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犬・猫・ペットの治療と予防│リリー動物病院

外耳炎についてのお話

 本格的な暑さになって参りました。飼い主さん共々、ワンちゃん、猫ちゃんたちは夏バテ大丈夫ですか??
 今回はこんな季節には特に多い病気、外耳炎のお話です。

 外耳炎というのは、簡単にいえば耳の穴に炎症がおこる病気です。
 原因はいろいろありますが、外耳道に蓄積した耳垢に、細菌やカビ、酵母が繁殖して、耳道の粘膜に感染が起こるのが一般的です。

 特にこの暑い季節はお耳の中の環境が悪くなりやすいので、菌が増殖するにはもってこいの状態になってしまいがちです。
 特にお耳が垂れているコや耳の中に毛が生えているコは、耳の中への通気性が悪いので、外耳炎になりやすい傾向があります。

 その他にも外耳炎は、耳ダニというダニが耳の中に寄生することによって起こるものや、アレルギーの症状のひとつとして起こるものもあります。

主に見られる症状としては、

  • ・耳の汚れがひどい
  • ・耳を引っかく
  • ・頭をしきりに振る
  • ・耳がにおう
  • ・首を傾けている

などなどです。

 もしおうちのワンちゃん猫ちゃんにこのような症状が見られたら、外耳炎の可能性が高いです。

 外耳炎の治療としてはまず原因を突き止めて、主にお耳のケアと点耳薬による治療を行います。
 症状によって飲み薬を併用することもあります。アレルギーによるものが疑われる場合は、食事の変更や、アレルギー検査を行うこともあります。

 外耳炎は進行してしまうと、炎症で壁が肥厚して耳の穴をふさいでしまったり、さらに奥に進行して中耳炎や内耳炎にまでなってしまう可能性もあるので、要注意です。
 症状が見られたら、その段階ですぐ病院に連れて行って、炎症が軽い段階で治療を受けられることをお勧めします。

2008年 7月 28日掲載
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