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犬・猫・ペットの治療と予防│リリー動物病院

【ちょっとしたお話】 病気

 酷暑に多かった皮膚病も治まり、その後少しの間、消化器病(下痢や嘔吐)が流行りましたが、昼夜の寒暖の差が激しいこの10月は泌尿器病や循環器病が目立つように思います。

 今日は泌尿器病についてお話しさせて頂きますね。

 当院に来院される泌尿器病で一番多いのが、膀胱結石(結石になる前の結晶の状態の子が多いですが。)です。
 結石の種類は、ストルバイトが圧倒的に多い様に思いますが、その他にもシュウ酸カルシウムや尿酸アンモニウム、システィン(稀です)などがあります。
 その原因は、体質(生成され易い体質、特に犬はよく発症する結石が特定の犬種で認められる事から、代謝障害などは遺伝するのではないかと言われています。)、細菌・ウィルス感染、ストレスなどが考えられます。
 一旦治療させて頂いて、尿中の結晶が検査で認められなくなっても、月に一度はおしっこの検査をさせて頂いています。
 初発で認められる症状は、排尿困難、排尿痛、頻尿、血尿などです。

 以上の症状は、膀胱結石以外に、単純な膀胱炎(結石と併発することは多々ありますが。)や、腎疾患、泌尿器の腫瘍、そして♂犬でしたら、前立腺肥大など、様々な原因によっても起こります。

 原因により治療は異なってきますが、長い間放置しておくと、やはり治癒に時間が掛かる事が多いので、お家でお飼いになっている動物達のおしっこの回数が増えていたり、色が変わっていたりその他諸々の症状がありましたら、一度受診されることをお勧めします。。

2007年 10月 19日 掲載
 

●膿皮症とは
温度・湿度の高い梅雨から夏にかけてよく見られる病気の一つとして「膿皮症(のうひしょう)」という病気があります。この病気になると、皮膚の表面や毛穴の部分がポツポツと赤くなったり、膨らんだりします。かゆみの為、なめたり掻いたりする仕草もみられます。

●膿皮症の原因は?
この原因は細菌(主に黄色ブドウ球菌)の感染によるものです。
膿皮症は気候やストレスなどの何らかの理由によって皮膚の免疫力・抵抗力が低下し、通常の状態よりも細菌が異常に増殖してしまっている状態です。

 

●予防法
皮膚を清潔に、乾燥させておく事が予防につながります。ただし、シャンプーのしすぎも皮膚の抵抗力を低下させることがあります。間隔は3~4週間に一度くらいがベストでしょう。
また、長毛種の子は夏場だけでも短く毛をカットしてしまうのも良いでしょう。汚れがつきにくい、毛玉の防止、湿気がこもりにくいなどのメリットがあります。
それでも膿皮症になってしまった場合は治療が必要になります。気になる症状がある場合は病院で診察をうけてみてください。

2006年 6月 13日 掲載

 猫さんも、人間と同じように風邪のような症状を示すことがあります。
症状としては、激しいくしゃみや咳をし、たくさん鼻水を飛ばしたり、目やにが出たりします。
 これは猫ヘルペスウイルスによって起こる病気で、「猫ウイルス性鼻気管炎」といいます。40度前後の発熱があり、のども腫れますので、元気や食欲がなくなる猫さんもいます。

 強い伝染力があり、他のウイルスや細菌との混合感染を引き起こし、症状が重い場合は死亡することもあります。特に子猫はかかりやすく、目や鼻に後遺症を残したり、高い死亡率を示す場合があります。

●猫の風邪は人間にもうつるの?
 飼い主さんからときどき質問を受けますが、猫さんの風邪は人間には感染しません。逆に、人間の風邪が猫さんに感染することもありませんので、安心していっしょに生活できます。

●「猫ウイルス性鼻気管炎」にならないためにはどうしたらいいの?
 感染してしまってから治療するには時間がかかり、その間飼い主さんも猫さんもつらい思いをします。
 「猫ウイルス性鼻気管炎」にはワクチンがあり、予防することができます。万が一感染してしまった場合も、症状が軽くすみます。
大事な猫さんが健康に過ごすために、ワクチンの接種はとても重要です。
 猫のワクチンは、他の怖い伝染病との混合ワクチンになっていますので、予防のために、ぜひ定期的なワクチンをおすすめします。

2006年 2月 06日 掲載

●耳がくさいのは普通じゃないの?

ある日の院内での会話です。

患者さん :
「うちの子、何だか最近、頭をよく振るんだよね~。」
スタッフ :
「あら、お耳が随分汚れてますね。匂いも少し気になったんじゃないですか?」
患者さん :
「え!? 耳がくさいのって普通じゃないの!?」

 ワンちゃん、猫ちゃんでよく見られる病気の一つに外耳炎が上げられます。
この病気の場合、耳の汚れが酷くなる、痒がって掻いたり頭を振ったりする、赤くなってしまうといった症状が現れます。
 匂いに関しては個人差がありますが、正常なお耳の子ではあまり「くさいなぁ…」とは感じないレベルだと思います。(私が鈍いのかもしれませんが…)

●外耳炎の原因は?

外耳炎の原因は細菌、真菌(カビ)、寄生虫、アレルギーと様々です。
寄生虫以外の原因では湿度、温度に影響されやすいので、梅雨時から夏場にかけて悪化がみられます。先程の子の場合は<マラセチア>という真菌が原因の外耳炎を起こしていた為に、真菌の出す発酵臭が匂いの原因になっていました。抗真菌剤とお耳のケアによる治療で、今ではすっかり匂いも汚れもなくなり、頭を振るしぐさもなくなりました。

外耳炎をあまり放置しておくと中耳炎、内耳炎、耳血腫(耳の皮膚に血液が溜まってしまう)などの病気に進行してしまう場合があります。あまり様子を見すぎずに、なるべく早めに受診してくださいね。

2005年 12月 17日 掲載