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犬・猫・ペットの治療と予防│リリー動物病院

東洋医学よもやま話

この内容は当院のInstagramに投稿したものになります。

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当院院長が3/7に「春の時期の過ごし方や肝臓について」お話しをさせていただきます。
場所は東京ですが、オンラインでの受講(アーカイブ配信あり)も可能となっております。
よろしければ、是非どうぞ😊❗
皆さまのご参加をお待ちしております🙇‍♀️

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《目指せキラキラ20歳!獣医中医師による東洋医学セミナー》のご案内

『目指せキラキラ20歳!獣医中医師による東洋医学セミナー』

★春こそ肝臓を労わって、いろんな病気の予防をしよう!(リリー動物病院 東洋医学クリニック 工藤ゆり子)
★中医学の入り口・・何をしたらいいかわからない人へのはなし(東大和獣医科病院 兼子祥紀)

日時:2024/3/7(木)14:30~16:45(予定)※開場14:00
会場:ふれあい貸し会議室 秋葉原No51(東京都千代田区神田松永町7ヤマリビル801)
講師:
・山内 健志
(酪農学園大学特任教授 一般財団法人 楓会 理事長 日本獣医中医薬学院 学院長 スノウメープル獣医東洋医学クリニック雪龍山エルム鍼灸整体院 院長)
・工藤ゆり子
(リリー動物病院 東洋医学クリニック)
・兼子祥紀
(東大和獣医科病院)
定員:会場 20名※先着
オンライン(Zoom Meeting) 50名※先着
チケット:会場、オンラインとも6600円
(会場/オンライン※アーカイブ視聴のみも可)

お申し込みは、以下
https://itcvm20240307.peatix.com/event/3813545/view?utm_campaign=pod-11765767&utm_medium=email&utm_source=follow-organizer&utm_content=15972512&dlvid=022d0ff5-1b31-4b3f-aa98-cbbe7a4b9198&sltid=0

または画像QRコード、
チケットサイトPeatixから日本獣医中医薬学院、をご検索下さい。
皆様の御参加をお待ちしております。

■公演の内容等に関するお問合せ先
日本獣医中医薬学院
E-mail:info@itcvm.com
ホームページ:http://itcvm.com/

2024年 1月 12日 掲載

この内容は当院のLINEに投稿したものになります。

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こんにちは! この間まで暖かかったのに、いつも通りの12月の寒さになりましたね~❄️😵。
「師走」の名の通り、やはり12月は街に出ても何だかせわしく感じますね~・・。
飼い主さんと同居している動物達は、人の家族となんら変わりないので、お母さんが忙しくしていると心配になって体調を壊すことがあります😔。

チロルちゃん

写真の子(飼い主さんが抱っこしている子)は、チロルちゃん15歳です。
2年前から椎間板ヘルニアと緑内障で通院してくれています。

この日はいつもの治療に入る前に飼い主さん(Kさん)が

  • ソフトクリーム状の軟便が6日間続いている事と
  • いつもより濃い茶色の便をする

とのことで、「この症状も一緒に診て欲しい」と仰いました。

このラインで書いてきたり、よく治療中に飼い主さんにもお伝えしているのでご存知の方もおられると思いますが、身体から出る物の色や臭い等で、身体が冷えているか熱を持っているかが分ります。(もちろん例外もありますが)

先ず、体から出る物(おしっこ、便、鼻水、吐物など)で、色の濃いのは、『熱証;ねつしょう』と言って、体に熱を持っている証拠です。
そして逆に色の薄いのは、『寒証;かんしょう』と言って、体が冷えている証拠です。(もちろんたまに例外もあります。)

チロルちゃんは、

  1. 濃い茶色の便をしていた
  2. 脈(脉)を診ところ、「数脉;さくみゃく」と言って、いつものチロルちゃんの脉よりも早い脉だった

上の1(濃い色の便)と、いつも寒がりさんでゆっくりとした脉のチロルちゃんが、2の早い脉(数脉)だったことから、この日のチロルちゃんは「熱証」だった。と言えます。

病気になるには、何か必ず原因があります。

飼い主さん(Kさん)に最近変わった事がないか聞いてみたところ・・・「思い当たることがあります😲❗️」とのことでした。
Kさんは、ITの仕事をされていて基本的にとても真摯に仕事に取り組まれる方なので、上司や部下からパソコンの指導の依頼を受けていたので、その方達の為に資料作りに追われていて、この一週間毎日明け方4時まで仕事をしていらっしゃったとの事でした。

チロルちゃんは、大好きなKさんが明け方まで仕事をしていると、一旦隣りの部屋で眠りについても、2~3時間おきに「ねぇ~、まだ起きてるの?! 一緒に寝ようよ🌙」と何回も起きてくるそうなんですね!

濃い色の便は「熱証」で体に熱を持っている証拠です。
大好きなKさんが明け方まで身を粉にして働いているので、チロルちゃんは心配でストレスを感じていました。
中医学的にいうと、チロルちゃんはストレスで肝(肝臓)に熱を持ち、その肝の熱が横に行って内臓を熱することによって、色の濃い軟便が出たと思われます。(黄色い吐物を吐くこともあります)
飼い主さんが忙しくしていると、それを見て同居している動物達にもストレスが掛かって、チロルちゃんのように熱証の下痢になる子もいれば、皮膚炎が悪化する子もいます。
Kさんは、「原因は私だったんだね~😵❗️チロルごめんね~🙏🏻✨」と仰ってました。
この日は、鍼灸治療と共に「六君子湯」と言う漢方薬をお出しして、「一番のお薬は、Kさんがもう少しゆっくりされる事ですよ~😉♨️」とお伝えしました。
皆さん、ご自身の為にも動物さんの為にもくれぐれもご無理しないでくださいね~😉♪

2023年 12月 25日 掲載

この内容は当院のInstagramに投稿したものになります。

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お灸をすると腎の気が上がって、若返ります

『膀胱結石』と『腎臓病予防』で通ってくれているこむぎちゃん(8才)です🐱

飼い主さんから
「お家でお灸をする様になってから、こむぎちゃんが4〜5才若返った感じがする❗️」
とのお声がありました。
目に見えて効果が実感できるとこちらも嬉しくなりますね😊
ちなみに、こむぎちゃんは煙が出ないタイプのスミ灸(棒灸)を使っています。

これからもお家でのお灸頑張って下さい‼️

2023年 12月 23日 掲載

この内容は、当院のInstagramに投稿した内容です。

ザラちゃん

先月から『慢性腎不全』で通院されているザラちゃんです😺

オーナー様は保護猫ちゃんを含めて8頭の猫ちゃんを飼っていらっしゃいます。
そのうち4頭を毎日お灸しているそうです!!
最近はお灸をしてもらうのを待っている猫ちゃんがいたりしてオーナー様も睡眠不足傾向にあるとのこと。

でも、オーナー様の顔晴りのお陰でみんな元気!との事でした。

2023年 11月 13日 掲載

本日は、院長が当院のLINEに書かせていただいたことをお伝えしますね。

以下、院長のLINEより✔

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おはようございます。
ここのところ、秋の乾燥で気管の病気(気管虚脱)の咳や心臓病から来る咳の子の症状が悪化する傾向があります。
加湿器をお持ちの方は、40%を切ったら加湿器をつけて頂くと良いですね~。(飼い主さんのお肌にも良いです)

お家で、首のつけ根の「定喘;ていぜん」と言うツボの後「腎兪;じんゆ」というツボにお灸して頂くと、咳がかなり軽減します。
「肺腎同源」と言って肺と腎は同じ源ですので、肺を強めたければ腎を強めると良いんですね!
そして肺は心臓を守るように心臓の上に乗っかっているので、両者は強い結びつきがあるんですね。
ですので、心臓を強めたければ肺を強めると良い。その為にはやはり「腎兪」のツボが大事なんですね。

お灸で一旦落ち着いていた子が乾燥で咳が増えた時は、「麦門冬湯;ばくもんとうどう」と言う身体の陰(水分)を補う漢方薬をお出しするだけで改善する場合が結構あります。
この薬は副作用の心配もないのでお勧めです😊

それから、以前梅雨時にお伝えしたかも知れませんが、カビ(真菌と言います)はとっても有害です。

肺炎の他、あらゆる癌の原因にもなりますので、お台所の換気扇、風呂場、エアコンなどカビがある所は除去されるのは人と動物の健康維持に必須ですね。

内科医の堀田忠弘先生のお話によると、お風呂場は10日に一回壁や天井に5%重曹を噴霧して、その後必ず洗い流すと良いそうです。

以前セミナー用にやってみたのですが、私の家の一見きれいに見える風呂場の天井の白いちょっとした塊を採取して培養して(一週間育てて)みたら、スゴイカビが生えていてびっくりしたことがありました!! 私は10日に一回ではないですが、それでも月に一回は重曹でカビを叩いています。

2023年 10月 26日 掲載

十南ちゃんと三太ちゃん

歩行強化で通院してくれている十南ちゃん(3才)と皮膚病治療の三太ちゃん(4才)です🐶

お灸はいつもお父さんの担当でしたが、最近お母さんの担当になってから、三太ちゃんがお灸の途中で遊び出すようになったそうです。

お母さんは、「あらあら〜・・。」と言う感じで、三太ちゃんが遊びだしたときには、ご自身にお灸をするそうです。

するとどうでしょう〜❗️
最近はお母さんの血の巡りが良くなったようで、元々お風呂に入られた後すぐに湯冷めをしてみえたそうですが、湯冷めするまでの時間がかなり延びたそうです。

地味なようで、やはりお灸って凄いですね❗️❗️

2023年 10月 23日 掲載

以下の文章は、先日、院長のLINEに掲載したものです。

◇◇◇

今日はとっても気持良い日になりましたね😉!

この間までの湿気が嘘のようですね。
とは言え昨日までは雨が続いいたかと思えば今日は晴れて・・ともなると気温も気圧もころころ変わって、高齢の動物や持病を持った子達はこたえますよね。
中医学ではこれら自然の「邪気」の事を「外邪」と言います。
この間までは「湿邪」、そして今の様に晴れて乾燥してきたら「燥邪」と言います。

持病を持っていても、外邪の変化(寒暖の差や気圧の変化)に負けないコツは、やはりお家でのお灸ですね~。
今日来て下さった慢性鼻炎だったチワワちゃんのお母さんは、「この子、若いけど寒がりさんでいつもこの時期は布団にくるまって大人しかったけど、今年の秋は違うわ!! 今までの中で一番元気ですよ~😜👍🏻」と仰ってました。

そのうち私は『腎兪おばさん』って言われてしまうかも知れませんが(笑)、やはり『腎兪』に施灸約5分・・どの子もお勧めです。
そうそう!! その前後に首の下から尾の付け根まで、棒灸で背骨に小さな円を描くようにしながら、ぐるぐると上から下までお灸して下さいね😉!
背骨の際には、両側性に内臓と繋がっている大事なツボがず~っと並んでいます。
(動物が動いても危険がないよう、棒灸ストッパーをつけて下さい)

そもそも慢性鼻炎だったこのチワワさんですが、
治療の時には、鼻炎に直接効く「鼻」のツボを刺激しますが、肺に効くツボも刺激します。

「中医学」では、鼻は肺と繋がっていると言われるので、鼻の病気には、鼻のみならず「肺」に効くツボも功を奏すのですね。
そしてやはり中医学では『肺腎同源』と言う言葉があります。
「肺と腎は同じ源なので、肺を強くしたければ腎を強めよ!!」と言うことになります。
ですので、肺と繋がっている鼻に問題があるのであれば、やはり腎をお家でお灸するのは理にかなっていると言えるんですね~😉

五行色体表

先ほどの「五行色体表」を見て頂けますか?!

縦のところはみ~んな繋がっています。
なので、先程お伝えしたように、「金」の所を見ていくと、臓腑は肺と大腸、官は鼻になります。(これら三つは関係性があるということになります。というか縦の物は関係性があると言えます。)
色は白。気管支や肺が悪くて咳が出る子は白いものを食べると良いですね! 
梨、桃(今の季節のものではないですが)、長芋(肺にも腎にも良いです!!)、大根など
・・・とここまで書きましたが・・・

中途半端で申し訳ありませんが、午後の仕事が始まりますので、一旦ここで終わりにしますね。
お互い外邪の変化があっても、ニコニコ元気で過ごしたいですね~😉💪🏻🎶

2023年 10月 12日 掲載

ミックちゃん

椎間板ヘルニアで通院してくれているミックちゃん(15歳)です🐾
オーナー様より興味深いお話をお伺いいたしましたのでご紹介させていただきます✨

アップルウォッチをつけながらお灸をしていると、オーナー様の心拍数が落ちついているそうなんです‼
ミックちゃんもオーナー様も心身が安定するんですね🥰

季節の変わり目でだんだんと夜は涼しくなってきますので、夏場より長めにお灸ができますね👌🏻
※動物さんの様子をみながら施灸をしてあげてくださいね👍🏻

2023年 9月 30日 掲載

エイトちゃん、うららちゃんのお母さん

今日はエイトちゃん、うららちゃんのお母さんからお聞きしたレシピをご紹介します🐶

🍴材料

  • なつめ:脾臓に良く、補気作用があります。
  • まこも粉:免疫力強化、コラーゲン増強
  • さつまいも

🍴作り方

  1. なつめの種を取り、鍋にカットしたなつめを水で煮詰めて(弱火~中火)ペーストにします。
    固さは粒あんのような感じです。
  2. ①にゆでたさつまいもを混ぜます。
  3. ②に水で溶いたまこも粉を混ぜます。
  4. やわらかめが好きな子にはお団子に成形すればカントリーマアム風しっとりクッキー。
    カリッと食感が好きな子には平らに成形します。

  5. オーブンを250度に設定して約8分焼いてください。

おいしすぎて、わんちゃんたちよりもお母さんの方がたくさん召し上がってしまったそうです。
「からだにいいこと間違いなしですね」と院長も感心しておりました。
いいことは共有していきたいですね😻

2023年 9月 26日 掲載

五行色体表

前回同様、以下のものは先日LINEに掲載したものです。

先日のラインの補足です。上の五行色体表を見て頂けますか。 中医学の考え方の一つに「五行論」というのがあります。 全てのものを「木・火・土・金・水」の五つに分けて、診断や治療に活かす考え方です。
表の通り「水」の列を縦に見ていくと、「臓」は腎、「畜(食べると良い肉)」は豚、「官」は耳、「志」は恐(または驚)、「体」は骨、になります。 ですので、

  • 腎を強めるには、先程お伝えした食材(エビ、ホタテ、ナマコ粉、)や肉であれば豚肉がお勧めなんですね。 そして・・・
  • 加齢によって腎が弱って来たら、「官」である耳が遠くなるので、「難聴」の予防や治療には腎を強めると効果があり
  • 「志」は「恐;恐怖心」または「驚;驚く」なので、腎臓の弱い子は若い時から怖がり屋さんで音に敏感な子が多いんですね。(血液検査の値が正常でも、怖がり屋さんの子は後で腎臓の検査値が異常になる子が結構います。)

もう一回「五行色体表」を見て頂けますか?! 「水」の列の「体」にあたる所は、「骨」です。 「膝蓋骨脱臼」の子を持つ多くの飼い主さんは、膝が悪ければ膝にお灸をしたがります。それは決して間違いではないです。

でも私は骨の病気の子の飼い主さんには「骨の病気だったらこの五行色体表の通り、骨は腎に繋がってるから、先ずは腎兪にお灸して下さい。
そしてその後で悪いところや痛がる所にお灸してね!」ってお伝えしています。

ですので、椎間板ヘルニアや膝蓋骨脱臼、加齢による下半身のふらつきの子には、一旦「腎兪」をお灸した後、症状のある所にお灸することによって、かなり改善するんですね~😉👌

2023年 9月 21日 掲載