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東洋医学よもやま話

中医学では、病気の原因を①外因(外的なもの)②内因(内的なもの)③不内外因(そのどちらでもないもの)の三つに分けます。

①「外因」は外からの原因のことであり、風・寒・暑・湿・燥(そう)・火(か)があります。

6つあることから、これらを総称して「六淫(りくいん)」と呼びます。

これらは本来、自然界の気候、気象であり、植物の生長を促したり、生体の活動を正しく行わせるものです。(これを六気といいます。)
ですが、その状態が正常であればいいのですが、それが過剰になったり、その季節ではない時にそのような状態になると、「六気」が「邪気」へと変わり、「六淫(りくいん)」となって、生体に侵入して害を及ぼします。

また正常な「六気」であったとしても、生体側に慢性疾患や加齢などにより正常な状態でない時には、やはり「六淫」となって生体を侵すようになります。

さて、やっとここで「風邪(ふうじゃ)」の話に入ります。
「風邪(ふうじゃ)」は、風(かぜ)の邪気であり、季節は春です。

1)風の性質から考えられる通り、軽いので症状も上の方に出やすく(昇発と言います。)、
2)そして他の六淫の邪気(寒の邪気や湿の邪気など)と合わさって、身体に侵入していろいろな症状を起こします。
3)また、風の如く体中を巡りながら、様々な病態へと変化していきます。

1)症状として、春に風邪の影響を受けて、めまい、涙目・鼻水(花粉症様症状)、癲癇(てんかん)などを起こします。
2)例えば、風邪が湿邪(しつじゃ)や寒邪(かんじゃ)と一緒になって、身体に侵入することによって起こる症状を風湿寒邪による「痺証(ひしょう)」と言います。主に肢体や関節の痛み、そして麻痺、運動障害などを起こします。
3)2)で起こった関節炎がいろいろな部位に移動して痛みや運動障害を起こします。

以上のように、「風邪(ふうじゃ)」は、他の邪気を伴って発病させる筆頭となることが多く、よって「百病の長」とも言われています。

◇◇◇

※ 後記です^^。

4月から休日も殆どセミナーが入っていて、よもやま話を書きかけては仕上がらずに今日に至りました。

もう湿邪バリバリの時期になりましたが、それでも夜、夜風が吹くことがまだあり、ここ1~2週間は、風邪による癲癇(てんかん)や、風湿寒邪による椎間板ヘルニアや関節炎の悪化を起こす患者さんが結構いました。
それで、この度少し季節は遅れましたが「風邪」のことを掲載することにしました。

私自身、いつまで経っても花粉症かと思われる涙目の症状がなかなか改善せず、例年なら「まこも」さえ飲んで、「まこも水」を点眼すれば、改善していたのですが、今年ばかりは漢方薬に頼る日が続きました。

今は、ようやく涙目は改善しましたが、今度は腰痛と膝の関節炎で毎日針を刺しています。(なんてこと書くとババくさいかも・・?!でも事実ですから仕方ないですね・・。)大阪のお師匠さまのところに行けない時は、いつも仕事の後で自分に針を打っています。

動物さんも皆さまも、どうぞお気をつけ下さいね!

◇◇◇

チョコ太ちゃん慢性腎臓病と椎間板ヘルニアで通院してくれている三浦チョコ太ちゃんです。

鍼灸治療とお母さんの手作りご飯で腎の方は落ち着いていますが、今他の事でお薬を飲んでいて、お母さんは四苦八苦しています。

ホント・・・私達人間は仕方がないと思って薬を飲みますが、この子達からしたら飲みたくもないまずいお薬を飲ませられるのは嫌なもんなんでしょうね・・・。

2017年 7月 02日 掲載

三月に入って半ばになりますが、朝晩結構冷えてましたね。
これからは、どんどん春らしくなっていくでしょうね!
今日は、2月に途中まで書いた話を掲載させて頂きますね!

この写真は、名古屋の病院のトイレに貼ってあるカレンダーです。

名古屋の病院のトイレに貼ってあるカレンダー

出来上がった生薬を舐めると、この可愛い花とは裏腹に、とても苦い(>_<)です。(熱を冷ます薬の多くは苦味が強いです。)

この白い愛らしい花は、『黄連』と言う薬草です。
キンポウゲ科の植物で、高さは約20㎝、高山地帯の寒冷湿地を好んで咲きます。
3~4月に花を咲かせますが、11月に掘り起こしてその根茎を日干しか火で乾燥させて使います。

『黄連』と言う薬草

掘り起こした根茎の茎、葉、ひげ根を取って乾燥させたもの

この薬草は熱を取り(清熱)、湿を乾かす(燥湿)役目を果たすので、「清熱躁湿薬」というグループの代表薬になります。
ですので、胃腸の湿熱による胃腸炎や嘔吐・下痢を治したり、熱病による高熱や意識障害、うわ言・精神錯乱などにも有効です。
また膿瘍や化膿性皮膚炎、鼻・胃腸・膀胱などに熱を持ったことによる出血にも効を奏します。

代表的な方剤(他の生薬も混ぜて黄連を使った薬)は、黄連解毒湯、温清飲、荊芥連翹湯、竜胆瀉肝湯などがあります。

獣医領域では、上の方剤を単独もしくは他の方剤と合わせて、可能性皮膚炎やアトピー性皮膚炎、興奮して夜も眠れない猫ちゃん、膀胱炎等に処方します。

◇◇◇

あずきちゃんについて・・・

あずきちゃんは、今はひと月に一度のペースで、鍼灸で来院されていますが、初診時は週に1~2回、鍼灸治療と共に漢方薬とまこもを飲ませて頂き、途中から食事も手作りご飯に変えて頂きました。

そして本田さんには毎日朝晩二回、あずきちゃんの足の指の間や口唇部をイソジンやマコモなどでケアして頂いてました。悪化予防も兼ねて今もケアをして頂いていますが、初診時に一日二回だったケアが、今は三日に一回のペースになっています。

お忙しい中、本田さんの手厚いケアには本当に頭が下がりました。 

そんな本田さんのお姿を見ていると、「重症の病気になる子達は、自分が病気になる前の段階で、❝この人だったら自分が病気になった時に、何とかしてくれるに違いない❞と思って、この飼い主様を選んでくるんじゃないかなぁ・・。」と思ったりする事があります。。

去年4月に来院してくれた本田あずきちゃん

去年4月に来院してくれた本田あずきちゃん。
激しい痒みのせいで、イラついていてお顔つきもよくありませんでした。

指と指の間は、炎症による赤みと痒みが激しく、化膿した液でじゅくじゅくになっていました

同じく4月。
指と指の間は、炎症による赤みと痒みが激しく、化膿した液でじゅくじゅくになっていました。

秋には痒みもかなり治まり、とっても自信に満ちた顔つきになりました

秋には痒みもかなり治まり、とっても自信に満ちた顔つきになりました。

指の間もここ通りきれいになって、今は殆ど掻かなくなりました

今年の2月。指の間もここ通りきれいになって、今は殆ど掻かなくなりました。

◇◇◇

まこもまこも・・・

あずきちゃんは、初診時普通の犬用のドライフードを食べていました。
一時アレルギー用のドライフードに代えたそうですが、激しい下痢になったので、普通のドライフードに戻したそうです。
一見元気そうでしたが、初診時も結構な軟便でした。

本田さんの稟告やあずきちゃんの舌の様子から ❝ 脾虚による下痢 ❞ と判断しましたので、『黄連』を服用することによって下痢が悪化しないように、人参湯やまこもも併用しながら治療していったところ、皮膚炎と共に軟便も改善してきました。

ですがまだ少し柔らかかったので、途中から『まこも』の量を大幅に増やして頂いたことによって、今はとてもいい便になりました。

※黄蓮のように熱を下げたり炎症を抑えたりする漢方薬は、当たり前の話ですが身体を冷やすので、注意して使わなければなりません。そして漫然と使わず、ある程度効果が出てきたら、減量するか他のお薬に切り替えるようにした方がいいと思います。

2017年 3月 13日 掲載

こんにちは!
まだまだ寒い日が続きますね~・・・。

今日は、前回の話に補足して書かせて頂きますね。
下の「五行色体表」は、以前ホームページの『よもやま話・その①五行について』に掲載したものに、少し内容を足したものです。

東洋医学(中医学)を考えていく上で、この考え方は基本中の基本ですので、この表を参考にして頂きながら読んで頂くと分かり易いと思います。

五行色体表

五行色体表

↑ 表をクリックするとPDFファイルで拡大できます

先日のよもやま話でお伝えした通り、冬の寒さは腎を傷めやすいので、身体を温める食材、そして腎を補う食材を食べる必要があります。
そして、椎間板ヘルニアや慢性関節炎など骨の疾患や泌尿器疾患にもなり易いので、保温に心がけるのも重要です。

(上の図で、五行の右端の「水」のところを縦に見て頂くと、季の所は冬であり、臓は腎、その時の気は寒、ですね。そして体は骨となっています。
色は黒、下の方に食べ物を並べましたが、豆、栗、豚肉がいいことが分かります。)

前回お伝えした食材に追加のもの、もしくは補足の説明をさせていただくとしたら、

  • エビ・・身体を温め、腎を補う力が強い。(川エビより海エビの方が強力)
  • ナマコ・・腎を補う力は最強。
  • 豚肉・・・身体を温める。
  • 羊肉・・・羊は寒い国で食べられるだけあって、豚肉以上に身体を温める。
    ※身体を温める作用がとても強いので、アトピー性皮膚炎など皮膚の炎症が強い子には絶対にオススメできません。
    ※馬肉は筋骨を丈夫にするので、骨疾患に良いが、身体を冷やすので、今の時期は不向き。
  • 豆類(腎臓は豆に形が似ているので、豆がいいと言われている。)
  • 黒ゴマ、ひじきなど、黒い食品
  • 山芋・・・腎のみならず、肺と脾にも良い。前回お伝えしたクコ(枸杞)と合わせると咳を止める作用が強くなる。
  • 米は白米よりもうるち米またはもち米

他にも腎を補う食材はありますが、思いつくものをざっくり上げさせて頂きました。

腎や膀胱、そして骨に問題のある動物のみならず、今問題のない動物も問題のない人も、季節にあった食材を摂って頂いて、養生しながらこの寒さを乗り切って頂けたらと思います。

2017年 1月 26日 掲載

先日の豪雪?!を皮切りに、本当に寒くなりましたね!

実は今回は、先日書かせて頂いた「陰」と「陽」の続きの話を書かせて頂くつもりでしたが、季節的に「今摂ると良い食材の方が良いのでは?!」と思い立ちまして、内容を変えることにしました。

ちょうど、去年の今頃の阿久比の病院のHPの「よもやま話⑲」に、冬の薬膳について掲載させて頂きましたので、今回はそれをそのまま掲載させて頂きますね。

次回のコラム(阿久比のHPではよもやま話になっています。)では、『冬に摂ると良い食材・・②』として、今回の記事に補足したいことを掲載する予定でおります。
少しでも動物達や皆さまが、お元気でこの厳冬を乗り切って頂ける参考になれば幸いです。

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《冬とは・・》

立冬(11月7日)から立春(2月4日)の前日までの間を差します。
この3か月間は‟陰”が極まり、陽気が潜伏し、草木は枯れ、動物は冬眠に入り春の為の準備を始めます。
ですので、我々人間もこの冬の臓である腎をしっかり養って、春に向けて準備をしなくてはなりません。

・・・春は肝の働きにより血を消耗し、梅雨は湿気の影響を受けて脾が傷みます。そして夏は暑さのせいで心気と心の液体である汗を消耗します。秋には乾燥により肺が傷み・・・結局私たちは一年中、気・血・津液を消耗しているのですね。 そしてこれらの元になる精気(生命根源の力)は腎に貯蔵されています。 ですので、冬は腎に水穀の精微(飲食等によって蓄えられる精気)をしっかりと貯蓄させて体を養い、各臓腑に営養を行き渡らせる必要があるのですね。

《冬の養生の原則》

  • 中医学の元になった「黄帝内経」という経本では、「冬は早く寝て遅く起きること。」「欲望は控えて体内の陽気が失われない様に体を温かく包んで過ごすべきである。」そして「腎を養うことが重要である。」と書かれています。
  • 冬の邪気(寒邪)は、腎を傷めやすいので、腎を養うものを食べ、身体の保温に心掛け、乾燥に注意して抵抗力をつけるようにします。
  • 冬は日照時間が短くなるので、陽気を逃がさない様に日常生活をゆっくり過ごして、安定した気持ちでいることを心掛け、睡眠時間をしっかりと取る必要があります。

・・・因みに、私は毎朝仕事前に、両手の‟労宮”というツボを太陽にかざして、陽気を身体の中に入れています。それだけでぐ~んとエネルギーが増すのを感じます。(労宮は掌の真ん中にあるツボです。グーを作ると中指が当たる辺りにあります。)

《冬の食養に用いられる食材》

  • 補気助陽作用;気を養い、陽を温める・・・うるち米、もち米、長芋、ジャガイモ、栗、クルミ、干し椎茸、鶏肉、羊肉、鹿肉、エビ、ナマコetc
  • 補血滋陰作用;血を養い、陰を補充する・・・黒キクラゲ、ほうれん草、人参、百合根、イカ、豚肉、豚のレバーetc
  • 理気活血作用;気をめぐらせ、血流を良くする・・・陳皮(ミカンの皮)、チンゲン菜、グリーンピース、ジャスミンetc
  • 温裏散寒作用;臓腑を温め、体内の寒気を散らす・・・生姜、羊肉、唐辛子、山椒、ニラ(この3つは動物には不向きですね。)etc

※犬猫に使いやすい食材;穀類、長芋、ジャガイモ、干し椎茸、豚肉、鶏肉、羊肉、エビ、陳皮

私は、ある程度歳を取った犬に関しては、手作りご飯を推奨しています。
ドッグフードは緻密に計算されているので、成長期には向いていると思いますが、基本的に炭水化物が多いため、シニア期を過ぎたワンちゃん達には消化に負担が掛かるのですね。

それで、手作りご飯を作りたいとおっしゃる方には、ざっくりと上の様な食材をお勧めすることがあります。そしてそれと共にシニア期の子や肝腎の弱っている子には 「クコの実」をお勧めしています。
野菜とお肉のスープを作る時、5~10粒一緒に入れます。(我が家では家族も犬も同じ物を食べるので、大量に作ります。なのでもう少し入れます。)
それだけで、立派な薬膳効果を発揮します。
今は便利になり、クコの実はわざわざ薬膳のお店に行かなくても、スーパーの香辛料のコーナーに中華料理の食材として、売っています。

ということで、夜更かしをせずに養生しつつ、冬に食べるといい食材を使って頂いて、この厳しい寒さを乗り切って下さいね!

2017年 1月 21日 掲載

先日もお伝えしましたが、2500年前から伝わる中医学の根底は、「自然界の万物を構成する最小単位のものは‟気”である。という『気の理論』から成り立っています。
全く無の状態、今でいう、ブラックホールに、一番最初に現れたのが「気」であり、その気が次第に引き寄せ合って集合体、有形の物となり、そこに生命が誕生し、生物が生まれたと考えられました。
やがてその「気」が、「陰」と「陽」の二極に分かれ、それらは絶えず動きながら互いに対立しながらも平衡状態を保っているという考えに至りました。(『陰陽論』)
陰は物質(形態や身体)を表し、陽はエネルギー(あるいは機能)を表すと言われています。
そしてそれらのバランスが崩れることにより、私達は病気になります。(陰陽についての分類の例は後日書きますね。)

身体に陽の気を入れるのに、太陽にあたる以外でとても効果が高いのは、お灸です。
お灸は、『陽気の塊』または『気の塊』と言われています。

血の巡りが悪く、常に身体が冷えている老犬や病気の子の多くは、治療中にお灸をすると、身体が温まってきて、鼻水を出します。これは私達もよく経験することで、寒い冬に外から暖かい部屋に入ると途端に鼻水が出るのと同じです。(もしくは寒い時に、熱いラーメンを食べて身体を中から温めると鼻水が出ますよね!)

陽気を上げるのに、カイロも一応お勧めです。
私自身冷え性ですので、腎兪(第二腰椎と第三腰椎の間の辺り)や関元(へそから指4本分下にさがった所)というツボにカイロを貼ることがあります。

カイロは身体を温めて血の巡りを良くしますが、お灸は今言った効果のみならず、『気』も上げます。(ここで言う『気』は、陽気も含めた『五つの作用を持つ気』の事です。例えばあるツボをお灸することにより、そのツボと関連する臓が持つ気の作用を上げて、治療効果を高めます。気のお話もいつかお伝えしますね。)

そしてもぐさのお灸の煙を嗅いでいるだけで、脳の血流が2倍になると言われています。
お恥ずかしいことに、私は小さい頃から忘れ物が多くて、小学一年の時には、担任の清水先生に呼び出されて、注意を受けた事がありました。今動物たちを治療しながらもぐさの煙を嗅いでいるということは、今後ボケにくくなるのではないかと、密かに期待しています。
ムッフフ・・・。

皆さま、治療も含めて色んな意味で、お灸、お勧めですよ(^^)V。

温故知新

11月中旬に、阿久比の病院に‟009さん”からファックスを頂きました。
‟009さん”は、温先生の勉強会(師温会)の元会長であり日本獣医中医薬学院の最高顧問の国分先生でした^^。
国分先生は鍼灸治療のみならず、素晴らしい人格の方で、尊敬する方のお一人です。またこういうユニークさが粋だな~と思います。
『温故知新』・・・故き(ふるき)を温めて(たずね求めて)、新しきを知る。正に中医学を学べば学ぶほど、新しい発見があります。

国分先生

今年の秋に堺市の国分治療院にて、パチリ!!

杉山むぎちゃん

10月から名古屋の病院にお膝と股関節の治療で通院してくれている11歳の杉山むぎちゃんです。二年前に保護センターから杉山さんご一家が譲り受けたとの事。
治療させて頂く度に、素敵なご家族と出逢って、むぎちゃんはとっても幸せな毎日を過ごしているんだな~としみじみ思います。

もぐさの棒灸と棒灸へルパ―

治療日以外は、ご自宅で動物達にやって頂いているもぐさの棒灸と棒灸へルパ―です。
棒状になったもぐさに火をつけて棒灸ヘルパーに差し込みます。
お灸したい場所に赤い布を置き、布の上からお灸します。赤には遠赤外線作用があり、エネルギーをよく通すと言われています。
また動物達は「熱い!」と口では言えないので、火傷の予防にもなります。

もぐさ

上二つはもぐさのせんねん灸で、下は手でちねって直接ツボに置くもぐさです。
治療ではこれらを使い分けてお灸しています。

2016年 12月 04日 掲載

仕事柄、私は朝病院に入ると、帰宅は夜になるので、季節感を感じる場面が非常に少ないです。
ですので、阿久比で開業して以来22年間、殆ど陽の当たらない所におりました。
それでも自宅からの通勤時には、春の朝はキジの声、夏はセミの声、そして秋の夜は虫の声を聞き・・・、それなりに季節感はありました。

名古屋の病院で開業してふた月弱ですが、病院に泊まる日は、全く外に出ないので、尚更陽を浴びる機会が減りました。
それで最近は、朝日を浴びながら、‟練功”(れんこう)をすることにしました。

‟練功”は、日本獣医中医薬学院を卒業した後、二年前に研究科で推拿(すいな;体表面を推したり摩ったりして病気の治療をする方法)と同時に学んだ気功の一種です。

身体を揺すったり、決められたポーズや体操をすることにより、①体力を増強し、②胃腸運動を調節し、③呼吸も調節し、そして④意念(精神意識)の調節を可能にします。

朝、仕事前に30分間、‟練功”をすることで、上の4つの効果を得られ、私自身の気が上がるのを感じます。(最近は足腰の冷えも感じにくくなりました!)
そして‟練功”をした日は、鍼灸の治療をしていても、疲れ難くなり、よりスムーズに治療することが出来ています。

練功

朝、病院の駐車場で通勤の方を見送りつつ、一人で‟練功”をしています。
「おはようございま~す。今日も元気で過ごしてさいね!」と言いたい気持ちを抑ています(笑)。

‟練功”と共に最近やっている事があります!
それは手の‟労宮”のツボに太陽の光を充てることです。
中医学的な考え方で自然界の万物の本質は‟気”と捉えるのですが、陽(陽気)と陰(陰気)はお互いに統一したり対立したりしながら、バランスを取っていると言われています。(陰陽五行論)

労宮

阿久比の病院で‟練功”の前に、‟労宮”に太陽の光を充てているところです。
太陽の陽気をふんだんに労宮から取り入れ、地球の気・宇宙の気も取り入れると、心と身体のエネルギーが上がるのを実感します。

ですので、私の様に‟陽気”の少ない生活を長い間していると、陽が不足し寒がりになります(陽虚)。それで、最近は毎朝‟練功”の前に、‟労宮”にたくさんの陽を浴びさせて、身体の中に陽気を入れるようにしています。
お陰さまで最近は体調がすこぶる良いです。
これらは本当にお勧めです!

名古屋の病院に来院してくれた三輪ブン太ちゃん

先日、名古屋の病院に来院してくれた三輪ブン太ちゃん。
ハロウィンのお洋服姿がとても可愛かったので一枚お願いしたところ、ちゃんとカメラ目線になってくれました!

2016年 11月 16日 掲載

こんにちは!
この冬は暖冬だと思いきや・・・ここのところ、めっきり寒くなりましたね~。

春には春の、夏には夏の、秋には秋の薬膳をご紹介しようと思っているうちに、冬が始まり、立春まで指を数えるほどになってしまいました。
前回の「よもやま話の続き・その②」は一旦置いておいて、今日は「冬の薬膳」について書かせて頂きますね。
まだもう少し寒さは続くと思いますので、参考にして頂けたら幸いです。

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《冬とは・・》

立冬(11月7日)から立春(2月4日)の前日までの間を差します。
この3か月間は‟陰”が極まり、陽気が潜伏し、草木は枯れ、動物は冬眠に入り春の為の準備を始めます。
ですので、我々人間もこの冬の臓である腎をしっかり養って、春に向けて準備をしなくてはなりません。

・・・春は肝の働きにより血を消耗し、梅雨は湿気の影響を受けて脾が傷みます。そして夏は暑さのせいで心気と心の液体である汗を消耗します。秋には乾燥により肺が傷み・・・結局私たちは一年中、気・血・津液を消耗しているのですね。 そしてこれらの元になる精気(生命根源の力)は腎に貯蔵されています。 ですので、冬は腎に水穀の精微(飲食等によって蓄えられる精気)をしっかりと貯蓄させて体を養い、各臓腑に営養を行き渡らせる必要があるのですね。

《冬の養生の原則》

  • 中医学の元になった「黄帝内経」という経本では、「冬は早く寝て遅く起きること。」「欲望は控えて体内の陽気が失われない様に体を温かく包んで過ごすべきである。」そして「腎を養うことが重要である。」と書かれています。
  • 冬の邪気(寒邪)は、腎を傷めやすいので、腎を養うものを食べ、身体の保温に心掛け、乾燥に注意して抵抗力をつけるようにします。
  • 冬は日照時間が短くなるので、陽気を逃がさない様に日常生活をゆっくり過ごして、安定した気持ちでいることを心掛け、睡眠時間をしっかりと取る必要があります。

・・・因みに、私は毎朝仕事前に、両手の‟労宮”というツボを太陽にかざして、陽気を身体の中に入れています。それだけでぐ~んとエネルギーが増すのを感じます。(労宮は掌の真ん中にあるツボです。グーを作ると中指が当たる辺りにあります。)

《冬の食養に用いられる食材》

  • 補気助陽作用;気を養い、陽を温める・・・うるち米、もち米、長芋、ジャガイモ、栗、クルミ、干し椎茸、鶏肉、羊肉、鹿肉、エビ、ナマコetc
  • 補血滋陰作用;血を養い、陰を補充する・・・黒キクラゲ、ほうれん草、人参、百合根、イカ、豚肉、豚のレバーetc
  • 理気活血作用;気をめぐらせ、血流を良くする・・・陳皮(ミカンの皮)、チンゲン菜、グリーンピース、ジャスミンetc
  • 温裏散寒作用;臓腑を温め、体内の寒気を散らす・・・生姜、羊肉、唐辛子、山椒、ニラ(この3つは動物には不向きですね。)etc

※犬猫に使いやすい食材;穀類、長芋、ジャガイモ、干し椎茸、豚肉、鶏肉、羊肉、エビ、陳皮

私は、ある程度歳を取った犬に関しては、手作りご飯を推奨しています。
ドッグフードは緻密に計算されているので、成長期には向いていると思いますが、基本的に炭水化物が多いため、シニア期を過ぎたワンちゃん達には消化に負担が掛かるのですね。
それで、手作りご飯を作りたいとおっしゃる方には、ざっくりと上の様な食材をお勧めすることがあります。そしてそれと共にシニア期の子や肝腎の弱っている子には 「クコの実」をお勧めしています。
野菜とお肉のスープを作る時、5~10粒一緒に入れます。(我が家では家族も犬も同じ物を食べるので、大量に作ります。なのでもう少し入れます。)
それだけで、立派な薬膳効果を発揮します。
今は便利になり、クコの実はわざわざ薬膳のお店に行かなくても、スーパーの香辛料のコーナーに中華料理の食材として、売っています。

ということで、夜更かしをせずに養生しつつ、冬に食べるといい食材を使って頂いて、この厳しい寒さを乗り切って下さいね!

2016年 1月 24日 掲載

よもやま話その⑰で書きました様に、歳を取ると人も動物も交感神経優位になる為、若い頃より短気になる傾向にあります。
人は‟意識”によって短気にならないように自分の気持ちをコントロールしたり、深呼吸や瞑想・ヨガ等によって交感神経と副交感神経のバランスを整える工夫が出来ます。
ですが、同居動物たちはそれが出来ません。

今日は、「高齢の動物と暮らしている飼い主様から受けたご相談」の中で一番多い「痴呆による夜鳴き」について書かせて頂こうと思います。

特にここで言う「痴呆による夜鳴き」は、猫ちゃんよりもワンちゃんで多く見受けられます。
10歳を過ぎると、多くの子はそれまで活動的だったのに、夜のみならず昼もよく眠るようになります。
更に何年か経つと、昼夜逆転してしまい、夜中ご家族が就寝している時間に突然起きて、鳴き叫ぶようになる子がいます。 どこか身体に痛いところがあって鳴くのではなく、高齢になってから‟痴呆の一症状”として、理由もなく夜中に鳴き続けることがあるのですね。
飼い主様が数十分~数時間抱いたりすかしたりすると納得して眠りに就くこともありますが、それが長期間続くと、殆どの飼い主さまは疲労困憊してしまいます。

一昔前までは睡眠導入剤しか選択肢がありませんでしたので、鳴かなくなるまで服用させるとなると副作用と背中合わせになり、いつもコントロールの難しさを感じつつ処方していました。
今は身体に優しいサプリメントが数種類ありますので、それらを以下にご説明するお灸と併用してなるべく夜寝てくれるように持っていきます。(勿論全頭の子が夜から朝まで熟睡できるようになったわけではありませんが、かなり効果はありました。)

さて、ここで本題に入りますね。
東洋医学(中医学)では、全ての自然や生きている私達の身体などを「陰」と「陽」の二つに分けて考えることを原点としています(陰陽論と言います)。
そしてこれらはお互いに対立しながらも影響しあって平衡状態を保っています。
図の通り、①自然界において、昼(朝)は、陰陽でいう「陽」であり、夜(夕)は「陰」になります。

東洋医学(中医学)

よもやま話・その⑰でもお話した通り、人も動物も歳を取ると副交感神経(陰陽で分けると陰になります)の反応がぐっと減って来て、交感神経(同じく陽)が優位になります。つまり「陽が多い」という事ですね。

夜は「陰」ですから、陰陽のバランスが取れている動物は、夜になると寝るのが普通です。
ところが、高齢の動物は「陽」が多い為、陰である夜中に目が覚めてしまうんですね。

そこで、最近特に飼い主様にやって頂いて、功を奏しているのが、寝る前の「ハチミツ」と「百会・腎兪」のお灸です。特に下半身不随の子はそれが故に気が上に上っているので(上実下虚と言います)、気を下げる意味でも百会の後腎兪のお灸をするとより効果的です。更に同居犬や同居猫とのストレスがある子には「まこも」も一緒に服用することにより、効果が上がっているように思います。

  • ハチミツは「陰」の食品ですので、陰である夜にハチミツをティースプーン一杯~ニ杯(動物の身体のサイズによります)飲ませることにより、身体の中で「陰」が増えて眠りが深くなります。
  • 「百会」のツボは、頭頂部を左右半分に割った真ん中のラインとワンちゃんのお耳を頭の上にひっくり返して両耳の先が重なったところとの交点にあります。
    「百会」のお灸は回陽作用(陽気を回す作用)がありますので、頭に気が上がっていて且つ「気」の巡りの悪い、足先の冷えた子の気(血)の巡りを良くします。(因みに人では痔にも効きますよ!)
    但し、癲癇(てんかん)を持っている子はなるべく短時間にして下さいね。
  • 「腎兪」(第二・第三腰椎棘突起の両側)は、補腎効果(腎を補う)があり、冷えた身体を温め百会同様下半身の血流を促して腰痛にも効くので、下半身不随の子は「百会」のお灸の後で「腎兪」にもお灸をして頂くと、より有効かと思います。

長くなりましたので今日のところはこの辺にして、次回は「まこも」やその他お勧めの「サプリメント」等についてお話しますね!
少しでも高齢のワンちゃん猫ちゃんの不眠症のお役に立つことが出来たら幸いです。
それではごきげんよう~(^^)/

2015年 12月 10日 掲載

今日は少し東洋医学から外れますが、次のよもやま話と関連するので、今日はこのお題を選びました。

最近よくテレビで 「切れるお年寄り」が話題に上ることがありますよね。
先日処方箋を扱う薬局にお勤めの飼い主さまが、薬のミスがないようにチェックしていたところ、それ程お待たせしていないのに、ご高齢のお客さまに「一体いつまで待たせるんだ(怒)!!」と、すごい剣幕で怒鳴られて、驚いたとおっしゃってました。

こういう話をマスコミでオーバーに取り上げられていたりすると、少し嫌な気もしますが、実際私も長い間臨床をしていて、患者さんとして連れて来られる高齢のワンちゃんネコちゃん達を見ていると、「切れる!」ところまでは行かなくとも、「若い頃と比べると少し短期になったかな~?!」と思うことが結構あります。

例えば、若い頃は温厚で何でも飼い主様の言う事を受け入れてくれていた子が、高齢になってからは「同じ子??」と思うぐらい自己主張が強くなったり、文句ばっかり言うようになったりすることがあるんですね。(ワンちゃんも猫ちゃんも文句は言いますよ(笑)。)

「それは、どこから来てるんでしょう・・・?!」ということですが、実は人でもよく言う「自律神経のアンバランス(自律神経失調)」から来ていることが多いのです。そして、その「自律神経のアンバランスはどこから来るのか?!」と言えば、加齢が原因でそのアンバランス状態になるのですね~!

《自立神経とは・・・》

下図の通り、①交感神経と②副交感神経を合わせて自律神経と言いますが、そもそも自立神経は体制神経と違い、自分の意思とは全く無関係にその場の状況に合わせて体の機能を調整するために働きます。

神経のしくみ

※↑図をクリックすると拡大します

交感神経優位の状態例えば、ワンちゃん・ネコちゃん達が家で飼い主さまとゆったり過ごしていたところに、自分の大嫌いな動物や人が突然来た時に①の交感神経が活発になります。
副腎髄質からアドレナリン(神経伝達物質)が分泌されて交感神経を興奮させるのですね。
脈拍や呼吸数が増加し体温も上がり、予想されるべく激しい活動に自分の身体を備えるわけなんですね。・・・それで「闘争と逃走の神経」と言われたりもします。

副交感神経優位の状態それに引き換え②副交感神経は?というと・・・
睡眠や休息時に活性化し、脈拍や呼吸数の低下など身体をリラックスさせて休息に適した状態にします。

《自律神経のアンバランスとは・・・》

健康な状態というのは、これら相反する二つの神経活動の綱引きのバランスが保たれているので、身体は活動と休息のそれぞれに適した状態に移行できるようになっています。
しかし、何らかの理由でそのバランスが崩れてしまった時に問題が派生します。

例えば、休息して眠りにつきたいのに、交感神経が過剰に活性化する為興奮して眠れなかったり、逆に副交感神経が活性化しすぎると、活動しなくてはならない状況下にも拘わらず無気力・無反応になったりします。
通常は、人では12時間交代で交感神経と副交感神経が入れ替わると言われています。(昼間は交感神経、夜は副交感神経が優位になります。)

自律神経のアンバランスの原因は加齢であることが最近よく言われるようになりましたが、それ以外では精神的なストレスで脳を休める暇がなかったり過労でもその一因になります。

《加齢による自律神経のアンバランスについて》

中医学では、自然界と共に私達の身体も自然と一体になっていると考える為、「陰・陽」のうち、昼を「陽」と言い、私達の身体が交感神経優位の状態も「陽」、そして夜は「陰」であり同じく副交感神経優位の状態も「陰」ととらえます。
それは後々お話するとして・・・ここで少し?ショッキングな事をお伝えしますね!

年を取ると、自律神経のアンバランスが起こる為、西洋医学の学術論文では、「どちらかと言うと交感神経が活発(優位)になり、副交感神経が低下している。」という報告が多いです。
ある発表によると(人間でのデータ)では以下の通りに副交感神経が減少していると言われています。

・20歳代・・・減少開始
・30歳~40歳代・・・減少促進
・50歳代・・・ほぼ消失
・60歳代~・・・0に近い状態

・・・・と言うことになると、10歳を超えた老犬や老猫が切れ易くなるのも無理ないことだと思いますよね!10歳と言えば、私達人間に例えると60~65歳ですからね。

今日はここまでにしますね。
次回は、副交感神経が殆どなくなってきて交感神経優位になった動物たちに工夫できることをお伝えしたいと思います。
今年は暖冬だと思って喜んでましたら、ここ一週間程めっきり冬らしくなりましたね!
皆さまくれぐれも体調を崩されることのないよう、お気をつけ下さいね(^^)。

2015年 12月 01日 掲載

先日、お伝えした「ドッグかっさマッサージ」について、少し注意して頂きたいことが先日起こりましたので、今回はその事を書かせて頂くことにしました。

7月の話にさかのぼりますが、8月の特別授業「ドッグかっさマッサージ」の前の授業で、山内先生が「かっさの実演」をやって下さいました。
生徒から患者モデルを募ったところ、「酷い頭痛と腰痛に悩んでいる」というOさんが名乗り出ました。
そしてみんなの前で山内先生がOさんの治療をされたのですが、そこでいつもの鍼灸治療と共に「かっさ」も取り入れられました。
血の巡りが悪い為(中医学では、‟お血”と言います。)頭痛と腰痛になったOさんでしたが、治療していくうちに顔色も背中の血色も良くなり、生徒一同驚きの声を上げました。

その後休憩時間に、一緒に授業を受けていた友人が、面白半分に顔のツボを意識しながら私の顔半分をかっさでこすったところ、みるみるうちに顔半分が上がったらしく・・・またまた一同びっくりしてました!(残念ながら私は見る事が出来なかったのですが・・・。)
彼は基本的に成績優秀且つ治療のセンスも良いので、初めて使っても効果抜群だったんでしょうね!

ところが、先日セミナーで彼と会った時、眼の周りから首にかけて顔半分が腫れてました。
基本的に顔の整った人なのですが、顔半分だけ見ると全く別人のようでした。
びっくりして事情を聞いたところ、「風邪がなかなか治んなくてさぁ、リンパも腫れてたからセミナーも近いことだし早く治さなきゃ~!って思ってこないだ買ったかっさで顔の周りを一生懸命こすったらこうなっちゃったんだよな~・・・。」とのこと。

身体のリンパの流れを良くして悪いものもついでに流そうとしたようですが、やり過ぎたり方法を間違えるとこのような事になることもあることを知りました。(「患者動物さんでなくって良かったね~!」と思いましたが、気の毒でそれは言えませんでしたね。K君ここで暴露してごめんね(苦笑)。)

ワンちゃんの中にはかっさでこすり過ぎた時「痛い!」と思っても態度に出さない子もいるでしょうし、飼い主さまが一生懸命やってくださってると思うと、尚更気を遣って我慢する子もいると思います。
先日のコラムでも書いた様に、かっさは病気の予防に使うには簡単でとてもいい方法だと思います。
そして中国では今でも民間療法として治療に使われているようですが、くれぐれもやり過ぎない様に注意して頂けたらと思います。

2015年 9月 19日 掲載