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ブドウ中毒について

今回は、ワンちゃんのブドウ中毒についてのお話です。

近年ブドウや干しブドウは、ワンちゃんに急性腎不全をおこす可能性のある食材として注意が促されています。

はっきりとした原因はまだ分かっていませんが、実際にブドウを食べて急性腎不全をおこしてしまったワンちゃんのケースが、世界で何十例も報告されています。

症状としては、嘔吐・下痢・元気消失・乏尿(尿量が極端に少ない状態)などで、最終的に亡くなってしまうケースも報告されています。

中毒量の目安としては、ワンちゃんの体重1kgあたりブドウ20g以上、干しブドウの場合は11g以上と言われていますが、個体差やブドウの種類や状態によって差があると思われるので、ワンちゃんにブドウや干しブドウをあげるのは、少量であってもやめた方が良いでしょう。
猫ちゃんでのブドウ中毒の報告はまだありませんが、ワンちゃんと同じようにおこってしまう可能性はあると思われるため、やめておいた方が良いと思われます。

もしそれでもブドウを食べてしまった場合は、時間が経ってなければ吐かせる処置がお勧めです。

すぐにご連絡下さいね。

文責 獣医師:加藤

2013年 9月 06日掲載
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