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犬・猫・ペットの治療と予防│リリー動物病院

アニマルコミュニケーター養成講座に参加して…その1

1月8日・9日と二日連続で、東京にてローレン・マッコール先生のアニマルコミュニケーター養成講座を受講した。

アニマルコミュニケ—ターとは、人によって方法は違うかも知れないが、私が今回習ったのは、動物の眼やシグナルサインだけではなく、動物の魂に働きかけて、テレパシーで動物と交信(対話)をする仕事をしている人の事である。
数年前より、ハイジさんと言うアニマルコミュニケーターの方が、結構マスコミで取り上げられていたようだが、放映されていた時間帯は大体仕事をしていて見た事がなかったし、むしろあまり興味がなかった。
ただ、二年前に、中獣医学研究会(鍼灸の勉強会)の講師の山内先生の所にアニマルコミュニケーターの仕事をしてみえる飼い主様が来院された事があり、その方が「サービスで山内先生のお家の猫ちゃんの意見を聞いてあげましょうか!?」と言うことになり、その時の話(山内家の猫ちゃんが考えていたこと)をたまたま山内先生からお聞きして、少し気にはなっていた。

その後(ちょうど去年の今頃)、当院に鍼灸の治療をしに来て下さっていたフレンチブルドッグの小雪ちゃんの飼い主様(Oさん)が、内海でローレン先生の「アニマルコミュニケーションプライベートセッション」を受けられ、その内容を彼女からお聞きして更に興味を覚えた。因みに、「アニマルコミュニケーションプライベートセッション」とは、事前に質問事項をOさんが用意して、ローレン先生に小雪ちゃんと会ってもらって、小雪ちゃんと対話した後その内容をOさんにお伝えすることである。
その時の話をOさんからお聞きして、「犬達は、私達人間が思っている以上に考え深い動物なんだな~・・・。」という事と「驚くべきほど家族の事を観察しているものだな~!」と妙に感心してしまった。
当日のセミナー1日目にローレン先生も同じ事をおっしゃっていた。
もちろん、ローレン先生がOさんに「小雪ちゃんはこう言ってましたよ!」とおっしゃった事が絶対本当であるという証拠はないのだが・・・。

ところで、二日間出席して感じたことは、『ローレン先生は魂のレベルの高い人である!』と言うことと、「もしかしたら交信の方法を取得して練習さえすれば、誰でも動物達と対話できるのではないだろうか?!」と言うことである。(な~んて、二日間しか出席してないわたし如きが言うのもオコガマシイ話なのであるが・・・。)


ローレン先生と通訳の山崎恵子先生

ローレン先生は、講義の中で詩人や哲学者などの言葉を引用して、「動物達を同じ視点で見なくてはならない・・・決して動物達は我々人間の所有物ではないし、毛皮を着た人間でもない。だから擬人化してはいけない。人間ではないが、同じ地球に生まれ落ちて共に旅をする、彼らは同じ地球の仲間なのである。」とおっしゃっていた。
そして、アニマルコミュニケーターの役割は、動物と飼い主様との橋渡しと言うか、いわゆる通訳みたいなものだとおっしゃっていた。

例えば「なぜトイレ以外の所で排尿するのか?」と言ったような問題行動に関して、その動物(もしくは動物の写真)に直接原因を聞くことにより、解決する方向に導いて行く。勿論長い間の問題行動に関しては癖になっている時もあり、直ぐに改善しない時もあるそうだが・・・。

更に彼女の講義の中でとても興味深いと思った事は、「どの動物達もある役割を持って飼い主さまの家に来ている!」と言うことであった。
(正直な話、去年Oさんがローレン先生のセッションを受けられた後で、「ローレン先生のお話では、小雪が我が家に来た役割はこういう事だったらしいのよね!」とOさんからお聞きしてなければ、今回のセミナーを受講していなかったと思う。そういう意味では、ローレン先生や通訳の山崎先生だけでなく、ローレン先生との橋渡しをして下さったOさんにも心から感謝している。)

さて、今回のセミナーではどのような事をしたかと言うと、まずは呼吸を整えながら軽く瞑想状態に近いところまで持って行き、基本的な動物との対話の仕方を教えて頂いた。
その後、お互いに持ち寄った動物達の写真を一旦テーブルの上に並べ、それを各々の生徒が一枚ずつ選び、その動物の写真と対話をしてそれをみんなの前で発表した。
その時に実際に写真の動物の飼い主様であるその中の生徒さんにその場でいろいろ意見を聞いてみるというのを繰り返した。
驚いた事に、二日めには実際の飼い主様しか解からない様なことも、みんなが動物(正しくは動物の写真)から聞き出していたり、その動物がその家に来た役割等を聞くことができるくらいにまでなっていた。(勿論、未だ初歩段階ではあるが・・・。)

ところで、先程の 「ローレン先生は魂のレベルの高い!」 と私が感じた話に戻るのだが、ローレン先生の仕事の依頼の4割は、亡くなった動物達との対話だそうである。
彼女の仕事(役割)は、動物達からのメッセージを飼い主様に伝えることによって、彼らの飼い主様への思いと同時に、死は決して怖れるものではないと言う事。そして死を考えながらも、生きている間にお互いに成長しあう事が大切であると言う事を伝えて行くことであるとおっしゃっていた。
正に動物達のメッセージを通して、人への「死と生の教育」であると・・・。

それをお聞きして、ローレン先生は実に深いお仕事をしてみえるな~と思ったのである。


他の生徒さんが同居している動物の写真と対話した後、その内容を発表しているところ。

実はもっと早くこのコラムをアップしたかったのだが、平日は自分の時間があまりなく・・・そして、もっともっとローレン先生の素晴らしい授業の内容を書くつもりだったが、忙しくてそれもままならない・・・。もしかしたら、いつか 「アニマルコミュニケーション その2」を書くかも知れないが、なかなか時間が取れないかも知れない。
なので、もし、もっと興味のある方がいらしたら、ローレン先生の著著「永遠の贈り物・・中央アート出版社」をお読みになるのもお薦めだし、直接ローレン先生の講義を受講するのも良いのではないかと思う。

二日に渡るセミナーが終わり、嬉々として息子達にセミナーの話したら、何とも言えない顔で私の事を見つめだした・・・まるで宇宙人を見るような、でもちょっと?呆れた様な眼差しで・・・。
でもそれでも良いのです!!
全員の人に理解してもらいたいなんて思ってないし、それにそもそも何故私は、このセミナーに出たのか・・・???
そう!本当はもっとアカデミックなセミナーに出て、最新の技術を身につけるべきなのかも知れないが、末期の患者さんの治療をしていると、飼い主様の気持ちも大切だが、患者さんである動物達は本当に治療したいと思ってるのかどうかといつも考えてしまうからである。
もしかしたら、今、対症療法として、お薬を出している患者さんの中にも 「もう、治療はうんざりだわ!!」と思実はもっと早くこのコラムをアップしたかったのだが、なかなか忙しくてままならなかった。
そして、本当はもっともっと内容のことも書きたかったのだが、うまくまとまらないようなので、このくらいにした。(それでもかなり長くなってしまったのだが・・・。)
もしかしたら、半年後に再受講して、 「アニマルコミュニケーター養成講座 その2」を書くかも知れない。
でも、もし興味のある方がいらしたら、ローレン先生の著著 「永遠の贈り物・・中央アート出版社」をお読みになるのもお薦めだし、直接ローレン先生の講義を受講するのも良いのではないかと思う。

ところで、二日間に渡るセミナーが終わり、家に帰った私は、嬉々として息子達にセミナーの話をしたのだが、彼らは何とも言えない眼差しで私の事を見つめだした・・・まるで宇宙人を見る時のような、でもちょっと(いや、かなり)呆れた様な・・・。

でもいいんです!(きっぱり!)
全員の人に理解してもらいたいなんて思ってないし、それにそもそも何故私は、このセミナーに出たのか・・・???
そう!本当はもっとアカデミックなセミナーに出て、最新の技術を身につけるべきなのかも知れないが、末期の患者さんの治療をしていると、飼い主様の気持ちも大切だが、「患者さんである動物達は本当に治療したいと思ってるんだろうか?!」といつも考えてしまうからである。
もしかしたら、今、対症療法としてお薬を出している患者さん達の中にも 「もう、治療はうんざりだわ!!」と思っている動物達がいるような気もする・・・。だとしたら、彼ら(彼女ら)の声ばかり聞いていたら、我々獣医の商売は上がったりかもしれない・・・(苦笑)! でも、辛い治療を受けている動物達から可能なら本音を聞いてみたいと思ったのである。
そんな事が本当に出来たら、こんな素敵な事ってないと思いませんか?!

と言うことで、今日も長いコラムにお付き合いくださいまして、誠にありがとうございました。
以上、アニマルコミュニケーター養成講座のセミナーのご報告でした。

2011年 1月 17日掲載
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