東洋医学よもやま話
この内容は、当院のInstagramに投稿した内容です。
蛋白尿とお耳のケアで2ヶ月前から通院してくれているジャックちゃん(7歳)です🐶
ジャックちゃんは、エアデールテリアの男の子です。今日は、鍼灸治療に来てくれました。
ご自宅でのお灸担当はお父さん‼️
とっても賢いジャックちゃんは、お灸の時間がやってくると自分からベッドへ行きお父さんのお灸を待っているそうです✨すっかりお灸の虜ですね😊✨
そして、お灸を気持ち良く受けてくれた後はぐっすり深い眠りにつくそうです。
今は、蛋白尿も少し落ち着きつつあるようです☺️
ジャックちゃん、これからもお灸パワーで寒い季節を元気に乗り越えて下さいね♪
この内容は、当院のInstagramに投稿した内容です。
『気管虚脱』で約9ヶ月前から通ってくれているちゃぴちゃん(10才)です🐶
ちゃぴちゃんはシーズー、とトイプードルのMixの女の子です。
お母さんにちゃぴちゃんの様子を伺った際、「夏はお散歩を嫌がっていたが、
今年の冬は治療の効果が出たのかお散歩を長時間楽しんで歩いてくれるんですよ😊
今までは、大体2、3キロくらいのお散歩だったのが今では倍くらいの距離を歩くようになりました♪』
と仰っていました。お灸のおかげで足腰も強くなった様で、おしっこの後のケリケリの回数も多くなったそうです‼️
また、ちゃぴちゃんのお母さんは手作りごはんにも力を入れて下さっているので
栄養満点のご飯とマッサージのおかげでちゃぴちゃんの体調もなおさら良いそうです☺️
ちゃぴちゃん、これからも毎日お灸をしてもらって健康で楽しいお散歩ライフを過ごして下さいね✨
本日は、院長が当院のLINEに書かせていただいたことをお伝えします。
以下、院長のLINEより✔
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こんにちは!
今日も寒いですね😣❄️~・・。
先日の診察の時に、「うちの子、お散歩好きだったんだけど、寒くなってきたから行きたがらなくなっちゃって・・。」と言うお話をお聞きしました。
お洋服着せてそれなりに防寒対策を取っても行きたがらないとのこと・・。
「どうしても行きたくない!!」と言うのであれば、ワンちゃんにとってストレスになるだけなので、無理やりのお散歩はお勧めしませんが、高齢の子は人間同様使わないとどんどん筋肉も落ちて足腰が弱くなっていくので、出来たら毎日お散歩させて頂きたいと思います。
人ならウオーキング前にケガ予防のストレッチ等をしますが、ワンちゃんにストレッチさせるのは難しいので、お散歩前に中医学の三大療法の一つである『推拿;すいな』をしてあげると良いと思います😊❗️
『推拿;すいな』とは、動物の体の表面を推したり擦ったりつまんだりして、病気の予防や治療をするものです。
治療の時に皆さんにいつもお伝えしている推拿は、背骨を人差し指と中指で挟んで首の下から尾の付け根まです~っと擦る方法です。 背骨の両際には一対のツボがならんでいます。骨の病気に効くツボから肺のツボや心臓のツボ‥肝臓のツボ・・もっと下に行くと腎臓のツボ・・という感じで尾のところまで並んでいるんですね! 皮膚の下のツボを指の腹で刺激して頂くと、内臓をマッサージしているようなものなんですね😊👍🏻
もしくは、両手の人差し指と中指の腹を使って今お伝えした両側のツボをぐるぐる小さな円を描きながら下に下がって行く方法もあります。同様に動物の人差し指2本分外側を、マッサージして頂くと、うっとりする子が結構います。(背骨の際と同様の内臓のツボが上から並んでるんですね。)
さて、2~3回これらをした後、以下の通りに擦ってあげて下さい。
- 先ずわんちゃんと同じ向きになってワンちゃんの後ろに座ります。、首のつけ根を2本の指(人差し指と中指)でぐりぐり円を描くようにマッサージします。
- その後肩甲骨を同じく2本の指でぐりぐりと優しくマッサージ。(大きい目の子は3本の指でマッサージして下さいね。)
- その後前足を手で挟んで足先に向かって上下に擦りながら、上から下へ擦っていきます。
- 前足が終わったら、次は横腹を両手で挟んで前足の付け根からお尻の方まで擦ります。
- 後ろ足を3と同様に擦ります。(ワンちゃんが立ってる方がやり易いと思います。)
以上です。
3・4・5は、一動作で何回も繰り返しやってあげて下さいね!
これで大分血の巡りも良くなって動きやすくなると思います。
後は、寒さが心配であれば、「腎兪;じんゆ」というツボに、腹巻の上からでも貼るカイロミニを貼って頂くか、「せんねん灸 太陽」を貼って頂くと、体がぽかぽかしてきます。
よろしかったらお試し下さいね~😉♪
※腎兪のツボは、背中にあります。
2番目と3番目の腰椎の間の両際にありますが、ざっくり言うと、一番最後の肋骨を結んだ背骨のラインにあります。
すみません・・。文章にするとめんどくさいですね~・・。ごめんなさいです。
今日も皆様にとって良い1日になりますように~😉✨
この内容は当院のInstagramに投稿したものになります。
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当院院長が3/7に「春の時期の過ごし方や肝臓について」お話しをさせていただきます。
場所は東京ですが、オンラインでの受講(アーカイブ配信あり)も可能となっております。
よろしければ、是非どうぞ😊❗
皆さまのご参加をお待ちしております🙇♀️
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『目指せキラキラ20歳!獣医中医師による東洋医学セミナー』
★春こそ肝臓を労わって、いろんな病気の予防をしよう!(リリー動物病院 東洋医学クリニック 工藤ゆり子)
★中医学の入り口・・何をしたらいいかわからない人へのはなし(東大和獣医科病院 兼子祥紀)
日時:2024/3/7(木)14:30~16:45(予定)※開場14:00
会場:ふれあい貸し会議室 秋葉原No51(東京都千代田区神田松永町7ヤマリビル801)
講師:
・山内 健志
(酪農学園大学特任教授 一般財団法人 楓会 理事長 日本獣医中医薬学院 学院長 スノウメープル獣医東洋医学クリニック雪龍山エルム鍼灸整体院 院長)
・工藤ゆり子
(リリー動物病院 東洋医学クリニック)
・兼子祥紀
(東大和獣医科病院)
定員:会場 20名※先着
オンライン(Zoom Meeting) 50名※先着
チケット:会場、オンラインとも6600円
(会場/オンライン※アーカイブ視聴のみも可)
または画像QRコード、
チケットサイトPeatixから日本獣医中医薬学院、をご検索下さい。
皆様の御参加をお待ちしております。
■公演の内容等に関するお問合せ先
日本獣医中医薬学院
E-mail:info@itcvm.com
ホームページ:http://itcvm.com/
この内容は当院のLINEに投稿したものになります。
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こんにちは! この間まで暖かかったのに、いつも通りの12月の寒さになりましたね~❄️😵。
「師走」の名の通り、やはり12月は街に出ても何だかせわしく感じますね~・・。
飼い主さんと同居している動物達は、人の家族となんら変わりないので、お母さんが忙しくしていると心配になって体調を壊すことがあります😔。
写真の子(飼い主さんが抱っこしている子)は、チロルちゃん15歳です。
2年前から椎間板ヘルニアと緑内障で通院してくれています。
この日はいつもの治療に入る前に飼い主さん(Kさん)が
- ソフトクリーム状の軟便が6日間続いている事と
- いつもより濃い茶色の便をする
とのことで、「この症状も一緒に診て欲しい」と仰いました。
このラインで書いてきたり、よく治療中に飼い主さんにもお伝えしているのでご存知の方もおられると思いますが、身体から出る物の色や臭い等で、身体が冷えているか熱を持っているかが分ります。(もちろん例外もありますが)
先ず、体から出る物(おしっこ、便、鼻水、吐物など)で、色の濃いのは、『熱証;ねつしょう』と言って、体に熱を持っている証拠です。
そして逆に色の薄いのは、『寒証;かんしょう』と言って、体が冷えている証拠です。(もちろんたまに例外もあります。)
チロルちゃんは、
- 濃い茶色の便をしていた
- 脈(脉)を診ところ、「数脉;さくみゃく」と言って、いつものチロルちゃんの脉よりも早い脉だった
上の1(濃い色の便)と、いつも寒がりさんでゆっくりとした脉のチロルちゃんが、2の早い脉(数脉)だったことから、この日のチロルちゃんは「熱証」だった。と言えます。
病気になるには、何か必ず原因があります。
飼い主さん(Kさん)に最近変わった事がないか聞いてみたところ・・・「思い当たることがあります😲❗️」とのことでした。
Kさんは、ITの仕事をされていて基本的にとても真摯に仕事に取り組まれる方なので、上司や部下からパソコンの指導の依頼を受けていたので、その方達の為に資料作りに追われていて、この一週間毎日明け方4時まで仕事をしていらっしゃったとの事でした。
チロルちゃんは、大好きなKさんが明け方まで仕事をしていると、一旦隣りの部屋で眠りについても、2~3時間おきに「ねぇ~、まだ起きてるの?! 一緒に寝ようよ🌙」と何回も起きてくるそうなんですね!
濃い色の便は「熱証」で体に熱を持っている証拠です。
大好きなKさんが明け方まで身を粉にして働いているので、チロルちゃんは心配でストレスを感じていました。
中医学的にいうと、チロルちゃんはストレスで肝(肝臓)に熱を持ち、その肝の熱が横に行って内臓を熱することによって、色の濃い軟便が出たと思われます。(黄色い吐物を吐くこともあります)
飼い主さんが忙しくしていると、それを見て同居している動物達にもストレスが掛かって、チロルちゃんのように熱証の下痢になる子もいれば、皮膚炎が悪化する子もいます。
Kさんは、「原因は私だったんだね~😵❗️チロルごめんね~🙏🏻✨」と仰ってました。
この日は、鍼灸治療と共に「六君子湯」と言う漢方薬をお出しして、「一番のお薬は、Kさんがもう少しゆっくりされる事ですよ~😉♨️」とお伝えしました。
皆さん、ご自身の為にも動物さんの為にもくれぐれもご無理しないでくださいね~😉♪
この内容は当院のInstagramに投稿したものになります。
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『膀胱結石』と『腎臓病予防』で通ってくれているこむぎちゃん(8才)です🐱
飼い主さんから
「お家でお灸をする様になってから、こむぎちゃんが4〜5才若返った感じがする❗️」
とのお声がありました。
目に見えて効果が実感できるとこちらも嬉しくなりますね😊
ちなみに、こむぎちゃんは煙が出ないタイプのスミ灸(棒灸)を使っています。
これからもお家でのお灸頑張って下さい‼️
この内容は、当院のInstagramに投稿した内容です。
先月から『慢性腎不全』で通院されているザラちゃんです😺
オーナー様は保護猫ちゃんを含めて8頭の猫ちゃんを飼っていらっしゃいます。
そのうち4頭を毎日お灸しているそうです!!
最近はお灸をしてもらうのを待っている猫ちゃんがいたりしてオーナー様も睡眠不足傾向にあるとのこと。
でも、オーナー様の顔晴りのお陰でみんな元気!との事でした。
本日は、院長が当院のLINEに書かせていただいたことをお伝えしますね。
以下、院長のLINEより✔
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おはようございます。
ここのところ、秋の乾燥で気管の病気(気管虚脱)の咳や心臓病から来る咳の子の症状が悪化する傾向があります。
加湿器をお持ちの方は、40%を切ったら加湿器をつけて頂くと良いですね~。(飼い主さんのお肌にも良いです)
お家で、首のつけ根の「定喘;ていぜん」と言うツボの後「腎兪;じんゆ」というツボにお灸して頂くと、咳がかなり軽減します。
「肺腎同源」と言って肺と腎は同じ源ですので、肺を強めたければ腎を強めると良いんですね!
そして肺は心臓を守るように心臓の上に乗っかっているので、両者は強い結びつきがあるんですね。
ですので、心臓を強めたければ肺を強めると良い。その為にはやはり「腎兪」のツボが大事なんですね。
お灸で一旦落ち着いていた子が乾燥で咳が増えた時は、「麦門冬湯;ばくもんとうどう」と言う身体の陰(水分)を補う漢方薬をお出しするだけで改善する場合が結構あります。
この薬は副作用の心配もないのでお勧めです😊
それから、以前梅雨時にお伝えしたかも知れませんが、カビ(真菌と言います)はとっても有害です。
肺炎の他、あらゆる癌の原因にもなりますので、お台所の換気扇、風呂場、エアコンなどカビがある所は除去されるのは人と動物の健康維持に必須ですね。
内科医の堀田忠弘先生のお話によると、お風呂場は10日に一回壁や天井に5%重曹を噴霧して、その後必ず洗い流すと良いそうです。
以前セミナー用にやってみたのですが、私の家の一見きれいに見える風呂場の天井の白いちょっとした塊を採取して培養して(一週間育てて)みたら、スゴイカビが生えていてびっくりしたことがありました!! 私は10日に一回ではないですが、それでも月に一回は重曹でカビを叩いています。
歩行強化で通院してくれている十南ちゃん(3才)と皮膚病治療の三太ちゃん(4才)です🐶
お灸はいつもお父さんの担当でしたが、最近お母さんの担当になってから、三太ちゃんがお灸の途中で遊び出すようになったそうです。
お母さんは、「あらあら〜・・。」と言う感じで、三太ちゃんが遊びだしたときには、ご自身にお灸をするそうです。
するとどうでしょう〜❗️
最近はお母さんの血の巡りが良くなったようで、元々お風呂に入られた後すぐに湯冷めをしてみえたそうですが、湯冷めするまでの時間がかなり延びたそうです。
地味なようで、やはりお灸って凄いですね❗️❗️
以下の文章は、先日、院長のLINEに掲載したものです。
◇◇◇
今日はとっても気持良い日になりましたね😉!
この間までの湿気が嘘のようですね。
とは言え昨日までは雨が続いいたかと思えば今日は晴れて・・ともなると気温も気圧もころころ変わって、高齢の動物や持病を持った子達はこたえますよね。
中医学ではこれら自然の「邪気」の事を「外邪」と言います。
この間までは「湿邪」、そして今の様に晴れて乾燥してきたら「燥邪」と言います。
持病を持っていても、外邪の変化(寒暖の差や気圧の変化)に負けないコツは、やはりお家でのお灸ですね~。
今日来て下さった慢性鼻炎だったチワワちゃんのお母さんは、「この子、若いけど寒がりさんでいつもこの時期は布団にくるまって大人しかったけど、今年の秋は違うわ!! 今までの中で一番元気ですよ~😜👍🏻」と仰ってました。
そのうち私は『腎兪おばさん』って言われてしまうかも知れませんが(笑)、やはり『腎兪』に施灸約5分・・どの子もお勧めです。
そうそう!! その前後に首の下から尾の付け根まで、棒灸で背骨に小さな円を描くようにしながら、ぐるぐると上から下までお灸して下さいね😉!
背骨の際には、両側性に内臓と繋がっている大事なツボがず~っと並んでいます。
(動物が動いても危険がないよう、棒灸ストッパーをつけて下さい)
そもそも慢性鼻炎だったこのチワワさんですが、
治療の時には、鼻炎に直接効く「鼻」のツボを刺激しますが、肺に効くツボも刺激します。
「中医学」では、鼻は肺と繋がっていると言われるので、鼻の病気には、鼻のみならず「肺」に効くツボも功を奏すのですね。
そしてやはり中医学では『肺腎同源』と言う言葉があります。
「肺と腎は同じ源なので、肺を強くしたければ腎を強めよ!!」と言うことになります。
ですので、肺と繋がっている鼻に問題があるのであれば、やはり腎をお家でお灸するのは理にかなっていると言えるんですね~😉
先ほどの「五行色体表」を見て頂けますか?!
縦のところはみ~んな繋がっています。
なので、先程お伝えしたように、「金」の所を見ていくと、臓腑は肺と大腸、官は鼻になります。(これら三つは関係性があるということになります。というか縦の物は関係性があると言えます。)
色は白。気管支や肺が悪くて咳が出る子は白いものを食べると良いですね!
梨、桃(今の季節のものではないですが)、長芋(肺にも腎にも良いです!!)、大根など
・・・とここまで書きましたが・・・
中途半端で申し訳ありませんが、午後の仕事が始まりますので、一旦ここで終わりにしますね。
お互い外邪の変化があっても、ニコニコ元気で過ごしたいですね~😉💪🏻🎶