうちょっと具体的な例で言うと『陰』は夜『陽』は昼、『陰』は寒『陽』は熱、『陰』は水『陽』は火・・・など、一般に積極的に動くもの、外交的、上昇的、温熱的、明瞭なものは全て『陽』に属し、静止したもの、内向的、下降的、寒冷的、暗いものなどは『陰』に属します。この二つは相互に対立していますが、相互に関連もしていて、連携しあっています。
ですので、私たち身体の状態も、『陰』と『陽』のバランスが取れている時は健康状態と言えますが、このバランスが悪くなった時を一般的に「病気」であると言います。

⦿ですので、先ほどお伝えしたように、「太陽の『陽気』を身体に入れる」ということの意味は、冬の寒さの影響を受けて、身体が冷えて『陰』が多くなっていますが、太陽を浴びたり見たりすることによって、身体に『陽気』を取り入れて、『陽気』を増やすことによって『陰』と『陽』のバランスを整えましょう!という意味であります。

さて、ざっと簡単に『陰陽論』についてご説明させて頂きましたが、後に『陰陽論』は『五行論』と共に、鍼灸治療では、患者の証(状態)を知ったり治療をしたりする基となります。
ですので、兎にも角にも鍼灸治療では、『陰』と『陽』のバランスを取ることが一番の要であると言われています。

◇◇◇

ブン太君と恵方巻き節分の日に来てくださったブン太君と恵方巻きです。

ちなみにこのカツラは手作りだそうです!!

ブン太ちゃんは小さい頃から股関節が悪いのですが、飼い主様が手術の後、プール、食事、針治療など出来ることをとにかく頑張ってらして、今とても調子が良いです。

Mさん、恵方巻き、ご馳走様でした(#^.^#)。

2018年 2月 14日 掲載

先日の『よもやま話』でお伝えした通り、「冬は春に備えて、❝早寝遅起き❞をして、たっぷりと睡眠を取り、腎に水穀精微(飲食物に含まれる栄養成分)を貯めて、各臓腑に❝営養❞を行き渡らせるようにすることが必要」です。

そして、下の「冬の五行表」の通り、冬の邪気は『寒邪』ですから、この季節の臓である『腎』は寒邪によっていためやすいのですね。ですから主に腎を養うものを食べて、身体の保温に心がけ、乾燥に気を付けることが必要になります。

腎を補い、身体を温めたり気を補ったりする食品は以下の通りです。

枸杞子(クコシ)
・・よく中華料理の調味料売り場にあるクコの実である。
多くは中国産なので、その中でも有機農法のものがお勧め。

  • 腎を補う力が強く、肝と脾も養うので、目に良い。(肝は目と繋がっているので。)
  • 肺を潤して咳を止める作用あり。
  • 下痢に効果あり。(但し脾の弱りからくる下痢には逆効果)
  • 枸杞子と棗(ナツメ)を酒につけて、料理に入れると良い。(これは人用として、という意味である。因みに私は写真の通り、特に肝を保護する為にいつも焼酎に入れて飲んでいます。)
  • 動物用でも人用でも、スープを作る時、枸杞子やその他の出汁を他の具材と一緒に水に入れ、煮込んでそのスープを飲むと肝・脾・腎を補うことができる。

山薬(サンヤク、ヤマイモ)
自然薯のように粘りの強いものの方が効果が高い。

  • 腎・脾・肺を補う。
  • 腎を補い多尿を改善する。
  • 枸杞子と合わせると咳を止める作用を上げる。
  • 泥状の下痢に効果あり。

銀木耳(白キクラゲ)

  • 腎と胃を補い、肺を潤す。乾燥性皮膚炎にもよい。
    (因みに、枸杞子と銀木耳、ゆり根を一緒に蒸すと免疫力を上げる。美肌効果もあり。)

海老

  • 腎を補う力が強く、肝・脾・肺も補う。
  • “身体を温める”ので、冷えによる身体(骨)の痛みにも効果あり。
  • 排毒を助ける。
  • 冷えていて、腎が弱っている時にお勧め。因みに腎が弱っていても、熱を持っている時は、ホタテが良い。

海参(なまこ)

  • 腎・心・肺を補う。
  • 海老よりも更に腎を補う力が強く、身体を温める力も強い。
  • 冷えからくる便秘によい。
  • 血を養い身体を潤す。

⦿以上のものは、すべて火を通すこと。例えば腎が弱っている動物に食餌を与える時、上に書いた通り、水から具材を入れてスープにしたものを、腎の療法食にかけるのもお勧めです。

⦿その他、お勧めの食品は以下の通りになります。

  • 栗、干し椎茸、ホウレンソウ、人参、ゆり根、豚肉、鶏肉、羊肉(羊肉は寒冷地で食べる肉なので、身体を温める作用が強い。よって皮膚の炎症が酷い時は悪化させることがあるので要注意!)
  • ジャガイモ、生姜(生姜は生の生姜よりも、干した生姜の方が体を温める作用が強いのでお勧めである。但し、動物に使う場合、刺激が強いので好まない動物が多い。故に使っても少量の方が無難である。)
  • 銀杏(コラムにも書いた通り、腎を補い肺を潤す作用があるので、腎疾患や空咳の方にお勧めである。だが、小毒がある為多食厳禁であり、増して人より身体の小さな動物にはお勧めではない。)

☆因みに、中医学における「栄養学」は、“生命を営む”という意味から『営養学』と言い、病を癒したり老化を遅らせる為の学問であり、『中医営養学』(または『中医薬膳学』)は、『鍼灸治療』『薬物治療』と共に、中医学治療の大きな柱の一つになっています。

五行表〈冬〉

五行
五色
五気
六淫
五臓
五腑
五味
五体
五官
五華
七情
寒邪
膀胱
恐・驚

◇◇◇

枸杞子が入っているので、赤くなっています右二本の焼酎には、枸杞子が入っているので、赤くなっています。
入れすぎると枸杞子の甘みが出てしまうのでそれが嫌であれば、量を加減した方が良いと思います。

因みに左二本は頂き物で、味見をしてから枸杞子を入れる予定です(笑)。
ありがとうございます(o^^o)!

枸杞子高齢の動物を飼ってらっしゃる方には、特に肝と腎、そして肺や脾を補う為に枸杞子をご紹介しています。

これはご紹介したある飼い主様から頂いたものです。有機農法です。

 
2018年 1月 17日 掲載

年末に入ってから、本格的な冬になりましたね!
皆様、お元気でいらっしゃいますか?!
私は、朝の『歩く気功(行功)』、結構続いています(*^-^*)V。
この気功は、肺機能を改善させ、ストレスによる気分のうっ滞にも有効です。またこの気功で肺の腫瘍が消えた方がいらっしゃったと聞いたことがあります。
ということで、秋から続く乾燥と寒気で肺に負担がかかっていることですし、風邪やインフルエンザにも罹りやすい時期ですから、この気功、ホントお勧めですよ!!(あっ、ごめんなさい・・・。今スタッフも休みに入り、気功の写真を撮ることができないので、やり方は後日お伝えしますね!)

ところで、先日、日本獣医中医薬学院の講義で山内健志校長が「日の出から30分以内の陽にあたると、エネルギーがとても強いので心身にすこぶる良い!」と仰ってました。それ以降になると光が強すぎて却ってよくないとも・・。
また、5月に大阪の漢方医・永島知子先生主催の医師三人の講演会があったのですが、そこでもある医師が「朝、7時に2500ルクス以上の光(太陽)を見ると、「セロトニン」が15時間後に出て、夜10時に眠れるようになる。」と仰ってました。
「セロトニン」は、動植物の体内に分布する生理活性物質の一つなのですが、睡眠などの生活リズムや体温調節、神経内分泌に関わっている物質です。また「アディポネクチン」や「ケトン体」のように、私たちが元気で長生きするのに貢献したり、難病治療に深く関わっている物質でもあります。

と、ここまで書くと、何を言いたいのかお察しの方もいらっしゃると思いますが、そうなんです!!
3千年前の中国の医学書『黄帝内経』には、「冬は一年の疲れを取り、もともと腎にはエネルギーが貯蔵されているので、そのエネルギーをこの時期にしっかりと蓄え、身体を養い、各臓腑に❝営養❞を行き渡らせ春に備えるべきである。」と書いてあります。(中医学ではこのエネルギーのことを❝水穀精微❞と言います)
ですので、『❝早寝遅起き❞をして、欲望を控え、体内の陽気のエネルギーを漏らさないように体を十分温めるように』と書かれているんですね~。

あれもお伝えしたい!これもお伝えしたい!と思うと、また今日も長くなってしまいました・・。
冬にお勧めの食材と気功(行功)に関しては、次回か次々回のよもやま話でお伝えしますね。
それでは皆様、『早寝遅起き』をして、朝わんこちゃんのお散歩に行かれる時は、日の出の30分以内の陽を浴びてお元気でこの冬を乗り切って下さいね~(^_-)-☆
それではごきげんよう~!

◇◇◇

山内健志先生日本獣医中医薬学院の校長、山内健志先生

この方は、本当に熱いお方です! ご自身が習った温先生の中医学を獣医界に広めようと14年以上ご尽力されて来ました。

「私たちもそのご意志に沿えるよう頑張らなくては!!」といつも針友と話しています。

山内先生は本当に素晴らしい師匠です。

◇◇◇

漢方医の永島知子先生大阪で活躍されている漢方医の永島知子先生

3年ほど前に、「テレセラピー研究会」でお逢いして、そのご縁で知子先生たちが入ってみえる勉強会にも入会させて頂きました。
この通りキュートでチャーミングな先生ですが、いざ診察となると、患者さまをあらゆる角度からご覧になって、心身共に治癒へと導いておられます。

山内健志先生同様、尊敬する先生のお一人です。

質問コーナーご講演後の受講者からの質問コーナー

三人の先生方のお話は、ご自身の体験談や臨床をしてらしてお感じになったことなど、なかなか普通では聞くことのできない素晴らしい内容のものばかりでした。
(お二方の先生にはこのHPに掲載させて頂くご許可を得る時間がなかったので、目隠しをさせて頂きました。)

◇◇◇

氏神様名古屋の病院の仕事納めの日に、氏神様の所へご挨拶に行ってきました。

お恥ずかしいことに、こちらに来てから一年以上経つのに、毎朝氏神様たちに「今日も動物と飼い主さまにとって最高最善の状態になって帰ってもらえますように!」とお願いしているにも拘わらず、一度も氏神様にご挨拶に行ったことがありませんでした。

日は沈みかけていましたが、温かく迎えて頂けたような感じがして、とても清々しく有り難い気持ちになって帰ってきました。
お正月には看護師さんと一緒にご挨拶に行くつもりです!

2017年 12月 31日 掲載

皆さま初めまして!木曜診察(リハビリなど)担当獣医師の水出(みずで)です。木曜以外は阿久比のリリー動物病院で『普通の獣医さん』をやっております。
鍼灸治療はうんと昔にかじった事はあるものの、あまりの難しさ・奥の深さに理解が足踏み状態になり、結局今はすっかりゆり子先生にお任せしっぱなしです。10月に当院で行った鍼灸のセミナーも少しお手伝いさせて頂いたのですが、もう何が何だか・・・・。

セミナー終了後、すっかり肩の荷が降りた気持ちでのんびりしておりましたが、「待てよ・・・『初心者の為の中医学の基礎と気功セミナー』だったんだし、むしろ私(=初心者)からの視点でご報告するのもありかも!」と思い、遅ればせながらゆり子先生にお願いして、今回このコーナーをお借りしました。(ゆり子先生の更新を楽しみにしていた方ごめんなさい!)

今回のセミナーは前半では東洋医学の基礎中の基礎、『気の理論』と『整体観念』について
お話し、後半では医学気功を皆さんと一緒に行う形をとりました。
もちろん、後半の気功も面白いし大事なのですが、個人的には前半の整体観念の話が
とても面白かった・・・。

「気なんてもの、ホントにあるの?」とか、「気って結局西洋医学で言ったら何の事?エネルギー?ホルモン?伝達物質?」とか考えているとドツボにハマってしまうのですが、「そういうのがあるとして~」とさらっと流して(って書くときっと東洋医学の先生方には怒られるだろう・・)話をきいていると、「体と心は繋がっていて、完全な一個の物である」➡「ストレスで下痢したり頭痛になったりするもんな!」とか、「人の身体は自然と一つのもので、影響を受けている」➡「確かに雨の日は関節が痛んだり、冬は風邪や泌尿器の病気が増えたりするよな!」とか、なかなか納得することも多くもう少し突っ込んだ話も聞きたくなりました。

実は、セミナー準備当初は「(もう少し突っ込んだ話であるところの)『五行論』や、他にもいろいろとお話したい!」とスタッフ一同頑張っておりました。しかし、これを話すとセミナーの時間が全然足りないうえに、急ぎ足で進み過ぎてわけが分からなくなってしまったのです。五行論の話、なかなか面白いんですよ。でもその前に「気というものがありまして~」「自然の影響ってのはあるよね~」の段階を通っておかないと以前の私の様に理解が足踏み状態でなかなか前に進めずにそのままで終わってしまう気がします。手前味噌ですが、今回のセミナーはその段階を楽しみながら通過しやすくなる、まさに初心者の方にお勧めのセミナーだったと思います。

さて試行錯誤しつつ行った今回の院内セミナーではありましたが、お陰さまで参加者様からは「楽しかった!」というお声を、参加されなかった方からは「あら、そんなのやってたの?私も参加したかったわぁ…」というお言葉を頂いたりしております。
セミナー企画は準備が大変で、正直ヘロヘロになりますが、こうしたお声には本当に励まされます。

今回は残念ながらボツ案となってしまいましたが、「五行論」、「陰陽論」、「弁証論治(診断・治療の決め方はどうやっていくのか)」、さらには「六邪(季節毎に受けやすい自然から影響)」や「六邪から身を守る為に食べたい、季節ごとの食材」など、まだまだ話したい面白いネタはたんまりあるようです・・いつかこれらを生かして、またセミナーを開けたらいいなあ!

◇◇◇

鍼灸セミナー

今回使用したスライドの一つ。ちょっとだけ五行論の話もでてきました。

初心者の私としては、「おお~、なかなか面白い…五行論を理解すると、いろんなことがもっと分かって来るんだろうなー…」と思ってお手伝いしておりました。

2017年 12月 23日 掲載

オゾン療法の効用をざっとまとめると・・・

✦免疫力の調整による難治性皮膚炎等の改善を助ける。
✦循環血流の改善による様々な病気の治癒促進
✦癌の進行の抑制
✦創傷の回復を助ける
✦関節疾患等骨の病気
✦抗炎症作用、鎮痛作用
✦殺菌作用、抗ウイルス作用、抗真菌作用

・・などでした。

と、ここまで書きますと、いいことづくめですが・・・
オゾン療法は、患者動物の病気によっては絶対使ってはいけない疾患(甲状腺機能亢進症)や厳重注意すべき疾患もあったり、薬によっては注意すべき薬もあるとのことでした。
そして『ホルミシス効果』といって、掛ける時間と量によっては、毒にも薬にもなることから、施術者は、患者動物の為にも施術者の安全の為にも、よく熟知してから使うようにとのことでした。

最後に、使い方さえ間違わなければ、オゾン療法は鍼灸治療や漢方薬治療、西洋医学での治療(内科も外科も)と併用することにより、併用する治療の効果を高める。もしくはそれにプラスαの効果をもたらす治療法ではないかと思いました。
また東京で学会があるとのことでしたので、是非参加したいと思いました。

◇◇◇

10月21日に当院で開催した「中医学セミナー」の打ち上げです10月21日に当院で開催した「中医学セミナー」の打ち上げです。

今回は名古屋の病院での初めてのセミナーでした。
水出先生と看護師の芝原さんに助けてもらったので、「二人が食べたいものを食べに行こう!」ということになりました。っで、結局二人のリクエストは病院のすぐ近くのお蕎麦屋さん(諏訪屋さん)でした。

だがしかし・・
美味しいものを頂くと、本当にハッピーな気分になりますね~(⋈◍>◡<◍)。✧♡

※ 本文と写真は無関係です・・悪しからず。

2017年 12月 16日 掲載

10月初めに、オゾン療法のセミナーに行ってきました。

オゾン療法は、4年ほど前に獣医の雑誌にその効果が掲載されたことにより、獣医業界でかなり脚光を浴びました。

その時、鍼灸仲間の先生方の強い勧めもあったので、一か月間オゾン発生器をデモで借りてみることにしました。

それで使ってみたところ・・・「う~~ん・・獣医雑誌に載ってはいたけど、イマイチぴんと来ないよね!」と私も他の獣医2人も思いましたので、機械をお返し購入も見送ることにしました。

ところが、たまたまこの夏にオゾンの治療を受けたあるワンちゃんの飼い主様の感想をお聞きして、結構興味が湧きました!

「とにかくうちの子の毛づやは良くなったし、歩行もしっかりしたし、すごい元気になったのよね!」とのこと。

※ 因みに“毛づや”が落ちるのは、中医学的に言うと、“血虚(けっきょ)”が原因でなると言われています。

❝血虚(けっきょ)❞とは、あらゆる慢性疾患や出血によって起こる貧血状態や虚弱状態のことをいいます。

出血の他、栄養不足や脾胃の虚弱によっても起こります。

血虚の症状として、毛づやが落ちたり、爪や皮膚の色の悪化、元気食欲の低下や心悸亢進、そして手足の痺れや発情の異常等があげられます。

それでその飼い主さまの話をお聞きした時、「10分弱のオゾンの治療で、毛づやまで良くなる(血虚が改善する)なんて、すごいな~!!」って思ったんですね。

そうこうしているうちに、デモでオゾン発生器をお借りしていた会社とは別会社のS氏から、本当に久しぶりに別件でメールを頂きました。

その方とメールを交わしているうちに『オゾン療法セミナー』のメールが間違って私に送られてきたんですね!

「これは偶然じゃなくて、必然かもしれない!!」と思い立ち、この度学会の会員でもないのに、S氏から学会の事務局にお願いしてもらって、特別参加させて頂いたというわけでした。

そこでバッタリ、大学時代の同級生2人と数十年振りに逢い、また鍼灸の学院の仲間とも逢ってまたまたご縁を感じました。

「やっぱり起こることは、偶然ではなくて必要必然なのかな~・・。」と思いましたね・・・。

さて、前置きが長くなりましたが、「セミナーに出てみてどうだったか?!」って話ですよね!

今回、獣医療でのオゾン療法について中心になって深く研究されている先生方の講義や、実際に現場で使ってらっしゃる先生方の話をお聞きして、正直なところ結構手応えを感じました。

※ オゾンは、環境汚染と関連するというレッテルを貼られていますが、実際に医療面では血液または直腸を介してオゾンを注入することで、多面的な効果を発揮します。 後でお話する効用的な角度から観ると、中医学での『鍼灸治療』や『まこも』と非常に似ているところがあると思います。

※ ただ、オゾン療法は一つの的を絞って治療するわけではなく、オゾンのあらゆる作用により、多面的にそして総合的にいろいろな効果を発揮するのに対して、鍼灸治療は患者動物の今起きている状態(証、しょう)を診て、そこにアプローチすることにより状態を改善しながら、他のところにも効果を発揮するところが相違点ではないかと思いました。

いつもの如く、また長くなってしまいましたので、続きはその②でお話させて頂きますね!

この10日くらいの間に急にお寒くなりました! 

当院におみえになる患者動物さんの中には、一旦調子良くなっていたにも拘わらず、この寒さで症状が悪化する子達が数頭おりました。 

この時期は寒邪(かんじゃ;寒さの邪気)によって、冷えて血が凝縮して血行が悪くなったり痛みが発生したりします。

皆さまの同居している動物さんたちもくれぐれも気をつけてあげて下さいね~!

ではでは~。

◇◇◇

オゾン療法のセミナーご縁って本当に不思議ですね。思わぬご縁でこのセミナーに出ることになりました!

結構面白かったです。

オゾン療法のセミナー「まさかこんな所で、同級生に逢うなんて~!!」

会員限定、定員30名のセミナーだったので、他の大きなセミナーよりも再会する確率は低いはずだったのですが、大学時代の同級生二人と数十年ぶりに逢いました。
向かって左は、大学時代苦楽を共にした剣道部の粟津君。右は同じクラスだった高橋君です。

この後の懇親会に誘ってもらったのですが、「私の中医学セミナーの準備があるからごめんね!」と私。すると「清水!(私の旧姓です)、久々に逢ったのに水くせぇな~!!30分だけでも、出ようぜ!」と粟津君。ほとんど学生時代のノリでした(笑)。

オゾン療法のセミナー着いてしばらくして、「どっかで聞いたことのある声だな~…。」と思いきや…日本獣医中医薬学院の同期の澤柳先生(向かって左)と一期上で今一緒にマスターコースに通っている原本先生(右)。

原本先生には毎月授業でお逢いしますが、澤柳先生とは二年ぶりだったのでお逢いできてとっても嬉しかったです^^!

2017年 11月 22日 掲載

秋は、立秋から立冬までの三ヶ月間を言います。
今年は、立冬が11月7日ですので、その前日の6日までが秋になります。

秋は正に収穫の時期ですので、夏に成長したものが秋に成熟します。皆さまの中にもご経験があるかも知れませんが、夏に無理をし過ぎたり、食欲不振に任せてきちんとした食生活をしなかったりすると、秋になってそのツケが回ってきて、髪が抜けたり身体のだるさが抜けなかったりしますよね!

中医学では、全ての「気」を陽と陰に分けるのですが、この時期は、「陽気」(温かい気)が徐々に減り、「陰気」(寒い気)が増え始め、冬への移行期にあたりますので、今の時期を上手に乗り切って冬に備えて頂きたいと思います。

Ⅰ 秋の季節が私達に及ぼす影響

①気温が低くなるので、気や血の巡りが悪くなります。(中医学では気は血に乗っていると考えるので、血の巡りが悪くなると気の巡りも悪くなります。)
②毛穴が閉じて汗をかきにくくなり、秋の燥気の影響も受け、皮膚が乾燥します。(ワンちゃんネコちゃんの体表にはないのですけどね。でも、皮膚は乾燥しますね!)
③下の※印の通り、秋は肺の気が強くなるので、この時期肺は秋の燥気の影響をとても受けます。中医学的な観点からすると、もともと肺は「水の上源」と言われる臓であり、水分の調整をするところなので、乾燥に弱いのです。乾燥によって肺が侵され、鼻、喉、口、唇、舌、皮膚などの乾燥と共に便秘を起こすこともあります。

Ⅱ 秋の食養の原則と過ごし方

①養肺潤燥・・・肺を養い潤す食材を摂りましょう。
②辛い食材を控えめにします。辛いものは、肺を強めますので、少し摂るのはいいのですが、摂りすぎると身体を乾燥させます。
③甘いものを多く摂って、夏に傷んだ脾胃を補います。
④早寝早起きをし、精神の安定に努めます。そして肺を乾燥から守り、良い状態に保ちながら、冬の土台を作ります。

Ⅲ 秋にお勧めの食材

※印の通り、秋は五行の色で言うと白に当たります。白いものは水分を補うものが多いです。
①滋陰(水分を補って潤わす);梨、山薬(ヤマイモ)、白キクラゲ、百合根、杏仁、豆腐、豆乳、柿、りんご、みかんなど(豆腐・豆乳は、腎を補うので、腎が傷むこれからの冬にもお勧めです。)

……………………………

 
五行
五色
五気
六淫
五臓
五腑
五味
五体
五官
五華
七情
燥邪
大腸
悲・憂
2017年 10月 25日 掲載

今の時期、蒸し暑い『外邪』の影響を受けて、湿疹や泌尿器疾患が多いので、『湿熱』または『暑邪』について書く予定でしたが、以前から「ご自宅でのお灸をもっとお勧めしたい!!」という気持ちが強かったので、今回は『お灸』について書かせて頂く事にしました。

当院では、多くの飼い主さまの動物にご自宅でお灸をして頂いています。
先ずは『お灸の特徴』についてお伝えしますね。

①お灸に使う『もぐさ』は、『ヨモギ』の葉から作られます。
その主成分は『チネオール』と言う精油であり、抗炎症作用、鎮痛作用、鎮静作用などを持っています。

②お灸は、患部を温めて血の巡りを良くします。それによって患部の痛みを和らげます。
中医学の言葉に『痛即不通(つうそくふつう)』または『通即不痛(つうそくふつう)』と言うものがあります。
よくある間違い探しのようですが、この二つの言葉の意味は同じです。

一つ目は「痛みは、血が通ってない(血のめぐりが悪い)ということである。」という意味であり、二つ目は「ちゃんと血が通っていれば、痛みは起こらない。」という意味です。
ですので、『もぐさ』の薬理作用と共に患部を直接お灸で温めて血行を良くすることにより、痛みは改善されるわけですね。

③そもそも『穴(ツボ)』と言うのは、離れたところにある臓腑(下の※印1)と繋がっているものなので、『穴(ツボ)』をお灸することにより、離れた臓腑や患部にお灸の効果を発揮することが出来ます。

④そしてお灸をすると、抗炎症作用や鎮痛作用を示す他、自律神経系や内分泌系の調整もし、免疫機能も上げます。
それによって、病気の予防やかかってしまった病気の進行を抑えたり、症状の改善をします。
そしてその子本来の治癒力を助けたりもします。

⑤④とだぶりますが、お灸をすることによって上の効果のみならず、『気』(下の※印2)を上げます。
ここが温めるだけのカイロとの大きな違いです。

⑥お灸の煙を嗅ぐだけで、脳内の血流が200%になると言われています。
それにより、脳が活性化されます。

★当院では治療中に動物さんの脈を診ながら治療していきます。(動物さんは、後ろ足の内側の大腿動脈で脈をとります。)
脈はその子の身体の状態を現わします。
鍼灸治療をしていくうちに、動物さんの脈はどんどん変わっていきます。
おおかた良い脈になったところで治療を終えます。

★お家で飼い主さまにお灸をしてもらっている子は、鍼灸治療にみえた時、最初の一本~二本針を刺した段階で、す~~っと脈が変わっていきます。
その変化は、お灸をしてもらってない子と大きな差があるように思います。
★そして、その子達は血の巡りも良くなり、同時に気(下の※印2)も上がるので、毛艶が非常に良くなりますし目にも力が入ります。
★椎間板ヘルニアなど、鍼灸治療で症状が一旦改善した後、ご自宅でお灸をすると再発予防に大きく役立ちます。
★癌や他の病気の末期の動物のQOL(クオリティ・オブ・ライフ;痛みや苦しみをなるべく軽減し、その子がその子らしく生きる事ができるようにする事)を高めます。

⑤ここまでお灸のいいところをお伝えしましたが、お灸をしてはいけない場合もあります。
患部に熱を持っている場合や化膿している所などは避けた方が良いです。これらの場合は、患部ではなく離れた『穴(ツボ)』にお灸をしたり、鍼治療をします。

~~~~~~

※印1:臓腑は五臓六腑のことであり、五臓は肝・心・脾・肺・腎(更に「心包」を加えることもあり)であり、六腑は胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦のことを言います。
西洋医学は内臓器官を分類・細分化して、その生理機能をマクロからミクロへの視点で個々に分析していますが、中医学の観点は少し違います。
中医学では各臓腑器官を一つの個体として、生命活動を営む為にどのように働いているのか、また他の臓腑器官とどのように関わっているのかというところに着目します。
ですので、臓腑については、西洋医学でいう内臓とそのまま同じではありません。
ですが、一旦は(便宜上)同じような捉え方をして頂いても全くの間違いと言うことではありません。
因みに、肝は怒りの臓、心は喜びの臓・・・など、五臓と感情には結びつきがあると捉えるところが、また中医学の面白いところだと思います!

※印2:『気』について
『気』とは、あらゆる物を構成する最も基本的な精微物質です。
目で見ることは難しいですが、必ず存在している生命の基礎であり、私達の身体は『気』によって養われ維持されています。

・・・とここまで書くと、西洋医学的な観点からすると、ワケワカラン世界の話だと思います。
この続きを書くと、更にさらに長くなります。
またの機会に書かせて頂きますね!
長いよもやま話にお付き合い下さいまして、本当にありがとうございました(^.^)m(__)m。
今日も皆様にとって、ご機嫌で素敵な1日になりますように~(^-^)!

◇◇◇

棒灸(もぐさを棒状にしたもの)とそれを固定する棒灸ヘルパー右は、棒灸(もぐさを棒状にしたもの)とそれを固定する棒灸ヘルパーです。

患部に赤い布を置き、その上に棒灸ヘルパーにセットした棒灸を載せてお灸して頂いています。

布を充てる事で、動物さんの火傷を防ぐと同時に、赤はエネルギーをよく通す性質があり、遠赤外線効果もあるので、赤い布を使って頂いています。

左は、いつもお出ししている三種類の棒灸です。

病院で施灸するときのもぐさ病院で施灸するときのもぐさです。

右は、ちねりながら(ひねりながら)お灸するもぐさです。
下の灸点紙(きゅうてんし)というシールに漢方薬の軟膏を塗ってお灸します。

昔の人は、灸点紙がなかったので、直接患部にお灸をしていました。
私の祖父母の時代の話です。本当に根性がありましたね~・・・! 私はとても真似デキマセン!!

施灸する場所によっては、左二つのせんねん灸を使う場合もあります。

澤田クーちゃんワンちゃんをお預かりして看護師が腎兪にお灸しているところ(澤田クーちゃんです)。

野津カリンちゃん野津カリンちゃん。

三年前に椎間板ヘルニアの治療をさせて頂いて以来ずっと調子が良かったのですが、今回はエアコンで冷えたせいか、再発してしまいました。

「調子良かったからしばらく家でお灸してなかったけど、また頑張んなきゃね!」と、お母さんがおっしゃってました。

榊原パルちゃん榊原パルちゃん。

4年前に走り回っていて突然椎間板ヘルニアを発症し、一旦改善しましたが、5ヶ月後再発。初回発症時よりも症状は重く、背中の痛みの為殆ど動けなくなってしまいました。

飼い主様はとても真面目な方であり、毎日お灸されるので、ご覧の通りお灸の跡が残っています。

パルちゃんは、初回発症時には左前足の痛みもありましたが、ご自宅でのお灸と月一回の針の治療で今はとっても調子が良いです。

パルちゃんの為にいつも頑張ってらっしゃる榊原さんには本当に頭が下がります。

2017年 8月 26日 掲載

私達が便利さを追求するが故に自然を破壊しすぎて、自然が狂ってしまったのか・・・「空梅雨」かと思いきや、梅雨明け宣言されてもまだ梅雨のような感じですね!
今回は、『風邪』の続きを書かせて頂き、次回か次々回に『湿邪』について書かせて頂きますね。

6月から7月に掛けて、長い間、夜風を感じる日が多かったように思います。
中医学的な観点で言うと、6月・7月は『風邪(ふうじゃ)・・春』の時期はもうとっくに終わっています。
にも拘わらず、7月に入っても、てんかんの患者さんや椎間板ヘルニアの患者さんが多かったのは、やはりいつまでも風が吹いてたので『風邪』の影響を受けたからだと思います。

ただ、ここで注意しなくてはならないのは、風が治まったにも拘わらず、今もそしてこれからもしばらく続く、この暑い季節も『風邪』の影響を受けて、同様の患者さんが出ることです。

それはなぜか・・・。
ズバリ、エアコンのせいでアリマス!
暑い日が続き、飼い主様がエアコンをつけ、毛皮を着たワンちゃん達はとても暑いので、エアコンの風の当たる所にずっといる事があります。
そうすると、エアコンの『風邪』と『寒邪(かんじゃ)・・冷えの邪気』に犯されて、椎間板ヘルニアや関節炎、膝蓋骨脱臼など骨の疾患に罹ったり、以前それらの症状があって一旦落ち着いていた子が再発することもあります。
また、てんかん発作も起きやすくなります。
そう言った意味では、エアコンは人口的に作られた『風邪』と『寒邪』の邪気を持っていると言えますよね!
歳を取って身体の冷えを感じるワンちゃんや猫ちゃんは、エアコンから離れた場所にいることが多いので安心ですが、お家の動物が暑がり屋さんの場合は、くれぐれも気をつけてあげて下さいね!

因みに、今回私がしつこい『風邪』の影響を受けて涙焼けまでできてしまった涙と鼻水には、小清龍湯(しょうせいりゅうとう)で改善しました。
この薬は、身体を温める成分が多いので、高齢で身体が冷えていて透明な鼻水を出す猫ちゃんの鼻炎・涙目の時に処方します。
同様に鼻水が出ている猫ちゃんでも、感染や熱の為に色のついたドロっとした鼻水を出す熱性の猫ちゃんには、辛夷清肺湯(しんいせいはいとう)や越婢加朮湯(えっぴかじゅつとう)を処方します。
漢方薬は、副作用がないと思っている方がみえますが、漢方薬でも副作用はあります。
処方する時の一番の注意点は、身体が冷えているか熱いかということをしっかり見極めることです。
そこを間違って処方(冷え性の子に熱を冷ます作用の薬を出す)すると大変なことになります。

以上、もう『暑邪(暑さの邪気)』の季節ではありますが、『風邪』について書かせて頂きました。
来年の『風邪』とエアコンの部屋にいる動物達の参考にして頂けたらと思います(^^)。

◇◇◇

月に一回の学院のマスターコースにて

座学のあと山内校長指示の元、実技があります。

ワンちゃんは動物看護士やトリマーの専門学校の子達なので、みんな人懐っこいです。

そこそこ歳を取ってくるといろいろなところが悪くなるので、実技も兼ねて治療させて頂いています。

みるくちゃん椎間板ヘルニアと膀胱結石(結晶)で通院してくれている丸山みるくちゃん

超フレンドリーな子です。

事情があって両親と暮らせない子供の施設に一緒に行ってもらえたらと、思い続けてもう10年経ってしまいました。

近い将来には是非活躍してもらおうと思っています。

2017年 7月 30日 掲載

中医学では、病気の原因を①外因(外的なもの)②内因(内的なもの)③不内外因(そのどちらでもないもの)の三つに分けます。

①「外因」は外からの原因のことであり、風・寒・暑・湿・燥(そう)・火(か)があります。

6つあることから、これらを総称して「六淫(りくいん)」と呼びます。

これらは本来、自然界の気候、気象であり、植物の生長を促したり、生体の活動を正しく行わせるものです。(これを六気といいます。)
ですが、その状態が正常であればいいのですが、それが過剰になったり、その季節ではない時にそのような状態になると、「六気」が「邪気」へと変わり、「六淫(りくいん)」となって、生体に侵入して害を及ぼします。

また正常な「六気」であったとしても、生体側に慢性疾患や加齢などにより正常な状態でない時には、やはり「六淫」となって生体を侵すようになります。

さて、やっとここで「風邪(ふうじゃ)」の話に入ります。
「風邪(ふうじゃ)」は、風(かぜ)の邪気であり、季節は春です。

1)風の性質から考えられる通り、軽いので症状も上の方に出やすく(昇発と言います。)、
2)そして他の六淫の邪気(寒の邪気や湿の邪気など)と合わさって、身体に侵入していろいろな症状を起こします。
3)また、風の如く体中を巡りながら、様々な病態へと変化していきます。

1)症状として、春に風邪の影響を受けて、めまい、涙目・鼻水(花粉症様症状)、癲癇(てんかん)などを起こします。
2)例えば、風邪が湿邪(しつじゃ)や寒邪(かんじゃ)と一緒になって、身体に侵入することによって起こる症状を風湿寒邪による「痺証(ひしょう)」と言います。主に肢体や関節の痛み、そして麻痺、運動障害などを起こします。
3)2)で起こった関節炎がいろいろな部位に移動して痛みや運動障害を起こします。

以上のように、「風邪(ふうじゃ)」は、他の邪気を伴って発病させる筆頭となることが多く、よって「百病の長」とも言われています。

◇◇◇

※ 後記です^^。

4月から休日も殆どセミナーが入っていて、よもやま話を書きかけては仕上がらずに今日に至りました。

もう湿邪バリバリの時期になりましたが、それでも夜、夜風が吹くことがまだあり、ここ1~2週間は、風邪による癲癇(てんかん)や、風湿寒邪による椎間板ヘルニアや関節炎の悪化を起こす患者さんが結構いました。
それで、この度少し季節は遅れましたが「風邪」のことを掲載することにしました。

私自身、いつまで経っても花粉症かと思われる涙目の症状がなかなか改善せず、例年なら「まこも」さえ飲んで、「まこも水」を点眼すれば、改善していたのですが、今年ばかりは漢方薬に頼る日が続きました。

今は、ようやく涙目は改善しましたが、今度は腰痛と膝の関節炎で毎日針を刺しています。(なんてこと書くとババくさいかも・・?!でも事実ですから仕方ないですね・・。)大阪のお師匠さまのところに行けない時は、いつも仕事の後で自分に針を打っています。

動物さんも皆さまも、どうぞお気をつけ下さいね!

◇◇◇

チョコ太ちゃん慢性腎臓病と椎間板ヘルニアで通院してくれている三浦チョコ太ちゃんです。

鍼灸治療とお母さんの手作りご飯で腎の方は落ち着いていますが、今他の事でお薬を飲んでいて、お母さんは四苦八苦しています。

ホント・・・私達人間は仕方がないと思って薬を飲みますが、この子達からしたら飲みたくもないまずいお薬を飲ませられるのは嫌なもんなんでしょうね・・・。

2017年 7月 02日 掲載