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犬・猫・ペットの治療と予防│リリー動物病院

東洋医学よもやま話

以下のものは、当院のInstagramに投稿したものになります。

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ポノちゃん

ポピーちゃん

『心雑音』と『甲状腺機能低下症』、『てんかん』の症状で約1年半前から通ってくれているチワワのポノちゃんです🐶
6月に9歳のお誕生日を迎えました🎂‼️
おめでとうございます☺✨

今年は夏の暑さもあって、お灸をするとすぐにハァハァと呼吸が上がり気味になってしまうポノちゃん💦

健康で快適な生活を送って欲しい、でも、ポノちゃんに無理はして欲しくない。という思いから、オーナー様もご自宅でやるお灸の時間を、夜遅めの涼しい時間帯🌙を選んだり、ポノちゃんが嫌がらなければ5分、難しければ短めに、といろいろ工夫して毎日ご自宅でのお灸を続けて下さっています。

そのおかげで、先月の診察時には「1か月間てんかん発作もなく、元気に過ごせました♪」と嬉しいお話を伺う事が出来ました‼️

通院当初はちょっぴり硬かった表情も、今ではこんな笑顔を見せてくれるまでに♪
ポノちゃん、これからも鍼灸治療で体調を整えて、毎日元気に過ごして下さいね🤗✨

そんなポノちゃんとオーナー様との出会いは、先代のポピーちゃん(お写真2枚目。こちらは、ポピーちゃんが亡くなってしまった後、オーナー様がご挨拶に来て下さった時に頂いたキットカットのお写真です📷)の為に用意していた物を、とある保護団体さんに寄付しようと伺った施設で出会ったそうです。

最近では、ペットショップからだけでなく、保護団体さんからお迎えされる子達も増えています。

皆初めの内は表情や感情が乏しく、中には「何をされるんだろう?」という不安からか院内でもじっと固まったまま動かなくなってしまう子もいます💦

しかし、どの子も迎えられたご家族の愛情を一身に受け、時間は少しかかるかもしれませんが、次第に緊張も解け日に日にその子の個性や感情が自由に出せる様になります✨
診察に来ていただく度に、そんな変化を飼い主様と一緒に見られると、とても嬉しく感じます✨
(お写真1枚目のポノちゃんの笑顔が正にそれを物語っているように思います😊)

そんな笑顔がこれからもどんどん増える様に、素敵なご家族に巡り会える子がたくさん増える事を願ってやみません💐

2025年 8月 18日 掲載

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トイ・プードルのポートスちゃん

「消化器疾患」と「気管虚脱による咳」の症状で通ってくれているトイ・プードルのポートスちゃん(13歳)です🐶

当院に通い始めた頃は、原因不明のお腹のギュルギュル音や腹痛のせいで毎日お祈りのポーズをしていたそうです。
嘔吐やタール状の下痢症状もあり、毎日かかりつけの動物病院さんへ点滴と注射に通う日々。
治療も整腸剤のサプリメントと注射しか無く本当に大変だったそうです😣💦

そんなポートスちゃん。今日は診察室でとっても可愛いエピソードを伺いました😄✨

通院の際、近くに来るまではスースー寝息を立てて寝ているのに、病院近くのケンタッキー周辺にやって来るとピッと起きて「もうすぐ降りますね‼」と言わんばかりにスタンバイしてくれるんだそうです✨

窓から外の景色を見ているわけでも無いのに、すっかり寝ていると思ったら、途端に起きるし、何で分かるのかな??と、オーナー様とポートスちゃんの“超能力”に思わず笑ってしまいました🤗♪

治療中は、こちらが施術しやすい様に“治療モード”になってくれるポートスちゃん‼️
背中を先生の方へ向けてじっと動かず治療させてくれます。
治療の効果を実感して身を任せてくれている様です😊

通院当初は、週に1回の治療ペースを4回ほど続けて頂いていました。
そこから徐々に間隔を空けて行き、今ではご自宅で毎日お灸をしてもらっているので、
月に1回の通院で体調も良い状態を保ってくれています‼️

ポートスちゃん、これからも鍼灸治療と毎日のお灸で健やかな日々を送って下さいね♪

2025年 7月 25日 掲載

以下のものは、院長が当院のLINEに投稿したものになります。

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こんにちは!

少しご無沙汰しておりましたが、動物さんも皆さまもお元気でいらっしゃいましたか?!

私達が鍼灸でやっている「中医学」は「五行論」を軸としておりまして、「五行色体表」の通り、縦の列はみんな繋がっているので、梅雨は明けても今日のように湿度の高い日は、「土」を縦に下へ辿っていきますと、「臓」と「腑」は、「脾臓」と「胃」になりますので、梅雨時も明けた後も、湿気のある時は「湿邪;しつじゃ」の影響を受けて消化器を壊す子が圧倒的に多いです。

五行色体表

来院される動物さんを見ても、梅雨時も今も「正に今その時(消化器症状真っ盛り)❗️」という子もいれば、カルテに「今は治ったがついこの間まで下痢だった」とか、「元気だったのにいきなり嘔吐した」という子が多いです。

動物さんが元気であれば直ぐに動物病院に連れて行かなくても、下痢であれば一食か一日絶食させて様子を見る。また嘔吐の場合は、水も抜いて様子を見る(水を飲んだらその刺激で嘔吐してしまうので)・・・そうすると「お腹空いた~!!」っていう感じになればしめたものです!!

ですが、一食~一日絶食させても改善しないのであれば、掛かりつけの先生の所に連れて行って下さいね! 細菌感染など下痢や嘔吐の原因をさぐりつつ脱水をしていたら点滴していかないといけませんので・・。

さてっ、体から出る物の色や匂い等でその子の体質が「熱証;体に熱を持っているか」か「寒証;体が冷えているか」を見分ける事が出来ます。

  • 鼻水、吐物、おしっこ、糞・・・は、色が濃ければ「熱証」、そして匂いも強い事が多いです。
  • 色が薄くて比較的匂いもあまりなく、さらっとしていれば「寒証」です。

もちろん例外もありますが、多くは上のように分けることが出来ます。

湿気が強く、エアコンで除湿することによって部屋の気温が低くなり、動物さんが薄茶色の下痢便をしていたら(おしっこも薄かったら)正にそれは「寒証」であり、冷えが下痢の原因になっている可能性が高いので、「関元;かんげん」というツボにお灸をしてあげて下さいね!

それでは、また雨が続くようですが、上手に湿邪を乗り越えましょうね😊👍🏻

2025年 7月 15日 掲載

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カニンヘン・ダックスフンドのペシュちゃん(4才・左)とポムちゃん(6才・右)

阿久比の本院に通ってくれているカニンヘン・ダックスフンドのペシュちゃん(4才・左)とポムちゃん(6才・右)です🐶🐶

ペシュちゃんは、とっても明るいおてんばな性格で、ポムちゃんはちょっぴり控え目な性格をしています😄

ポムちゃんは『椎間板ヘルニア』の治療の為、通院してくれています。

写真の通り一見元気そうに見える2頭ですが、たまたま血液検査をしたところ肝臓の数値が高かった為、現在は投薬とウルティモ(ウルティモについては、後日詳しくご紹介致します)を飲んでいただきかなり数値が改善されました‼️
今も定期的なエコー検査と血液検査によって肝臓の数値に変化が無いか様子を見守っています😊✨

というのも、肝臓は『沈黙の臓器』と言われる程、一見体調に変化は無く元気そうに見えても実は静かに悪化していくという大変な臓器なのですね❗️

なので、ポムちゃん達の様に何か症状が現れるより前に、早めの検査で前兆をキャッチし、ケアしてあげる事が大事になります✨

性格は正反対ですが、とっても仲良しな2頭🐶🐶🎶
いつまでも元気でいて下さいね🤗✨

※ オーナー様より掲載のご了承をいただいております

2025年 6月 12日 掲載

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こんにちは!
 
 
隙間時間に書かせて頂いてますので、堀田先生のセミナーのまとめが中途半端なままで申し訳ありません・・。

私がいつも皆様にしつこくお伝えしている事を今日またお伝えしたいと思います。
 
 
それは治療と治療の合間での「お家でのお灸の効果は絶対スゴイ!!」という話です。

先日、阿久比の病院にお見えになった飼い主さまがお家でのお灸のことを「健康貯金」と言っておられました。

そのネーミング力(センスの良さ)に拍手です😄👏🏻☆彡
 
 
 
 
私が西洋医学の獣医だったころ、「気管虚脱」という気管の一部が狭くなる病気に対して、気管を広げるお薬や咳止めのお薬を処方していましたが、今は、よっぽど重度の子には漢方薬をお出ししますが、病院での治療の合間にご自宅でお灸をして頂いているので、本当に漢方薬をお出しする機会がありません。
 
 
これは病院の経営としてどうなのか?!という同業者もいるかも知れませんが、薬漬けになるよりもよっぽど良い👍🏻👍🏻と思います。

腎臓疾患でも肝臓疾患でも心臓疾患でも・・・お家でのお灸は、病気の進行を遅くすると思います。

是非大事な動物さんにやってあげてくださいね!

そして飼い主さまも、肩など凝ったところがあったら是非お灸をして下さいね❗️

それではこの辺で~😊🎶

追伸;因みに気管虚脱にお勧めのツボは「定喘;ていぜん」と「腎兪;じんゆ」です。

2025年 6月 06日 掲載

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こんにちは、

順序からすると「堀田忠弘先生のセミナー」の続きを配信するのが妥当なのですが、4年ほど前からずっと配信しようと思いつつ、時期が過ぎてしまって配信出来な
かった内容を、ここでお伝えしたいと思います。(そういうネタ結構いくつかあります(笑))

それは「フィラリア予防の薬」について。です。
 

私が名古屋に出てきて8年ほど経ちますが、今まで感じたことをお伝えしますね❗️
 

当院は鍼灸治療専門病院ということもあり、慢性肝疾患や腎疾患、心臓病、呼吸器の病気などの他、椎間板ヘルニア、パテラなどの骨の病気の子など様々な動物さん
が見えます。

若い子もいれば、結構高齢の動物さんも多いです。
 

そこで思っていた事は、『便利さの裏には不都合な事がある!!』ということです。
 

「月に一回の投薬で、フィラリアの予防と同時にノミ・ダニも全部予防できる薬」は、確かに面倒くさくなくて便利なのですが、持病を持った子や高齢の子には、
「体に負担が掛かる事が多い。」という事を感じます。

2月頃にはこのことをお伝えするつもりでしたが、忙しさに取り紛れて毎年配信しそびれてしまっていました。
 

今日たまたま来院されたワンちゃん(心臓疾患とパテラ)の掛かりつけの先生も「長い間使われているイベルメクチンの方が安心安全ですよ。」と仰っていたとのこ
と。

多くの獣医師が同じ意見だとは思いません。

むしろこういう意見を持つ獣医の方が少ないかも知れません。

ですが、私は「持病を持った子や高齢の子には、従来のイベルメクチン」の方が安全だと思います。
 

「あ~・・・。お伝えできてスッキリしました❗️❗️便秘が解消されたような感じです。」ということで・・・午後の治療も顔晴ります~😄👍🏻

ここ名古屋は変な天気ですが・・皆さまどうぞお元気で~😄♪

2025年 5月 09日 掲載

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五行色体表

こんにちは!

ここ数日、ここ愛知では梅雨のような日が続いています・・。

雨による湿邪(しつじゃ;湿気の邪気)と、春の風邪(ふうじゃ;風の邪気)がくっついて、私達の体にとって不都合な症状を起こすことが結構あります。

「風邪;ふうじゃ」の特徴は以下の三つです。

  1. 他の邪気(湿邪、寒邪、暑邪、燥邪)と風邪が合わさって、体に悪影響を与える。
  2. 風が上に舞い上がる性質から、症状が上部(耳の痒さ、眼の病気、てんかん発作など)に出やすい。
  3. 風が上だけでなくあちらこちらに舞う性質から、症状が数日後には別の場所に出ることがある。

これらの風邪の性質から、風邪の時期(3月頃~5月頃)は、

  • 風寒(風邪+寒邪)や風湿(風邪+湿邪)で、椎間板ヘルニアが再発したり、皮膚炎が悪化したりします。
  • また落ち着いていたてんかん発作がいきなり起こるのもこの時期に多いです。
  • マラセチア菌による耳の痒みや、眼の病気もこの時期に起こりやすいです。
  • 膝蓋骨脱臼で膝を痛がっていると思っていたら、数日後に腰痛が起こることもあります。

※やはりこれらの症状を軽減するのは、ご自宅でのお灸(棒灸)がお勧めです。

お灸は地味であり、飼い主さんからすると効果があるかないか分かりにくいと思いますが、今日お見えになったリウマチのワンちゃんは、この一か月お母さんが毎日お灸して下さっていたので、今日はリウマチに効くツボ(陽陵泉)を指で刺激をしてもいつものように怒ることがありませんでした。

そして診察前に指で軽く押して背中の痛みの反応を見るのですが、痛みの反応も殆どありませんでした。

お灸はやっぱり素晴らしいです!!本当にお勧めです😆👍🏻

追記;五行色体表に書いてありますが、この時期、肝臓と胆嚢が傷みます。

また後日お話させて頂きますね。

2025年 4月 24日 掲載

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炭灸

『ご自宅でお灸をお使いの皆様へ』

先日とある飼い主様より、使用後、お灸の火を消したつもりがしっかり消えておらず
棒灸だけでなく棒灸ヘルパーまで燃えてしまった🔥💦と言うお話を伺いました。

ご使用頂いていた棒灸は、煙が大変少なく、また艾も練り込んであるので効果も高い
当院でも人気の炭灸(炭化棒灸)でした。

幸い、この時は棒灸とヘルパーだけが燃えて大事には至らなかったそうですが、
一歩間違えれば大変な惨事になっていたかもしれないヒヤリとしたお話でした。

一般的な火消し方法として、火消しツボに棒灸をグリグリ押しつける様に擦り付けて火を消して頂く方法をお伝えしておりますが、
炭灸をお使いになっていると、外側が先に燃え中心が鉛筆の先の様に細く燃え残る形になる場合がございます。
その際、次にご使用になられた後、火を消す際に上記の様に火消しツボに押し付けるだけですと先端の火は消えても擦りきれなかった上部の火が火消しツボの中で燃え残ってしまう場合がございます。
ご自宅でお灸をお使いになった後は、最後に必ず火が消えた事を十分にご確認頂きます様、よろしくお願い致します🙇‍♀️

また、炭灸の火を消す方法として、ある飼い主様からは使用後の炭灸をヘルパーから外し、(その際は軍手をはめ、火傷に注意して下さい)火のついたままの棒灸をアルミホイルでぴったり包む事で、ホイル内を無酸素状態にし消火しています🧯と言う方法も伺いました。

また、他の飼い主様からも、棒灸の消火に使う『火消し缶』のご紹介を頂きました。

棒灸の消火に使う『火消し缶』

消えにくい棒灸の鎮火にご使用頂ける商品です。

アルミニウム等の素材で出来た筒状の缶で、
缶内に棒灸を入れ、密閉することで缶内部の酸素濃度を下げ鎮火させる仕組です。

インターネットで検索頂くと、500円前後で販売されています。

商品の詳細、注意事項は、購入される通販サイトの商品説明をご覧下さいませ🙇‍♀️

いずれの方法でも、最後に必ず火の始末を頂き、火事にならない様
わんちゃんねこちゃん達への安全な施術をよろしくお願い申し上げます🙇‍♀️

2025年 4月 19日 掲載

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皆さま こんにちは
「鍼灸治療をする獣医として、皆さまにお役に立てる情報発信をしたい❗️」と日々思いつつ、時間ばかりが過ぎてしまっています。

今日は、先日東京での飼い主さま向けセミナーでお伝えしたことの「肝の1つ」をお伝えしたいと思います。

私は普通の西洋医学の獣医として16年以上働き、その後4年間両方やった後、鍼灸治療のみを14年ほどやっています。
そうすると「絶対そうだよなぁ‼️」と確信を持てる事実に気づきます。

それは「同じ病気の子で、家でお灸してもらっている子とそうでない子を比較すると、絶対お灸してもらっている子の方が、調子が良くて元気‼️」と言う事です。

例えば、椎間板ヘルニアで歩けなくなった子が、鍼灸治療で歩けるようになった場合、その後再発するかどうかは『飼い主さんがお家でお灸するかどうかに懸かっている‼️』と言っても過言ではないと思うのですね〜。

私は、治療日と治療日の合間に飼い主さまに「動物さんにお家でお灸をして頂けるよう」お願いしています。
毎日がベストですが、そうでなければ、週に2回以上動物にお灸して頂けると、かなり良い状態をキープ出来ます。
椎間板ヘルニアの再発率は圧倒的にお灸してもらっている子はゼロに近いです。

ただ、この間のセミナーでもお伝えしましたが、私達人間も動物も季節の影響(今なら風の影響)をどうしても受けてしまうのですね。
なので、しっかりお灸していても風の邪気と季節の変わり目の寒暖差の寒さの邪気のせいで椎間板ヘルニアを再発してしまう子も少なからずいます。
ですが、全体で見るとお灸をしてもらっている子は圧倒的に再発率が低いです。

気管虚脱の子や心臓病の子、腎臓病の子達も、家でお灸をしてもらっている子の方が、病気の進行が遅いと思います。
私と同じように西洋医学の経験と鍼灸治療(中医学)の経験の両方をした獣医師も同じ事を言っています。(飼い主さまは御自身の動物さんだけを見ているとこの事に気づきにくいかも知れませんが・・。)

お家でのお灸のやり方が分からない方は、是非最寄りの鍼灸治療をやっている先生にお聞きして、動物さんが良い状態であるようにお灸してあげて下さいね!
そして宜しければご自身にもお灸して下さい。
「たかがお灸、されどお灸」・・いや、本当にやるかやらないかで絶対に差が出る‼️と思います。

2025年 3月 22日 掲載

以下のものは、院長が当院のLINEに投稿したものになります。

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「目指せキラキラ20歳!獣医中医師による東洋医学セミナー」

「目指せキラキラ20歳!獣医中医師による東洋医学セミナー」

「目指せキラキラ20歳!獣医中医師による東洋医学セミナー」

「目指せキラキラ20歳!獣医中医師による東洋医学セミナー」

おはようございます。

2月27日の東京での飼い主さま用セミナーの後、私が取りまとめさせて頂いている3月2日の名古屋での中医学セミナーも終わり、少しほっとしている私がおります。
昨日は阿久比のリリー動物病院で針を打っておりました。
帰宅して晩酌をした後、得意の?!寝落ちをして明け方お化粧を落としました。

その時の風の強かったこと・・。
中医学(鍼灸や薬膳)を学ぶまでは、今ほど季節ごとの邪気(今の春の邪気は、風が強いので風邪と言います)には全く無関心でした。
ですが、中医学を学べば学ぶほどどこにいても私達は外部環境からの影響を受けざるを得ない!ということを意識するようになりました。

今の時期は風邪(ふうじゃ)の時期であり、桜が咲き終わるまでは風の影響と「花冷え」もあり、動物も人も不安定になります。
27日のセミナーでもお伝えしましたが、「風邪」は風なので、風が上へ舞うように私達の体の症状も上の症状が出易いです。
眼の充血、耳の痒み、更にその上の脳を刺激して、てんかん発作も起きやすくなります。
基本的に「この時期は肝臓に熱を持ちやすく、肝臓の熱が上に行く事が多い」ので、肝臓に熱を持つ食品(鹿肉、鶏肉、サツマイモなど)を取りすぎないようにすることが大事ですね。
そして肝臓自体をお灸で熱してしまうと余計熱を持つので、肝臓の親である腎臓のツボ(腎兪)に施灸することが発症の抑制に繋がると思います。
「風邪」の二つ目の性質として、風があちらこちらに舞うので、症状が体中を回ることがあります。
この間までは膝が痛かったと思えば、その後腰痛になり、その後首が痛くなる・・・ということもあります。

どの季節でもそれらの影響を受けなくするようにするには、「生命の根源である腎兪」のお灸が有効ではないかと思います。

背骨の際には、一対の内臓と繋がっているツボが首の下から尾の付け根まで並んでいるので、首から尾まで棒灸で2通りくらいお灸をして、その後、腎兪を4~5分お灸することを推奨しています。
その後、膝蓋骨脱臼であれば、膝にお灸を。気管虚脱であれば「定喘;ていぜん」という首の付け根のツボにお灸することによって、かなり症状は改善すると思います。
よろしければやってみて下さいね!

※掲載させていただいたお写真は2/27(木)に開催されました「目指せキラキラ20歳!獣医中医師による東洋医学セミナー」のものになります。
1枚目:日本中医獣医薬学院 校長山内先生の講義中の写真
2枚目:当院院長が「中医学(鍼灸、薬膳など)を生かして、動物も飼い主さんも元気になろう!」というテーマで講義中の写真
3枚目:当院院長の講義中に早太郎(犬のぬいぐるみ)を使ってお灸のやり方を説明している写真
4枚目:仲間の兼子先生が「自分を元気にする」というテーマで講義中の写真

2025年 3月 06日 掲載