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ムサシの治療→半田山車まつり→動物の鍼灸専門学校入学式

「忙しいと言う文字は人の心を亡くすと書く」 とよく言われるが、この数日間やたら忙しい日が続いている。

<ムサシの二回目の抗癌剤の治療>
ムサシの二回目の抗癌治療であるが、実は10月3日に一旦チャレンジしたのだが、初回入院した時の点滴治療のせいで静脈に沢山の瘢痕(傷跡)が出来てしまい、何度か留置針を入れようとチャレンジしたのだが結局入らなかった。
それでその日は諦めて抗癌剤治療は6日に延期になった。

ところで10月6日と言えば、“半田市内の31台の山車が一斉に勢ぞろいする5年に一度の 『半田山車まつり』の一日目” である。
半田市内に住む我が家の息子達はご多分に漏れず3人とも“お祭り男”である。
前日の夜仕事を終えて私が帰宅したら、既に長男の友達1人+三男の友達3人の計4人が祭りの準備の為に我が家に泊まりに来ていた。
疲れている私に長男は情け容赦なく 「母さん、明日の集合の時間(5時半)までにこの胴巻き(祭りの衣装)のボタンを付け替えといてね!」とのたまった。
それだけならまだしも、「母さんはいっつも朝ギリギリでやるんだから、今、付けてよ!今!!」と言われてしまい・・・ビールを飲みながらボタンを付け替えた。

翌朝は案の定(毎年春の祭りはそうなので)、息子達の祭りの準備の為に4時半に起きて・・・晒しだの胴巻きだのって安全ピン片手に彼らの手伝いをした。
そして一息ついた後、病院に行き10時からムサシの二回目の抗癌治療を行った。
今回留置針が入らなければ、前回の抗癌剤治療から間隔が空きすぎてしまうので、「是が非でも留置針を入れたい!」と言う緊張の真っただ中・・・どうにかこうにか留置針が入った!!(山下さん、ありがとう!)

その後一時間ほどムサシの留置針がずれないかムサシについていたが、両親に息子達の祭りの姿を見せたくて、後の管理は加藤先生と看護師達にお願いして病院を出た。
この日、ムサシは無事に二回目の抗癌剤の治療を終え、祭りの後で病院に迎えに行ったらとても元気だった。(ほっ・・!)

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<半田山車まつり・・・感謝>
半田の山車まつりは、私にとって何度めだろうか・・・?!
思い起こせば20年前・・・半田市に移り住んで間もない頃であった。
そういうお祭りがあるって聞いて、兄嫁さんと一歳になる長男を連れて見に行ったのが始めだった。
雄大な31台の山車に感動し、長男を「高い高~い」の高い状態にして、「ほら~っ!よ~く見なさい!」と観せたのを覚えている。(だから長男は祭り男になったんだろうな~・・。)

その後毎回観にきていて、5年前は脳内出血で右半身不随になった父と母、そして兄嫁さん一家とできた。
その時、多くの人並みで車椅子に座っている父には山車が観えないと思って、「5年後は絶対に桟敷席で見ようね!」と言ってから、あっという間にその日が来た。
桟敷席から眺め観る31台の山車は、正に雄大であり・・・半田の歴史の深さ、祭りや山車を大切にする半田市民の心意気…などいろいろな思いが湧きあがってくるのを感じながら山車に魅入っていた。

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だがしかし・・・今まで何度か障害を持つ父と母(母は健常であり父の介護をしている)と行動を共にしてきたが、祭りの人のごった返しの中の車椅子はまだしも、桟敷席の階段がこんなに大変なことだったとは想像してなかった。
手作りの桟敷席は、途中から一段一段の幅が高くなっていて、健常者にとっては「ちょっときついわね~!」で済むくらいなのだが、右半身不随の父の昇り降りは相当なものであった。
ましてや階段を降りるのは後ろを向かないと降りれないなんてこと、この日に初めて知った!(さすがこの娘にして、この母親である・・・もっと早くに言っててくれてたら、息子達におんぶさせたのに~・・・(苛々)。)
だが、本当に温かい人達がいるもので・・・おそらく市の職員の方か市民のボランティアの方だと思うのだが、父の階段を登って行った時に手伝って下さった方がいらした。
そして恐縮している私達に気遣って下さり 「降りる時も声掛けて下さいね!」と、言って下さった。
本当に感謝である。
息子の嫁さんにしたいくらいである。(ちと早いか~・・・!?)

こんな歳になっても、何かをすれば感じることがある。
だから行動するって大事なんだな~・・・。
この度、父を祭りに連れてって、障害を持つ人をお祭りに連れて行く事がどれ程大変かって事が身に染みて解ったし、おそらくまだまだ課題はあろうが20~30年前と比べたら、障害を持つ人やその家族に対して “ごく普通にお手伝いして下さる方”が増えつつあるのではないかって思った。
お名前をお聞きしそびれてしまったが、その時のお二人の方、本当にありがとうございましたm(_ _)m。

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<動物の鍼灸の専門学校入学式>
翌日の7日は、私も学ばせて頂いている小動物中医学研究会(鍼灸・漢方などの東洋医学の治療)の勉強会を立ち上げられた3人の先生のうちの山内健志先生が創設された動物の鍼灸の専門学校入学式が吉祥寺で行われた。

数年前から山内先生が構想を練られて行動され・・・去年10月に日本初の動物の鍼灸専門学校第1期生が入学した。
この度、無事に私も2期生になり、この日に入学式が行われた。

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山内先生の熱き想いをお聞きして、8年前から山内先生から学ばせて頂いていたが(今は学校設立の為に西依先生が後任で講師になられている。)、この学校に入学して絶対間違いはなかったと確信した1日であった。
その件に関しては、また別の時に書かせて頂くことにする。

<後記>
お話ししたいことが盛りだくさんで、いつもにも増して長いコラムになってしまいました。
毎回稚拙な文章のコラムをお読みくださいまして、誠にありがとうございます!
いつも温かい方々に囲まれて・・・こうして元氣で仕事をさせて頂いています。
本当に感謝の日々です・・・。
そして、ムサシも一応順調です。皆さまありがとうございます。
朝夕の温度に差が出て来てますので、どうぞくれぐれもお風邪など召されません様ご留意くださいね!

2012年 10月 10日掲載
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