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『天皇陛下ってもしかして・・』

一昨日、よもやま話を書いていてちょっと疲れたので、テレビを付けてみた。
そうしたら、たまたま「天皇陛下在位記念式典」の一部がニュースで流れていた。

今までは、天皇家の事などは全然気にしたことがなかったのだが、陛下のちょっとしたお言葉が気になったので、その後ネットで放映されたものを見てみた。
「天皇として即位して以来今日まで国の安寧と人々の幸せを祈り、象徴としていかにあるべきかを考えつつ過ごしてきました。」失礼だけど、ご高齢にも拘らず、災害があると聞けば、現地に皇后様と励ましに行かれさぞかしお疲れだっただろうな~と思う。(確かにもっと大変だったのは、被災者の方々ではあるのだが・・。)
でも本当にこのお言葉の通りに生きてこられたんじゃないかって思った。

更に「しかし憲法で定められた象徴としての天皇像を模索する道は果てしなく遠く・・。」というお言葉をお聞きして、ただの飾り物だけではなく父親である昭和天皇の時代に第二次世界大戦が勃発し、その後終戦を迎えた時の父の姿を見、その後の昭和・平成を生きてこられて、いろいろな事をお考えになりながら、『日本の平和』を意識されながら、皇位につかれてこの方なりにご努力されご苦労もあっただろうと初めて思った。

「もしかしたらこの方は、人間性の高い、それ以上の霊性の高い方ではないかしら・・。」と。霊性という言葉は、17年前に氏家(うじいえ)氏から瞑想を習った時に知ったのだが、私にとってその意味は実は捉え難く、その時の氏家氏との会話は、「氏家さん、どうしたら、最高最善の治療ができるのでしょうか。」という私の問いに対して、氏家氏は一言「霊性を高めることだ。」とおっしゃったのである。

う~ん・・・本当、難しい。なので、霊性という言葉をここで使うのはよそう。そう、使わないとしたらとても人間性が高く真摯な方だと感じた。

最後は「これから先、私を継いでいく人たちが次の時代へと象徴のあるべき姿を求め、先立つこの象徴像を補い続けていってくれることを願っています。」と結ばれた。
その象徴が「日本のみならず世界の平和」であるならば、やはり天皇陛下は日本にとってとても大切な存在であると初めて感じた。

ただ、その象徴が政府がどのように受け止めているのかは定かではない。
先日の友人のフェイスブックでも、「おや??!!」と思うようなことが書いてあった。
私達は知らないことが多すぎる。ほとんど何者かにコントロールされた報道しか耳にしない。それ以上のことは分からないのだ。

だが、私が思うに、真摯に皇位のご公務をやり遂げられた天皇陛下の最後のお言葉のように、
天皇陛下の「象徴」のお言葉の通り、どうか人も動物も安心して暮らせるような、戦争も暴力も互いに憎しむこともない、平和で愛に満ちた日本であってほしいと思う。

2019年 2月 27日掲載
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