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犬・猫・ペットの治療と予防│リリー動物病院

【高齢になったワンちゃんの体の変化と健康管理~被毛や皮膚で気付く愛犬の老化~】

普段大切な家族の一員であるワンちゃんのお世話をしている時、「この子も歳をとったな~」と感じる瞬間はありませんか?

今回は日々のチェックとケアについてご紹介させて頂きます(^^)

 

【被毛の変化】

・毛づやが悪くなる
・白髪が出てくる。色が薄くなる。
・毛が抜ける。毛が少なくなる。
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<ブラッシングで血行促進を!!>
加齢によって被毛や皮膚に若々しさがなくなってくるのは自然のなりゆきです。

そんな時こそブラッシングで血行促進を!!免疫力をアップさせ、健康な体を保ちましょう。

ただし、病気から毛づやが悪くなったり毛が抜けることもあるので注意が必要です。

 

【皮膚の変化】

・皮膚の弾力がなくなる
・肉球が硬くなる。
・太っていないのに体のラインがだぼっとしてくる。
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<皮膚のしこりに注意>
ワンちゃんも年をとると皮膚が固くなったりたるんでくるため、全体的にしまりの無い体になってきます。

皮膚にしこりがある場合は腫瘍の可能性もあるので、少しでも気になることがあれば、動物病院での受診をオススメします。

 

【視力が低下する】

・薄暗い所で歩き回れなくなる。
・段差につまづく。
・物にぶつかる。

・恐がりになり、怒りっぽくなる。

・触ろうとした時など、昔より反応が遅れる。
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<気を付けたい白内障!!>
加齢によっても視力は低下してきますが、目の水晶体が濁る「白内障」になっている可能性もあります。

黒目が白く濁っていたら病院へ!!そうでなくても、視力低下の兆候があったら一度診察をオススメします。

 

【耳が遠くなる】

・音がしてもパッと反応しない。
・呼んでも応えない。
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<大声を出すのは禁止!!>
いくら聴覚が発達しているワンちゃんでも、加齢によって耳が遠くなってくるものです。とはいえ、大声を出して命令すると、ワンちゃんは叱られていると勘違いしてしまうのであくまでも優しく声をかけてあげて下さい。

 

【動きが鈍くなる】

・ゆっくり歩くようになる。
・足をかばうように歩く。
・ソファーなどに飛び乗れなくなる。
・ボール遊びなどをしても以前のように夢中にならない。

・体の決まったところを触ったり、抱き上げようとすると怒って咬もうとする。
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<ワンちゃんのペースを大切に>
加齢によって足腰が弱ってくると、行動も鈍くなってきます。無理をさせず、ワンちゃんのペースを大切にしましょう。ときに関節や骨の病気が原因ということもあるのでご注意下さい。

 

【寝てばかりいる】

・寝ている時間が長くなる。
・動こうとしない。
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<関節と骨の病気に注意!!>

加齢によって筋肉や骨、関節の機能が衰えてくると、ワンちゃんも体を動かすのが億劫になってきます。
ただ、関節や骨に異常があって動くと痛いから寝ているということもあるので普段の歩き方など注意して観察してあげて下さい(^^)

 
愛犬が7、8歳になったらちょっとした事でも獣医に相談し、年に1、2回の健康診断をオススメします。

加齢とともに免疫力や基礎体力が低下し、病気にかかると重症化するケースもあります。

リスクを下げる為にも獣医と相談した上で出来る限り、予防接種を毎年必ず受けるようにしましょう(^^)

 

 

看護士 西尾

 

2012年 8月 28日掲載
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