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犬・猫・ペットの治療と予防│リリー動物病院

『自宅でのお灸はスゴイ!!②お母さんは治療者です』

私達の治療は、飼い主さんから動物の症状をお聞きした後、先ずは「脉診(みゃくしん)」と言って、動物の大腿動脈(後ろ足の内側の付け根)を指で触りながら、彼らの脉の状態を診ます。
一見実年齢より若く見えてきゃぴきゃぴした子でも、病気を抱えている子の脉は、力が弱くてなかなか蝕知できなかったり、痛みでガンガンに張っていたりします。
そう・・身体の状態が、そのまま脉に出るんですね!

それで、何回も何回も動物の股の内側に手をあてて、脉診しながら治療していきます。
そして、診察台に上がった直後の問題のあった脉が、力強くなって整った段階で「はい!! おしまいで~す(*^^*)!!」と言って治療を終えるんですね。
この段階になると、動物達も分かっているようで、「そうだよね~!! 早くマコモクッキーちょうだいよ~!」とでも言わんばかりに、くるっと身体の向きを変えて私とクッキーの入れ物を見つめます(笑)。

長年この治療を続けて来て、毎回感じる事があります。
実は治療で脉を力強くして整えても、次の治療の時には、脉の力は落ちているんですね。
でも、お母さんにご自宅で毎日もしくは週に2回以上お灸をしてもらっている動物達は、治療の始めに針を一本刺しただけで、脉がパッと元気になるんです!!
誰もが忙しくて、お灸の時間を取るのはとても大変です。そしてお灸ってとっても地味な治療法です。
でも、それをやるかやらないかで、本当に差が出るんですね~・・・。
皆さん、是非試して下さいねヽ(^o^)丿

※お灸の最中にあまりにも「ハアハア」言いだしている時は、少し短めにお灸して下さいね。
いつもは、首の下から尾まで、背骨に沿って背骨の両脇にあるツボをグルグルと2回ほどお灸した後、ポイントとなるツボ(腎兪など)に5分から6分ほどお灸して頂いてます。
ですがあまりにも嫌がるようであれば、ポイントとなるツボは3分くらいの短めにして頂いています。

2021年 12月 12日掲載
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