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犬・猫・ペットの治療と予防│リリー動物病院

「熱中症」について

 最近朝晩めっきり涼しくなって参りましたね!
 残暑が残っていたとしても、もうそんなに怖くないように思いますよね・・・。
 ですが、高速道路の定価格化に伴い、動物と一緒に遠方へお出掛けする機会が増えたように思いますので、お出掛けの時に動物の熱中症に気を付けて頂けたらと思います。
 以下の通り、ざっとまとめましたので、ご参考にして頂けたらと思います。

 とくに動物達でなりやすいシチュエーションとしては、やはり締め切った部屋でのお留守番・車の中に残されること・炎天下でのお散歩…などです。

 動物たちは人間のように、汗をかいて体温を下げる、ということがほとんどできません。なので人間よりも暑さが苦手です。
 熱中症では熱が体内にこもってしまい、そのまま高温の状態がつづくと色んな臓器にも悪影響を及ぼし、意識の低下をおこしてそのまま死亡してしまうこともある、怖い病気です。
 すぐに体を冷やすことが必要なのですが、処置して体温が下がっても、受けた臓器のダメージで後遺症が残ってしまうこともあるそうです。

 熱中症は、動物を暑い環境に放置しないように配慮するのが一番の対策です。十分な飲み水の確保も大事です。

そして、発症してしまった時の応急処置として・・・

①脇の下にアイスパックなどを挟む。
②水で濡らしたタオル(中型犬以上はバスタオルが良いでしょう。)を背中に掛ける。
③②で、更にその上から水を掛ける
④水分を補給する。

などを施して、お近くの獣医さんの所へ行ってください。
何よりも、早めの飼い主様の応急処置が動物の命を救います。
頑張ってくださいね!

2009年 9月 14日掲載
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